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葬儀にかかる費用の総額を100万円程度と想定している人は多いです。しかし、実際に葬儀をおこなうと100万円以上かかってしまうこともあります。
そこでこの記事では、葬儀費用の内訳、都道府県別や葬儀の種類別の平均費用・相場をご紹介します。葬儀費用が高くなるケースや葬儀費用を抑える方法も説明しているので、葬儀の予算を立てる際の参考にしてください。費用が曖昧で誤解を生む恐れがある葬儀広告も横行していますので、トラブルにあわないために内容について理解を深めましょう。
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。
さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
燦ホールディングス株式会社の調査によると、
また、参列者が30名未満の葬儀をおこなった人が全体の70%に対して、参列者が100名以上の葬儀は3.3%でした。近年では参列者を限定しない一般葬よりも、家族や親しい友人知人のみでおこなう家族葬が選ばれる割合が増えています。
葬儀の種類別の費用や御布施や香典返しの費用、故人の資産、葬祭費補助金制度について、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
葬儀費用は「お葬式の基本部分にかかる金額」「会食・返礼品などにかかる金額」「寺院関係などにかかる金額」の大きく3つに分けられます。
ここでは、燦ホールディングス株式会社の調査データを参考にそれぞれの金額の内訳をご紹介します。
お葬式の基本部分にかかる金額には、葬儀会場の利用料、祭壇、棺、遺影、スタッフの人件費、車両にかかった費用などが含まれています。
お葬式の基本部分にかかる金額については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
会食・返礼品などにかかる金額には、通夜振る舞いや精進落としでの会食の費用や会葬御礼などの返礼品の費用が含まれます。
通夜振る舞いや精進落としについては、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
寺院関係にかかる金額に含まれるのは、宗教者への謝礼、御布施、戒名料、火葬費などで、
最も多い回答は9.3%が答えた10万〜15万円未満で、次に30万〜35万円未満が7.7%、20万〜25万円未満が6.8%でした。
御布施などお葬式以外にかかる費用については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
各主要都市の目安相場は以下のとおりです。
主要都市 | 北海道 | 東京都 | 神奈川県 | 愛知県 | 大阪府 | 広島県 | 福岡県 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
葬儀費用の 相場 | 96万 284円 | 105万 5,575円 | 122万 2,540円 | 133万 477円 | 100万 2,829円 | 98万 2,756円 | 105万 8,485円 |
主要都市 | 葬儀費用の相場 |
---|---|
北海道 | 96万284円 |
東京都 | 105万5,575円 |
神奈川県 | 122万2,540円 |
愛知県 | 133万477円 |
大阪府 | 100万2,829円 |
広島県 | 98万2,756円 |
福岡県 | 105万8,485円 |
出典:経済産業省「特定サービス産業実態調査報告書」
年間葬儀取扱件数(件)÷葬儀業務 年間売上高(百万円)で算出
その他の、各都道府県別の葬儀費用の相場は下表にまとめておりますのでご覧ください。
都道府県 | 費用相場 |
---|---|
北海道 | 96万284円 |
青森県 | 60万1,371円 |
岩手県 | 不明 |
宮城県 | 130万6,802円 |
秋田県 | 103万4,483円 |
山形県 | 128万458円 |
福島県 | 146万432円 |
茨城県 | 132万29円 |
栃木県 | 167万482円 |
群馬県 | 139万303円 |
埼玉県 | 125万8,139円 |
千葉県 | 120万6,667円 |
東京都 | 105万5,575円 |
神奈川県 | 122万2,540円 |
新潟県 | 130万3,520円 |
富山県 | 140万2,994円 |
石川県 | 143万2,646円 |
福井県 | 109万2,407円 |
山梨県 | 150万5,160円 |
長野県 | 152万6,158円 |
岐阜県 | 88万3,615円 |
静岡県 | 140万874円 |
愛知県 | 133万477円 |
三重県 | 88万8,857円 |
滋賀県 | 143万3,279円 |
京都府 | 125万7,847円 |
大阪府 | 100万2,829円 |
兵庫県 | 94万2,849円 |
奈良県 | 99万1,206円 |
和歌山県 | 99万6,273円 |
鳥取県 | 89万7,980円 |
島根県 | 89万1,053円 |
岡山県 | 不明 |
広島県 | 98万2,756円 |
山口県 | 82万4,169円 |
徳島県 | 90万6,377円 |
香川県 | 103万4,553円 |
愛媛県 | 89万2,502円 |
高知県 | 102万5,203円 |
福岡県 | 105万8,485円 |
佐賀県 | 122万50円 |
長崎県 | 128万2,150円 |
熊本県 | 91万3,130円 |
大分県 | 91万2,456円 |
宮崎県 | 108万4,283円 |
鹿児島県 | 82万2,821円 |
沖縄県 | 64万7,370円 |
葬儀の種類は大きく分けて4種、一般葬、家族葬、一日葬、直葬(火葬式)があります。
ここからは、葬儀の種類別の費用をご紹介します。
一般葬は参列者を限定せず、通夜と葬儀・告別式を2日かけておこなう標準的な葬儀です。
家族葬は参列者の範囲を、家族や故人と親しい友人や知人のみに縮小しておこなう葬儀です。参列者が少人数になりやすい点以外は、一般葬と基本的には同じ流れでおこなわれます。
一日葬は通夜を省き、葬儀・告別式と火葬を一日でおこなう葬儀です。一般葬のように分け隔てなく参列する場合もあれば、家族葬のように規模を縮小しておこなわれる場合もあります。葬儀が一日で済むので参列者・喪主ともに身体的負担が軽減されますが、故人と過ごす最後の夜、貴重な機会を省くことになりますので慎重な調整を要します。
直葬(火葬式)は通夜と告別式を省き、火葬炉の前で短めのお別れをしたあと火葬と収骨のみをおこないます。
参列者は身内中心で、
冒頭でもお伝えしたように、お葬式では当初の想定よりも費用がかかってしまうことが多いです。葬儀費用が相場よりも高くなるケースには下記のようなケースがあります。
広告の金額は場合によって必要になるものを削ぎ落していることが大半で、故人を入浴させて洗浄する湯灌や殺菌消毒・防腐・修復・化粧を施して生前の姿に近づける「エンバーミング」の依頼、良質な棺や装飾品は含まれていません。
また前述したように、会食や香典返しの費用は参列者の人数によって変わるため、参列者が想定よりも増えた分だけ費用も増えます。
その他、式場や火葬場が混雑していると、すぐに葬儀がおこなえません。そのため、葬儀がおこなえるまでご遺体を安置する必要があり、延びた日数分ドライアイス代などがかかり、安置施設によっては利用する日数で費用が変わるところもあります。
さらに寝台車や霊柩車の費用は走行距離によって決まるので、病院から遺体安置所、葬儀場から火葬場の距離が遠くなると金額が高くなるため注意が必要です。
お葬式をおこなう人のなかには、予算が決まっておりできるだけ費用を抑えたいという人もいるでしょう。
ここでは、高額な葬儀費用を事前に準備するための保険や、葬儀後に申請できる補助金の制度など葬儀費用を抑えるためのさまざまな方法についてご紹介します。
葬儀をおこなうセレモニーホールは、民営か公営かで費用が変わってきます。
公営のセレモニーホールは
また、身内だけでお葬式をおこなう場合には、自宅を式場とする選択肢もあります。葬儀社によっては自宅葬のプランが用意されており、慣れ親しみ思い出がつまった自宅でお別れが可能です。
葬儀をおこなう場所が自宅であれば式場料金もかからないため、葬儀費用を抑えられます。
葬儀の種類別費用でご紹介しましたが、
故人や遺族の希望や事情によって葬儀の内容を決めていくものですから、特定の葬儀種別にこだわらず「最適な葬送の形は何か」を導いて決めるようにしましょう。節約し過ぎたり華美になり過ぎたりすると後悔のもとになりますので、予算と想いのバランスを取りながら葬儀の内容を見直すことが大切です。
「多くの人に弔ってもらいたい」「身内だけでお別れしたい」「通夜や告別式を省きたい」などさまざまな形のお葬式があります。お葬式の内容を見直すことは費用を抑えるだけでなく、後悔のないお葬式をおこなうためにも大切です。
遺された家族が困らないように葬儀費用を事前に準備したい人は、葬儀保険の加入を検討することをおすすめします。
葬儀保険とは、
また、葬儀保険は生命保険に比べて保険料が安く、月払保険料が500円前後のプランもあります。さらに、持病があっても加入できるプランもあるので、保険の加入を諦めていた人も利用できます。
葬儀保険を検討したい人は「みんなが選んだ保険」にご相談ください。
8:00~19:00の間で365日受付しておりますので、まずは無料相談をご利用ください。
香典返しは、基本的に
参列者の少ない葬儀をおこなう場合、香典返しの負担を減らすために香典を辞退する場合もありますが、香典返しの負担は軽減できても、香典収入が見込めないため葬儀費用の負担が増えることになります。
香典を辞退する場合は、葬儀費用に充当できないことも考慮しましょう。
補助金の種類 | 対象保険 | 申請期限 | 受け取れる金額 |
---|---|---|---|
葬祭費 | 国民健康保険 | 葬儀を終えてから2年以内 | 自治体によって3万~7万円と異なる |
埋葬料 | 協会けんぽなどの社会保険 | 死亡の翌日から2年以内 | 一律5万円 |
埋葬費 | 協会けんぽなどの社会保険 | 埋葬した日の翌日から2年以内 | 埋葬にかかった費用が5万円の範囲で支給 |
故人が国民健康保険に加入していた場合、葬祭費が申請できます。葬祭費は3万~7万円と自治体ごとに支給される金額が違います。葬祭費の申請期限は、葬儀をおこなった日の翌日から2年間で、通夜と葬儀・告別式を省いた火葬のみの場合は自治体によっては支給されないので確認が必要です。
一方、故人が会社の健康保険に加入していた場合は、埋葬料または埋葬費が申請できます。故人に生計を維持されていた人が埋葬をおこなった場合には埋葬料が一律5万円支給され、それ以外の人が埋葬した場合は埋葬費にかかった金額が上限5万円の範囲で支給されます。
補助金を利用することで葬儀費用が抑えられるので、
補助金については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
僧侶手配サービスは、
希望や状況に合った宗教者を手配でき、御布施の相談にも対応しています。24時間・365日受付のためお気軽にご連絡ください。
葬儀社を選ぶ際は1社のみで進めずに、比較するためにも複数の葬儀社で見積りを出してもらいましょう。
しかし、家族が亡くなってから複数の葬儀社を比較検討すると、時間に余裕がない可能性があります。また、悲しみのなかでは冷静な判断が難しいので「みんなが選んだお葬式」の無料相談などを利用し、万が一に備えておくと安心です。
葬儀費用を抑える方法で、複数の葬儀社でお見積りをとることをおすすめしました。
お見積りをとる際には、葬儀内容の仮決定や葬儀社の評判などがポイントになります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
複数社からお見積りをとる際には、葬儀の費用に大きく関わる
条件を統一することで、費用だけでなく葬儀社が対応している葬儀場の設備内容も比較することが可能になります。
葬儀社の評判を知る方法として、葬儀社の口コミを調べることが考えられます。口コミを見る時は、
また、お見積りをとる葬儀社を選ぶ際に、葬儀社が用意している葬儀プランの金額を参考にする人が多いと思います。
希望にあった葬儀プランを見つけた場合「景品表示法 葬儀」で検索し、葬儀社の信頼性や評判を調べることをおすすめします。
景品表示法は、サービスの内容や価格を偽ることのないように規制している法律です。
「景品表示法 葬儀」で検索すると違反した会社ではないか調べられるため、お見積りを依頼する葬儀社を絞る際の基準にすると安心です。
葬儀社を比較検討する際に費用の安さだけで選ぶのは避けたほうがよいでしょう。費用を抑えすぎたせいで理想のお葬式ができなかったり、プランに記載されていない追加費用がかかったりしてしまうケースがあるからです。
そのため、
ここまで、葬儀の種類ごとの平均金額や費用を抑える方法を中心にご紹介しました。
同じ葬儀形式でも、参列者の人数や、式場の大きさによって葬儀にかかる費用は大きく変わることがあります。
場合によっては、最小限のお葬式をおこなうために家族葬や一日葬を選んだとしても、追加料金などによっては一般葬より持ち出しの金額が高くなるケースも考えられます。
満足のいくお葬式の形は人それぞれですので、不明点や不安なことがあれば「みんなが選んだお葬式」の終活カウンセラーにご相談ください。ご予算やご希望のお葬式の形などをお伺いさせていただき、最適なご案内をいたします。
みんなが選んだお葬式では、厳選審査を経た優良な会社のみをご紹介しています
人をお送りする時、送る側にとってもとても負担が大きいものです。精神面と金銭面の負担がのしかかります。
心から良かったと思えるお葬式を行うためには、あなたのために親身になってくれる葬儀屋さんが欠かせません。
安心の“みんなが選んだお葬式”認定
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1に加えて利用者の満足度の高さを裏付けるエビデンスが確認できた会社
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第三者の目線から公平な立場でご案内していますので、葬儀社選びに迷う時は遠慮なくご連絡ください。
評価員の調査などにより、常によい緊張感を持ってのサービス提供が期待できます。
※このサイトを通すことで費用が高くなることは、一切ありませんのでご安心ください。
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後悔のない葬儀を