終活カウンセラー
終活はいつから始めればいいの?終活でする内容も紹介
更新日:2022.04.23 公開日:2022.04.07

記事のポイントを先取り!
- ・終活はいつでも始められる
- ・終活は法的な事柄について注意する
- ・終活は交友関係も大切
- ・終活アドバイザーに相談する
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終活はいつからについて
終活はいつから始めればいいのかご存知でしょうか。
最近ではよく知られるようになった終活ですが、いつから始めればいいのかわからない方も多いと思います。
そこでこの記事では、終活はいつから始めればいいのかについて詳しく説明していきます。
この機会に、終活を始める時期や内容について覚えておきましょう。
終活に迷ったら際の解決方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
終活とは

2010年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた終活という言葉は、世間一般に広く知られるようになり、関心が高まりました。
終活とは、自身の人生の終わりに向けた活動のことで、自分が亡くなった際の葬儀やお墓、遺言や財産相続などの身の回りの生前整理をすることをいいます。
いつかは終活を進めたいけれど、いつから始めようかと考えている方も多いのではないでしょうか。
誰でも死という現実に向き合うことは大きな不安が伴います。
しかし、終活によって人生の経験を整理することで、漠然とした不安は少なくなり、人生の残りの時間を穏やかに過ごすことができるでしょう。
終活はいつから始めるの?

終活は、一般的に60代から始めることが多いようですが、実際にはいつから始めたらよいのでしょうか。
終活を始める時期についてご紹介します。
始める時期はいつからでも良い
終活を始める年齢は、一般的には60~70代が多いようです。
年齢的に、思うように動けなくなってきた不安から始めることが多いのかもしれません。
しかし、終活をいつから始めるかについて明確なルールはないのです。
最近では、早くから終活を始める方も多くなっているようですが、終活を早く始めることにデメリットはありません。
年齢にとらわれず、終活をしたいと思い立った時から始めてみましょう。
人生の最期を穏やかに迎えるために、気力や体力が十分にある時から終活を進められるといいですね。
始めるタイミング
終活はどんなタイミングで始めたら良いのでしょうか。
終活を始めるタイミングは年齢にとらわれる必要はありませんが、人生の節目に終活を考えてみるのもおすすめです。
例えば、定年を迎えて離職したタイミングがあります。
仕事を引退すると自由に使える時間が増え、今後の人生について考える時間がもてるようになります。
これまでの人生を振り返って整理するのにも良い機会です。
60~70代で終活を始める方が多いのも、このことが理由にあるからかもしれません。
他にも、自分や家族の健康に不安を感じた時や家族や友人が亡くなった時なども、終活を意識するタイミングといえます。
さらに最近では、自分自身に何か起きたときのことを考え、結婚をして子供ができたタイミングで終活を考える方もいます。
この時期は、親が終活を考えるタイミングにも重なり、自身の終活についても考えることができる良い時期です。
終活をいつから始めたらいいのかという決まりはなく、人生の節目や思い立った時が始めるタイミングなのかもしれません。
終活の内容

終活には様々な内容がありますので、それぞれポイントを押さえて紹介していきます。
生前整理
生前整理とは、身の回りの整理のことをいいます。
生前整理には、エンディングノートに記載した大切な書類の保管場所を明確にしたり、自身の死後に遺品整理の手間を省けるようにする目的があります。
生前整理を行う際は、毎日少しずつ進めていくのがポイントです。
処分する際には、何を残すかということを念頭におき、絶対に残したいと思う物以外は処分すると決めて取り組むと、スピーディーに作業が進みます。
相続の準備
故人が残した財産は、金銭としてプラスになるものだけでなく、借金やローンなども含めて遺族が相続することになります。
不動産や株、車などの自身が所有する資産に加えて、自身が名義の借用書やローンなどをすべてを目録として書き出し、家族がわかりやすいようにしておきましょう。
自身が亡くなった後、遺産などについて法的拘束力をもたせたい場合は、遺言書を作成しておくことをおすすめします。
葬儀の準備
最近では、葬儀の生前予約を受け付ける葬儀社も増えてきました。
終活の中で自身の葬儀に向けた葬儀社を決めておくと、残された家族の負担が少なくなり葬儀もスムーズに行えます。
パンフレットを取り寄せたり、葬儀社が主催するセミナーに参加して情報を集めておきましょう。
エンディングノートの作成
エンディングノートとは、家族への言葉や自分自身の歴史、財産や葬儀、お墓、デジタル情報などを記入するノートの事をいいます。
最近は様々なエンディングノートが販売されていて、必要な項目なども記されているため記入しやすくなっているようです。
エンディングノートに記載する内容や注意点について説明していきます。
エンディングノートの内容
エンディングノートに書いておきたい内容には、以下の項目があります。
- 自分や家族の事
- 資産のこと
- 負債のこと
- 保険のこと
- 葬儀やお墓のこと
- 友人、知人、親戚などの連絡先
- デジタル情報
- 医療や介護のこと
エンディングノートの注意点
エンディングノートを書く上でもっとも注意しなければならないのは、エンディングノートには法的な拘束力がないということです。
遺産に関する事や、法律に則って実行して欲しい内容に関しては別途遺言書を残し、エンディングノートに遺言書があるという事実を記載しておきましょう。
交友を広げることも終活の一部
単身者の場合、自身が入院した時や死亡した場合には、自身の葬儀や遺品の処理などができません。
そのため、信頼できる友人や困ったときに頼れる相手がいれば、いざというときにも安心です。
共通の趣味を持つ友人であったり、シニア世代が活躍する仕事場で友人を作るのも一つの方法です。
その他にも、町内会や高齢者が集う会に参加したり、デイサービスを利用して交友関係を広げるのも良いでしょう。
最近では、終活での交流を目的としたイベントなどもあったりするので、一度調べてみるのもいいかもしれません。
心配であれば、自分で自分のことが出来なくなった時に代行してくれる人を決めておく必要があります。
役所や弁護士に相談して、入院の手続き、葬儀、遺言書の内容を実行できる後継人や保証人を決めておきましょう。
終活に迷ったらアドバイザーに相談すること

今では一般的に知られるようになった終活ですが、何から手を付けていいのかわからず、不安を抱える人も多いのではないでしょうか。
終活について悩んでいたら一人で抱え込まず、家族や周りの人に頼ったり、終活の専門アドバイザーに相談するのも良いでしょう。
終活の中でも、相続については法律などの専門的な知識が求められることがあります。
誤った対応をしてしまうと大切な遺書が無効になってしまったり、税金で損をしてしまうこともあるので、慎重に進めなくてはいけません。
終活アドバイザーは、人生の後半期をその人らしく、納得のいく人生を締めくくるためのアドバイスをする専門家です。
終活の希望や心配事を明らかにし、必要があればそれぞれの分野の専門家と協力をして、支援や解決のお手伝いをしてくれます。
終活で悩まれている方は、終活アドバイザーへの相談も考えておきましょう。
終活はいつからまとめ

ここまで終活を始める時期の情報や、終活の内容を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 終活はいつから始めても良い
- 終活にはエンディングノートが活躍するが、法的な拘束力はない
- 終活にとって交友関係を広げることも大切
- 終活で迷ったら終活アドバイザーに相談してみる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

唐沢 淳(からさわ じゅん)
経歴
業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。