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塔婆の数え方とは?正しい数え方・塔婆の意味や目的を合わせて解説

更新日:2022.05.18 公開日:2022.03.06

墓地

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記事のポイントを先取り!

  • 塔婆は法要やお盆、彼岸で立てられることが多い
  • 塔婆料の相場は、2000円〜1万円程度である
  • 新に塔婆を立てた時に古い塔婆を処分することが多い

塔婆(とうば)とは、故人や先祖を供養するためにお墓の後ろや横に立てられる細長い板のことですが、その数え方はご存知でしょうか。

塔婆の数え方や意味・目的について知っておきましょう。

そこでこの記事では、塔婆の数え方について詳しく説明していきます。

この機会に塔婆の数え方を覚えておきましょう。

塔婆以外の葬儀関連の単位についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 塔婆とは
  2. 塔婆の数え方
  3. 塔婆の種類一覧
  4. 塔婆に書かれている内容
  5. 塔婆を立てる時期
  6. 塔婆の処分方法・時期
  7. 葬儀関連の単位一覧
  8. 塔婆の数え方まとめ
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塔婆とは

塔婆とは何か詳しく説明していきます。

塔婆の起源

塔婆の起源は「ストゥーパ」といわれています。

ストゥーパとは、インドのサンスクリット語でお釈迦様の遺骨を祀った仏塔のことを指します。

ストゥーパが中国に伝わったことで漢字があてられ「卒塔婆」「塔婆」となり、その後仏教とともに日本に伝わりました。

仏塔の一種である「五輪塔(ごりんとう)」は、宇宙の5大元素の空・風・火・水・地をモチーフにした塔で、これが簡略化されていき現在の塔婆となりました。

塔婆の意味・目的

仏教では、生きている人が故人の冥福を祈ることを追善供養といい、塔婆を立てること=追善供養と考えられています。

生きている人が善行を行うことは故人の善行にもなり、故人の魂がより良い世界へ転生できるようになります。

また、その善行は自分に戻ってくると考えられています。

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塔婆の数え方

塔婆の数え方は「基」「本」の2通りあります。

どちらも正しい数え方ですが、大きいものは「基」小さいものは「本」と、塔婆の大きさによって数え方が変化する傾向があります。

また、「板塔婆(いたとうば)」や「石塔婆(いしとうば)」のように大きさではなく、種類によって数え方が決まっている塔婆もあり、板塔婆は「本」石塔婆は「基」と数えられます。

塔婆は1本2本という数え方と、1基2基という数え方の2通りあること、また、サイズで呼び方が変わることも説明してください。

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塔婆の種類一覧

塔婆の種類にはどのようなものがあるのでしょうか。

板塔婆

板塔婆は最もポピュラーなタイプで、墓地でよく見かける塔婆はこの板塔婆であると思われます。

板塔婆は名前の通り板で作られ、高さは60~180cm、厚さは1cm程度のものが多いようです。

角塔婆

角塔婆は、四角からなる柱型の塔婆です。

一般的なサイズは高さ120〜210cm、厚さ10cm程度です。

角塔婆は、寺院の新築や修理の完成記念の法要「落慶法要(らっけいほうよう)」や、墓石ができあがるまでの期間にお墓の代わりとして立てられます。

なお、角塔婆を簡略化したものが板塔婆とされています。

水塔婆(みずとうば)・経木塔婆(きょうぎとうば)

経木塔婆は、経木という薄い木で作られた塔婆です。

サイズは板塔婆よりも小さく、高さ27〜36cm、厚さ1mm以下のものが多いようです。

経文や戒名を書いて川に流したり、水回向や水子供養で用いられることから水塔婆とも呼ばれます。

七本塔婆(しちほんとうば)

仏教では初七日を終えると、故人の魂は7日ごとに裁きを受けると考えられています。

その裁きの結果によって故人の魂の転生先が六道の中から決まるのですが、この期間を中陰とよびます。

七本塔婆は、その中陰に行われる法要=中陰法要に用いられる七本の塔婆です。

高さ30〜40cm程度の大きさで、形状は1本ずつ独立したタイプや扇状にひとまとまりになったタイプなど様々です。

昔は葬儀後すぐにお墓に納骨していたため、七本塔婆はお墓に立てられていました。

しかし、近年では四十九日法要後に納骨することが一般的であるため、七本塔婆は自宅に立てられることが多いようです。

梢付き塔婆(うれつきとうば)・生木塔婆(なまきとうば)

梢付き塔婆は弔い上げの際に使われる塔婆で、枝葉がついた状態の生木のことをいいます。

梢付き塔婆には神聖な木とされる杉が最も使われますが、松や柳などを使うこともあります。

また、多くは杉の木を使うことから杉塔婆、生木を使うことから生木塔婆と呼ばれることもあります。

弔い上げを行う地域や寺院によっては梢付き塔婆の品種が異なったり、梢付き塔婆以外の塔婆が用いられる場合もあるため、法要前に確認すると良いでしょう。

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塔婆に書かれている内容

塔婆に書かれる内容は宗派や寺院、法事の種類によって様々です。
以下は塔婆に書かれている内容の一例です。


・戒名や俗名

・命日(没年月日)

・宗派の題目や経文

・法要の名称

・梵字

・建立年月日

・施主名

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塔婆を立てる時期

塔婆は供養の節目となる年忌法要や、春秋のお彼岸、お盆など先祖供養の行事の際に立てられることが多いようです。

また、宗派や寺院の行事である涅槃会(ねはんえ)灌仏会(かんぶつえ)施餓鬼会(せがきえ)で立てられることもあります。

そのほかにも、地域や各家庭の考え方によってはお墓参りのたびに立てる場合もあります。

塔婆は供養の節目となる法要で建てられます。

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塔婆の処分方法・時期

塔婆の処分時期の目安は、新しく塔婆を立てるときになります。

しかし、木材からできた板塔婆は雨風による劣化で倒壊する恐れもあるため、新しく塔婆を立てるときを待たずに処分するケースもあります。

一般ごみとして処分する方法でも問題ありませんが、供養のために使った塔婆を一般ごみとして処分することに気が引ける方も多いと思われます。

また、一般ごみとしてごみ集積場に出すのは周囲の目も気になるところでしょう。

そこで、霊園や寺院に依頼し、お焚き上げしてもらう方法があります。

新しく塔婆を立てる場合は、申し出ずとも無料で処分してもらえることもあります。

これについては霊園や寺院によって対応が様々なため、事前に確認しておくと良いでしょう。

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葬儀関連の単位一覧

塔婆の数え方を紹介しましたが、合わせてお墓や線香、供花などの葬儀関連で用いられるものの単位についても触れていきます。

墓:1基(いっき)
古墳やピラミッドなどの大型のお墓も同じ数え方です。
また、墓石も1基と数えます。

線香:1本(いっぽん)、1束(ひとたば)、1巻(ひとまき)、1把(いちわ)、1箱(ひとはこ)
バラバラの状態であれば1本、束ねてまとまった状態ならば1束、1把と数えます。
箱に入った状態は1箱、蚊取り線香など巻かれた形状の線香は1巻と数えます。

供花(くげ・きょうか):1対(いっつい)、1基(いっき)
2つで1セットのタイプを1対、1つの供花のみ供えるタイプを1基と数えます。

仏壇:1基

位牌:1柱(ひとはしら)

墓地の敷地使用単位:1区画(いちくかく・ひとくかく)

遺骨:1柱、1体、1片、1本
生物の骨全体を示す場合は1体ですが、神や神体、神像を数えると同様に1柱と数えることもあります。断片的な場合は1片や1本と数えます。

骨壷・・・1個、1口(いっく・いっこう)

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塔婆の数え方まとめ

ここまで塔婆の数え方や意味・目的、種類を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 塔婆は五輪塔を起源とし、故人の追善供養のために立てる
  • 塔婆は大きく分けて5種類あり、最も基本的なタイプは板塔婆
  • 塔婆は大きいものを「1基」、小さいものを「1本」と数える
  • 塔婆の処分方法は一般ごみとして処分するか、霊園やお寺でお焚き上げしてもらう

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(やまぐち)

山口 隆司(やまぐち たかし)

一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター

経歴

業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。

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