葬儀費用は、いくらぐらいかかるものでしょうか?
経済産業省「平成30年特定サービス産業実態調査」(※)によると、葬儀費用(葬儀一式の費用のみ)の合計は全国平均で約113万円です。ただし、この金額は、通夜からの飲食接待等が含まれていませんので、飲食接待を伴う一般的なお葬式を行う場合は、その金額も考慮して加算する必要があります。
出典:経済産業省「平成30年特定サービス産業実態調査」
実際に必要な費用は、利用する火葬場や式場にもよりますが、大枠の目安として参考にしてください。
火葬のみの場合
約30~50万円
生活保護法に定められた最低限の葬祭費は約20万円
家族葬の場合
約50~150万円
お身内中心のこぢんまりとしたお葬式
一般葬の場合
葬儀保険で不安を解消
公益財団法人生命保険文化センター 平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行)によりますと、直近で加入した保険の加入目的は「万一の時の葬儀代のため」と答えた人が15.4%いらっしゃいます。(55歳以上になると、この割合はさらに上昇)
20~40歳代の頃は、万一を考えて生命保険などに加入している場合が多く、その保険で準備ができていました。しかし、50歳以降になり保険期間が満了になったり、更新時期がきてこれまでの保険の見直しをする際には、葬儀などを含めたリタイア後の人生に適した保険への切り替え・加入を検討してもよいでしょう。
「生命保険に関する全国実態調査」(平成30年12月発行)では、55歳頃から「万一のときの葬儀代のため」に葬儀保険に加入する人が増えています。