終活カウンセラー
「もの」で人と人との繋がりの輪を|株式会社フリーアールをご紹介
更新日:2022.06.11 公開日:2022.06.01
皆さんは遺品整理、生前整理において、たくさんある品々をどう整理すべきか困ったことはありませんか?
「物がたくさんあるから処分しなくてはいけない」
「だけど、想いがこもっていて捨てられない」
そんな経験はありませんか?
手元に残すか処分するかの二択を考えてしまいがちですが、その「もの」を必要として大切に使ってくれる誰かに繋げていくという選択肢もあるのです。
今回は、「もの」を介しての人と人との繋がりを大切にし、「大きく自由なリサイクルの輪を作る」ことを目指す株式会社フリーアールをご紹介します。
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株式会社フリーアールとは
株式会社フリーアールは遺品整理をはじめとして、不用品の買取、不動産業など多くの分野で活躍しています。
「もの」の移動に伴う「ひと」の様々な思いや感情、そして「ひと」と「ひと」のつながりに注目し、お互いにとってメリットのある、無駄やズレのない丁寧な架け橋を作ることを大切にしています。
遺品整理・生前整理に関して、専門性の高い経験やノウハウを持つスタッフが在籍し、お客様にとっては不用な品も、役に立つ商品として評価され、需要のある人・場所へ届けています。
専務取締役 松野様にインタビュー
みんなが選んだ終活:
webサイトを拝見して、貴社は「人」のつながりを大切にしていらっしゃる印象を受けました。
また「フリーアール」という名前には「大きく自由なリサイクルの輪を作りたい」という思いが込められていることを知りました。
遺品整理においては、この思いがどのように反映されているのでしょうか。
松野様:
人と人の繋がりは社会の基本的な構成だと思いますが、私たちフリーアールは人と人の繋がりを「もの」を介して広げています。
今まで誰かに使われていた「もの」を介して、「いらない人」と「ほしい人」を繋げています。
遺品整理をご依頼される方のほとんどは、亡くなられた方のお住まいにあったものに思い出や愛着をお持ちです。
亡くなられた方が使っていたもの、兄弟のもの、または自分が小さい頃に使っていたものなど、「もの」にはプラスαの価値があります。
そういったものは、みなさん簡単には手放すことが難しく、なかなかお片付けが進みません。
私たちにできることはその「もの」を「ほしい」と言って大事に使ってくれる人を見つけ、次に繋げていくことです。
「もの」が先に繋がっていくことで、少しでも心の喪失感を和らげることができたらと考えています。
みんなが選んだ終活:
国内のみではなく海外にもルートを持っていらっしゃいますが、遺品整理の観点ではどのようなメリットがあるのでしょうか。
松野様:
「ほしい」人を見つけやすくするためには、マーケットを広げて分母を大きくする必要があります。
国内だけでは多くの「もの」を次の使い手に繋げるのが難しいので、海外のマーケットを取り込むことで、「ほしい」人を見つけやすくするというメリットがあります。
みんなが選んだ終活:
海外のマーケットを取り込むことで、大事に使ってくれる「ほしい」人へ届く可能性も広がっているのですね。
国内と海外ですと、それぞれどの程度の割合で「ほしい」人へ届いているのでしょうか。
松野様:
国内と海外の販売の割合は、数量で表現すると1:9くらいの割合になると思います。
国内のマーケットの縮小と海外のマーケットの成長をここ10年でとても実感しています。
みんなが選んだ終活:
貴社のブログを拝見して、例えば、「賃貸の場合に備え付けのエアコンか否かの確認をする」といったような細かな点への気配りを感じました。
遺品整理の物件が賃貸と持ち家の場合での、対応の違いで心がけていることはございますでしょうか。
松野様:
賃貸と持ち家で遺品整理の仕方に特段の変わりはありませんが、その物件の所有者と遺品整理の依頼者が異なる場合には、所有者の意向をきちんと理解しなければ、トラブルの原因になります。
私たちはプロですので、ただものを片付けるだけではなく、「なぜ遺品整理をするのか」「遺品整理をした後に何をしたいのか」という背景まで理解した上で、最善の方法をご提案しております。
みんなが選んだ終活:
物件の所有者と遺品整理の依頼者間でトラブルが発生してしまう可能性があるのですね。
発生しやすいトラブルや、印象に残っているトラブルなどはございますか。
松野様:
トラブルでよくあるのは、お引き取りしたものを後日「返してほしい」といったケースです。
焦って片付けをしてしまうと、特にこういったトラブルが起きやすいです。
フリーアールでは、お客様の片付けの気持ちに迷いがないかを今一度考えてもらうため、見積もりをして、ご依頼いただいてから、作業開始までにある程度の期間を設けております。
買取にもクーリングオフの制度は適用されるので、クーリングオフの期間内にお引き取りしたものは、もちろんお返し致します。
しかし、大型家電や家具など、クーリングオフの対象外となるお品物もありますので、お客様には本当にいらないものかどうか、ご依頼時に再度確認をお願いしております。
みんなが選んだ終活:
ご遺族の中には、「思い出が詰まっている」などの理由から、「遺品整理はなるべくご遺族自身で行いたいが、遺品の量や仕事の都合からご遺族のみではできない」という方もいらっしゃると思います。
そのような方々には、どのようなご提案をしていらっしゃいますか。
松野様:
基本的に遺品整理は、お客様ご自身で一度お片付けをすることをおすすめしております。
思い出のものの整理はもちろんのこと、現金や貴金属などの高価なものが残っていることはよくあります。
もちろん、弊社はそういったものが出てきた場合には全てお客様にお返ししておりますが、他社ではトラブルもよく耳にします。
お客様ご自身でどうしてもお片付けができない場合は、一括して弊社が請け負うことも可能ですが、「自分でなんとかしたいが手を貸してほしい」というご要望であれば、私どもがお客様と一緒に作業に入ることもできます。
お客様に仕分けをしてもらっている間に、荷物を出し、次の仕分けのためのスペースの場所を作るなど、お客様のお片付けのサポートをすることで、片付けの速度をあげて負担を減らすことも可能です。
お客様の時間や金銭的な余裕は人それぞれですので、まずはお客様のご要望を伺っております。
みんなが選んだ終活:
おおよその間取りやお部屋の広さと比例して、遺品整理にはどのくらいの日数が必要なのでしょうか。
松野様:
必要な日数はケースバイケースです。
1ルームでも、ものが多い場合は2〜3日かかることもあります。
逆に、戸建ての5LDKが1日で終わることもあります。
お部屋の広さよりも、お部屋にあるもの、そして搬出経路が上手く確保できるかが重要です。
ただ、どんなに物が多くて広い建物で、トラックまで数百メートルの距離がある現場であっても、作業が1週間以上かかったことはありません。
1〜3日程度で、大体の片付けは終わります。
みんなが選んだ終活:
最大でも3日程度あれば完了できるのですね。
お部屋によって作業人数が異なってくると思いますが、短期間での完了を希望するお客様の場合は、作業人数を増やすことも可能なのでしょうか。
松野様:
お客様のご希望で作業員の増減は可能ですが、基本的には現場に弊社の社員しか入れないため、上限はあります。
できるだけ無駄のない、効率的な作業を目指しておりますので、見積もりは最小の作業員でご提示しています。
みんなが選んだ終活:
遺品買取の際は様々な知識が必要になると思います。
貴社には、遺品整理士の資格のほかにも様々な資格を持った方がいらっしゃると伺っています。
具体的には、どのような資格を持った方が在籍されているのでしょうか。
松野様:
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、遺品3Rディレクター、ファイナンシャルプランナーといった資格を持ったスタッフが在籍しております。
みんなが選んだ終活:
幅広い資格をお持ちのスタッフが在籍していらっしゃるのですね。
遺品整理の現場においてはどのようにご活躍されているのでしょうか。
松野様:
遺品整理をするということは資産の整理をするということでもあります。
建物の中にあるものだけでなく、建物自体の整理をご希望の方も多くいらっしゃいます。
弊社は不動産の売買や仲介も行っておりますので、片付けをした後に建物をどのようにするのか説明を頂くことで、さらに無駄のないお片付けを提案することも可能です。
お客様の片付けや整理に対して、税金や相続の問題も含めてワンストップで対応させて頂きます。
みんなが選んだ終活:
遺品整理や生前整理において、特に心がけていらっしゃる点はございますか。
松野様:
「まずは『人』を大切に。」そして、「『もの』も大切に。」を心がけています。
私たちの仕事はものを売る仕事ではないので、仕事が終わった後にお客様の元に何が残るのかを意識しています。
それが「心」「時間」または「お金」なのか。
遺品整理は、目的ではなく、あくまで次のステップに進むための過程だと考えています。
次のステップに進みやすいように、お客様に何らかの余裕やゆとりができればいいなと考えています。
みんなが選んだ終活:
遺品整理や生前整理において、貴社の強みはどのような点にあるのでしょうか。
松野様:
クチコミの評価の高さやリピーター様の多さから、ある程度お客様に満足していただけるサービスが提供できているのではないかと自負しております。
中でもお客様からの評価ポイントで一番多いものは金額が安いということだと思います。
私たちは基本的にゴミを出さないように、「もの」を売り、再生できる手段を日々探しています。
「もの」を大事にすることで、お客様の負担する費用が安くなるというところは私たちの強みだと思います。
みんなが選んだ終活:
最後に、今後のサービスの展望について教えていただけますでしょうか。
松野様:
現在は、海外販路をさらに開拓中です。
より多くの「ほしい人」を探していきたいと思います。
それと、これから日本は超高齢化社会に向かっていきますが、高齢者のお住まいの特徴に「もの」が多いという傾向があります。「もの」が少ない時代をご経験されてきたことが影響しているのかなと考えておりますが、現在の生活に必要のないものが大量に溢れ、生活のスペースを圧迫しているというケースをよく見かけます。
高齢者の方とお話をすると、使わないけど捨てるのはもったいないとおっしゃる方がほとんどですが、フリーアールは捨てずに必要としている人にあげるんだよと伝えるとみなさん快く手放してくれます。
ご不用なものを納得の行く形で手放し、生活のスペースが広くなることで家が快適になったとお声がけを頂くことは多々あります。
そういった高齢者の方とつながる窓口としてこれから「まごころサポート」というサービスと連携をとっていきます。
みんなが選んだ終活:
「まごころサポート」との連携では、どのようなサービスを提供していらっしゃるのでしょうか?
松野様:
「まごころサポート」とはMIKAWAYA21を本部とする全国展開の高齢者生活支援のFC事業です。
シニアの小さなお困りごとから大きなお悩みまで、地域の信頼できるコンシェルジュが解決し、シニアの暮らしを今より豊かにするというサービスを提供しております。
高齢者のお困りごととして多いものは、お片付けとデータが出ております。
先ほどもお伝えしましたが戦後のものが少ない時代を経験された方達は、ものをとても大事にしている方が多いです。
大事にする気持ちが強く、捨てると言う行為に拒否反応を示す方はとても多くいらっしゃいます。
フリーアールはまごころサポートと連携をとり、高齢者の方が大切に保管されてきた使い道がないものを、「次の使い手がいるよ」と新しい人に繋げる形でお引き取りをしていき、不用なものが納得の行く形でなくなることで、部屋も気持ちもスッキリし、高齢者の方により豊かな生活を送っていただけたらと考えています。
会社情報
会社名 | 株式会社フリーアール |
住所 | 〒252-0816神奈川県藤沢市遠藤2023-12 |
電話番号 | 0466-88-3318 |
営業時間 | 9:00 – 17:00 |
事業所 | 藤沢本店: 〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤2023-12 埼玉支店: 〒351-0001 埼玉県朝霞市大字上内間木776-1 |
代表取締役 | 近藤 正人 |
URL | https://free-r.co.jp/ |
店舗名 | まごころサポート 藤沢十色店 |
店舗住所 | 〒252-0816 藤沢市遠藤4489-105 慶応藤沢イノベーションビレッジ内 |
電話番号 | 0120-849-027 |
営業時間 | 8:00 – 18:00 |
オーナー | 松野幸弘 |
URL | http://shop.mikawaya21.com/shop/fujisawa_toiro/ |
取材を終えて
今回の取材を通して、人と人との繋がりを大切にして、その繋がりを「もの」を介して広げていきたいという思いを強く感じました。
この思いは遺品整理のサービスでの隅々まで行き届いた配慮からも実感できます。
依頼者様、そして思いの詰まった品々に寄り添ったサービスを、皆さんも利用してみてはいかでしょうか。
今回は、遺品整理・生前整理のサービスを提供する「株式会社フリーアール」を取材させて頂きました。
松野様、お忙しい中取材に応じてくださり、誠にありがとうございました。
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