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終活はじめてガイド終活はじめてガイド

近年、「終活」という言葉を耳にする機会が増えてきました。終活は、よりよく生きるために終い(しまい)から逆算しながら整理をつけていく活動として前向きに取り組まれていますが、何から手を付けていいのか分からないという声もいただきます。ここでは、初めて終活を行う方に向けて、やるべきことの一例をわかりやすくご紹介いたします。

終活とは

終活とは「よりよく生きるために終いのことについて考え整理をつけていく活動」のことで、後回しにしがちな身の回りのことに向き合い、様々な準備を進めるために行います。終いのこととなると重たく感じますが、決してネガティブなものではありません。自分らしい最期の時を迎えるために、色々な情報を得て考えを整理することで、より安心して生活を送ることができるようになるのです。また、家族や大切な人たちに自分の意思や希望を何らかの形で伝えることで、お葬式やお墓の負担を減らすことができ、遺産相続などのトラブルを未然に防ぐこともできます。終活でこれまでの人生を振り返り、大切な家族や友人、お世話になった人たちへの思いを整理すれば、自然と前向きで明るい気持ちになるはずです。また、まだ成し遂げられていなかった希望や願望に気がつき、限りある人生の中での新たな夢が生まれるかもしれません。終活のあれこれが一つずつ片付くたびに、これまでの心配事や不安が解消され、きっと目の前が明るくなっていくことでしょう

やるべきことのヒントをご紹介します

重視される終活の例

終活ではさまざまなことを考え目途をつけていきますが、その中でも特に内容が分かりにくかったり重たかったりして、労力がかかりやすいのが以下の2つです。身の回りの簡単と思えることから始める方法もありますが、ここではあえて重たいけれど大きな安心感につながりやすい2つからご紹介します。その他にも進めたい事柄のヒントとして事例をあげていますので参考にしてください。

葬儀を考える

のこされる方々にとって、平常心ではいられないタイミングでありながら、重要な決断を迫られてしまうのが葬儀の段取りです。特に費用に関しては、宗教や式場、葬儀に参列する人数などによって大きな差が出るポイントとなっており、場合によっては数十万円以上の差が出てしまうことも。本来であれば、じっくりと時間をかけ、比較検討をしながら決めていきたいものですが、のこされる方々にそのような精神的な余裕や時間的猶予はありません。

だからこそ終活では、自身や大切な人の葬儀をどのように執り行うのがよいかについて、事前に目途をつけておくことが大切なのです。元気な時に少しでも行動を起こしておくことをおすすめします。なぜなら、体調を崩したり入院したりしてしまいますと、回復への希望が先立ち葬儀の事は考えたくないものだからです。つまり、元気な時に考えておかないと検討する時期を失ってしまう傾向が強くなります。葬儀について、細部にいたるまでこと細かに定めるのは理想ではありますが、最低限「人数」「会場」「宗教」に目途を付けておくだけでも、のこされる方々の負担を大きく軽減することができるはずです。葬儀の段取りは、お墓とも連動する面がありますので、最終的な納骨先(お墓)が決まっている場合には、そのことも踏まえて段取りを進めることが重要になります。

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お墓を探す

お墓の種類には、寺院墓地や霊園墓地、納骨堂や永代供養墓など、さまざまな種類があります。先祖代々のお墓がある場合には、そこが納骨先の候補になりますが、これから先にお墓を引き継いでいく人がいなかったり、のこされる人にできるだけ負担を掛けたくなかったりという思いから、あえて先祖代々のお墓を墓じまいするという選択肢もあるでしょう。またこれからお墓を探そうという場合、公営の霊園墓地などでは、購入権利が抽選になってしまったり条件があわなかったりするケースも考えられます。一口にお墓を探すと言っても、そこにはお墓の種類から場所、納骨のスタイルや区画を確保できるのかなど、検討を必要とすることが多いため、終活として早めに取り組んでおくことが大切になります。

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他にも進めておきたい終活のアレコレ

初めての終活では時間をかけて検討したい「お葬式」「お墓」についての解説をいたしましたが、それ以外にも考慮しておきたいことがいくつかあります。その内容を具体的に見ていきましょう。

写真を撮っておく

葬儀の際に祭壇に飾る写真は、自分にとってものこされる側にとっても最高の一枚であってほしいものです。そしてこの遺影写真は、葬儀だけでなく、これから先も代々受け継がれていきますから、自分自身が最も輝いているその瞬間を残しておくことが大切なのです。半永久的にのこる1枚ですから、その方のイメージがその写真とともに長きにわたり語り継がれます。お気に入りの1枚がある場合は、この写真を使って欲しいということをしっかりと家族に伝えるようにし、目ぼしいものがない場合には、改めて写真を撮影することを検討しましょう。いざ、という時に写真がなくて後悔している方は意外に多くいらっしゃいます。こだわりの写真を撮影しておけば、その写真がのこされる方々の悲しみを癒し、穏やかな気持ちで、その後の生活を過ごすことにも繋がることでしょう。写真1枚にも思いやりを込めることができます。

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みんなが選んだ終活では、写真撮影に関するお役立ち情報を準備しています。

遺言書・相続

遺産の処理方法に関して明記した法的な書類である遺言書は、遺産相続のトラブルを防ぐためにも書いておくべきと言えるでしょう。大きな財産を持っていないという場合でも、万が一の事態を避けたり、希望する人に財産を分与したりするため、遺言書の作成をご検討ください。また、遺言書がない場合、遺産相続人は故人の戸籍謄本を取り寄せて相続人を明らかにし、各種手続きを行うことになります。遺言書を作成すれば、遺産相続におけるご家族やご親族の負担を抑えることにもつながります

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みんなが選んだ終活では、相続に関するお役立ち情報を準備しています。

遺品整理(断捨離)

今までの人生をともに過ごしてきた洋服や書籍、趣味の品などを断捨離することも、終活でやるべきことの一つです。思い入れのある品々を処分するのは心が痛むことではありますが、本当に必要なものや自分にとって価値のあるもの以外を手放すと、身も心も軽やかに感じられることでしょう。また、整理整頓する中で意外なお宝を発見できるかもしれません。買い取り業者も活用すれば、ちょっとしたおこづかいを手にすることもあるでしょう。遺品整理はのこされる人に手間をかけることになってしまうので、大切な人たちの負担軽減のためにも断捨離をはじめてみましょう

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みんなが選んだ終活では、遺品整理に関するお役立ち情報を準備しています。

法事・法要

法事・法要については、基本的にはのこされた方々が中心となって執り行っていくものですが、いつ、どこで、誰を呼んで行うのかなど、決めなければならないことは少なくありません。時には、法事に呼ばれなかったことがきっかけで、親戚間でトラブルになってしまうこともあるようです。自分の法事がきっかけで、親族の仲が悪くなってしまうことほど悲しいものはありませんから、法事・法要についても目途をつけておくとよいでしょう。

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終活で人生を前向きに見直しましょう

終活はやるべきことが多岐に渡りますが、一つひとつコツコツとこなしていくことで、自分自身の人生を振り返り、心が整理されることにつながります。また、終活を通して考えた意思をご家族に伝えることで、より絆が深まるかもしれません。人生を前向きに振り返りながら、自分らしい最期を迎えるために終活を始めてみませんか。きっと、ひとつ整理がつくたびに晴れやかな気持ちになることでしょう。
「みんなが選んだ終活」では、みなさまのお役に立てるように各種コンテンツを拡充してまいります。

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