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家族葬の範囲や喪主挨拶|弔問や香典の辞退の仕方とは

記事のポイントを先取り!

  • 喪主は遺族代表で葬儀の責任者にあたる
  • 家族葬をお知らせする範囲に明確な基準はない
  • 訃報連絡は電話でおこない正確に伝える

家族葬の範囲や喪主の挨拶のタイミングなどをご存知でしょうか。
家族葬は、近親者を中心におこなうことが多いため、連絡する範囲の基準や、参列する人・参列しない人の線引きが難しいものです。

そこでこの記事では、家族葬をおこなう際の連絡方法を中心に説明していきます。後半では、家族葬でおこなう喪主挨拶のタイミングやポイントについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 家族葬における喪主の役割とは?
  2. 家族葬をお知らせする範囲
  3. 家族葬の連絡をする時のマナー
  4. 家族葬の参列をご遠慮いただく人へのマナー
  5. 家族葬で喪主挨拶をおこなう理由
  6. 喪主挨拶のタイミング
  7. 喪主挨拶のポイント
この記事の監修者
はかまだ かつのり
袴田 勝則
詳しいプロフィール
プロフィール

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。

さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

家族葬における喪主の役割とは?

喪主は故人の家族や遺族の代表者であり、葬儀の責任者として重要な役割を果たします。
家族葬のような小規模な葬儀であっても、他の葬儀と同様に以下のような役割を担います。

  • 連絡すべき範囲の調整
  • 通夜・葬儀の日時調整
  • 供花・弔電・香典の取り扱いの決定
  • 菩提寺への連絡
  • 葬儀社との打合せ

なお喪主は、故人の配偶者や年長の子供が務めることが一般的ですが、年長者以外の家族が複数人で務める場合もあります。

家族葬の基礎知識や費用、参列者のマナー、ご逝去直後の手続きについて、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

家族葬をお知らせする範囲

家族葬の範囲については、明確な基準がありません。1人の場合もあれば、親戚や仲のよい友人などが多めで、50人ほどになることもあります。一般的には直系の家族や近親者でおこなう場合が多いですが、故人と特に親しかった友人などが参列することもあります。

このように、家族葬は家族しか参列できないわけではなく、故人とのつながりが重要視される傾向があります。そのため、どこまで参列してもらうか迷った際は「故人が最後に会いたいと思うか」「家族葬に参加しなかった場合に角が立たないか」を考慮して選ぶことをおすすめします。

以下の表で、家族葬の規模ごとに参列者の目安をまとめましたので参考にしてください。

  • 110名程度

    遺族のみ(故人の配偶者とその父母、子供とその配偶者、孫)故人・家族にとっての要人
  • 220名程度

    遺族と故人の兄弟、姉妹、故人・家族にとっての要人
  • 330名程度

    遺族と兄弟、姉妹に加え、故人のいとこや甥や姪、叔父、叔母、故人・家族にとっての要人
  • 430名以上

    遺族と親族に加え、故人・家族にとっての要人
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家族葬の参列者については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

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近所や会社への連絡は必要?

故人が会社に勤めていた場合は、速やかに退職手続きなどを進める必要があるため、基本的には電話で連絡します。その際、訃報の報告と家族葬をおこなうことを伝えます。会社の人たちに参列や弔問、香典などを遠慮してもらいたい場合は、曖昧な表現を避けて、ご厚志を辞退する旨を伝えましょう。可能であれば電話だけでなく、メールでも連絡を送ると行き違いを防ぐことができます。

また、近所付き合いがある場合には、家族葬の日時が決まってから、早めに訃報を伝えることが大切です。
故人が近所との親交が深かった場合特に、心配する人がいるかもしれません。近所の方々への連絡は、まず町内会長や自治会長に連絡し、回覧板などを回してもらうとよいでしょう。

近所の人の参列をお断りする際は「家族・親族で葬儀をおこないますので、ご参列、御香典を辞退させていただきます」といったメッセージを会長に伝え、近所の方々にも共有してもらいます。

家族葬の連絡をする時のマナー

ここからは、家族葬に参列する人へ連絡する際のマナーについてご紹介します。

基本的には電話で連絡する

家族葬をおこなう場合でも故人や家族にとっての要人への訃報連絡は、できるだけ早めに電話でおこないましょう。葬儀の日程や場所については、葬儀社との打合せのあとに詳細が決まってから、再び参列者を吟味して、適切な範囲に連絡します。前述のとおり、香典や供花などを辞退したい場合は葬儀の案内をする時に、その旨を明確に伝えることが大切です。

危篤段階で前もって連絡する

危篤状態にある場合、基本的に3親等以内の親族に事前連絡を入れます。3親等以内とは、故人の配偶者や子供、父母、祖父母、孫、兄弟姉妹、ひ孫、曾祖父母、伯父(叔父)、伯母(叔母)、甥、姪を指します。さらに、特に親しかった友人などにも、関係性をもとに連絡を入れることをおすすめします。親しい方々の心情にも配慮して、最後に皆さまが後悔しないようにすることが大切になります。

危篤状態の連絡は、電話でおこなうと確実に情報を伝えられますが、電話が通じない場合はメールやSNSを活用する場合もあります。しかし、メールやSNSで連絡すると読まれるタイミングがわからなかったり、重要性が伝わらなかったりするため注意が必要です。緊急度によっては、再度電話で連絡することも考慮しましょう。

連絡時には、病院の名前や住所、病室の部屋番号のほか、面会時間が決まっている場合には、あわせて伝えるようにします。連絡する時間帯が深夜や早朝になる場合は「夜分に失礼します」などといった前置きをいれて、相手の状況にも配慮するようにしましょう。

あいまいな内容は伝えないようにする

前述のとおり、葬儀社との打合せで家族葬の日程や場所の詳細が決定したら、適切な範囲に連絡します。

家族葬には明確な定義がないため、連絡を受けた側もどのようにすべきか判断をしかねることがあります。参列する人が、悩まないように葬儀と納棺式の日程や場所、香典を辞退する意向がある場合は、あいまいにせず丁寧にはっきり伝えるようにしましょう。お互いに遠慮せず、個別にすり合わせをして、どこまで参加いただけるか、遺族の希望と相手の意向を調整すると、双方安心して偲ぶことに集中することができます。

家族葬の参列をご遠慮いただく人へのマナー

家族が知りえないところで故人と深い縁があった人にとっては、訃報を知らせてもらえないことに不満を感じる場合もあります。こうしたやり場のない不満により、これまでの人生を否定されてしまうことのないようにしたいものです。

以降の関係性も踏まえて生活に支障をきたさないように、無理な線引きをしないことも検討しましょう。縁のあった人たちには、社会的な区切りとしてお知らせし、参列については相手にゆだねるのが基本的なマナーになります。

お知らせする範囲に基準を設ける

家族葬をおこなう際は、故人と家族の関係者を考慮して、想定される参列者を予測し、お知らせする範囲や基準を検討しましょう。しっかりとお知らせをしておくべき先はどこか、家族葬の後にお知らせをしても支障がない関係先はあるかを、相手の立場や関係性を踏まえて慎重に判断しましょう。判断がつきにくい時は、お知らせする方向で検討をすすめ、お知らせの際に身内中心の家族葬をおこなう意向があることを伝えて、その後のことについては、先方にゆだねる形が角を立てない秘訣になります。

あえて参列基準を設けてしまうと相手によっては不義理を感じ「どうして呼んでくれないんだ?」と不満を持たれる可能性が生じます。今後の関係性にも影響を及ぼしたり、故人の人生を否定されたりすることにならないよう注意が必要です。

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家族葬の「呼ぶ」「呼ばない」トラブルについては、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

挨拶状で家族葬をおこなった旨を伝える

諸事情により訃報を知らせずに家族葬をおこなった場合には、後日あらためて訃報をかねた挨拶状を送ります。挨拶状を送るタイミングに明確な基準はなく、宗教・宗派によっても異なります。一般的には、四十九日などの忌明けを区切りにして送るケースが見られます。

なかには当日の都合がつかなかった人、あるいは遅れて訃報を知った人が、葬儀・家族葬の後に香典や供花・供物で弔意を表したり、弔問を希望したりする人もいる場合があります。お気持ちや厚意を無碍にできない面もありますので、きちんとした対応をすることが望ましいでしょう。諸々を一貫して辞退する場合は、挨拶状にその旨を記載しておきます。

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家族葬の挨拶状については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

家族葬で喪主挨拶をおこなう理由

葬儀当日は、参列された方々に向けて喪主挨拶をします。
家族葬で喪主が挨拶をする理由は、参列者と気持ちを一つにして故人のご冥福を祈るとともにお集まりいただいた人に感謝の意を伝えるためです。参列者が家族のみの場合は挨拶が省略されることもありますが、一般的には区切りをつけるためにも喪主の挨拶をおこないます。

ここからは喪主の挨拶のタイミングや通夜や告別式、通夜振る舞いや精進落としの食事会での挨拶のポイントについてご紹介します。

喪主挨拶のタイミング

喪主挨拶のタイミングは、大小含めて6場面あります。
受付などの開始前に係員の人へ、宗教者が到着された際、通夜式の終了時、告別式中または出棺の前、通夜振る舞いの席、精進落としの席です。特に受付開始前には防犯のためにも、集まっている方々と挨拶を交わしておくと双方が安心できます。喪主が誰なのかを周囲に伝えることで、葬儀の運営が円滑に運びやすくなったり、何かあった時でも、コミュニケーションがとりやすくなったりします。さらに踏み込んだ対応が必要な人には翌日の連絡をするケースもあり、挨拶をする相手やタイミングによってその内容は若干異なります。

ここでは、各挨拶のタイミングや伝える内容を解説していきます。

受付など係員の人への挨拶

受付係、返礼品を渡す係、道案内係など、葬儀・家族葬の規模によっては身内で賄いきれない部分を一般の人に手伝ってもらう場合があります。
特に香典係の人とは密に接しておき、お金の管理方法について取り決めておきます。金銭的なトラブルが発生してしまうと、お互いに気持ちが曇ってしまいますので、重要なポイントとしておさえておきましょう。

宗教者への挨拶

菩提寺の住職などがお越しの際は、まずは式場に迎え入れて、葬具などに不備がないか確認してもらいます。その後は、着替えや休憩ができる宗教者専用の控室にご案内してご挨拶を交わし、葬儀の式次第について確認しましょう。

御布施を渡すタイミングは、このご挨拶の時におこなう場合が多く「2日間、故人の弔いを宜しくお願いします。」と述べて渡すのがよいでしょう。丁寧にされる場合には、後日にお寺に出向いて本堂に納める形をとります。この場合には、住職にご挨拶する際に、その旨をお伝えしましょう。

通夜での挨拶

通夜での挨拶は、僧侶による読経と焼香が終わり、僧侶が控室にさがったあと、通夜が終了して通夜振る舞いに移る前におこないます。式次第に入れるか否かを葬儀社とすり合わせておきましょう。

挨拶の内容としては、参列いただいたことへの感謝と故人が生前にお世話になったことへのお礼・通夜振る舞いの案内・告別式の日程や場所など、次の日の予定を簡単に伝えましょう。もし、喪主が忙しく挨拶をおこなうのが難しい場合は、他の遺族が代行します。数名の家族葬などでは、挨拶を割愛される場合があります。

通夜での挨拶のポイントは以下のとおりです。

ポイント

  • 1.
    参列いただいたことへの感謝を伝える
  • 2.
    通夜振る舞いへの案内をしたあと、個別に挨拶する
  • 3.
    告別式の日時や火葬場のことなど、次の日の予定を共有する
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家族葬における通夜での挨拶内容や例文については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

通夜振る舞いの挨拶

通夜振る舞いは、故人の思い出を偲び僧侶や参列者にお越しいただいたことへの感謝の気持ちを表すためにおこなわれます。通夜振る舞いの挨拶は、要人に対して個別におこない、必要に応じて、お酌するなどしながら挨拶をして回ります。参列へのお礼と故人の思い出を語る場として、貴重な時間を過ごしましょう。
区切りをつけたい時には、お開きの挨拶をして、通夜振る舞いに参加してくれたお礼と、次の日の告別式の案内をして、お通夜の締めとします。

通夜振る舞いでの挨拶のポイントは以下のとおりです。

数名の家族葬の場合には、挨拶は割愛されます。

ポイント

  • 1.
    参列への感謝と故人の思い出を語る場にしてほしい旨を伝える
  • 2.
    会食中はお酌などをしながら手短に感謝を伝えて全体に配慮する
  • 3.
    閉会時は参列の感謝と次の日の告別式について案内をする
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通夜振る舞いの挨拶内容や例文については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

告別式(出棺前)の挨拶

告別式では、出棺の前に参列者に向けて挨拶をします。

出棺前の挨拶では、他の挨拶同様に参列へのお礼と故人が生前に賜った厚意・厚情に対する感謝の意を述べます。故人の人柄や思い出のエピソードなどを添えることができれば、より感慨深い挨拶になります。そして最後に、滞りなく告別式を終えられたことへの感謝を述べるよう心がけましょう。

なお、出棺前の挨拶の時には、前日の通夜に参加できなかった人も参加している可能性があるため、通夜の時と挨拶の内容が似てしまっても問題ありません。式場のつくりによっては、参列者よりも高い位置から、やむを得ず挨拶をする場合があります。その際は一言「高い位置から失礼いたします…」と添えてから挨拶をするように心がけましょう。

告別式(出棺前)の挨拶のポイントは以下のとおりです。

ポイント

  • 1.
    出棺前の挨拶は参列の御礼と生前に受けた厚意・厚情への感謝を述べる
  • 2.
    立ち位置に注意して挨拶のなかで故人の人柄や思い出について触れる
  • 3.
    告別式が滞りなく終了したことへの感謝を伝える
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告別式(出棺前)の挨拶内容や例文については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

精進落としでの挨拶

精進落としでは、開始時・献杯時・終了時にそれぞれ挨拶をおこないます。喪主以外の親族が代表して挨拶しても構いませんが、その際は故人との関係を述べ、簡単な自己紹介をしましょう。

開始時の挨拶では、まず葬儀のお手伝いをしてくれた親族や宗教者に感謝を伝えます。精進落としの場は、喪主・家族側が親族などを労う場になりますので、本来は末席に座して進行するようになります。

続いて献杯(けんぱい)に移りますが、献杯には故人への敬意を表す意味があります。この挨拶は、親族代表に相応しい人を選び、事前にお願いしておくとよいでしょう。故人を偲ぶ挨拶のあとは、大きな声でおこなう乾杯とは異なり、献杯の発声は静かに唱和して盃を軽く持ち上げる程度にとどめます。

終了時の挨拶では、再度参加への感謝と法要の日時が決まっていればその案内をします。

精進落としでの挨拶のポイントは以下のとおりです。

ポイント

  • 1.
    喪主・家族は親族などを労う側の立場になる
  • 2.
    献杯の挨拶は親族にお願いしてもよく発声の際は静かに献杯と唱和する
  • 3.
    閉会の挨拶では法要の日時など、その後の予定について触れる

数名の家族葬の場合には、場面ごとの挨拶が割愛されます。

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精進落としの挨拶内容や例文については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

喪主挨拶のポイント

喪主が挨拶をする際には、簡潔にまとめ、忌み言葉に気を付けることがポイントです。
ここからは、喪主挨拶の各ポイントについて説明します。

簡潔に伝わりやすい形で挨拶をまとめる

喪主の挨拶の内容には、自己紹介や参列者への感謝、故人の最後の様子、故人との思い出などを盛り込みつつも、できるだけ簡潔(3分程度)にまとめるようにしましょう。

挨拶に慣れておらず、緊張で考えた内容を忘れてしまう心配がある場合は、挨拶原稿を見ながらでも問題ありません。たとえ感極まり上手く話せなくなったとしても、誰も咎める人はいません。無理して暗記する必要はなく、ゆっくりはっきりと落ち着いて話すことを心がけましょう。

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喪主挨拶の例文については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

忌み言葉に気を付ける

喪主挨拶の内容を考える際は、忌み言葉を使用しないように気を付けましょう。
忌み言葉とは、重ね言葉や続き言葉、死を連想する言葉や不吉な言葉のことです。

例えば「しばしば」や「ますます」のように同じ言葉が重なる重ね言葉は、不幸が重なることを連想させます。また「再び」や「引き続き」などの続き言葉は、不幸が続くことを連想させるので喪主挨拶では避けたほうがよいでしょう。

その他、宗教・宗派によって死生観が異なるため、挨拶の内容も合わせる必要があります。
例えば、浄土真宗以外の仏教では、死後は冥土の道をたどり、四十九日に成仏するといわれています。また、キリスト教では、神様の元へ召されるとされており仏教とは死生観が異なります。

忌み言葉や宗教・宗派に気を付けつつ、簡潔な挨拶を考えるのは大変です。挨拶の内容に困った場合や伝え方に悩んでいる場合は葬儀社に相談してみるのも一つの手です。

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忌み言葉については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。

家族葬では
「故人の真意、想い」
重要になります

ここまで、家族葬の範囲や連絡方法、喪主の挨拶を中心にお伝えしてきました。

家族葬をおこなう時に重要なのは、故人の真意、深い所にある想いを家族が汲み取れるかです。例えば、故人に社会的地位があり「のこされた家族に負担がかかる」と考え「誰にも知らせず家族だけで葬儀をしなさい」と、謙遜して言い残すことがあります。それを受けた家族は頑なにそれを守ろうとしますが、人徳・人脈がある人には、それを支えてくれてた数多くの関係者・縁者がいます。
この人たちの力があってこそ、故人の地位が成り立っていた訳ですから、支えてくれた人たちに対して不義理をしてしまったり、家族葬によって偲ぶ機会を奪ってしまったりすることは避けたいものです。

ご家族も間接的にその支えを受けてきた訳ですが、故人の遺言通り誰にも知らせず家族葬をして、関係者の想いを無碍にしてしまうと後々の対応に翻弄されてしまう場合があります。この場合、遅れて訃報を知った方々から不規則なタイミングで「お線香をあげたい」「せめてお墓参りをしたい」などの申し出が続き、葬儀後に家族の負担が大きく増していきます。これでは、故人の真意とは真逆の結果になってしまいますから、本当の意味で負担を減らすのであれば、無理な線引きをせずに分け隔てのない葬儀をして、一堂に会して皆で偲ぶことになります。

やり直しがきかない葬儀…。家族葬という言葉に囚われすぎず、最後のお別れの時間を親しかった人たちと過ごすことを第一に考えましょう。昨今では、きちんとお知らせをしても高齢化や社会情勢により、結果的に小規模の家族葬になることが多いので、無理に線引きをしなくてもお葬式が大げさにならない傾向があります。

この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。

  • 家族葬の範囲に明確な基準はない
  • 訃報の連絡は電話でおこなう
  • 諸事情により訃報を知らせず家族葬にした場合は葬儀後に挨拶状を送る
  • 喪主挨拶は簡潔にまとめ、忌み言葉は使わない

これらの情報が少しでも皆さまの役に立てば幸いです。

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葬儀の費用
  • 1
    基本葬儀料金
    基本葬儀料金とは
    基本葬儀料金とは、葬儀本体の運営を葬儀社が請負うにあたり必要となる費用のことで、祭壇の設営や式典運営のための人件費、その他の物品サービスなどが含まれています。
    目安金額
    10万円〜200万円

    (火葬のみ~一般的なお葬式、物品グレード等にもよる)

  • 2
    式場使用料
    式場使用料とは
    式場使用料とは、自宅以外の式場を借りて葬儀を行う際に必要となる費用です。式場候補としては、集会場、寺院、斎場、セレモニーホールなどがあります。
    目安金額
    2万円〜50万円

    (公営施設~寺院式場など)

  • 3
    付帯費用
    付帯費用とは
    付帯費用とは、棺や遺影写真、エンバーミングといった、葬儀に付帯して必要になる費用です。この内容を充実させるかどうかで、葬儀費用の総額も変わってきますし、葬儀全体の充実度や送る気持ちを込めた満足感に影響がでてきます。
    目安金額
    5万円〜20万円
  • 4
    車両費用
    車両費用とは
    車両費用とは、病院などから移動するための寝台車、式場から火葬場へと出棺する霊柩車、参列者を乗せるためのハイヤーやマイクロバスといった車両関係の費用です。
    目安金額
    1.5万円〜5万円

    (寝台車~マイクロバスなど/時間帯や実走行距離による)

  • 5
    返礼費用
    返礼費用とは
    返礼費用は、会葬御礼や香典返しなど、参列者に渡す返礼品の費用のことです。商品ラインナップの豊富さや、余りや予備の取り扱い方法などについても柔軟に対応してもらえるかどうかを事前に葬儀社へ確認するようにしましょう。
    目安金額
    500円〜3,000

    (会葬御礼品~即日香典返しなど)

  • 6
    飲食費用
    飲食費用とは
    お通夜や火葬中、葬儀後などに食事を振る舞う場面で必要になる費用です。料理の内容はもちろんですが、参列人数に対して適切な量を無駄のないように用意すること、また配膳に際しても適切な人数を確保してスムーズな接待が行えるよう準備する必要性があります。
    目安金額
    3,500円〜5,000

    (一人当たりの単価/飲み物は別途で実数精算)

  • 7
    火葬場費用
    火葬場費用とは
    火葬場費用とは、火葬炉の使用料、骨壺や骨箱、休憩室の利用料など、火葬場を利用するにあたり必要な費用のことです。地域差が大きく、市政により施設の大半を無料で利用できる火葬場もあれば、民営でそれなりの料金を必要とする火葬場があります。
    目安金額
    無料20

    (火葬料金、収骨容器、休憩室料金など)

  • 8
    宗教者への謝礼
    宗教者への謝礼とは
    お坊さんへのお布施や戒名、お車代といった宗教者への謝礼も、葬儀費用の一つと言えるでしょう。ただし、料金とは性質が異なるものになりますのでご留意ください。
    目安金額
    20万円〜100万円

    (通夜、葬儀、初七日/戒名など)

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