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お墓

お墓の種類や特徴は?建立にかかる費用やお墓以外の供養法も解説

投稿日:2021.06.17
更新日:2021.12.05

  1. お墓について
  2. お墓の種類や特徴とは?
  3. お墓の建立にかかる費用
  4. お墓の管理方法と管理にかかる費用
  5. お墓のデザインとそれぞれの特徴
  6. お墓を買うなら生前がいいって本当?
  7. お墓を検討する際の手順と注意点
  8. 故人と一緒に火葬できるものとは?
  9. お墓を持たないという選択肢も知っておこう
  10. 地域別に見るお墓の人気デザイン
  11. お墓の種類や特徴についてまとめ

お墓について

近年ではお墓の多様化が進んでいます。

そんな中、お墓について考え直したり、終活として調べ始めている方も多いのではないでしょうか。

  • お墓の種類や特徴は?
  • お墓の建立にかかる費用は?
  • お墓はいつ立てるべき?

このような疑問の解決を主題として、他にも最新の供養方法やお墓の地域による違いなど、バラエティー豊かに紹介していきます。

ぜひ最後までお読みになり、後悔の無いお墓選びの際の参考にしてください。

お墓の種類や特徴とは?

お墓には色々な種類があります。

多くの種類はあっても、お墓としての共通の役割も存在します。

まずはお墓の基本的なところから見ていきましょう。

お墓が担う役割とは?

初めに、お墓の役割について解説していきます。

いざ役割を聞かれるとわからない方も多いかと思います。

それではお墓についての理解を深めていきましょう。

遺骨を埋葬する物理的役割

お墓が担う最大の役割は、遺骨を埋葬することです。

遺骨は必ず墓地で埋葬するか、自宅に置いて供養する手元供養をしなくてはなりません。

また、手元供養をする場合でも、供養した本人が亡くなった場合には埋葬しなくてはなりません。

このように、お墓は遺骨を埋葬するという物理的な役割を担っています。

故人をしのぶ精神的役割

お墓に手を合わせ、故人に近況報告をする方も多いでしょう。

日本人が持っている死生観では、人が亡くなったとしても魂は滅びず生きている人々を見守ってくれています。

お墓は故人の魂が安らかであることを祈る場所でもあり、故人と生きている人を繋ぐ精神的な役割を果たすのです。

また、親族全員で集まってご先祖様の冥福を祈り、一族の歴史に思いを馳せる場所としても精神的な役割を果たします。

お墓の種類とそれぞれの特徴

お墓について調べていると、種類の多さに驚かれる方も少なくないでしょう。

一つ一つ丁寧に解説していきますので、ぜひご覧ください。

家墓

家墓とは、「〇〇家の墓」のように家名を刻んであり、その家の家族や親族の遺骨を共同で納める形態のお墓のことです。

家墓では単位が家になっていて、その家の先祖から子孫へと引き継がれていきます。

家墓では、一般的にその家の長子が墓を引き継ぎます。

家族を代表して供養を行ったり、墓の管理をする役割を長子が担います。

しかしながら、少子高齢化が進んだ現代では、お墓の維持が難しくなる家庭も増えています。

夫婦墓

夫婦墓とは、夫婦が二人で入るために作る墓地です。

夫婦墓の特徴について解説します。

夫婦墓は、
・のちに永代供養される個別墓
・2人で1つの区画を使う樹木葬
・2人で1つのスペースを使う納骨堂
の3種類が主となります。

初めは一般的なお墓の形を取り、のちに合祀される個別墓が最も主流です。

また建立するお墓の墓標には、夫婦の名前を連名で入れるのが一般的です。

契約期間中は個別墓で供養をし、契約期間が切れると遺骨が合祀され、個別墓は撤去されます。

契約期間は最後の納骨から数えて15年~30年ほどの場合が多いです。

なお、霊園側が管理・供養を行ってくれる永代供養式をとることが多いです。

永代供養式をとった場合、お墓参りやお墓掃除をしたり、年間管理費を支払ったりする必要がないため、残された家族への負担が小さいことがメリットです。

両家墓

両家墓とは、夫婦それぞれの実家のお墓を一つの区画に納めるタイプのお墓です。

両家墓のメリットとして、お墓の継承者不足の解消があります。

たとえばどちらかの家系にお墓の後継者がいなかったとしても、もう片方の家系でお墓を管理してもらえます。

また、お墓が一つにまとまっているためお墓参りのための移動の手間が省け、お墓の手入れも楽になります。

注意点として、寺院墓地はその寺の檀家となることが前提となるので、もし両家の宗派が違う場合は改宗しなければならないケースもあります。

公営霊園・民営霊園では宗旨・宗派を問わない場合がほとんどです。

両家の宗教が異なったとしても建立が可能であることが多いです。

個人墓

個人墓とは、先祖代々同じ墓に入る家墓と異なり、一人だけが埋葬されるお墓のことです。

個人墓はかつて、歴史に名を遺した武将や著名人が功績を称えられて入るお墓でしたが、現在は少子高齢化のために
後継者のいない人が建てる個人墓が増えています。

お墓の後継者が見つからない人は永代供養墓に埋葬されるのが一般的ですが、他の人と一緒に供養されるのに抵抗感がある人に人気のお墓です。

個人墓は後継者がいない人が建てるお墓のため、その後の管理を企業側に任せるために永代供養の契約が必要です。

他人と一緒の墓に埋葬されるのではなくあくまで個人として供養してもらえるため、永代供養にかかる料金は高い傾向があります。

共同墓

共同墓には大きく二つの意味があります。

一つ目の意味は地域ごとに共同で管理されているお墓という意味です。

二つ目の意味は共同で複数の遺骨が埋葬されるお墓のことです。

同じお墓の中で眠る他人のことを指す「墓友」という言葉もできています。

お墓の建立にかかる費用

ここではお墓の建立にかかる費用の相場からその内訳まで詳しく解説します。

費用に関することなのでしっかり理解していきましょう。

維持費ではなく、建立のみにかかる費用です。

お墓の建立にかかる初期費用の相場

新しくお墓を建設する際にかかる相場は150~250万円です。

新しくお墓を立てる際には「永代使用料」「墓石代」「工事費用」が必要となりますが、購入のタイミングなどによっても価格は変動します。

お墓の建立にかかる初期費用の内訳

お墓を建設する際に何にお金がかかっているのでしょうか。

ここではお墓の建立にかかる初期費用の内訳について丁寧に解説します。

永代使用料

永代使用料とは、お墓を建てる際に霊園やお寺に対し、その土地を使う権利を得るために支払う料金のことです。

土地を買うためのお金ではないということに注意が必要です。

永代使用料は購入時に支払うもので、毎年支払う必要はありません。

永代使用料はそのお墓を使う子孫の分まで支払うため、子孫たちにその土地の使用権が引き継がれます。

墓石代

墓石代は石材の費用によって決まります。

石塔、外柵、墓碑等がありますが、それぞれ別の石を使用してもかまいません。

石の値段は硬度や吸水率、産地、希少価値があるかどうかなど、さまざまな理由によって変動します。

また、石を使う量が多ければ多いほど料金は割り増しになります。

円形のデザインにするなど、削った分の料金がかかるため注意が必要です。

工事費用

墓地の整備工事費石の加工費用です。

整備工事費は、基礎工事や残土の処分費も含まれます。

主に墓石の加工費は墓石の値段に対して30~40%くらいだと考えてよいでしょう。

石を削る手間が増えるので、曲線が多いなどの凝ったデザインは加工費が高くなります。

手の込んだデザインや彫刻を施す場合は、費用を事前に確認しましょう。

お墓の管理方法と管理にかかる費用

先ほどはお墓の建立にかかる費用について解説しました。

ここではお墓を管理する際にかかる費用、お墓の管理方法について解説します。

お墓の管理とは具体的に何をする?

お墓の管理と言われても具体的に何をすれば良いのでしょうか?

ここではお墓の清掃植木の剪定献花の三つを具体的に説明します。

お墓の清掃

敷地内の清掃をしましょう。

雑草を抜いたり、落ち葉や枯葉の除去を行ってお墓が荒れないようにしましょう。

敷地内の清掃が終わったら墓石の清掃をしましょう。

基本的に水洗いで十分です。

水で汚れを洗い流した後タオルで拭きましょう。

最後はお供え物をして、線香をあげましょう

植木の剪定

剪定とは伸び過ぎた枝や葉を切って整えることです。

最低でも一年に一回は剪定しましょう。

夏と冬の半年に一回やるのがベストです。

伸びすぎた植木(2.5m以上)は危険ですので業者に頼むようにしましょう。

献花

基本的に決まりはありません。

しかし、トゲや毒のある花、匂いの強すぎる花は避けましょう。

供える時のポイントがいくつかあるので紹介します。

法事の際は白を基調にしましょう。

他の色を入れるときも淡い色を選ぶと良いです。

普段のお墓参りの際は、華やかな色で彩ることが大事です。

白・紫・赤・黄の4色や、その4色にピンクを加えて5色にする組み合わせが多いです。

また本数は3本、5本、7本といったように奇数で飾ることが一般的です。

お墓の管理にかかる費用はどれくらい?

お墓は維持することにもお金がかかります。

いくらかかるのか購入する前に把握しておきましょう。

霊園や寺院に支払う管理費の目安

お墓の年間管理費の相場は5千円〜2万円です。

都心に近いほど高額で、地方であるほど安くなる傾向があります。

公営霊園は比較的管理費が安いです。

お墓の修繕やメンテナンスにかかる費用

お墓の修繕は内容によって大きくかかる費用が変わります。

・ひび割れ、目地の割れ 3万〜5万円
・墓石のずれ 3万〜30万円
・墓石の傾き 100万〜200万円

かなり高額になる可能性もあることから、自分で修理をしようと思われるかもしれませんが、余計に悪化する可能性があるので業者に頼むことをおすすめします。

お墓参り代行サービス

お墓参り代行サービスとは、その名の通り業者が代行して掃除やお供えをするサービスです。

プランにもよりますが、一回の代行サービスで2万円ほどです。

なかなかご自身でお墓参りに行くことができない方にとてもおすすめです。

お墓のデザインとそれぞれの特徴

霊園や寺院でお墓参りに行くとさまざまなデザインのお墓を目にすると思います。

どのようなデザインの種類があり、特徴に違いがあるのかを解説していきます。

和型墓石

お墓の形として日本で最も一般的なのが和型墓石の三段墓でしょう。

棹石、上台・中台、下台(芝台)からなるものが主流です。

世代を問わず受け入れられやすい

石でお墓を作る習慣は平安時代から始まりましたが当時はお墓を持てるのは上流階級の人のみでした。

明治時代後半に一般庶民も家族単位でお墓を立てるようになると墓地の区画面積が狭くなり、コンパクトな三段墓が主流となりました。

伝統的な和型墓石は世代を問わず受け入れられやすいです

ほとんどの墓地や霊園に建てられる

一部の墓地寺院では洋風墓石やデザイン墓石が建てられない場合もあります。

しかしながら和型墓石はほとんどの墓地や霊園に建てることができるということもメリットの一つです。

地震に弱い

重くて大きい石材で建てられた和型墓石は一見頑丈そうに見えます。

しかしながら縦に大きい和型墓石は重心が高いため実は地震、特に横揺れに弱いという特徴があります。

洋型墓石

洋型墓石は旧来の和型墓石とは異なる、モダンな雰囲気でスタイリッシュなデザインが特徴です。

横長で高さは低めなどっしりとした形状で、地震にも強いため近年人気が高まっています。

宗教色がうすい

洋型墓石は宗旨宗派を不問とすることがほとんどです。

信仰が自由なことも近年洋型墓石が選ばれる理由の一つとなっています。

墓石に好きな言葉を彫ることができる

和型墓石には「○○家之墓」といった彫刻を入れるという大まかな決まりがありますが、

洋型墓石の場合には墓石に彫る文字に決まり事がありません。

自由に好きな文字を入れることができ、「夢」「道」「希望」「旅立ち」など個性を出して想いを墓石に反映することが可能です。

デザイン墓石

デザイン墓石は墓石デザイナーとの相談をしながら完全にオリジナルなデザインを作り上げることができるお墓です。

オリジナリティのあるお墓が作れる

形状だけではなく素材にもオリジナリティを出すことができ、石材だけではなくガラスを使用した墓石などを建てる
こともできます。

墓石に刻む文字数にも制限がなく、外国語を使用することも可能です。

墓石に個性を出すことができるうえ、目立つためお墓参りの際に見つけやすいというメリットもあります。

費用がかかる

墓石のデザインや加工が複雑だった場合、高い技術力や手間や時間を要するため、価格がどうしても高くなってしまう傾向にあります。

例えば円形のデザインのお墓を作る場合、そぎ落とされた分の費用もかかる為、シンプルなデザインのお墓よりは値段が張ってしまいます。

お墓を買うなら生前がいいって本当?

今、お墓の生前購入が増えています。

ここではお墓を生前に買った方がいい理由について解説していきます。

自分の納得のいく場所や種類を選べる

元気なうちにお墓を建てておくと、自分の納得のいくこだわりのお墓を建てることができます。

亡くなった後に急いでお墓を建てなければならないとなると、霊園や墓地の予約状況によってはアクセスが悪いなど、納得のいく場所にお墓を建てられない可能性もあります。

生前にお墓を立てておけば、時間にゆとりをもって自分の納得のいくお墓を建てることができるでしょう。

家族への負担をかけなくてすむ

身内が亡くなった場合、遺族は法事や遺品準備などに追われます。

亡くなった悲しみの中でお墓探しもするとなると、家族にかかる精神的負担は大きくなるでしょう。

また、お墓の建設費用も決して安いものではありません。

家族に経済的な負担をかけてしまうことを避けるためにも、生前にお墓を建てる方がよいといえるでしょう。

相続税が免除される

お墓を建てるお金を生前に準備して相続させるとなると、そのお金にも相続税がかかってしまいます。

しかしながら現在仏壇仏具、お墓は非課税となっているため、そのお金で生前にお墓を建ててしまえば相続税はかかりません。

お墓を建てるか相続税を払うかどうかでその金額が数十万円変わってくる場合もあります。

お墓を生前に買うときに注意すること

お墓を生前に買うことのメリットをお伝えしてきましたが、注意点もあります。

お墓を生前に買う際に注意する点について詳しく解説します。

家族の意見を聞いておく

人の死とは誰もが考えたくないものでしょう。

お墓の生前購入によって死が現実的になることを避けたい家族に、お墓を生前に建てることを反対されることもあります。

また、自分たちから始まる先祖代々墓を建てたいのであれば、それは自分たちだけの問題ではなく家族全員の問題となります。

話し合いの場を設け、家族の意見を聞いておくべきだといえるでしょう。

墓地や霊園によっては生前購入できないことがある

公営の墓地や一部の霊園では、生前購入ができない場合もあります。

公営の墓地や霊園は価格が安く人気がありますが、「遺骨が手元にある人」という応募条件が定められている場合があります。

また、維持管理費が購入した段階からかかるため、遺骨が納骨されていなくても管理費を払い続けなくてはならないことにも注意が必要です。

お墓を検討する際の手順と注意点

外柵

ここからは、お墓を検討する際の手順や注意点を解説していきます。

1.候補墓地のパンフレット・資料を取り寄せる

お墓を検討する際にはまず、数あるお墓の中から良さそうな所に絞り込みをかけていきます。
ホームページの情報などを見て「お気に入りに追加」するなどを繰り返し、目星をつけたお墓のパンフレットや資料を取り寄せましょう。

アクセスや墓地の雰囲気、値ごろ感などを加味しながら物件をふるいにかけていきます。
資料請求フォームへの入力がご面倒な方は、電話でも資料請求を承りますので、お気軽にご連絡ください。

資料は無料でもらえるサイトが多いのですが、利用するサイトの信頼性はしっかりと吟味しましょう。

一見便利そうな墓地・霊園の一括資料請求なども、案件数が多すぎると届く資料が大量になる恐れがあります。
また、あちこちから連絡が来てしまい対応に追われることも考えられますので注意が必要です。

2.現地をしっかりと見学してから判断する

何より大切なことは、実際の利用シーンに思いを馳せて、できるだけイメージを膨らませながら現地を見学することです。

例えば、天気の良い日に墓地や霊園を見学することが多いのですが、実際に利用が始まりお参りする時には雨が降るかもしれません。
その時々の状況を想像しながら、様々な視点を持ってお墓を見学しましょう。

また、家からの交通状況・道路事情も同じような視点を持ってあわせ見ることが大切です。
お墓参りが混みあう時期と閑散期では人々の流れに大きな違いがあり、渋滞や駐車場のキャパシティーを超えてしまうかもしれません。

また、天候による水不足の時期などに水場の水がでない、反対に集中豪雨の時には、急斜面から雨水が押し寄せて、お墓が水に浸ってしまうかも…など、想像力を目一杯に働かせて墓地・霊園の物件をみることが重要です。

もちろん、よい方向に目を向けることも大切で、雰囲気がとても良いとか、心が落ち着く場所だ…などと感じるのであれば、多少のことには目をつぶり、その気持ちを優先することもありだと思います。
色々な角度から総合的にチェックして最適なお墓を見つけましょう。

3.普段の手入れ・管理面にも目を向ける

末長く利用するお墓ですから、年月を経ても購入時に近い状態で、雰囲気などが維持・継続されるかが気がかりです。

これらの不安を少しでも軽くする視点として、お墓や霊園の「共用部分」の管理が行き届いているか、気持ちの良い雰囲気や清潔感が常に保たれているかをチェックするようにしましょう。
各墓地の区画内は、購入者の個人管理になりますが、その他の共用部分に関する取り決めがしっかりとなされているか、管理体制を確認することで、先々の不安が解消されます。

先祖代々~末代まで利用する貴重な空間ですから、お墓や霊園の管理者と協力して、お互いに気持ちよく維持・継続していきたいものです。

毎年のお墓参りを経て、心やすらぐ大切な場所、時には家族の絆を深める空間として、お墓が持つ価値を感じることがあります。
これらは金銭では計り知れない恩恵を、お墓からいただくことになりますので、愛着心も自然に生まれてくるものです。

人を敬い感謝の気持ちを持って生きることは、古来より日本人が持つ大切にしたい心持ちだと思います。
単にご遺骨を納める場所としてお墓を見るのではなく、関係縁者が互いに働きかけ、コミュニケーションをとるような大きな心持ちでお墓の価値を考えてみるのはいかがでしょうか。

故人と一緒に火葬できるものとは?

火葬の際に故人と一緒に棺に入れるものを副葬品といいます。

一般的にも副葬品を納めることはよくあることですので、ぜひこの機会にご検討ください。

故人と一緒に火葬できるものの例

副葬品の具体例としては次の通りです。

花 

一番副葬品として知られているものかと思います。

祭壇の脇にある菊などを、出棺前に花を切り取って棺に入れることが多いです。

手紙

故人に対する気持ちを率直に書いた手紙を入れるといいでしょう。

衣類

これは麻、絹、綿などの天然素材のみなので気をつけてください。

千羽鶴

千羽鶴も副葬品として知られていますが火葬場によっては禁止されているので気をつけましょう。

故人と一緒に火葬できないものの例

次に副葬してはいけないものを紹介します。

ご存命の方も写っている写真

副葬品の候補としてよく上がる物ですがタブーです。

あの世に連れて行かれてしまうという説があることが理由になります。

メガネや指輪などの金属

金属以外にもカーボンなど燃やすことができない物質、革製品などの燃やしづらい物質は基本的にタブーとなります。

事前確認は必須

副葬品の具体例にも記述しましたが、条件付きで可能であったり、火葬場によっては禁止にされているのでしっかりと事前確認をした上で副葬品の準備をしましょう。

お墓を持たないという選択肢も知っておこう

近年では、お墓を持たないという形をとる家庭も増加しています。

まだ発展途上のものも多く課題は残されていますが、その特徴を知るだけで間違いなくより良いお墓選びに貢献します。

選択肢の幅を広げるという意味でもしっかり理解しておきましょう。

お墓を持たないことのメリット

お墓を持たないことのメリットとして次の三つが主に挙げられます。

・お墓の管理費や維持費を抑えられる
・継承者がいなくても困らない
・子どもに負担をかけずにすむ

お墓の種類にもよりますが従来のようなお墓を建てようと考えると、100万円以上必要となります。

遺族の負担を考えてお墓を持たないという方がやはり多いです。

お墓を持たないことのデメリット

次にお墓を持たないことのデメリットをご紹介します。

・個別に祈る対象がなくなる場合がある
・先祖からのつながりを感じられなくなる
・親族の反対にあう可能性がある

初めに述べたように、お墓には故人の魂が安らかであることを祈る場所でもあり、故人と生きている人を繋ぐ精神的な役割を果たします。

お墓を持たないことでお墓の持っている精神的な役割を充分に果たせるのかはなかなか難しいところがあります。

お墓を持たない供養法にはどんなものがある?

具体的な例とともにそれぞれの特徴を簡単にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

永代供養墓

永代供養墓とは、日頃からお墓参りをすることが難しい、またはすることができない人に変わり、寺院や霊園で祭祀・管理をもらうことができるお墓のことを指します。

近年、従来のお墓に比べて費用がやすいことや、さまざまなプランがあることから注目されつつある種類です。

樹木葬

樹木葬は簡単に説明すると、「一般的なお墓で使われている墓石を木に変えたお墓」になります。

費用が埋蔵人数によって変わるので、主に夫婦やおひとりさまに人気のお墓です。

納骨堂

納骨堂は屋内で遺骨を保管してもらう場所のことを言います。

永代供養墓と同じく、施設の方に管理してもらえたり費用がやすいといったメリットがあります。

自宅に近いところを選択しやすいというメリットもあるので、お墓が遠くてなかなかお墓参りにいくことができない方々が分骨先として利用するケースもよくあります。

散骨

散骨とは、山や海などに粉末化した遺骨をまく葬法のことです。

注目されつつある葬法ではあるのですが、その実施率は未だに1%にも満たず、散骨に関する法律も存在しないので、
実施する場所によってはトラブルが起きることもあります。

しかし費用が安く済むという利点もあり、発展途上の葬法と言えるでしょう。

宇宙葬

聞き馴染みのない方も多い葬法かと思われます。

その名の通り宇宙に粉骨を打ち上げるものです。

故人が宇宙好きであったり、宇宙飛行士を夢見ていた方だったりすることが多いです。

費用も30万円〜とそれほど高額の葬法というわけでもありません。

宇宙葬における注意点は、遺骨のごく一部しか打ち上げられないので残りの遺骨を別のやり方で供養する必要がある点です。

手元供養

手元供養とは、自宅で遺骨を安置したり身につけることができるように遺骨を加工して管理する方法をいいます。

一つ注意点としては、「墓地、埋葬等に関する法律」で自宅で遺骨を埋葬することは禁止されているので安置と埋葬が混合しないよう気をつけてください。

あくまで違反しないのは安置、管理するだけです。

メリットとしては身近なところに遺骨を置けることです。

デメリットとしては新しい供養の形であるため遺族や家族からの理解を得られない可能性があるということです。

レンタル墓

レンタル墓とは霊園管理者から10年ほどお墓をレンタルする葬法です。

費用が格段に安く、従来の墓を建てる約1/3で、なおかつ見た目が従来のお墓と変わらないという他にないメリットがあります。

注意点としては、プランしていた期間が過ぎたあとは別の供養をする必要がある、もしくは管理者によって合祀される(遺骨を他人と同じところに埋葬する)可能性があることです。

地域別に見るお墓の人気デザイン

実は地域によって洋型の方が多かったり、和型が多かったり大きくが存在します。

どれだけ地域によって差があり、その理由は何かなどについて解説します。

関東では洋型が、関西では和型が人気!

東北〜関東では洋型が7割、和型が2割と大きく差が開いています。

理由は都市部にガーデニング霊園が増えたこと、地震に対して縦に短く横に広いといった利点がよく活きることが挙げられます。

またその逆に関西では8割が和型という集計があります。

その理由としては関西は関東に比べて墓地の面積が狭いことが挙げられます。

狭い墓地に対して、和型の特徴である縦に長く横に狭いという利点をうまく生かした結果広まったとされています。

和型のお墓は関東と関西でなにが違う?

関東だと水鉢と香炉が別々ですが、関西では水鉢と香炉が同じような場合が多いです。

また、関東では水鉢と同じ位の高さにお花を生ける場所がありますが、関西ではより高い位置に花を生けます。

墓石に使用される石材にも違いがあり、関東では黒御影石、関西では白御影石が多く使用されます。

お墓の種類や特徴についてまとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

それでは、今回の記事の総まとめをしていきます。

  • 墓の種類には家墓、夫婦墓、両家墓、個人墓、共同墓があり、埋葬人数などそれぞれ異なった特徴がある
  • 墓の建立代の内訳は永代使用料、墓石代、工事費用、法要にかかる費用で、合わせて150万〜250万円かかる
  • お墓の場所や種類を選べたり、家族への負担、相続税の免除、縁起の良さという理由から生前に買うべきである

お墓とは多くの人にとって身近なものでありながら、お墓の意味や種類についてあまり知られていません。

ご存命の間に相談ができず、納得のいくお墓選びができないことがあると思います。

そうならないようにご存命の方はしっかりと相談して終活を行うこと、既にご臨終されていても焦らず自分たちにあったお墓や供養方法を調べ、見つけることが悔いの残らないお墓選びにつながると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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