お葬式
葬儀と葬式、告別式の違いとは?宗教宗派別の葬儀の意味や費用相場も解説
更新日:2024.08.06 公開日:2021.09.16
「葬儀」「葬式」「告別式」のように故人を弔う儀式には様々な呼び方があります。
どれも同じような意味として使われている人も多いですよね。
しかし、実はこれらの言葉の意味には少し違いがあります。
そこでこの記事では、葬儀や葬式、告別式の違いや意味について詳しく解説していきます。
記事の後半では地域ごとの葬儀の内容の違いについても触れています。
ぜひ最後までご覧ください。
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- 葬儀と葬式の違い
- 葬式の内容
- 葬儀の日程の決め方
- 葬儀の種類と費用
- 葬儀の流れ
- 葬儀でのマナー
- 神式とキリスト教での葬儀の呼び方
- 仏教の宗派別の葬儀の特徴
- 関東と関西の葬儀の違い
- 葬儀や葬式の役割
- よくある質問
- 葬儀と葬式の違いまとめ
葬儀と葬式の違い
葬儀と葬式は、どちらも亡くなった方を弔う儀式を指す言葉です。
葬式は、宗教儀式で故人を弔う葬儀式と、参列者が故人に別れを告げる告別式の儀式全体を指すのに対し、葬儀は2通りの意味があります。
「葬儀式」のみを指している場合と、「葬送儀礼」を葬儀と略している場合の2通りです。
葬送儀礼には、故人の看取りから始まり、納棺、通夜、葬儀・告別式、火葬、納骨、一周忌までの法要が該当します。
したがって、葬儀と葬式の意味合いはほぼ同じため、明確な使い分けの定義は存在しません。
葬式の内容
上記では、葬式には様々な儀式が含まれることをご説明しました。
これから、具体的な「葬式」の内容について解説します。
葬式に含まれる儀式は以下の通りです。
- 通夜
- 葬儀式
- 告別式
- 火葬
以上の順番で行われるのが葬式の一般的な流れとなります。
ただ、地域や内容によっては順番が異なる事もあります。
ここからはそれぞれの儀式について詳しくみていきます。
通夜
通夜は、葬儀・告別式の前夜に行う儀式のことです。
もともとは、家族や親族のみで行われていました。
線香やろうそくの火を絶やさず、故人と一夜を共にして最後のお別れをします。
近年は自宅以外の葬儀場で行うことが増えてきました。
現代では通夜にも多くの弔問客が訪れます。
また、時間を短縮した半通夜が一般的です。
大体1時間から3時間くらいが目安の時間です。
18時~19時頃に読経が始まり、一般参列者も弔問、焼香し、通夜振る舞いとして食事も振舞われます。
葬儀式
葬儀式は宗教宗派ごとに則った宗教儀式で故人を弔う儀式です。
宗教宗派ごとに死生観が異なるため、葬儀式の流れは信仰している宗教宗派によって異なります。
そのため、葬儀式の前に信仰している宗教宗派の葬儀式の流れを確認しておくことが大切です。
告別式
告別式は、故人との最後のお別れを告げるための社会的な儀式で、故人と交流のあったすべての人々が参列します。
葬儀とは異なり、告別式はより広範な人々が参加する場となります。
告別式は、故人との最後の別れを告げ、故人を思い出し、敬意を表す場となります。
また、告別式は本来、遺骨を墓地に埋葬する前に行う儀式でしたが、現在では葬儀の後に引き続いて行われることが一般的です。
これらの意味を理解することで、告別式の重要性とその役割を深く理解することができます。
葬儀と告別式は同時に行われることが多いです。
大体1時間から3時間くらいが目安の時間です。
そのため、どちらもまとめて「葬儀」や「告別式」と呼ばれることも多いです。
火葬
葬儀・告別式終了後は火葬を行います。
火葬場に同行するのは、葬儀に参列した人全員ではありません。
出席者は喪主をはじめとした遺族と故人と特に親しかった者だけです。
納めの式として読経や焼香を行った後、火葬を行います。
火葬が終わったら、骨壺へ骨を納める「骨上げ」をして完了です。
近年では初七日法要も火葬後に済ませることが多いです。
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葬儀の日程の決め方
葬儀の日程は故人の死後すぐに通夜、翌日に葬儀式と告別式を行うのが一般的です。
しかし、参列者の都合、火葬場の予約状況、地域の風習などを考慮に入れ、柔軟に日程を決めることが大切です。
「友引」の日に葬儀を行うことを避ける人もいます。
葬儀の種類と費用
葬儀の種類には「一般葬」「一日葬・直葬」「家族葬」があります。
種類別に特徴や費用についてご説明します。
一般葬
一般葬は、お通夜、葬儀、火葬という流れで行う葬儀のことを言い、家族や親族のほか、友人知人、仕事関係の方や近所の人なども参列します。
一般的には、葬儀の前日にお通夜を行い、当日は葬儀のあと、火葬をします。
社会的なお付き合いが広い方だったり、多くの人に参列してほしいと希望したりする場合は、一般葬が適していると言えます。
ただ、参列者が多ければ、おもてなしをする家族の負担も重くなり、費用相場も191万円程度にまで膨れ上がります。
一日葬・直葬
一日葬は、お通夜は行わず、葬儀と火葬をもって終えるという流れになります。
家族や親族、親しい友人とのお別れの時間もとりやすく、お通夜をしないので費用も抑えられます。
一日葬の費用相場は45万円程度です。
直葬は、安置場所から火葬場へご遺体を直送し、火葬のみで終わらせるものです。
家族など身内だけで行われることが多く、費用の相場も36万円程度で済みます。
一日葬、直葬とも、習慣にこだわる親族の理解が得られにくいという可能性があります。
家族葬
家族葬は、葬儀の流れは一般葬と同じで、前日にお通夜、当日に葬儀と火葬を行います。
一般葬との違いは、家族、親族やごく親しい方だけで行うため、比較的小規模の葬儀となることです。
参列者が減る分、費用の相場も110万円程度に抑えられます。
気心の知れた方だけの参列となるので、故人や家族の意思に沿った自由な葬儀を行うことができます。
ただ、参列者を絞り込むことで、「自分は呼ばれなかった」というトラブルが起きる懸念もあります。
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葬儀の流れ
日本で執り行われる葬儀は約9割が仏式と言われています。
ただ、ひとえに仏教といっても、浄土宗や真言宗、浄土真宗のようにいくつかの宗派があり、そしてその宗派により葬儀の作法は異なります。
ここでは仏式の一般的な葬儀の流れを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
受付
喪主と遺族は葬儀が始まる1時間前に集合します。
そこで、葬儀社のスタッフと段取りの確認を行い、受付の準備をします。
受付は開式の30分〜1時間前から始まります。
各人入場
開式15分〜20分前に着席しておきます。
参列者が着席を終えたら、僧侶が入場します。
開式の辞
僧侶が着席したら、司会者による開式の挨拶が始まります。
そして挨拶後、葬儀の開式となります。
僧侶による読経・引導
僧侶による読経とともに故人に戒名が授けられ引導渡しが行われます。
引導渡しとは、死者を仏の道に誘い導くことです。
仏式葬儀の中で最も重要な宗教儀式です。
弔辞・弔電の奉読
読経後に弔辞や弔電の奉読が始まります。
弔電は司会者が数通だけ奉読します。
多い場合はお名前だけ読み上げられることもあります。
焼香
弔辞・弔電後に、僧侶による読経が始まります。
読経の中、喪主から故人と血縁や関係の近い順番で焼香が行われます。
また、焼香は宗派により作法が異なります。
事前に確認しておくと良いでしょう。
閉式の辞
焼香、読経が終わりますと、僧侶が退場します。
その後司会者が閉会の辞を述べ、葬儀は閉式となります。
葬儀でのマナー
葬儀では、遺族に対し失礼のないように心がける必要があります。
参列するために知っておきたいマナーを紹介します。
服装
喪主や遺族は正喪服を着ます。
一般参列者は、準喪服や略喪服が一般的です。
持ち物
葬式への持ち物には光沢のある素材や、派手な金具がないものを選びましょう。
大きな鞄を持たなくて良いように、持ち物は最小限にします。
数珠
数珠は宗派により違います。
また、仏式以外の葬儀には数珠を持ち込まないようにしましょう。
数珠を持っていない場合でも、貸し借りは原則禁止です。
声掛け
遺族への声掛けには特に配慮が必要です。
遺族に時間を取らせない意味でも、なるべく手短になるよう心掛けましょう。
一般的には以下の通りです。
この度はご愁傷様でございます
心からお悔やみ申し上げます
忌み言葉、数字には気をつけましょう。
同じ言葉を繰り返す重ね言葉や「死んだ」など死を直接表現する言葉は避けます。
「四」「九」の数字も使わないようにしましょう。
香典
新札でないお札を使い、忌み数字にならない金額を包みましょう。
表書きは宗教にあった言葉を薄墨で書きます。
持参するときは袱紗(ふくさ)に入れます。
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神式とキリスト教での葬儀の呼び方
神式とキリスト教では、葬儀の事を何と呼んでいるのでしょうか。
それぞれの考え方と呼び方をまとめました。
神式
神式において葬儀とは、故人の魂を守護神にするための儀式です。
神葬祭と呼ばれています。
仏式の通夜にあたる通夜祭と、仏式での告別式にあたる葬場祭があります。
「通夜祭」の中で「遷霊祭」(せんれいさい)を行います。
故人の魂を遺体から霊璽(れいじ)に移すためです。
「葬場祭」では死の穢れを清め、家の守護神になれるようにします。
これら一連の儀式が「神葬祭」です。
キリスト教
キリスト教の葬儀は葬儀式や、葬儀ミサと呼びます。
カトリックとプロテスタントの2つの宗派があります。
カトリックでの葬儀は、死は終わりではなく始まりと捉えています。
神に謝罪し許しを請うことで、永遠の命を授かるように祈る儀式になります。
プロテスタントでは、全ての人に終わりがあると捉えています。
神に感謝し遺族を慰め、友人知人への告別をする機会を設ける儀式です。
本来キリスト教には通夜がありません。
しかし、日本では独自に通夜の習慣を取り入れています。
カトリックでは通夜の祈り、プロテスタントでは前夜祭と呼ばれる式が行われます。
仏教の宗派別の葬儀の特徴
日本の葬儀は仏教の流れで行われる場合が多いですが、同じ仏教でも宗派ごとに特色があります。
以下で、仏教の宗派別に葬儀の特徴をご紹介します。
真言宗の葬儀
真言宗の葬儀は、故人を「密厳浄土(みつごんじょうど)」に送り届けるために、現世で得た悪い考えや習慣を落とす儀式を行います。
儀式の中でも特徴的なのは、故人の頭に水を注ぎかける「灌頂(かんじょう)」と洗い清めた土砂を火で焚いたあと故人にかけて納棺する「土砂加持(どしゃかじ)」です。
灌頂は、故人の魂が仏の位に入れるようにする儀式で、土砂加持は故人の生前の罪や苦悩を取り除くために行われます。
天台宗の葬儀
天台宗では、すべての人は仏になれると考えられており、葬儀では仏と縁を結んで仏の弟子になる儀式を行います。
水やお香で故人の体を清め、髪を剃る「剃度式(ていどしき)」や棺に松明で火をつける「下炬(あこ)の儀式」がありますが、現在では形を変えています。
剃度式は実際に髪を剃ることは無く、下炬の儀式では棺に火を付けるのではなく、松明や線香で空中に梵字と、それを囲む円を描いて儀式を行う場合が多くなっています。
浄土宗の葬儀
浄土宗は、阿弥陀仏を信じて念仏を唱えると必ず極楽浄土へ行けるという考えから、葬儀では僧侶だけでなく、故人の代わりに参列者も一緒に念仏を唱えます。
このような儀式を「念仏一会(ねんぶついちえ)」といい、念仏を10回から一定の時間唱えて故人が極楽浄土へ行ける手助けをします。
また、念仏一会には故人を送る手助けの目的の他に、参列者と阿弥陀如来の縁を結ぶ目的も含まれています。
浄土真宗の葬儀
浄土真宗では、故人が亡くなった時点で極楽浄土に辿り着いていると考えられているため、他の仏教と異なり、極楽浄土へ送る目的で葬儀は行われません。
浄土真宗の葬儀は故人の冥福を祈るのではなく、故人を偲び、参列者の仏縁を深める仏事として行われます。
そのため「ご冥福をお祈りいたします」という言葉は使用しないように注意しましょう。
また、故人は亡くなった時点で仏になっているため、故人に別れを告げる「告別式」も浄土真宗では使われていません。
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関東と関西の葬儀の違い
お通夜や収骨は地域・地方によって違いがあります。
関東と関西の葬儀にまつわる風習やしきたりを解説します。
関東と関西の葬儀の違い一覧
関東 | 関西 | |
葬儀までの日数 | 式場の空き状況により、逝去後2~4日待つこともある | 逝去翌日または2日後に行う |
通夜振る舞い | 通夜の参列者全員 | 親族や親しい友人 |
葬儀会場入口の飾り | 花輪 | 樒 |
収骨 | 全収骨 | 部分収骨 |
葬儀までの日数の違い
関西では故人が逝去された翌日もしくは2日後には葬儀を行うことが多いですが、関東では2〜4日以上葬儀まで間が空くことが多いです。
この違いは、関東の式場や火葬場が混雑する傾向があるため、希望の日程で葬儀を行うことが難しいからです。
都心部では火葬の需要が供給を上回り、日々の火葬数が限界を超えています。
友引の日でも営業を行うなど対策が進められていますが、火葬場不足は続いています。
お通夜後の違い
関東では通夜のあとに通夜振る舞いという食事会を行います。
通夜の参列者全員に食事を振る舞うため、お寿司やオードブルなどを大皿で準備します。
一方関西では、親族や故人と親しい友人だけが残って食事をしながら故人を偲びます。
一般の参列者は通夜のあとは食事会に参加せずそのまま帰るのが一般的です。
葬儀会場の入口の飾りの違い
関東では花輪が葬儀会場の入り口に飾られるのが一般的ですが、関西では樒(しきみ)という常緑樹が用いられます。
樒は、関東地方より西側の本州、四国、九州などで育つ緑豊かな樹木で、その葉や果実が仏花として使用されることがあります。
樒は緑色の葉が多いので、生花や造花で作られる花輪とは全く異なる印象を与えます。
昔は葬儀会場の入口に花輪や樒を飾る習慣がありましたが、近年では減少しています。
代わりに祭壇に直接花を供えたり、会場に一つだけ花輪や樒を設置するようになっています。
収骨の違い
関西の収骨が一人で箸を使用し骨を広い骨壺に収めるのに対して、関東の収骨は二人一組で箸を使用し骨を拾います。
また関東では骨壺の大きさが7寸(約21cm)が基本ですが、関西で使用される骨壺の大きさは3〜5寸(約9〜15cm)が多いです。
関東ではすべての遺骨を骨壺に収めて持ち帰る全収骨を行います。
そのため大きな骨壺が必要ですが、関西では一部の遺骨を持ち帰る部分収骨なので骨壺の大きさは関東に比べて小さいです。
昔の関西では墓地に隣接している火葬場が多く、火葬後にそのまま埋葬するため遺骨は一部しか持ち帰りませんでした。
その風習が今でも続いているため関東と収骨の方法が違います。
葬儀や葬式の役割
故人を弔う儀式を指す葬儀や葬式ですが、これらの儀式が果たす役割には以下の5つが考えられます。
- 社会的な役割
- 心理的な役割
- 教育的な役割
- 物理的な役割
- 宗教的な役割
以下でそれぞれの役割について解説します。
社会的な役割
人は生まれてから死を迎えるまでに、さまざまな人と関わり縁を結びます。
葬儀や葬式で行う故人を弔う儀式は、生前に縁を結んだ人たちに死を伝えお別れする時間を作り、残された遺族との縁を繋げる社会的な役割を持っています。
故人が生前に結んだ縁を次の世代へ繋げることは、残された遺族の今後の生活の支えにもなるでしょう。
心理的な役割
大切な人の死は残された方に大きな悲しみをもたらし、状況によっては悲しみが日常生活に影響を与える場合もあります。
そのため、故人を弔う儀式を行う葬儀や葬式は、大切な人を失った悲しみを受け入れられるようにする心理的な役割も持っています。
故人の死を受け入れるには時間を要するため、葬送儀礼の儀式は複数に渡り、一定の時間を経て行われています。
教育的な役割
故人を弔う葬儀への参列は、人の死を実感し生命の価値を再認識する教育的な役割も持っています。
しかし近年では、親族だけの小規模な葬儀が増えてきており、仕事や学校を休んで親族の葬儀に参列する人は減少傾向にあります。
その結果、葬儀や葬式が果たす教育的な役割の機会も少なくなり、生と死、そして人間の尊厳について考える機会が減っているとも考えられます 。
物理的な役割
葬送儀礼の儀式には火葬も含まれ、故人のご遺体を荼毘に付して物理的に弔う役割も持っています。
ご遺体は時間が経つと腐敗が進むため、亡くなってから24時間以降に火葬と埋葬を行う必要があります。
ご遺体が腐敗する前に物理的に弔うことは、故人の尊厳を守ることにも繋がります。
宗教的な役割
葬儀や葬式の儀式には宗教儀式が含まれます。
宗教儀式は宗教宗派ごとに死生観が異なるため、儀式の内容や流れはそれぞれに異なりますが、故人への弔いだけでなく、参列者の心の安寧を祈るためにも行われています。
そのため、故人の死を悼む方たちの悲しみを癒す過程も含まれているといえます。
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よくある質問
葬儀や葬式、告別式についての質問についてお答えします。
葬儀と葬式の違いとは?
葬儀と葬式はしばしば混同されますが、実際には異なる概念です。
葬儀は故人を弔う宗教的な儀式を指し、通夜の後に行われます。
一方、葬式は通夜式、葬儀式、告別式、火葬など全体の流れを指します。
葬儀は葬式の一部となります。
葬儀と告別式の違いとは?
葬儀と告別式は、故人を弔うための異なる目的を持つ儀式です。
葬儀は宗教的な儀式で、家族や親族が故人の冥福を祈ります。
一方、告別式は社会的な儀式で、友人、知人、近隣者、会社関係者など、生前に故人と関わりのあった人々がお別れをします。
葬式とお通夜の違いとは?
葬式は故人を弔うための一連の儀式(通夜式、葬儀式、告別式、火葬)を指します。
一方、お通夜は葬式の一部で、葬儀式や告別式の前夜に行われる儀式です。
親族や親しい人々が亡くなった方と一夜を共にし、お別れをする意味合いが強いです
国葬とは?
国葬とは、国家が喪主となり国費で行われる葬儀のことを指し、国家に貢献した功労者が対象となります。
明治時代から存在し、現代では総理大臣クラスが該当します。
国葬の日は必ずしも休日や祝日になるわけではなく、天皇の葬儀は「大喪の礼」と呼ばれ、通常の国葬とは異なります
葬儀と葬式の違いまとめ
ここまで葬儀、葬式の意味や違いなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 葬儀は火葬前に行う宗教儀礼のことを指す
- 葬式は葬儀式と告別式を含んだ式のことを指す
- 神式では「神葬祭」、キリスト教では「葬儀式」「葬儀ミサ」
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
GOOD COMINGでは、小さなお葬式の特徴を紹介した記事が掲載されているので、ぜひご覧ください。
【メリット・デメリット】小さなお葬式はどう?後悔しないプラン選びのコツ – グッドカミング
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監修者
田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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