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専門家インタビュー

一人一人違うのが当たり前!それぞれに合った終活を!

更新日:2023.01.04

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  1. 研究内容について
  2. 今後の目標について
  3. みんなが選んだ終活のユーザー様へ一言
  4. 取材に協力してくださった先生
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研究内容について

Q1.”血液型性格学”の研究内容とその研究成果について教えてください。

”血液型性格学”の研究内容は、血液型と性格との関係に科学的根拠がないことを証明することでした。

何回かの血液型ブームの時に、京都の保育園で一目見れば何型かわかる園服を着せて保育することや、「B型の取扱説明書」の発行など”血液型性格学”があたかも真実のように取り上げられていることへの心理学的観点からの反論を繰り返しました。

しかし、血液型と性格に関係があるという考え方はなくなることはありませんでした。

Q2.その研究を行った経緯を教えてください。

この研究を始めたきっかけは、日本大学名誉教授故大村政男先生の研究にかかわったことです。

大村先生は科学的根拠がない”血液型性格学”が世の中で流布していることに危惧を感じていました。
日本応用心理学会や日本パーソナリティ心理学会などの心理学系学会で信頼できる根拠がないことを、各種の実験・調査を積み上げて心理学の観点から証明しようとしました。

その研究に、日本体育大学藤田主一先生とともに共同研究者になっていました。

Q3.浮谷様が考える人づきあいが上手くいくポイントを教えて下さい。

「共通」をコミュニケーションの語源だという考え方があります。
このことから、人間間に共通部分が多ければ多いほど人間関係が円滑にいくと考えられます。

初対面の人との話題に天候や大きな事件を取り上げられるのがこれです。
そのために、人づきあいを上手くやっていくポイントは、可能な限り多くの情報や雑学を得ることを心がけることです。

そうすることで、いろいろな考え方を持っている人ともうまく人づきあいができるのです。

Q4.浮谷様が普段、対人関係で意識していることを教えてください。

人は一人ひとり先天的(遺伝的)にも後天的(環境的)にも違っており、同じ考え方を持っている人はいないと考えています。

同じ考え方を持っていると思うと、他者の行動すべてについて、「どうして?」と疑問だらけになってしまうからです。
そのことを踏まえて、他者と接するときには、他者が自分と同じ考え方を持っていないと考えるように意識しています。

さらに、先入観を持って他者を判断してはいけないことも意識しています。

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今後の目標について

Q1.浮谷様の研究における最終的な目標を教えてください。

”血液型性格学”の研究は、一区切りがついたと考えています。
血液型と性格は関係ないということを主張し続けても、これ以上変わらないと感じているからです。

ただ、血液型と性格との関係を「楽しむ」のであれば、それはそれであってもいいのかなと思っています。
例えば、喫茶店で、そのスプーンの置き方は「A型」だねとかその話し方は「O型」だねとかいう感じです。

 

Q2.今後はどういった研究を進めていく方針なのでしょうか?

”血液型性格学”の研究と並行して進めてきたEQ(Emotional Quotient)の研究と地域性(県民性)の研究をさらに深めることを考えています。

EQの研究では、人生で成功するためにはIQ(Intelligence Quotient)よりもEQが必要であるということを明らかにするために、EQ尺度の作成を主課題にしています。

地域性の研究では、時代とともに変化する地域の特徴を主課題にしています。

みんなが選んだ終活のユーザー様へ一言

Q.みんなが選んだ終活のユーザー様(高齢の方、高齢の親を持つ方)に何かメッセージをお願いいたします。

発達心理学の観点から、10歳の子ども同士を比較したときより70歳の高齢者同士を比較したときのほうが、個人差が大きいといえます。

また、みなさんもそのように実感できるのではないでしょうか。
つまり、人は年を重ねることによって個人差が大きくなるのです。

そのように考えたとき、終活のやり方は個人個人異なって当たり前だといえます。
他者と比較しながら、同じようなことをしようとすることは避けるべきかと思います。

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取材に協力してくださった先生

資格・学会・役職

日本パーソナリティ心理学会(役職は、理事長2期を含めて、常任理事、理事、監事)
日本応用心理学会(常任理事、事務局長など)
日本心理学会
日本発達心理学会
日本教育心理学会
産業・組織心理学会
日本社会心理学会
日本行動分析学会
日本マイクロカウンセリング学会

略歴

心理系の学部卒業、修士課程、博士課程
1991年~東京富士大学(前身である富士短期大学の在職をも含む)
(学部長、図書館長、学生相談室長、学務部長、学生部長)
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