よくあるご質問

墓地を決めてお墓を建てるまでには、少なくとも2～3ヶ月程度が必要になります。墓石については、ご家族のご希望にあわせてオリジナルのものをひとつ一つ造るためにある程度の期間を要します。もし、法要のタイミングに間に合わせたいなどの事情がある場合は、早めに石材店と相談するようにしましょう。

早くお墓を建てる方法としては、霊園などに展示されているサンプル墓石を購入することです。展示品に気に入るものがあれば、その墓石に彫刻と据え付けを行うことで、一から造るよりも早くお墓を建てることができます。

まず、購入時の消費税についてですが、永代使用料（墓地代）は非課税対象ですので消費税はかかりません。石材店に支払う墓石代や工事代などには消費税がかかります。そのため、過去にありました消費税増税のタイミングでは、事前にお墓の建立を済ませる方も増加しました。

その他の「不動産取得税」「相続税」「固定資産税」などはかかりません。墓地契約の際は、永代使用料をお支払いいただき、墓地の「使用権」を得ることになります。土地を所有する訳ではないので、これらの税はかからないのです。

お墓の場所（区画）だけを先に購入することは可能です。ただし「建墓期限」をルールとして定めている墓所が多くあります。墓所のルールに従い、建墓期限までにお墓またはお墓の一部（外柵と言われる土台の部分）の工事を行う必要性があります。墓所により期限は異なりますが、およその目安として半年から3年程の場合が多くなっています。お墓の区画を申込む前に必ず確認しておきましょう。

同じように思えますが、その意味合いは異なります。

「宗教自由」とは文字通り、どのような宗教でも自由ということです。仏教、キリスト教、神道、新興宗教や無宗教の方も、お墓を利用することができます。

「宗旨・宗派不問」とは「仏教が前提」となり、その大きな括りの中で流派は問わないという意味にあたります。真言宗や臨済宗、浄土宗など、どの宗派を信仰していても「仏教」であれば構わないということです。寺院によってはさらに「在来仏教に限る」という条件が付く場合があります。在来仏教とは、日本古来より根付いている宗派のことで、一般的には浄土宗、浄土真宗、真言宗、天台宗、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、日蓮宗、時宗、法曹宗、華厳宗、融通念仏宗、律宗の13宗派のことを指します。「在来仏教に限る」という場合、これらの宗派が墓地を利用することができる条件となりますのでご留意ください。

永代供養墓は、一般墓地よりも比較的安価に手間がかかることなく埋葬できるお墓です。
主なメリットは下記になります。

◎使用料が払いきりの所が多く比較的安価
◎お寺や墓地の管理者が供養を行ってくれる
◎お墓の管理を寺院や墓地運営者に任せられ掃除の手間がかからない
◎身寄りのない方や墓守りをする人がいない場合でも無縁仏になる心配がない

合祀（ごうし）とは、骨壺からご遺骨を取り出し、他のご遺骨とまとめて一つの場所に埋葬することを言います。合葬（がっそう）とも呼ばれることがあり、低価格の永代供養墓などは、合祀による埋葬方法が主流になります。合祀することに抵抗のある方もいらっしゃいます。一度合祀してしまうと、他のご遺骨と混ざりることから、やり直しがきかないため、慎重に検討する必要性があります。後で親族とトラブルになってしまうことがないように、本人の意思や家族・親族の意向を踏まえて慎重に行いましょう。