樹木葬と土葬は何が違うの？話題の自然葬に関しても徹底解説

更新日：2022.05.26

樹木葬

記事のポイントを先取り！

• 樹木葬は、墓石の代わりに樹木を植える埋葬法
• 樹木葬は火葬後の埋葬方法で、土葬は火葬せずに土に埋める埋葬方法
• 自然葬には樹木葬、海洋散骨、バルーン骨、宇宙葬、遺骨ダイヤモンドなどがある

従来は火葬した遺骨を墓地に埋葬するスタイルが一般的でした。
しかし、社会の変化により人々の考え方も変わってきました。
現在はお墓を持たず自然に回帰する自然葬の需要が増加傾向にあります。

そこでこの記事では、樹木葬と土葬の違いについて中心に解説していきます。

あなたにあった葬儀や供養の方法を見つけられるよう、事前に確認しておきましょう。
ぜひ最後までご覧ください。

1. 樹木葬とは
2. 樹木葬と土葬の違い
3. 自然葬の種類とそれぞれの特徴
4. 日本で土葬はできるのか
5. 樹木葬と土葬の違いについてまとめ

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樹木葬とは

樹木葬とは、決められた区画の中にシンボルとなる樹木を植えて、その周辺に納骨する埋葬法です。

樹木の根元に埋葬された遺骨の周辺は、自然の草花で彩られます。
埋葬後はシンボルとなる樹木に向かい手を合わせます。

個人墓が多いですが、区画内に夫婦や家族で埋葬することも可能です。
また、遺骨一体に対して樹木を一本植えるスタイルの樹木葬もあります。

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樹木葬と土葬の違い

樹木葬と土葬はそもそもカテゴリーが異なります。

樹木葬は自然葬の一種類です。
ご遺体を火葬したあと、里山やお寺、霊園などで樹木葬をします。
樹木葬専用区画にあるシンボルツリーの根本に、遺骨を納骨袋や骨壷に入れて埋葬します。

一方で、土葬はご遺体を焼かず、そのまま土に埋めるという埋葬方法です。
土葬の場合はご遺体を火葬せず、そのまま土に埋めるため、自然葬の一つと考えることもできます。

日本では火葬してから埋葬するスタイルが一般的ですが、土葬が法律で禁止されているわけではありません。
しかし、地域によっては土葬を禁止している地域もあります。
人の遺体を埋葬するときは、法律で許可された土地にしか埋葬できません。
土葬をしたいときは、土葬ができる霊園を探す必要があります。

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自然葬の種類とそれぞれの特徴

自然葬を葬儀の一つと認識している方がいらっしゃいますが、葬儀というよりは埋葬の種類の一つです。

日本では火葬が一般的ですが、火葬後の埋葬方法として自然葬が注目されています。
その背景として、少子化が進み後継者がいないため、墓石の維持や購入が難しくなってきた現状があげられます。
また「全てのものは死後自然に還る」ことを望む人が増えていることもあります。

自然葬では、遺骨をお墓に納めず、海や川、山や空中など自然に散骨します。
遺骨を粉末にして撒くことで、自然と一体化するというのが自然葬の考え方です。

自然葬には主に以下のような方法があります。

樹木葬

墓石の代わりに樹木を植えるのが樹木葬です。
他の自然葬と違いお墓参りができます。

里山型の樹木葬や公園型の樹木葬などがあります。

お墓の管理や供養を任せることが出来る点や、金銭的な負担が比較的少ない点がメリットです。

海洋散骨

海洋散骨は、遺骨を粉末にして海や川に撒く自然葬です。

ボートで沖に散骨します。
ご遺族で船を貸し切るか、専門業者に散骨を委託するのが一般的です。

海好き、海にゆかりのあった故人やそのご遺族に好まれています。

しかし、墓標がないので墓参りなどの供養は難しいでしょう。
海洋散骨に関しては、禁止する地域もあるのでよく確認することが大切です。

バルーン葬

大きなバルーンで遺骨を飛ばし、散骨する方法です。

風船が割れる高度が高いので環境への配慮をする必要が少なくてすみます。
しかし、風船の性能的に全ての遺灰を入れることはできないので分骨となります。

宇宙葬

ご遺灰を納めたカプセルをロケットで、宇宙空間まで打ち上げる自然葬です。

最先端の自然葬で、故人が星になるという夢のある自然葬として話題です。

月に散骨する場合、約100万円以上かかります。
また打ち上げがアメリカなどのため、打ち上げ費用の他に渡航費も必要です。

ロケットを打ち上げる価格の関係で、ある程度の人数が集まってから打ち上げられます。
好きなときに宇宙葬をできるわけではないのがデメリットです。

遺骨ダイヤモンド

故人のご遺骨から取り出した炭素を使い、天然ダイヤモンドと同じ方法で結晶化させてダイヤモンドにする方法です。
天然ダイヤモンドと同じ環境を再現して結晶化させるため、自然葬に分類されています。

遺骨ダイヤモンドが、天然ダイヤモンドと同じような強度や輝きを持つのが特徴です。
故人が力強く輝いている様子が思い起こされます。

しかし、天然ダイヤモンドと同じ工程で作るため、出来上がるまでに時間がかかります。

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日本で土葬はできるのか

結論からいえば、法律上は日本でも土葬は可能です。

しかし、衛生面やスペースの確保が難しく、現在では土葬ができる墓地はごく一部です。

墓地と埋葬に関する法律上、火葬にしても土葬にしても許可を得てから行う必要があります。
土葬を行う場合は「土葬許可証」を死亡届を出した市町村でもらう必要があります。
その許可証を墓地管理者に提出し、墓地管理者の許可が出て初めて土葬することができるのです。

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樹木葬と土葬の違いについてまとめ

ここまで、樹木葬と土葬の違いについて詳しく説明してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 樹木葬は、墓石代わりに樹木を植える埋葬法
• 樹木葬は火葬後の埋葬方法で、土葬は火葬せずに土に埋める埋葬方法
• 自然葬には樹木葬、海洋散骨、バルーン骨、宇宙葬、遺骨ダイヤモンドなどがある

これらの情報が少しでも皆様の役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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