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お墓のランニングコストはどのくらい?支払えなくなった場合も解説

投稿日:2021.09.28
更新日:2021.09.28

白い電卓

お墓の購入後や継承後、維持していくにはランニングコストがかかります。

お墓のランニングコストとはどのようなことにいくらかかるのかご存知ですか?

この記事では以下の内容を解説していきます。

  • 定期的にかかるランニングコストとは?
  • 不定期にかかるランニングコストとは?
  • お墓の年間管理費は誰が支払うのか?支払えなくなった場合どうなるのか?

またランニングコストのかからない永代供養墓についての詳細もお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

  1. お墓のランニングコストとは
  2. お墓のランニングコストの内訳
  3. お墓の維持費は誰が支払う?
  4. お墓のランニングコストがかからない?永代供養墓とは
  5. お墓のランニングコストまとめ

お墓のランニングコストとは

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

お墓のランニングコストは、イニシャルコスト(初期費用)とは異なり、お墓を維持するために必要なコストのことです。

ランニングコストには定期的にかかるものと不定期でかかるものがあります。

お墓の場合、寺院・霊園の年間管理費やお墓参りにかかる費用は定期的にかかるコストです。

一方、墓石の修繕などのメンテナンス費や法事の費用は不定期でかかるコストとなります。

お墓のランニングコストの内訳

「COST」と書かれた積み木の上にコインが乗っている

お墓のランニングコストの内訳について詳細を説明します。

墓地へ支払う年間管理費

毎年納めるランニングコストとして、寺院や霊園の管理費があります。

霊園と寺院ではそれぞれ費用相場が異なるので説明します。

民営霊園

主に宗教団体が母体で、石材店などが運営しているのが民営霊園です。

年間管理費は約5000~1万5000円が相場です。

民間霊園は休憩施設や送迎バスなど、サービス面が充実しているのが特徴となっています。

しかし、公営霊園より値段が高い点がデメリットです。

公営霊園

地方自治体が運営しているのが公営霊園です。

年間管理費は約5000~1万円が相場です。

基本的にはその地域に3年以上住んでいる方など、購入するには制限が設けられています。

年間管理費も安く済むため人気があり、購入するには抽選の場合も多くあります。

民営霊園と比較すると施設やサービス面は劣りますが、宗教不問で墓石の形も自由なため人気です。

寺院墓地

寺院などの敷地内にある墓地が寺院墓地です。

寺院墓地の年間管理費は約1万~2万円となっております。

寺院墓地にお墓を建てる場合は管理している寺院の檀家になることが条件とされています。

新しく檀家になる場合は入檀料が必要で、お墓の年間行事の際もお布施の用意をします。

檀家を離れる場合は離檀料がかかります。

霊園と比較して費用は高めですが、供養などの安心感はあります。

墓石のメンテナンス費用

墓石は年月が経つとどうしても劣化してしまいます。

少しでも墓石を長持ちさせるためにはメンテナンスが必須です。

お墓のクリーニング

墓石に蓄積する苔やカビ、水アカ汚れを落としてキレイにしてくれるクリーニングサービスがあります。

平均5万~10万円ほどの費用で請け負ってくれるようです。

クリーニング費用の中に草取りや簡単な掃除などが含まれている場合もあります。

主に石材店が請け負っていて、墓石のプロに任せられて安心です。

研磨機を使った磨き直しや高圧洗浄でお墓が見違えるようにキレイになります。

雑草対策

お墓周りにはどうしても雑草が生えてきます。

雑草対策としてできる3つの方法をお伝えします。

  • 防草シートや除草剤(数百円~数千円程度)

    自分でもできる雑草対策として防草シートや除草剤があります。

    除草剤は寺院・霊園では禁止されていることがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

    防草シートだけ敷いても隙間から草が生えてしまうので、その上に玉砂利を敷くのがおすすめです。
  • 固まる土などの活用(1㎡当たり5000円程度)

    水を撒くと固まって草を生えにくくする土も販売しています。

    土を固めることで定期的な草むしりの必要がありません。

    ただし年数が経つと苔が生えてくる場合もあることと、数年ごとに土のまき直しが必要です。
  • モルタルもしくはコンクリート施工(1㎡当たり5000円程度)

    墓石周りにモルタルやコンクリート施工することで雑草は生えなくなります。

    個人の施工は難しいため業者に依頼が必要です。

    墓石撤去の際も撤去費用が発生するので注意しましょう。

お墓のリフォーム

墓石や墓誌に彫刻した戒名の色を入れ直したり、墓石同士を繋ぐ目地を接着するリフォームなどがあります。

色の入れ直しは業者に依頼すると1万~3万円ほどかかります。

墓石の石と石をつなぐ目地の接着は3万~5万円ほどかかるようです。

お墓参り代行

高齢の方や、遠方に住んでいてお墓参りが難しい方に代わってお墓参りをしてくれる、代行会社があります。

お墓参りだけではなく、オプションでお墓の掃除も請け負ってくれるため便利です。

費用は1万~2万円ほどが相場です。

業者によってはお墓参りへ行った際の写真やレポートを提出してくれるところもあります。

お墓参りでの費用

お花やお供え物は1000~2000円ほどで準備できます。

しかし遠方にお墓がある場合、年に一度のお墓参りでも費用がかなりかかってしまいます。

車で行く場合は高速料金やガソリン代などの交通費がかかります。

宿泊しなければいけない場所なら宿泊費もかかりますし、お子さんが小さい場合はお墓参りついでにどこかへ遊びに行くかもしれません。

お墓参りへ行く場所にもよりますが5万~10万円ほどは見積もりが必要です。

法事費用

お墓を建てた後には不定期で法事があります。

今回は四十九日法要と、1周忌・3回忌などの年忌法要についての費用をご説明します。

  • 四十九日法要

    会場費  平均3万~15万円
    お布施  3万~5万円程度
    会食費  約3000~5000円/1人
    引き出物 約3000~5000円/1人
    車代   5000~1万円(僧侶への車代)

    納骨式も伴う場合の追加費用
    納骨料 5万円程度
    会場費 1万~3万円程度
    彫刻費 4万~5万円程度

四十九日では遺骨を納骨棺に納める儀式の費用とお布施が必要です。

お布施は地域によって価格に開きがあるため親族などに相談しましょう。

会食費は法要の後に行われる食事会のことです。

僧侶が参加しない場合は車代と併せてお膳代を5000円ほど包みます。

  • 年忌法要

    1周忌のお布施 3万~5万円
    3回忌のお布施 1万~5万円
    会食費 3000~5000円/1人
    引き物 3000~5000円/1人
    車代  5000~1万円

年忌法要では納骨料や彫刻費などが省かれる以外は、お布施や会食費用は変わらずかかります。

故人が亡くなって初めて迎えるお盆(新盆)に法要を行う際は、お布施の相場は3万~5万円ほどです。

お墓の維持費は誰が支払う?

財布を持ち悩む女性

お墓の維持費はお墓の承継者が支払います

承継者はそのお墓に入る可能性の高い本家筋の方がなる場合が多いでしょう。

しかし、必ず本家の人が承継者にならなければいけないという決まりはありません。

基本的には親族間での話し合いで決定します。

決まらない場合は家庭裁判所へ申し立てて決めてもらうこともできます。

お墓は祭祀遺産となり、遺産相続の対象から外れます。

祭祀遺産とは仏壇やお墓などの器具全般を含みます。

祭祀遺産は分割相続ができないため、承継者は1人となります。

ただし親族の援助は可能です。

お墓のリフォームや建て替えの際は親族で費用を分割負担できます。

お墓の管理費を支払えなくなったらどうなる?

お墓の管理費を滞納して一定期間が建つと、管理者がお墓を撤去する可能性があります。

ただしすぐに撤去されるわけではありません。

管理費を3年間支払いしなかった場合に承継者や利用者へ連絡がきます。

その後、官報(法律の制定や改定、相続等の裁判内容が記載された新聞のようなもの)に掲載され申し出るよう促されます。

さらにお墓の周りに立て札や張り紙が1年間掲示されます。

それでも連絡が取れない場合、管理者はお墓の撤去作業をしても良いと「墓地・埋葬等に関する法律」で定められています。

墓石は撤去されますが、遺骨は合祀されるので正確には改葬作業ということになります。

お墓のランニングコストがかからない?永代供養墓とは

ノートパソコンをもって紹介ているビジネスウーマン

お墓は建っているだけでどうしてもランニングコストがかかります。

近年は、お墓のランニングコストのかからない永代供養墓での埋葬を望む方も増えているようです。

永代供養墓とは

永代供養墓は墓地・霊園の管理者が遺族に代わって法要やお墓の管理をしてくれるお墓のことです。

自身の死後に子供に負担をかけたくない方や、お墓の承継者がいない方に人気の埋葬方法です。

永代供養墓は一般墓よりも安価で購入できるため、費用面での負担が軽減されます。

毎年かかる管理費なども一括で支払えるため亡くなった後は基本的に費用がかかりません。

ただし生前に購入すると存命中は管理費がかかる場合もあるようです。


永代とは長い年月、という意味ですが、永代供養は永遠に遺骨を安置・供養してくれるわけではありません。

ほとんどの場合は契約期限が決められており、期限を過ぎると合祀(ごうし)といって他の方の遺骨と共に弔われます。


永代供養には個人墓、集合墓、合祀墓と大きく分けて3種類のタイプがあります。

個人墓は単独で遺骨を安置するタイプです。

集合墓は1つの墓石や塔で納骨スペースが個別になっているタイプです。

合祀墓は最初から他の方の遺骨と納骨されるタイプです。

個人墓と集合墓は契約期限を過ぎると共同の納骨スペースに埋葬されます。

一度合祀になった遺骨は取り出すことができません。

永代供養墓の費用

永代供養墓の費用はタイプによって異なります。

個人墓は約40万円と墓石料金、集合墓は約20万円と墓誌への彫刻代が3万円ほどかかります。

合祀墓は約10万円と墓誌への彫刻代が3万円ほどで最も安価となっています。

お墓のランニングコストまとめ

青空の下で草原に座っている親子3人

ここまで、お墓のランニングコストについての情報を中心にお伝えしました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りになります。

  • 定期的にかかるコストは年間管理費やお墓参りなどの費用など。
  • 不定期にかかるコストは墓石メンテナンス費用や法事の費用など。
  • お墓の年間管理費は基本的に承継者が支払う。
  • 管理費を滞納すると墓石を撤去される可能性がある。

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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