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昨今、家族葬のような故人とのお別れの時間に重点を置いた、シンプルな葬儀が注目されています。この記事では、家族葬の流れやメリット、家族葬の注意点について詳しく説明していきます。家族葬のマナーや葬儀場の選び方のポイントについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
家族葬とは、親族や近親者を中心とした、1~30名ほどの比較的小規模でおこなう葬儀のことを言います。家族葬の定義は全国的に統一されておらず、参列者の範囲も曖昧な面があり、家族のみで執りおこなわれることもあれば、親しい友人などを含めて送り出す場合もあります。
また、親戚が多い家筋・家系では、家族葬といえども50名を超えることもあり、実質内容は一般的なお葬式と変わらないこともあります。また、近年では、自宅介護や自宅療法が選ばれており、そのまま住み慣れた自宅から送り出す家族葬を希望する人が増えつつあります。
家族葬の流れや費用のこと、ご逝去直後の手続き、喪主向けの内容、参列者のマナーについて、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
家族葬は、逝去後に安置、葬儀社と打合せ、納棺式と通夜、葬儀・告別式のあとに火葬・収骨の順におこなわれます。ここでは、ご逝去されてから葬儀当日までの流れについてご紹介します。 医師に臨終を告げられ死亡を確認したら、まずは家族や親戚、菩提寺などに訃報を知らせましょう。入院中であれば、危篤になった段階で家族や必要な関係者に一報を入れることも大切です。 そして、臨終に立ち会った人たちで「死に水をとる」とも呼ばれる、末期の水の儀式をおこないます。末期の水の儀式は、安らかに旅立てるように願いを込めて故人の口に水を含ませる儀式のことです。 故人が病院で亡くなった場合は、医療スタッフかケア担当専門スタッフに進行を任せましょう。自宅で亡くなった場合や、病院から自宅に移して儀式をおこなう場合は、葬儀社や訪問看護師にサポートしてもらいます。 そのあと、移動車両の手配、故人の安置、葬儀社との打合せをおこないます。 ここからは、家族葬の準備までにどのような手続きがあるのかと、いつまでにおこなうのかをそれぞれご紹介します。 家族が逝去すると、医師による死亡確認と死亡診断書の作成がおこなわれます。自宅で逝去された場合は、かかりつけの医師に連絡をして指示を仰ぎましょう。かかりつけの医師に連絡がつかなければ病院の救急外来に連絡します。医師による死亡確認がおこなわれるまで、ご遺体を動かさないようにしてください。 医師の確認後に死亡診断書を作成してもらったら、左半分が死亡届になっていますので各項目を記入します。そして、逝去した日から7日以内に故人の死亡地または本籍地の役所か、届出人の住所地の役所へ提出します。国外で亡くなった場合は、逝去を知った日から3ヵ月以内に提出すれば問題ありません。 原則として死亡届の届出人は、親族や同居人、後見人、故人が借りていた不動産の家主や地主がなります。市区役所への死亡届の提出は、届出人の印鑑を預けて葬儀社などに代行してもらうことができます。 死亡届は提出すると原本を返してもらえないため、死亡診断書と死亡届を提出する前に、コピーをとって保管しておきましょう。後々その複写が役に立つことがあります。 死亡確認後、故人のお身体は病室から病院の霊安室に移動します。この霊安室は短時間安置する場所であり、利用時間は長くても3時間程度です。そのため、速やかに葬儀社や移動車両を手配し、ご遺体を自宅かそれ以外の安置場所に搬送してもらう必要があります。 葬儀社を紹介してくれる病院もありますが、葬儀社の比較検討をおこなわずに依頼してしまうとトラブルになることもあります。 例えば、自宅に安置ができない場合、公営や民間の安置施設を利用しますが、利用する施設によって面会の可否や時間、人数が決められていることがあります。また、安置施設までご遺体を搬送する寝台車は、走行距離で費用が決まるため、病院から紹介された葬儀社の安置施設までの距離が遠いと費用が高くなることもあるでしょう。 病院から紹介された葬儀社をお断りしても失礼にはならないため、前もって葬儀社を比較検討して、安置場所に目途を付けておくことをおすすめします。 故人の安置が完了したら、親族に訃報と家族葬をおこなう旨を伝えましょう。この時に親戚の希望や要望を汲み取り、少しでもすり合わせておくと、あとからトラブルにならず葬儀社との打合せや段取りがスムーズになります。 また、喪服の準備など、身なりのことも忘れないようにしましょう。 葬儀社との打合せでは家族葬の日程を仮で決め、菩提寺がある場合はご都合をお伺いし、ない場合は葬儀社に葬儀形式にそって宗教者を紹介してもらいます。 家族葬をおこなう場合、参列者の人数によって式場の規模、広さを検討することが必要です。葬儀社との打合せの段階で大まかな人数を把握しておき、参列者の人数に合わせて家族葬をおこなう場所を検討します。さらに、棺や祭壇、供花などの葬祭用品、通夜振る舞いや精進落としの飲食や返礼品なども相談して選択しましょう。 打合せでは、葬儀社が予算に沿ったプランを提案してくれるので、足りないものはないかなどを確認し、疑問があれば遠慮せずに聞きます。悔いのない家族葬になるよう、担当者とコミュニケーションをとりながら、家族葬の打合せをおこなうことが大切です。 そして家族葬の日程が決まり次第、葬儀に参列していただく方々に連絡をします。一般的に、通夜は早ければ翌日、葬儀は2、3日後におこなわれることが多いため、電話で連絡するようになります。連絡が取れない場合は短いメールを送るなどして、折り返しの連絡を待ちましょう。 安置しているご遺体を、通夜式までに棺に納める儀式のことを納棺式といいます。葬儀の日程や地域によって異なりますが、お通夜の前に納棺式をおこなうことが一般的です。 納棺式にかかる時間は内容によって変わりますが、一般的には30分〜2時間ほどです。通夜の開始時刻は18時〜19時頃が多いため、納棺式は14時〜15時頃におこなわれます。ここでは、納棺式からお通夜までの流れについて詳しく見ていきましょう。 納棺の流れはまず、ご遺族の希望により故人のお身体を清潔に清める湯灌(ゆかん)やエンバーミングなどを納棺に先立っておこなうことがあります。湯灌では、故人のお身体を湯水で洗い清めたあとに爪を切り、ひげを剃って洗髪をし、髪型を整えます。エンバーミングは、エステのようなイメージで湯灌よりも、きめ細やかに丁寧な処置を施します。そのあとに安らかな表情になるようにお化粧を施し、お好きだった御召物を着せて旅支度をし、棺に納めます。その際、必要に応じてドライアイスを使用します。 最近では、納棺するご遺体に消毒殺菌と防腐処理を施し、修復と化粧をして生前のお姿に近づけるエンバーミングを選択される人も増えています。エンバーミングを施すと、ご遺体の保全のためのドライアイスを故人のお身体にあてなくともよい場合があり、凍結・霜などの心配もなく、より自然に近い状態で対面することができます。また、死装束ではなく生前に着ていた、お気に入りの洋服を着せて納棺するケースも増えています。 ご遺体を納めた棺には気持ちや想いを込めた副葬品を一緒に納めます。副葬品として納める品は、生前の愛用品や好きな食べ物などさまざまですが、火葬場で禁止されている関係で棺に入れられない品物もあるので注意が必要です。悩む場合には、葬儀社に副葬品のことを相談するとアドバイスしてくれます。 家族葬は一般的な葬儀と同様の流れで、お通夜で最後の夜を過ごした次の日に葬儀式をおこない、2日間をかけてしめやかに送り出します。1日目には通夜がおこなわれます。通夜は家族や親族、故人に近しい友人たちが集まり、故人と一緒に最後の夜を過ごす場です。 通夜の開始時間は18時頃が多く、仏式の場合は僧侶の読経とともに喪主から順に焼香をおこない、参列者全員が焼香を終えて僧侶が退場すると通夜式は終了します。通夜全体の進行は、きちんとした葬儀社であれば、担当スタッフが司会を務め段取りを進めてくれます。少なくとも会式1時間前には式場に到着し、役割や席次などを確認しておきましょう。 通夜式のあとには通夜振る舞いの場を設けて、弔問客への挨拶やお手伝いいただいた方々を労うなど、飲食でおもてなしをします。この場を活用して遺族が弔問客に感謝の気持ちを伝え、さまざまな思い出を語り合いながら故人を偲ぶなど、とても大切な時間になります。縁者とともに故人の人生を振り返ると、知りえなかったエピソードが聞けて意外な一面を知ることができたり、故人と過ごした日々は幸せだったと、あらためて感謝の気持ちが湧いたりすることでしょう。 家族葬の流れとして、通夜の翌日に葬儀・告別式がおこなわれ、出棺、火葬、初七日法要、精進落としが大枠の流れになります。それぞれの内容について解説します。 家族葬は一般的なお葬式と同様に、葬儀・告別式は通夜の翌日におこなわれます。火葬場の予約時間によって葬儀式の開始時刻は変わりますが、葬儀の開式1時間前には式場に到着しておき、最後のお別れに納める副葬品の準備や段取りを確認する時間にあてます。その他、弔辞や弔電、お別れの言葉などを読み上げる場合には、氏名と順番を確認したり、会葬礼状や返礼品、受付の準備を葬儀の担当者に確認したりしておくと安心です。 僧侶が入場して読経を始めます。葬儀作法は宗旨・宗派により様々です。 そのあと、弔辞・弔電・お別れの言葉などを述べる場合があります。弔辞者は指定された場所で故人の人柄や思い出を述べます。葬儀・告別式に会葬できなかった人の弔電は、司会者が数通を謹んで読みあげ、数が多い場合には、お名前だけを読みあげる場合があります。読みあげる弔電については、事前に葬儀の担当者と相談して選定しておきましょう。 弔辞・弔電が終わると再び読経が始まり、遺族、親族、参列者の順に焼香がおこなわれます。読経が終わると僧侶が退場し、司会者が閉式の辞を述べて葬儀・告別式は終了します。 葬儀・告別式のあとは、お別れの儀と呼ばれる出棺の準備に移ります。喪主や遺族、参列者が集まり、故人に最後の花を捧げてお別れをします。参列者が花を棺に入れ終わると、棺を閉めて遺族や親族、親しい友人の手で霊柩車まで運びます。 宗教者が先頭に立ち、喪主が位牌を持ち、続いて遺影を持った人たちが先導します。霊柩車に棺を乗せた後、遺族の代表として喪主が出棺の見送りをしてくれた参列者に対して、お礼の挨拶をします。火葬場に向かう人以外は出棺のタイミングで解散となります。 出棺の挨拶を終えたら火葬場へ向けて移動します。火葬場へは遺族や近親者が向かいますが、親しい友人などで火葬場への同行を希望する場合には、事前にご遺族に相談しておきましょう。葬列は先頭の霊柩車に、故人と喪主、葬儀の担当者が乗り、ハイヤーに宗教者と近い親族が乗車して、その他の遺族はマイクロバスに乗って火葬場へ向かいます。自家用車やタクシーを利用する場合には、途中ではぐれたり、火葬場に着いても駐車場が空いていなかったりするトラブルを想定して、極力利用を控えるかトラブル予防策を事前に備えておくようにしましょう。 火葬場に到着したら、火葬炉の前で納めの儀をおこないます。僧侶が読経した後、最初に喪主、そのあとに親族、友人の順に焼香と合掌をします。納めの儀が終わると、棺は火葬炉で荼毘(火葬)にふされます。火葬には1時間〜2時間ほどかかるため、火葬場の待合室で静かに火葬の終了を待ちます。火葬場の火葬炉性能や故人の体格により火葬時間は異なります。早い場合には40分、長い所では3時間近く要する場合があるため、利用する火葬場に応じて火葬待機中の過ごし方が変わります。 火葬が終わると、火葬炉の前に戻り骨壺に遺骨を収める収骨をおこないます。遺骨を拾い上げる際は、喪主から血縁の深い順に2人1組で同じ遺骨を長箸で挟み、骨壺に納めていきます。収骨の方法は地域や火葬場ごとに異なるため、慣習について葬儀担当者に確認しておきましょう。 遺族が葬儀後に親族、僧侶、お手伝いいただいた係の人を労うために用意する食事を精進落としといいます。かつては四十九日の忌明けの際に食べる料理を指していました。しかし近年では、遠方から集まる親族の負担を減らすため、火葬場から戻ったあとに初七日の法要をおこなう繰り上げ初七日が増えています。 そして、精進落としをおこない、家族葬が滞りなく済んだことに対して親族や宗教者に料理をもてなし、故人を偲びながら感謝の気持ちを伝えます。精進落としの時間に明確な決まりはありませんが、通常は1時間半程度でおこなわれます。 精進落としの食事内容は、お祝い事に使われる食材を避けて予算に合わせて和食中心のメニューにしましょう。ご逝去から家族葬の準備
末期の水は、お気持ちの強い近親者でおこなうのが望ましいため、臨終の場に間に合わなかった家族がいた場合は、全員が揃うまで待つこともあります。
なお、亡くなってから24時間が経過しなければ火葬をおこなえないと法律で定められているため、逝去後すぐに火葬をおこなうことはできません。(法定伝染病など一部の例外を除く)1死亡診断を受け取る
2葬儀社に連絡しご遺体を搬送してもらう
どのような葬儀社に依頼すればよいかわからないという人は、下記の無料相談窓口をご利用ください。3親族に家族葬をおこなう旨を伝える
4家族葬の打合せをする
納棺式からお通夜
5ご遺体のケアをおこない納棺する
6通夜・通夜振る舞いをおこなう
葬儀から精進落とし
7葬儀・告別式をおこなう
宗教・宗派によって異なりますが、一般的に読経の時間は20分〜40分ほどです。読経とともに戒名が授けられ、引導の儀がおこなわれることもありますが、こちらも宗派によって焼香の回数や儀式作法については教義に則った形になります。8出棺する
9荼毘(火葬)にふして収骨する
10精進落としをおこなう
家族葬以外にも葬儀の種類には、一日葬や一般的なお葬式、本葬を前提とした密葬があります。
以下の表で、それぞれの葬儀内容を簡単にまとめていますので参考にしてください。
葬儀の種類 | 葬儀の内容 |
---|---|
家族葬 | 家族や親族、故人の友人をはじめ親しい方々を中心に比較的少人数でおこなう |
一日葬 | 通夜を省略し葬儀・告別式の1日に参列者を集約しておこなうお葬式 |
一般葬 | 遺族や親族、友人、仕事関連の人、ご近所の人など故人が生前お世話になった関係者に分け隔てなくお知らせし、社会的な区切りをつける一般的なお葬式 |
密葬 | 本葬儀をおこなうことを前提として、死亡の事実をご案内する範囲を限定し、家族や親しい人だけを集めて内々におこなう葬儀の形式。後日に広く通知して社葬やお別れの会、偲ぶ会などを開催する |
家族葬のメリットをご紹介します。
家族葬は親族や近しい人を中心に小規模でおこなわれる葬儀ですので、故人とのお別れの時間をゆっくり穏やかに過ごすことが可能です。多くの方々が集まるお葬式では、当日の参列者の対応に追われるなど、限られた時間の中で、どうしても慌ただしくなることがあり、故人と向き合う時間を持つことが難しい場合があります。
しかし家族葬では参列者を限定しているため負担が少なく、気心のしれた人ばかりなので、故人との思い出を語り偲ぶ時間を大切にすることができます。
家族葬では、故人らしさを形にしたり、好きだったものを取り入れて表現したりするなど、従来の形式にこだわらず自由度の高い葬儀がおこなえることも魅力です。
例えば、以下のような例があります。
このように、故人の趣味や好みに合わせて、家族葬では式場や式次第を決めてゆくことができます。故人らしさや送る人たちの気持ちを表現しやすいのが、家族葬の特長と言えるでしょう。しかし、従来のつつましい形式にこだわる親族がいる場合は、トラブルを避けるためにも、事前にお伺いを立てるなどして理解を得ることが大切です。
家族葬の多くは小規模になるため、参列者の数に応じた返礼品や飲食接待費などのおもてなし費用が不要または少額になる傾向があります。
また、葬儀社によっては通夜や告別式を省略するシンプルなプランや、数名だけでおこなう小規模な家族葬プランも提供されています。参列者が少ないとお焼香や葬儀にかける時間に融通がききやすくなり、身体的な負担も軽減されやすくなります。
続いて、家族葬の注意点をご紹介します。
家族葬はお知らせする範囲を調整して参列者を限定することが多く、声をかける範囲や声掛けをしない人への説明について悩む場合があります。前述のとおり、家族葬における具体的な参列者の制限や明確な定義はありません。5名だけの家族のみで、こぢんまりとおこなう場合もあれば、親族や親しい友人を集めて50名以上でおこなう家族葬もあります。
故人の希望を尊重しつつ、故人が最後に会いたいと思うかどうかを基準にして判断することをおすすめします。もし迷った場合は、葬儀社に相談してプロの意見を聞いてみましょう。
また、最近では高齢化が進んで参列が難しくなっていたり、会社関係もひと昔前ほど個人の事情に踏み込まなくなっていたりしますので、お知らせする範囲をあえて限定せずに訃報を広く案内したとしても、結果的に小規模な家族葬になるケースが社会情勢的にも多くなっています。よほどの人徳がある人は別ですが、家族葬を終えた後で「なぜ知らせてくれなかったのか?」などと、お咎めをいただくよりは「社会との区切りとしてのお知らせ」をきちんとおこない、参列については相手側の意向に任せるのが自然であり、角が立ちにくい形になります。
お知らせをする範囲を絞り過ぎたり、家族の知りえない人徳があったりする場合、家族葬に参列できなかった方々が後日、お参りをさせてほしいとご自宅に訪れる可能性があります。その際、挨拶状や返礼品を用意したりなど、個々の対応に追われ、時間的・精神的負担が増えてしまうことがあります。
さらに、時が立ってから亡くなった事実を知った人は「お墓参りをさせてほしい」と、申し出がある場合も想定されます。
家族葬の場合、訃報を案内するタイミングに注意しましょう。近所の人が葬儀にかけつける可能性や混乱を避けるために、お知らせする範囲を検討してから訃報を知らせます。故人に対する想いは関係縁者それぞれに大小あることを踏まえて、様々な目線に配慮をすることが大切です。人生の締めくくりで故人の歩みを挫いてしまうことがないように慎重に対応しましょう。
家族葬は一般的なお葬式と比べて額面上では費用が安価になるため出費が軽減できると思われがちですが、葬儀の内容によっては一般葬よりも香典収入がない分、実質の費用負担は重くなる場合があります。
それは、家族葬では返礼品や飲食費用は縮小されますが、最低限必要となる葬儀の基本部分の費用は一般的なお葬式と大きく変わらないからです。
家族葬をおこなう場合に経済的な負担を減らすには、内容を一つ一つ詰めていくことが重要です。例えば、少ない参列者にあわせて小さな式場を利用し、装飾を含めた全体の規模を抑えることが考えられます。
香典収入にはあまり期待せず予算に無理のない範囲で家族葬をおこなうようにしましょう。
そのために大切なことは「家族葬の費用を総額で提示してくれる葬儀社」に依頼することです。事前に総額がわかれば予算とバランスをとることができます。反対に「安く広告している葬儀社の金額は『総額』ではない」ので追加料金が発生し、葬儀が終わってから予算を大幅に超えた金額を請求される可能性が高くなります。家族葬の葬儀社選びは、価格で安易に流されることなく慎重におこなってください。
家族葬にかかる費用の相場は50万~150万円程度といわれています。おこなう場所(自宅かそれ以外か)や人数・葬具のグレードなどにより費用が変わってきます。
家族葬費用の内訳は大きく分けると以下の3種類です。
各相場費用については、家族葬自体にかかる費用が50万~80万円程度で、付帯費用が20万~50万円程度、宗教者への謝礼は20万~30万円程度です。
香典の金額は故人との関係性で変わってきます。
以下の表で、関係性ごとの香典相場をまとめていますので参考にしてみてください。
故人とのご関係 | 香典相場 |
---|---|
両親 |
|
祖父母 |
|
兄弟・姉妹 |
|
親戚 |
|
知人や友人 |
|
香典の相場や香典袋の書き方については、以下の記事でも紹介していますのでご参考ください。
家族葬をおこなう場合の遺族向けのマナーと参列者向けのマナーをご紹介します。
家族葬は最近注目を集めている葬儀形式ですが、参列者を縮小することに難色を示す人もいるかもしれません。家族葬を実施する場合は、親族に充分な説明をして了承を得ることが重要です。
参列を遠慮して欲しい場合には、近親者のみでおこないたい意向を丁寧に伝えることが大切です。
また、香典を辞退する意向がある場合は、事前に参列者に香典辞退の旨を伝えるようにしましょう。
参列する場合は、家族葬のスタイルに則した服装を着用することが一般的です。案内に平服と明記されていれば礼服よりもフォーマルな服装で、特に指定がない場合は略礼服(準喪服)を選びます。
その他、家族葬では遺族が香典を辞退することがあるため、香典についての確認が必要です。遺族に香典辞退の意向がある場合は、香典による弔意の表明を控えるようにします。この場合、参列・供花・弔電など、辞退されていない形で弔意を表すようになります。
家族葬の場合、葬儀社のセレモニーホールや寺院・神社・教会、自宅などを式場とするケースが多いです。
下表で、各式場について遺族の金銭的負担や時間の制約などを比較しておりますので葬儀場選びの参考にしてみてください。
葬儀社の セレモニーホール | 寺院・神社・教会 | 自宅 | |
---|---|---|---|
遺族の負担 | 公共交通機関からアクセスしやすいホールが多い | バリアフリー対応が少なく高齢者に負担がかかる場合がある | 故人の移動、納棺、出棺時の霊柩車など近所への配慮が必要 |
時間の制約 | 葬儀の連絡は24時間365日受付可能 | 葬儀の連絡は7時~22時ぐらいまで | 家主次第で時間の制限は特になし |
葬儀設備の有無 | バリアフリーに対応など行き届いている施設が多い | 宗教・宗派に沿った設備 | 駐車場の確保などが必要 |
式場利用料 | 10万~20万円程度 | 20万~50万円程度 | 0円 |
家族葬の式場を選ぶ際は、宗教・宗派の確認、参列者の人数、アクセスなどが重要です。
参列者の人数によって選ぶ式場の規模が変わります。
参列者が多い場合は広い式場を選びますが、人数が少なくこぢんまりとした家族葬の場合は、広い式場では少々さみしく感じてしまう場合があります。葬儀社・葬儀場のホームページには、式場の収容人数の目安が記載されているので、ご希望の家族葬に適した規模かを確認するようにしましょう。
また、葬儀場の場所によってアクセスのしやすさが変わります。
公共交通機関を利用しやすいのか、最寄り駅からは徒歩圏内なのかタクシーの利用が必要か、車で来場する場合は駐車場の広さも重要です。
このように、宗教・宗派、参列者の人数、葬儀場の場所を考慮しながら、最適な家族葬の式場を選ぶことが重要です。
ここまで家族葬の流れや費用、葬儀場の選び方を中心にお伝えしてきました。
故人や家族の想いを形にする家族葬をおこなうためには、家族葬をしっかりとサポートしてくれる葬儀社選びが重要です。葬儀社選びに重要なポイントは以下になります。
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