お墓
【2022年最新版】お墓・墓石の値段や相場を徹底解説
更新日:2022.11.14 公開日:2021.07.02
一般的にお墓の購入には100万〜300万円程度の費用がかかると言われています。
単に墓石の値段だけで、お墓の建立にかかる費用が決まるわけではなく、実際にはお墓を建立するための土地代や維持費も上乗せされます。
お墓の購入にあたり、具体的にかかる費用や相場を知らないと、想定よりも費用がかさんでしまう可能性もあります。
そこで、この記事ではお墓の建立にかかる費用だけでなく、墓石や付属品などの値段もあわせて解説していきます。
お墓の購入に関するアンケート結果も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- お墓の購入費用は100~300万円
- お墓にかかる費用の種類
- お墓の購入後にかかる費用
- お墓選びで重視する点
- お墓の値段に相場ってあるの?
- お墓の値段が高くなる要素は?
- 墓地の種類ごとの利用率
- お墓の費用を支払うタイミング
- お墓の費用を払うのは誰?
- 費用が最優先なら墓石なしも検討
- お墓を買うときは石材店選びも慎重に!
- お墓の費用相場のまとめ
お墓の購入費用は100~300万円
お墓の購入にかかる費用は一般的に100〜300万円程度と言われており、墓石代、永代使用料(墓地代)、維持・管理代がかかる費用の項目になります。
また、その他に付属品をつける場合は、その分の費用が追加でかかります。
値段に幅があるのは、お墓を建立する地域や墓石の種類によって相場が異なるためです。
各地域ごとのお墓事情や、費用相場を確認したい方はこちらから
以下から、各項目の費用相場を見ていきましょう。
お墓にかかる費用の種類
- 墓石代
- 永代使用料
- 維持・管理費
- その他の付属品
各項目の説明もしながら、費用相場を紹介します。
墓石代の相場
墓石とは、お墓に建立する墓石本体のことです。
墓石は竿石や中台などいくつかのパーツに分かれていますが、その全てを含みます。
また、墓石代は墓石の基礎彫刻、付帯品、据付工事費を合わせた総額を指している場合が多く、これらは石材店で見積りを取ることができます。
墓石の種類や大きさによって値段に差はありますが、70万〜250万円程度が相場となります。
永代使用料の相場
永代使用料とは、一言でいうとお墓の土地代です。
永代使用料を支払うことで、その墓地を永続的に使用できる権利を得ることができます。
ここで注意したいのが、永代使用料は「墓地の使用権を取得する」といった意味合いであり、「土地そのものの所有権を得る」という意味ではありません。
永代使用料の相場は全国平均で60万〜80万円ですが、永代使用料は墓地がある地域の地価に大きく左右されます。
維持・管理費の相場
維持・管理費とは、お墓を維持するために墓地の管理者であるお寺や霊園に支払う費用を指します。
墓石代や永代使用料は、初期費用として契約時に支払いますが、維持・管理費は毎年支払う必要がある費用です。
年間で5000円~2万円程度が相場です。
契約した区画面積が広くなるほど、維持・管理費も高くなるので区画の面積も考慮しましょう。
その他の付属品
上記以外に追加でかかる費用の項目は以下の通りです。
- 墓誌(墓標)
- 物置代
- 卒塔婆立て
- 灯籠
墓誌(墓標)の相場
墓誌(墓標)とは墓域内に建てられている石碑のことで、そのお墓に納骨されている故人のお名前や没年月日などが彫刻されています。
墓誌(墓標)を建てるための費用は、5〜25万円程度ですが、契約する区画の広さによっては墓誌(墓標)を建てられない場合もあります。
物置台の相場
物置台とは、お墓参りの際などに荷物を置いたりするための台のことであり、墓石と同じ種類の石を用いたり、場合によっては自然石を使用することもあります。
物置台にかかる費用は、2〜6万円程度です。
卒塔婆立ての相場
卒塔婆立てとは、卒塔婆を立てかけるための器具のことであり、ステンレス製や木製、アルミ製などの種類があります。
種類によって費用は異なりますが、1〜10万円程度が相場です。
卒塔婆について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
灯籠の相場
灯籠とは中国大陸から伝わった照明器具であり、現代でも景観をよくするためにも用いられています。
灯籠の費用相場は、5〜20万円程度です。
灯籠について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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お墓の購入後にかかる費用
ここまでお墓の購入にかかる費用を紹介しましたが、ここからはお墓の購入後にかかる費用を紹介します。
お墓の購入後にかかる費用は以下の通りです。
- 納骨料
- 開眼法要のお布施
- 入檀料
納骨料
納骨料とは、お墓に故人の遺骨を納める際の作業量です。
納骨のためには非常に重い石材を持ち上げるなどの作業が伴い、慣れていない方がやるには危険が伴うため、霊園や石材店の方にお任せします。
費用相場は3〜5万円程度です。
開眼法要のお布施
開眼法要とは、お墓に仏様の魂を入れるための儀式です。
この開眼法要の際に、僧侶に読経を依頼するためお布施を渡します。
あくまでお布施は僧侶やお寺への感謝の気持ちを表すものなので、「最低でもこの額は渡さないといけない」というような決まりはありません。
決まりはないので、いくらお包みしても良いのですが、目安の相場としては3〜5万円ほどになります。
お墓選びで重視する点
上のグラフはPRTIMESからの引用で、「お墓選びの際に重視する点」を聞いた際のアンケート結果です。
引用元「コロナ禍において生活スタイルが変化していく中での「終活とお墓」に関する意識調査の結果を発表」
最も回答が多かった項目は「お墓の所在地、お墓参りの行きやすさ」で37.10%という結果になりました。
また、3番目に多い回答として「お墓周りの雰囲気・環境」が上がっていることから、アクセスや雰囲気を重視している方が多いことがわかります。
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お墓の値段に相場ってあるの?
お墓は何度も購入するものではありません。
先祖代々受け継がれてきたお墓があるからお墓を新たに購入する必要がないという方もいると思います。
しかし、中には震災で先祖のお墓がなくなってしまった方や、お墓が遠方にあり、管理が難しいので近い場所に建て直す方などお墓を新たに準備しなければならない方もいます。
そういった方々は、お墓にはどのくらいの費用がかかると予想しているのでしょうか。
「みんなが選んだ終活」がお墓を購入する予定のある方にアンケートを取った結果を記載します。
一般的にお墓にかかる値段の相場は、100万〜300万円程度と言われています。
「51万〜100万円」と回答した方が一番多く、約1/3の方が100万円以下で購入できると予想しています。
次に、実際にお墓を購入したことがある方にどのくらいの費用がかかったのか調査しました。
「101万〜150万円」と回答した方が最も多い結果となりました。
また、100万円以下で購入できると予想していた方が全体の1/3に対して、実際に100万円以下で購入した方は全体の1/4となりました。
アンケートの結果より、お墓建立にかかる費用は想定されてるものより高いということがわかります。
これは、お墓建立にかかる費用が墓石代だけだと思っている方が多いことが起因してるのではないでしょうか。
お墓の費用は墓石代だけではありません。
以下から、お墓にかかる費用の内訳や値段が高くなる原因を解説していきます。
お墓の値段が高くなる要素は?
お墓の費用については、お墓の立地や墓石の種類など多くの要素が影響し、値段にも差が出てきます。
具体的に差が出やすいポイントについて解説していきます。
お墓の場所と広さ
権威あるお寺が管理・運営をしている墓地や、東京の一等地の霊園は料金も高額になりやすいです。
また、墓地の永代使用料は地域の地価に比例します。
都心部では高く、郊外に行けば行くほど値段が安くなる傾向があります。
そこで、お墓の費用が200万円以上かかった方がどの地域にお墓を建てたのかを調査しました。
地価が比較的高い東京の割合が高くなっていることがわかります。
実際に東京都の永代使用料は高く、130万円程度が平均と言われています。
都心から少し離れた場所でも200万円以上で購入している方はいます。
都心から離れた地域の墓地の特徴として、1区域が広いという特徴があります。
地価が安くても、墓地が広ければ値段は高くなります。
地価と利用する土地の広さを考慮して、墓地を選びましょう。
石材の産地と種類
墓石には国内産のものと外国産のものがあります。
一般的には国内産の墓石の方が値段が高いと言われています。
外国産の墓石は供給量が多く人件費が安い為、比較的に値段が安くなるのです。
以下に、墓石の産地のアンケートの結果を記します。
中国産の石材が最も使用されているという結果になりました。
100万円以下でお墓を建立したという方の多くは中国産の石材を使用していました。
前述しましたが、中国産の石材は価格が安い上に、品質も比較的安定していることから人気があるのです。
国内産の石材は人件費などで価格が高くなってしまうことがありますが、高級で高品質な石材が多いことから人気が高いです。
墓石は産地だけでなく、石材の種類によっても価格が変動します。
価格が低いと言われている外国産のものでも、希少価値が高い高級な石材だと国内産のものと同じくらいの値段になります。
以下に、国内産と外国産の代表的な石材を記します。
【国内産】
- 庵治石(あじいし)
- 大島石
- 天山石
- 万成石
【外国産】
- 黒龍石
- インパブラック
- クンナム
上記で挙げた石材はどれも御影石と呼ばれる石材となっていて、御影石は墓石に使われる代表的なものとなっています。
もっと詳しく知りたいという方は以下の記事も参考にしてみてください。
墓石以外の墓具の有無
墓具とは、墓石以外の付属品を指します。
主に、外柵・墓誌・塔婆立て・灯籠などがあります。
「みんなが選んだ終活」が行なった墓具についてのアンケートでは、7割の方が「墓具が無い」と回答しました。
「費用を抑えたかった」「1区画があまり広くなく、墓具を設置できない」などといった理由が多いです。
逆に、「墓具が有る」と回答した方のお墓建立にかけた費用は、比較的高い結果となりました。
墓具の費用に加えて、墓具を設置する分土地が広いということになりますので、永代使用料も高くなります。
墓具を設置する費用は、墓具の種類や大きさによって異なります。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
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墓地の種類ごとの利用率
墓地は寺院が運営する寺院墓地、民営や公営の霊園の3つに種類分けされています。
この3つの墓地で価格は変わるのでしょうか。
結論から言うと、墓地の種類によって価格が大きく変動することはありません。
2021年10月に「みんなが選んだ終活」が行なったアンケートでは、3つの墓地の利用状況に差はなく、お墓建立にかかった費用もまちまちでした。
ただ、1つ注意しなければならないことがあります。
寺院墓地を新たに利用する場合、その寺院の檀家になる必要があります。
檀家とは、法要などを優先的に取り行っていただく代わりに、寺院への経済的な支援を行う制度になります。
檀家に入るには、初めに入檀料を支払わなければなりません。
よって、寺院墓地を利用する場合は入檀料分費用が大きくなってしまいます。
入檀料の相場は10万〜30万円と言われています。
お墓の費用を支払うタイミング
お墓にかかる費用についていくつか種類があることをご紹介しましたが、それぞれの契約料金はどのタイミングで支払えば良いのかをご説明します。
墓石代の支払いタイミング
墓石代は石材店と契約の際、着工前に内金の支払いをすることが一般的です。
内金の入金後に墓石の制作が開始され、完成後に残額を支払うことで引き渡しとなります。
また、墓石の購入にはローンでの支払いが可能です。
永代使用料の支払いタイミング
永代使用料の支払いは、墓地の契約時に墓地管理者指定の方法で支払いをします。
一般的には、墓地契約時に永代使用料や初年度の管理料を現金で納入する方法や、1週間~2週間以内に指定口座への振り込みで支払いする場合が多いです。
管理料の支払いタイミング
お墓の管理料は、一般的には年に一度、銀行での引き落としで支払う場合が多いです。
管理料は継続的に支払い続ける必要がありますので、引き落としだと支払い漏れを防ぐことができます。
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お墓の費用を払うのは誰?
お墓の費用を払うのは、お墓を決めたタイミングによって異なります。
いかに詳しくまとめているのでご覧ください。
ご臨終後にお墓を決めた場合
お墓の購入費用や管理費用の負担は、祭祀承継者が担うことが一般的になります。
祭祀承継者の選びかたは、遺言書や故人の生前に残した遺言、遺族間の相談などとさまざまです。
いずれの方法でも決めていない場合については、多くの場合が配偶者や故人の子の長男となるでしょう。
これらはあくまで、事前に決まっていなかったり話し合いで決まらなかったりする場合の一般的なケースです。
基本的に遺族であれば、誰が承継者となっても問題ありません。
また、仮に承継者が定まったとして、必ずしもすべての費用をその方が負担する必要はありません。
支払いなどの名義が承継者になるというだけで、故人の子全員や故人と関係の深かった遺族などで費用を集め、名義人となる承継者が支払う形でも大丈夫です。
生前にお墓を決めた場合
最近では、寿陵墓(じゅりょうぼ)などとも呼ばれる生前墓の需要も高まっています。
これは、故人が生きているうちに自分のお墓の費用を支払っておくことです。
寿陵墓は故人が自分のお墓のデザインを決めることもでき、死後に遺族が負担する費用や手間を抑えるメリットがあります。
こうした生前にお墓を建てることは、霊園によって可能かどうかが異なるので注意しなければいけません。
寿陵墓を建てる際の費用負担は、基本的に故人が生前に支払います。
管理費も事前にすべて払い終えていることがほとんどですが、場合によっては管理費のみ承継者が負担するケースもあるでしょう。
いずれにせよ、お墓の名義人として支払いを負担するのは祭祀承継者か生前の故人です。
費用の負担はともかくとして、祭祀承継者として名義を持つ方は、遺言や遺族間の相談などで決めると良いでしょう。
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一般的に墓石を建てるよりも納骨堂や樹木葬といった墓石を必要としない埋葬方法の方が費用がかからない傾向にあります。
「墓石がないから先祖の供養が出来ないのでは」「値段が安いから質が悪いのでは」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
予算に応じて墓石を建てるのかどうかよく考えた上で判断しましょう。
以下では、墓石を必要としない埋葬方法について紹介します。
納骨堂
納骨堂とは、遺骨を収蔵する施設です。
屋内に納骨するスペースが設けられており、家族や個人といった単位で収蔵することができます。
家族や個人といった個別で収蔵する場合は、納骨スペースの期限が設けられていることがほとんどです。
期限が過ぎたら、納骨スペースは返還され、収蔵されていた遺骨は合祀墓に移されることになります。
最初から合祀墓に入ることも可能です。
また、納骨堂は納骨スペースの大きさなどで多くの種類に分かれます。
最も一般的なのがロッカー型の納骨堂で、その名の通りコインロッカーのような納骨スペースに遺骨を収蔵します。
遺骨を最初から合祀墓に入れ、位牌だけを安置する位牌型や、お参りの際納骨堂の参拝スペースに自動で遺骨が運ばれる自動搬送型納骨堂があります。
納骨堂を利用する際にかかる費用の相場は5万〜200万円です。
位牌型は比較的利用するスペースが狭いため、安価で利用することができます。
逆に、自動搬送型は都心に多く立地が良いことや最新の機器を使っているなどの理由で費用が高くなります。
お参りに関して、納骨堂にはアクセスが良い場合が多いことや、天候に左右されないなどのメリットを持っています。
しかし、納骨堂によっては火気厳禁で線香をあげられなかったり、お供え物自体も禁止している場合もあります。
納骨堂を利用される場合は、事前に規則等をしっかりと確認する必要があります。
樹木葬
樹木葬は、墓石の代わりに樹木を墓標とするお墓で、自然葬の一種として注目を集めています。
樹木葬は個別や合祀などの埋葬方法、ガーデニング型や里山型といった埋葬場所で種類分けされています。
樹木葬も納骨堂と同じく、個別で埋葬する場合は期限が設けられる場合が多く、期限が過ぎたら合祀墓に移されます。
合祀墓に移されると、他の方の遺骨と混ざってしまうので、後から遺骨を取り出すということはできません。
ガーデニング型とは、樹木だけでなく花や芝生といった植物を植え、庭園と同じような環境の樹木葬です。
里山型は、里山自体を墓地として樹木葬を行なっています。
里山型は街中から離れた場所に作られるので、樹木葬の中で一番自然葬に近い形で埋葬することができます。
樹木葬の費用相場は5万〜100万円になります。
最初から合祀する場合が最も費用を抑えることができます。
樹木葬は地域によっても価格が変動します。
西日本では60万円程度で樹木葬を購入されている方が多く、東日本では70万円程度が相場となっています。
特に東京での平均購入価格は約80万円です。
都心に近ければ近いほど価格が高くなっていることがわかります。
散骨
散骨とは、遺骨を粉砕し、山や海にその粉を撒く供養方法です。
樹木葬と同じく、自然葬の一種となります。
以前まで散骨する場所は山や海が一般的でしたが、宇宙に撒く宇宙葬や空中に撒く空中葬というのもあります。
散骨する場合は、遺骨の形がなくなるまで粉砕しなければなりません。
もし形が残ったまま散骨してしまうと法律違反となってしまうので、注意が必要です。
また、散骨する場所にも細かい決まりがありますので、散骨は業者に依頼するのが無難です。
散骨を業者に依頼する場合にかかる費用の相場は5万〜20万円程度です。
宇宙葬や空中葬は比較的高額で、20万〜100万円程度かかります。
散骨を行うと今後供養する対象がなくなってしまうので、抵抗があるという方は少なくありません。
そのような方には、遺骨の一部だけを散骨し、残りは手元に残していくという方法をおすすめします。
手元に残した遺骨は、ペンダントなどのアクセサリーにして供養する手元供養を行う方が多いです。
手元供養なら常に故人を感じることができ、簡単に供養することができます。
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お墓を買うときは石材店選びも慎重に!
お墓の購入にあたり、費用負担の多くが建立費用です。
お墓の建立は、使用する石の材質やデザインなどによる建立の手間などによって大きく変化します。
またお墓を建てるのは、寺院や霊園ではなく石材店です。
石材店を慎重に選ぶことで、お墓の費用を安く抑えることができるかもしれません。
石材店を選ぶ際の注意点やポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
民営霊園は石材店が指定されている場合もある
最初に確認しておかなければならない点として、お墓を建てる予定の霊園で石材店が指定されていないかを知っておきましょう。
霊園は故人を扱うその性質から、宗派や霊園ごとのルールが存在します。
公営霊園などの大きな団体が経営していれば多くの場合は問題ありませんが、民営霊園などの個人で経営している場合は「指定石材店制度」を採用している霊園も少なくありません。
指定石材店制度とは、お墓の建立の際、霊園から指定された石材店からしかお墓の購入ができない制度のことを指します。
指定石材店制度があることで、自分の希望した石材店から購入ができないというデメリットがあります。
指定されている場合は、その石材店でいいのか他の霊園を選ぶべきかを先に考慮しておくことが大切です。
良い石材店の条件
石材店が指定されていない場合は、霊園からおすすめされる場合もあれば自分で選ぶ場合もあるでしょう。
また、先に石材店を選んでおくことで、提携する霊園を紹介してもらえるケースもあるようです。
霊園と石材店のどちらを先に決めるかは個人の裁量となりますが、お墓の建立費用を抑えるのであれば、いずれにせよ自分で石材店を決めることをおすすめします。
石材店を選ぶ際に注目するべき点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
話を聞いてくれる
石材やデザインを選ぶ際は、事前に決めたりしていない限りは石材店の方と相談しながら決めることになるでしょう。
この際、自分の疑問点などを親身になって聞いてくれる石材店は信頼できるお店の可能性が高くなります。
細かな質問に対しても、嫌な顔ひとつせずに回答してくれるような石材店は、今後の追加依頼などをする際にも親身に対応してくれることでしょう。
また、どんな疑問でも対応してくれるのであれば、より自分の希望にあったお墓を建てることができます。
話をしっかり聞いてくれるお店は、他の仕事もきっちりとしているケースが多いため、石材店を選ぶ際の大切なポイントと言えるでしょう。
石材・墓石に関する知識があるか
石材について、さらに言えば墓石についての知識の有無についても石材店選びにおける大切なポイントです。
石材店といっても必ず墓石に詳しいとは限らないうえ、経営者によっては石材に対しての知見もあまりないケースがあります。
特に墓石は、その性質から長い時間を室外で管理されるものとなります。
同じ材質でも産地によって耐久性などに違いが生じる石材は、より知識の深い人が扱うことで、希望の墓石に合致する石材が選べるものです。
知識があるかの判断材料の一つとして、石材に関する業界の団体の属しているかや、お墓ディレクターなどの資格を有している社員がいるかなどがあります。
団体に加盟している石材店であれば、その交流から深い知識を持っていたり、必要な情報を知る繋がりを持っていたりするため信用できるでしょう。
有資格者がいる場合であれば、その技術や知識についても信用できるものと言えます。
公式ページがあれば確認してみたり、事前に電話などで相談してみたりなどしてみることをおすすめします。
見積書や証明書などの書類があるか
見積書や証明書などの書類があるかどうかも、良い石材店かどうかの判断材料です。
特に、その内容が詳細に記されているかどうかも確認してください。
見積書などを出してくれない場合やその内容が大雑把な石材店では、後から追加請求などしてくるケースもあります。
事前に見積書をもらっておくことで明確な費用を知ることもできますし、後々のトラブルを避けるためにも、必ず見積書や証明書を出してもらうようにしましょう。
アフターサービスが充実してるか
お墓はその性質から、建立してから長い期間を管理しなければなりません。
この管理をするうえで、お墓の建立に携わった石材店との交流も長く続いていくものとなるでしょう。
管理や相談など、アフターサービスがしっかりしている石材店を選ぶことで、今後の法要などの際も安心して対応していくことができます。
また、保証については必ず文書などで確認できるようにしてもらうようにしてください。
お墓の管理は自分の代だけで終わらないことも多いので、文書として残してもらうことで後世におけるトラブルなどを避けられる場合もあります。
何社か比較するのがおすすめ!
石材店に限った話ではありませんが、費用を抑える場合や相手を信用するための情報を得るためにも、必ず複数社に相談してから決めるようにしましょう。
少なくとも3社程度には相談し、見積書ももらっておくことをおすすめします。
こうすることで、業界における平均費用を知ることもできますし、各社の特徴の違いを知ることで、より自分と相性のいい石材店を見つけることが可能となるでしょう。
費用だけを見るのではなく、上記で解説してきたような内容について総合評価を決め、より自分が信頼できると思った石材店を選ぶようにしてください。
お墓の費用相場のまとめ
今回はお墓の購入に関する費用の種類や相場を紹介しました。
今回の記事のポイントは、以下のようになります。
- お墓の購入について、全国平均は100万〜300万円程度
- お墓にかかる費用には、「墓石代」「永代使用料」「管理料」がある
- 墓石を建てる土地や石の種類により値段が異なる
供養の仕方やお墓のスタイルも多様化が進み、お墓の選択肢はどんどん広がっています。
今回ご紹介いたしました内容を参考にしていただき、より自分にあったお墓選びが出来るようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。
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