お墓
合祀墓と永代供養の違いって何?永代供養のメリットなども解説!
更新日:2024.02.03 公開日:2021.08.25

お墓の種類が多様化しています。
お墓の広告などで合祀墓や永代供養という言葉を目にする機会も増えてきたのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- 合祀墓と永代供養の違い
- 永代供養のメリット
- 永代供養のデメリット
以上の内容で解説していきます。
合祀墓と永代供養がどのようなものなのかを学び、違いを理解してご自身やご家族のお墓を選ぶときの参考にしましょう。
その他のお墓の種類についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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合祀墓と永代供養の違い
合祀墓と永代供養は同じような場面で使われる言葉です。
しかし、これらの言葉が表すものは違います。
まずは合祀墓と永代供養の違いについて説明しましょう。
合祀墓とは
合祀墓とは骨壷に納められている遺骨を取り出して、他の人の遺骨と同じ場所に埋葬するタイプのお墓です。
複数の人の遺骨を1つの大きな骨壺にまとめて入れるというイメージです。
他人と一緒に合わせて祀るお墓なので合祀墓といいます。
合葬墓(がっそうぼ)という言い方もあります。
また、注目を集めている埋葬方法の一つに散骨があります。
こちらは遺骨を細かく砕いて故人の希望などにしたがって海や山などに撒く方法で、通常はお墓を建てません。
故人を自然に帰すというイメージです。
お墓を建てて複数の人を1箇所に埋葬する合祀墓と散骨は違います。
永代供養とは
永代供養は、合祀墓のようにお墓の種類の名前ではありません。
埋葬した後のお墓の管理や供養の制度の一つです。
さまざまな事情でお墓参りに行けない遺族の代わりに、お寺や霊園がお墓の管理や読経などを行ってくれる「サービス」と言えます。
したがって、永代供養の対象となるお墓は合祀墓に限られません。
昔ながらのお墓を建てて永代供養をしてもらうこともできます。
少子化の影響で継承者がいない、遠隔地に住んでいるためにお墓の管理が困難だというケースが増えています。
そのため、管理の負担が少ないお墓として永代供養が注目を集めています。
また、「永代」という言葉から永遠というようなイメージを持たれるかもしれませんが、それは間違いです。
永代供養は未来永劫にわたって管理や供養を行ってくれるものではありません。
通常は33回忌などの一定の期間を経て、最終的には合祀され他の遺骨と合わせて供養されることになっています。
合祀墓は永代供養墓の一種

永代供養をしてもらえるお墓のことを永代供養墓といいます。
上で説明した合祀墓は、永代供養墓の一種になります。
ここでは主な永代供養墓の種類とその特徴、費用の相場について説明します。
なお、費用については寺院や霊園により大きく異なる場合がありますので、参考程度にとどめておいてください。
合祀墓
石碑などを建てて、その下に複数の人の遺骨を分けることなく埋葬します。
他人の遺骨と混ざるため、後から遺骨を取り出すことはできません。
希望すれば石碑などに名前を刻むことができる場合もあります。
費用は5万~30万円です。
集合墓
1つの石碑などを建てて、その下に複数の人の遺骨を個別に分けて埋葬します。
合祀墓と違い骨壺単位で納められますので、混ざることはありません。
ただし、一定の期間を過ぎると合祀されます。
保管スペースが必要なため費用は上がり、20万~60万円です。
個別墓
昔ながらの一般墓と同じように個別に墓石を建てて埋葬します。
ただし、一般墓と違い一定の期間を過ぎると合祀されます。
個別に墓石を建てるため費用はさらに上がり、50万~150万円です。
樹木葬
墓石を建てるのではなく霊園の樹木などを墓標として埋葬する方法です。
費用は20万〜80万円程度になります。
納骨堂
屋内に設けられた納骨施設です。
ロッカー型や仏壇型、位牌型などさまざまなタイプがあります。
費用はタイプによって、5万~200万円程度と大きな差があります。
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永代供養のメリット

なぜ永代供養は注目を集めているのでしょうか。
そのメリットは何なのか、昔ながらのお墓との違いに着目して解説します。
跡継ぎが必要ない
1つ目のメリットは、跡継ぎが必要ないことです。
昔ながらのお墓では跡継ぎがいないと墓を管理する人がいなくなり、無縁墓となってしまいます。
しかし、永代供養であればお寺や霊園が管理や供養を行ってくれるので、その心配はありません。
また、跡継ぎがいても遠方に住んでいる場合などは管理をするのが大変です。
永代供養であれば、その負担が軽減できます。
費用が安価
費用が安価であるというメリットがあります。
一般的なお墓を建てるとなると100万~350万円ほどお金がかかります。
永代供養墓であれば種類によって差はありますが、比較的少額に抑えることができます。
その後の維持にかかる費用や手間なども軽減できます。
宗派を問わない
宗派を問わないというメリットもあります。
昔ながらのお墓をお寺に建てるとなると、そのお寺と同じ宗派であることを求められたり、檀家になることを求められたりする場合があります。
しかし、永代供養墓であれば宗派や檀家であることを問われないことが多いです。
永代供養のデメリット
一方、永代供養にはデメリットもあります。
永代供養墓を選択する前によく考えておく必要があります。
永代供養には期間がある
個別の永代供養を契約したとしても、永遠に個別で供養してもらうわけでありません。
通常33回忌を目安として、期間が過ぎると遺骨は合祀墓にうつされます。
このような理由もあって、親族からの理解が得られない場合もあります。
永代供養を行う際は、親族と十分に話し合うことが必要になります。
改葬はできない
一度お墓に埋葬した遺骨を取り出して別のお墓に移すことを改葬といいます。
合祀された遺骨は他の人の遺骨と混ざってしまうため、後で取り出すことはできません。
よって、何らかの事情で後から改葬したいということになっても、改葬することはできません。
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永代供養と永代使用の違いは?

永代供養と似た言葉で「永代使用」があります。
混同されがちな2つの言葉ですが、意味は全く違います。
ここでは永代使用について説明します。
お墓を建てる際にはお寺や霊園の土地の区画を使用します。
永代使用とは、お墓が続く限りその区画を永代にわたって使用することです。
お墓を建てる時に「お墓を買う」という言い方をしますが、正確にはお墓用の土地を買っているのではなく、使用する権利を買っています。
その権利が永代使用権で、それを購入するためにお寺や霊園に支払う代金が永代使用料です。
永代使用料は通常、契約時に1度だけ支払います。
合祀墓と永代供養の違いのまとめ

ここまで合祀墓と永代供養の違いや、永代供養のメリット、デメリットなどを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 合祀墓はお墓の種類、永代供養はお墓のサービスの種類
- 永代供養のメリットは跡継ぎが不必要であり費用も安く、宗派を問われないこと
- 永代供養のデメリットは遺骨を取り出したり改葬したりできないこと
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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