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永代供養のその後って?遺骨の安置期間・供養方法について解説

投稿日:2021.09.28
更新日:2021.10.16

仏壇に向かって祈りをささげる僧侶の背中

永代供養という埋葬スタイルが注目されています。
しかし、永代供養で納骨した遺骨はその後どのように供養されるのでしょうか。
安置してもらえる期間や、期間を過ぎたその後の遺骨に関して気になるところです。

そこでこの記事では、

  • 永代供養された後の遺骨について
  • 個別管理される期間はどのくらいか
  • 一般的な安置期間が33回忌である理由

以上の内容を解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

  1. 永代供養とは
  2. 永代供養したらその後遺骨はどうなる?
  3. 永代供養はなぜ33回忌までが多いの?
  4. 個別安置期間はいつから始まる?
  5. 永代供養の費用はどのくらい?
  6. 永代供養のその後のまとめ

永代供養とは

お墓の前で手を合わせる高齢の女性の手元

永代供養とは、一族で代々継承し管理するお墓や遺骨の供養をお寺などに任せることです。
後継がいないお墓が遠方で管理できないといった事情により永代供養が選ばれます。

お墓の掃除や年忌法要といった供養までしてくれるので、安心して遺骨を預けられます。

永代供養したらその後遺骨はどうなる?

胸元に骨壺を持つ黒い服の女性

永代供養に出したその後、遺骨は大きく2通りの埋葬方法によって管理されます。

合祀墓で合葬する

合祀墓とは、遺骨を個人や家族・他人と識別せずに埋葬するお墓のことです。
一般的なお墓のように、遺骨を個別・家族ごとに管理せず、すべて1箇所にまとめます。
そしてその後、一括で供養されます。

合葬とは、合祀墓で一括に供養されることです。
他人と遺骨が混ざってしまうことを嫌う方がいる一方で、費用が安く済むことが大きなメリットです。

個別安置した後、合葬する

永代供養では始めから合祀墓に入らず、決められた期間は遺骨が個別安置される契約もあります。
契約期間内は遺骨が骨壷で埋葬されているため、識別が可能です。
契約期間が終了すると、その後は合祀墓に移されて合葬します。

永代供養の個別安置で、一般的な契約期間は33回忌までです。
33回忌を迎えた後に合葬されるのです。
そのため最初から合葬するよりも、永代供養にかかる費用は高額になります。

合葬されると遺骨は返還されない

合葬をする点で知っておくべきなのは、一度合葬されると遺骨を返還できないということです。
合葬はすべての遺骨が混ざり識別が不可能です。

合葬したあとに、遺骨を別のお墓に移すことはできません。

永代供養での供養方法

一般的な供養は遺族が年忌法要に僧侶を手配します。
また、定期的にお供えやお線香を上げるといった供養をします。

永代供養では、お寺や霊園ごとに供養方法が定められているケースが多いです。
供養方法は合同で行われ、供養のタイミングは事前に決めた予定ごとに執り行われます
個人ごとの命日ではないです。

永代供養はなぜ33回忌までが多いの?

夫婦 悩み

なぜ永代供養の契約期間は、33回忌までを利用期間とするケースが多いのでしょうか。

永代供養の永代とは、「長い月日」という意味です。
つまり永久的なものではありません。

また宗教的観点によると、亡くなった人は33回忌までには犯した罪が償われるとされています。
その後極楽浄土へ辿り着き、仏様になれるという教えです。
そのため多くの個別永代供養の契約では、33回忌までと期間を設けています。

別の観点では、すべての遺骨を個別で管理していくと、いずれは遺骨の収蔵スペースがあふれてしまいます。
もし合祀墓で合葬するという選択肢がなければ、使用する土地や管理のための費用も多くなってしまいます。
以上の理由から個別期間を設けることが必然だということがわかります。

ちなみに契約期間を33回忌とするのが一般的ですが、それ以外の契約期間での永代供養もあります。
17回忌や55回忌までといった具合に、お寺や契約者の合意によって契約期間が異なるケースもあります。
さらに期間を年忌法要で区切らず、20年間の使用許可といった利用年数で契約する施設もあります。

個別安置期間はいつから始まる?

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

施設によっては個別安置期間について注意すべき点があります。
個別安置の期間は納骨した日ではなく、使用許可がおりた日からカウントされるもあるのです。

「20年間の使用許可」で生前契約した場合、許可された日と納骨される日は異なります。
使用許可がおりて、その10年後に納骨された場合、個別安置は残り10年間となります。

そのため施設との契約時には、内容を事前に細かく理解して契約を結ぶようにしてください。

永代供養の費用はどのくらい?

費用 電卓

永代供養やその後の遺骨管理についてわかったところで、気になるのは費用面ではないでしょうか。
おおよその永代供養の費用は以下の4通りです。

  • 個人墓つき永代供養墓
    70万〜150万円程度
  • 合祀墓
    10万〜30万円程度
  • 永代供養タイプの樹木葬
    70万円程度
  • 永代供養タイプの納骨堂
    20万〜100万円程度

永代供養のその後のまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで永代供養とその後の情報や、注意点などを中心にお伝えしてきました。
内容をまとめると以下のようになります。

  • 永代供養の遺骨は合葬されるか個別で管理される
  • 33回忌までを個別期間とするところが多いが、施設により異なる
  • 仏教には33回忌までには極楽に行けるという考えがあるため

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

監修者

評価員

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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