終活カウンセラー
「遺す」から「つたえる」へ。|株式会社結いごとを紹介
更新日:2022.06.11 公開日:2022.05.10
皆さんは遺言にどんなイメージをお持ちですか。
遺言というと、「財産を相続するために」「残された親族が揉めないために」といった目的で書くものであると考えている方が多いのではないでしょうか。
確かに、これらも正しい理由です。
しかし、ただ事務的な目的だけではなく、「想いを遺す」という目的で遺言を書いてみるという選択肢もあるのです。
大切な方への想いを動画に撮って、文章だけでは伝えられないあなたの想いを遺す体験を通じて、遺言を書く新たな意味を見つけてみるのはいかがでしょうか。
今回は、遺言動画作成サービス・自分史作成サービスを提供する「株式会社結いごと」をご紹介します。
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株式会社結いごととは
株式会社結いごとでは、「相続が想いを伝える場面になるような、そんな世の中を作りたい」という思いから、遺言動画作成サービス「結いごと」、自分史作成サービス「結いがたり」を提供しています。
「結いごと」は、遺言の作成と合わせてメッセージ動画を作成するサービスで、文章だけでは伝えられない想いを遺すという体験を通じて、充実した人生への道筋を提供します。
「結いがたり」は、動画付きの遺言サービスに自分史がセットになったサービスで、写真をふんだんに使用し、取材と執筆をした絵本のようなスタイルの自分史を作成することができます。
代表取締役の横溝様にインタビュー
みんなが選んだ終活:
サービスをはじめたきっかけを伺えますでしょうか。
横溝様:
私は相続に特化した税理士という仕事をしており、もめてしまうご相続がこの最近どれほど増えているかということを良く良く肌で感じます。
そんな中で、遺言さえあれば、またはたった一言の言葉があれば、揉めなかったであろう相続がなんと多いことかと感じ、遺言だけではない、家族へのメッセージだけでも残してもらうことで不要な争続を無くしていきたいと思いました。
みんなが選んだ終活:
「結いごと」の名前の由来をお伺いしてもよろしいでしょうか。
横溝様:
遺言(ゆいごん)という言葉からもじりました。
また、心を結ぶという意味と、いつの日か「結いごと」が1つの行事になるくらいの世の中を想像して、お祝いごとの「ごと」のような意味で「ごと」という言葉を使っています。
みんなが選んだ終活:
「結いごと」とはどのようなサービスなのでしょうか。
横溝様:
相続専門の税理士が、遺言と合わせてメッセージ動画を付けて、大切な家族に財産だけでなく大切な想いを残されていくことを目的としたサービスです。
ご自身の大切な方に遺すべき言葉を探すため、約一週間かけて自分自身と向き合ってもらうノートがあります。
このノートを使いながら、どんな言葉を残すべきかを自分の「過去」と「今」と「未来」に対して向き合っていただく「体験」を通じて、言葉を残す方のこれからの人生の目的に気づいてもらうことが最終目的です。
みんなが選んだ終活:
「結いごと」と遺言の関係性や違いをお伺いしてもよろしいでしょうか。
横溝様:
「遺言」+「メッセージ動画」=「結いごと」です。
現在の日本において、財産を遺すためには文書という形で遺す必要があります。
ですが、文章では遺せない「想い」をメッセージ動画に残していただくのが「結いごと」です。
みんなが選んだ終活:
実際には遺言を書かれている方は少ないと伺いました。
遺言を書くことの大切さはどのような点にあるのでしょうか。
横溝様:
相続に携わっているとわかるのですが、やはり家族は親があって成り立つ部分が大きいです。
つまりは、お父様やお母様がいたときは仲良くやっていたご兄弟も、親がいなくなると調整ピンが無くなると言いますか、相続をきっかけにもめてしまう家族は少なくありません。
遺言は親としての最後のお勤めとして捉えて実行していただくことで、相続に関する1つの指針となり、もめてしまう相続が激減すると考えています。
みんなが選んだ終活:
自分自身に置き換えて考えると、遺言を書くタイミングやどのような内容を書けばよいか悩んでしまいそうです。
遺言を書くタイミングや、書くべき内容についてお伺いしたいです。
横溝様:
遺言を書くにあたって早すぎるということは無いと思います。
1つタイミングとして言えるとしたら、結婚して家族を作ったらでしょうか。
今のご時世、いつ何時なにがあるかわかりません。
また、遺言は何度でも書き換えられますので、保険と一緒で備えておくことに間違えは無いと思います。
みんなが選んだ終活:
「結いがたり」というサービスも提供されていると思います。
こちらは、どのようなサービスなのでしょうか。
横溝様:
「遺言」+「メッセージ動画」+「自分史」=結がたりです。
結いごとのスピンオフ商品で、ご自身の人生を振り返り1つの形として残されたい方向けの商品となっています。
みんなが選んだ終活:
横溝様に寄せられる事の多い相談内容をお伺いしてもよろしいでしょうか。
横溝様:
結いごとを利用されるにあたり、動画を撮影されることに抵抗感が多い方は少なくありません。
しかし、結いごとの一番の目的は、自分の終活に向き合うことで、自身の人生と向き合う「体験」をしてもらうことにあります。
実は、メッセージ動画を作るにあたって、事前に一週間かけて自身の人生に向き合ってもらう「結いごとノート」というオリジナルのノートがあります。
私たちは心のエンディングノートと呼んでいますが、このノートを使って自分の家族に何を伝えようかと考えていただく「時間」が、実の意味では私が一番提供したかった「時間」でもあります。
動画は特になくても大丈夫です。
「自分と、そして自分の大切な人へ何を伝えなくてはならないのかを考えることができれば、それはもう『結いごと』だと思っています。」というお話を良くします。
みんなが選んだ終活:
最後に、みんなが選んだ終活の読者に一言お願いします。
横溝様:
結いごとは、最近増えてきた単なる遺言動画サービスとは異なり、遺言を遺す方のこれからの人生の目的を見つけていただくことをゴールとしているサービスとなります。
大切なのは遺されるご家族だけでなく、あなた自身もです。
「終活という経験を通じて、人生を生きる意味に一石を投じたい。」
そんな思いで私たちはサービスをご提供しています。
会社情報
会社名 | 株式会社 結いごと |
代表者 | 横溝 大門 |
住所 | 東京都国分寺市本町2-12-2 大樹生命国分寺ビル7F |
電話番号 | 0120-268-074 税理士法人横溝会計パートナーズ内042-321-9583 |
URL | https://yui-goto.com/ |
取材を終えて
今回の取材を通して、「遺言を書く」ことへのイメージが一変したように感じました。
私は、遺言を書くことにはトラブルを防ぐ目的が大きいというイメージを持っていました。
しかし、遺言そのもの、そして遺言を書くためのプロセスを通して、自分が大切にしている方々への「想いを遺す」という意味を見出すこともできるのです。
皆さんも「結いごと」を利用して「想いを遺す」遺言を書いてみてはいかがでしょうか。
今回は、遺言動画作成サービス・自分史作成サービスを提供する「株式会社結いごと」を取材させて頂きました。
横溝様、お忙しい中取材に応じてくださり誠にありがとうございました。
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