法事法要
永代供養後に自分たちで法事は必要?法事の費用や服装、注意点を解説!
更新日:2022.11.20 公開日:2021.07.26

記事のポイントを先取り!
- 永代供養は寺院が供養してくれるが、遺族が法事を行ってもよい
- 永代供養では四十九日法要、年忌法要、お盆に法事が行われる
- 法事が行われるかは寺院や霊園によって異なる
お寺や霊園に遺骨の供養を任せられる永代供養。
遺族による管理が不要な永代供養ですが、自分たちで法事を開催することはできるのでしょうか?
本記事では、永代供養ではどのような供養が行われるか、法事は開催されるのか紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
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- 永代供養の供養・法事の内容
- 永代供養後に自分たちで法事をおこなうべきなのか
- 自分たちで永代供養後に法事をする場合
- 永代供養後に法事する場合の費用
- 永代供養の法事の服装
- 法事を頼める僧侶がいない場合は
- 永代供養後の法事の注意点
- 永代供養の法事まとめ
永代供養の供養・法事の内容
永代供養とは、遺族の代わりに寺院や霊園がご遺骨を管理・供養してくれる埋葬方法です。
供養、法事のタイミングは契約内容によって異なります。
以下では、一般的に行われる永代供養の法要についてそれぞれ解説していきます。
四十九日法要
故人が亡くなられてからの日数で法要を行うのが忌日法要です。
特に初七日法要と四十九日法要は重要となっています。
初七日法要は葬儀後、合わせて行うことが多いです。
四十九日法要は、故人の魂の行き先が決まる日に行われる重要な法事です。
そのため、僧侶より読経をしていただき、故人へ手厚い供養を行います。
また、四十九日法要後に納骨を行うケースが多いため、故人と縁が深い方と四十九日法要と納骨法要を行います。
年忌法要
一周忌や三回忌など、仏教で定められた命日に供養します。
永代供養における年忌法要は、主に以下の2つの方法があります。
- 寺院の合同法要に合わせて、個人の戒名をまとめて読み上げてもらう(寺院主体)
- 寺院に個別に頼んで年忌法要をしてもらう(遺族主体)
寺院の合同法要の場合、遺族の参列は必要ではなく、費用も特にはかかりません。
しかし開催日を指定することはできないため注意です。
祥月命日の供養
祥月命日とは、故人が亡くなった月日のことです。
永代供養を行う施設の中には、毎年の祥月命日に合わせて供養してくれるところもあります。
お盆やお彼岸
永代供養では、お盆やお彼岸にも供養を行ってくれる場合があります。
お盆は故人が霊となって帰ってこられる期間です。
特に初盆は、霊となって初めて家へ帰ってくるため、通常のお盆とは異なる特別な法要です。
また、春と秋のお彼岸では、寺院・霊園が手厚い法要を行います。
春のお彼岸は春分の日を中日とした合計7日間、秋のお彼岸は秋分の日を中日とした合計合計7日間となります。
永代供養後に自分たちで法事をおこなうべきなのか

永代供養の魅力は、寺院や霊園が遺骨を管理・供養してくれるため、遺族の負担を減らせるという点です。
そのため永代供養後に自分たちで法事を行うかどうかは自由です。
永代供養の契約内容に最低限の供養は含まれているため、無理して法事をする必要はありません。
とはいっても、お寺に頼んで家族や親族側で法事を主催することは可能です。
むしろ、可能であれば法事を行った方がよいという考えもあります。
寺院や霊園の他に、ご遺族が追善供養を行うことによって、故人がよりいっそう極楽往生されます。
また故人を偲ぶことによって、親族の繋がりがより一層強まるとも言われています。
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自分たちで永代供養後に法事をする場合
永代供養後に、法事を遺族側が行う際は、故人の親族のみ招待するのが無難でしょう。
あまりに招待人数が多いと、経済的にも負担になります。
せっかくの永代供養の利点をなくしてしまう可能性がありますので、無理のない範囲でおこなうのが良いでしょう。
永代供養後に法事する場合の費用

永代供養後に、遺族が自ら法事を行う際、別途費用が必要となります。
どのような費用がかかるのか、解説していきます。
法事のお布施
僧侶にお経を読んで頂きますので、お布施が必要となります。
あくまでもお布施は気持ちですので具体的な金額は決まっていません。
3万円~5万円を渡すのが多いようです。
お布施は、お経を読んで頂いた僧侶への御礼ではなく、御本尊に捧げるものです。
僧侶へあげるというより、渡すと考えるのが適切でしょう。
寺院も金額を重視しているわけではないため、無理せず自分が用意出来る範囲で問題ないでしょう。
その他の費用
会食費 | 1人あたり3000円〜5000円 |
会場代 | 自宅:無料 菩提寺:無料〜2万円 斎場:3万円程度 |
お供え物代 | 〜1万円 |
御車代 | 会場までの交通費3000円〜5000円 |
御膳料 | 3000円〜5000円(僧侶が会食に参加しない場合) |
法事の開催場所により、会場代が異なります。
菩提寺によっては無料で貸してくれる可能性もありますので聞いてみましょう。
菩提寺以外の場所で開催する場合、僧侶の交通費として御車代をお渡しします。
法事後に会食を行う場合は、一人あたり3000円〜5000円の食事を用意します。
お経を読んでくださった僧侶にも、同席していただきますが、辞退された場合は御食事代を包みます。
お供え物としては、お線香、お花、故人の好物などを用意します。
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永代供養の法事の服装
永代供養での法事の服装には、特に決まりはありません。
家族や親戚など親しい人達の場合には平服で問題ありません。
事前に相談しておきましょう。
法事を頼める僧侶がいない場合は
寺院以外の場所で永代供養をしているなどで、何らかの理由で法事を頼める僧侶がいない場合は、自分で僧侶を手配することができます。
僧侶を派遣してくれるサービスもあるため、検討しましょう。
1回きりの法事にも対応しているため、気軽に利用できます。
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永代供養後の法事の注意点
永代供養で法事を行う際、注意するべき点があります。
それぞれ解説していきます。
どのような法事を行うのか確認する
法事と言っても様々ですし、費用も異なるため行う法事の種類をよく確認しましょう。
例えばお通夜や告別式、納骨式なども法事になります。
また、永代供養をしてくれる寺院や霊園側がどのように供養してくれるのかも確認しましょう。
自分たちでどの程度法事をするのか相談
永代供養で法事をする場合、予め何回忌まで行うのかを相談しておくとよいでしょう。
事前に親族の間でどの程度法事をおこなうのかを決めておけば、「なぜ法事をしないのか」といったトラブルを防ぐことができます。
永代供養の法事まとめ

ここまで永代供養の法事についてお伝えしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 永代供養では寺院側が供養を行うが、故人のために法事を行っても問題ない
- 永代供養の主な法要は四十九日法要・年忌法要・お盆・彼岸
- 事前に寺院・霊園へどのような法要を行うのか確認をしておく
これらの情報が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。
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