永代供養の個人墓とは？特徴や費用を詳しく解説

更新日：2024.01.24

永代供養

少子化や晩婚化が叫ばれている現代で、先祖代々のお墓の維持の方法に注目されています。

実はお墓の維持をお寺など施設の方にお願いする永代供養という方法があります。

ですが、永代供養は歴史が浅く、「永代供養墓」に関する知識はあまり広まっていません。

そこでこの記事では、

• 永代供養とは
• 個人墓とは
• 永代供養付き個人墓にかかる費用

以上の内容で解説していきます。

永代供養や個人墓地について詳しく書いていますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 永代供養とは
2. 個人墓について
3. 永代供養の個人墓の種類や費用
4. 永代供養付き個人墓のメリット・デメリット
5. 個人墓以外に永代供養がついているお墓
6. 永代供養の個人墓まとめ

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永代供養とは

永代供養とは、霊園やお寺の管理人が、遺族に代わり故人を供養する仕組みのことです。

独身やご夫婦のみなど、お墓を継ぐ人がいなくとも、お墓が「無縁仏」になる心配がありません。

永代供養はその特徴から近年人気である供養方法の一つです。

永代供養が付いているお墓のことを永代供養墓と呼びます。

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個人墓について

次に個人墓とは何でしょうか。

個人墓についてその特徴を解説していきます。

個人墓の特徴

個人墓とは、家族単位ではなく一人だけで埋葬されているお墓のことを指します。

歴史上の人物や有名な人物の業績を称えるために建てられるものが有名です。

しかし最近では、お墓の後継者がいない方などが自分一人を埋葬するために建てることも多いようです。

他の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗があるような人は個人墓を選ぶ傾向があります。

普通墓との違い

一般的なお墓は、先祖代々のお墓として家族で供養をしていくというものが多いです。

一方、個人墓は永代供養墓の一種で、お墓の面積も家族墓より小さいという特徴があります。

個人墓は、33年や50年ほどの供養期間を終えると共同供養塔へ移動されます。

そのため改葬ができるように骨壷ごと納骨されることがほとんどです。

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永代供養の個人墓の種類や費用

永代供養の個人墓であれば、自分が亡くなったあとで誰の手もわずらわせずにすみます。

お墓を守っていく人がいなくても、死後のことを心配する必要がありません。

では、永代供養付きの個人墓には、どのような種類があるのでしょうか？

費用も併せてご紹介します。

永代供養がついている墓地のお墓

永代供養がついている墓地のお墓は、一般的なお墓に永代供養のサービスが付いているものです。

霊園や墓地に他のお墓と同じように建てられているため、見た目だけでは違いはわかりません。

しかし永代供養付きのため、霊園側が法要や供養を行ってくれます。

デザインなど、自分の好きなお墓を建てることができます。

費用としては、お墓を購入する必要があるため約100万円～300万円程かかります。

樹木葬

樹木葬とは、お墓ではなく樹木をシンボルとして、その下に遺骨を埋葬する方法です。

遺骨を土に返して自然と一つになれるという考え方から、この方法を選ぶ人も増えています。

永代供養のものもあれば、通常通り家族が供養を行うものもあります。

一般的な墓地の中に樹木葬の区画があったり、樹木葬専門の霊園があったりします。

そのため、立地は幅広く費用もさまざまです。

具体的な費用は、4万円のものから100万円以上のものまであります。

全国での平均相場は、50万円程度と考えておくと良いでしょう。

納骨堂

納骨堂とは遺骨を納める建物や施設のことです。

一般的にはお寺か墓地、霊園の一画に納骨堂の建物があります。

最近では、独立して納骨堂だけの建物が設けられているところもあります。

その建物の中にロッカーのような納骨するスペースがあり、遺骨を安置することが一般的です。

費用は30万〜100万円程が相場となりますが、高いと200万円程かかることもあります。

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永代供養付き個人墓のメリット・デメリット

ここでは、永代供養付き個人墓のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

お墓の維持、管理の負担が軽くなる

「お墓が遠くて毎年供養することが難しい」

「お墓を次いでくれる人がいないので、将来供養してくれる人がいなくなるかも…」

このような不安を抱えている人には、お寺や霊園が代わりに供養してくれることは大きなメリットといえます。

お墓が無縁仏にならないという安心感を持つことが出来ます。

宗旨や宗派が問われない

永代供養は宗旨や宗派が問われないので、誰でも利用可能です。

お寺に納骨する場合、墓石を用いるとなると宗派などが問われるケースが一般的です。

ただし永代供養になると、誰でも納骨できるところが多数あります。

個人墓なので自分の区画を持つことが出来る

永代供養付きの個人墓は、合祀墓と異なり自分専用の区画を持つことが出来ます。

参拝者にとっても、遺骨がどこにあるかがわかりやすいため供養しやすいです。

デメリット

個別安置させる期間が決まっている

永代供養は、一般的に33回忌や50回忌など決まった期間しか供養されません。

そのため個人墓といっても、期間が過ぎると他の遺骨とともに合祀されます。

合祀（他者の遺骨とまとめて埋葬する）すると遺骨が取り出せなくなる

合葬、合祀（ごうし）をすると、遺骨を取り出すことが困難になります。

そのため、合祀後に遺骨を移したいとなっても実現することはありません。

合祀墓よりも高額

個人墓は、自分専用の区画を持てる反面、他の永代供養墓と比べて高額です。

他人の遺骨と一緒に埋葬する合祀墓の費用は3万～30万円です。

しかし個別墓の費用は50万円～150万円程かかります。

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個人墓以外に永代供養がついているお墓

ここでは、永代供養墓のなかでも個人墓以外のお墓についてご紹介します。

夫婦墓

最近では、結婚しても子供を作らない夫婦もいます。

「夫婦二人で亡くなった後も仲良く眠りたい」と希望する人が少なくないでしょう。

そのような夫婦だけを埋葬するお墓のことを、夫婦墓と言います。

夫婦墓の中には、永代供養が付いているものがあります。

永代供養付き夫婦墓にすれば、亡くなった後に遺族や子孫がいなくても心配ありません。

墓地の管理者が掃除や管理、そして年忌法要を行ってくれます。

合祀墓

合祀墓（ごうしぼ）、合葬墓（がっそうぼ）と呼ばれています。

永代供養墓を共同利用する形で、他人の遺骨と一緒に埋葬されます。

遺骨同士が混ざってしまうという難点があります。

しかし、永代供養墓の中では最も安価であることが魅力です。

さまざまな理由で「自分のお墓を持たない」という選択肢を選ぶ方が増えているようです。

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永代供養の個人墓まとめ

ここまで永代供養の個人墓についての情報を中心に書いてきました。

まとめると以下の通りです。

• 永代供養とは、お寺などが子孫にかわり故人を供養してくれる仕組み
• 個人墓は一人用のお墓
• 永代供養付き個人墓にかかる費用は全国平均相場で50万円ほど

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

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