お墓
お墓の永代使用料とは?永代供養料との違いや相場を紹介します!
更新日:2024.02.03 公開日:2021.06.21

記事のポイントを先取り!
- 永代使用料とは、永続してお墓を使用できる権利
- 永代供養料は、お墓の遺骨を永代供養してもらう料金
- 永代使用料は立地に左右される
- お墓を相続したら名義変更する
お墓の永代使用料や永代供養料について知らない人がほとんどでしょう。
特に、若い人ほど聞き覚えのない言葉だと思います。
しかし急に親が亡くなってしまうなど、自分がお墓を管理しなければいけない状況がいつくるのかもわかりません。
そのような時にこれらの知識がないと、後々トラブルになる場合もあります。
そこでこの記事では、お墓の永代使用料について詳しく説明していきます。
この機会に永代使用料と永代供養料の違いや相場を覚えておきましょう。
お墓を相続した後にすることについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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- お墓の永代使用料とは
- 永代使用料と永代供養料の違い
- 永代使用料と管理費の違い
- 永代使用料は返還してもらえるの?
- 永代使用料の相場とは
- 永代使用料の価格に差が付く要因とは
- 墓地管理費について
- お墓を相続した際にするべき事とは
- お墓の永代使用料のまとめ
お墓の永代使用料とは
永代使用料とは、使用料を支払う限り永続してお墓として使用できる権利のことです。
土地の所有権ではありません。
また、お墓の土地を購入するためのお金ではなく、あくまでもお墓の使用料となります。
そのため永代使用料を支払っているからと、譲渡や転売などをすることはできません。
永代使用料と永代供養料の違い
永代使用料と永代供養料は何が違うの?と疑問に思う人もいらっしゃると思います。
永代使用料は、お墓を永代に渡り使用する権利を得るために支払います。
一方永代供養料は、お墓に眠る遺骨を永代に渡り供養してもらうために支払うものになります。
永代供養料は、家族に変わり施設の運営元が遺骨を維持管理してくれる「永代供養」で必要となる費用です。
そのため、一般墓の場合、永代供養料は支払いません。
永代使用料と永代供養料は全くの別物になります。
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永代使用料と管理費の違い
永代使用料は、お墓を永代に渡り使用する権利のための費用です。
その他に、定期的に支払う必要がある管理費というものがあります。
管理費は、お墓を管理する場所によっても異なります。
相場としては5000円~2万円、安い所だと3000円で収まる所もあります。
お墓の年間管理費は、都心に行くほど高く、地方に行くほど安くなる傾向があります。
永代使用料は返還してもらえるの?
永代使用料の返還を求める人もいると思いますが、永代使用料はクーリングオフの対象外となります。
さらにもしも墓じまいをする場合も、返還されることはありません。
あらかじめ、返還されることはないことを覚えておきましょう。
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永代使用料の相場とは
お墓のある場所によっても、永代使用料の費用が異なります。
全国の永代使用料の相場をまとめましたので、ご覧ください。
- 全国平均:約75万円~80万円
- 東日本平均:約65万円
- 西日本平均:約76万円
全国の平均は以上の通りになります。
東京や都市部の場合の相場は高くなります。
と言うのも、永代使用料はお墓を建てる土地の権利の費用ですので、地価が高い地域だと永代使用料は高くなります。
東京23区の相場は約200万円、23区外の場合は約50万円~100万円と言われています。
立地条件が良い、東京の青山霊園の場合ですと、400万円ほどかかる場合もあります。
永代使用料の価格に差が付く要因とは

なぜこんなに永代使用料の価格に差が付くのでしょうか?
実は、お墓のある土地の価格は、お墓の場所・広さなどによって費用に差が出てきます。
それでは、費用に差がつく理由について一つずつ見ていきましょう。
土地の価格
土地の価格は、都心部に近ければ近いほど高くなります。
そのため、同じ面積のお墓があったとしても、土地代はかなり変わってきます。
好立地条件でお墓の土地代が高いと、その分永代使用料が高くなる傾向にあります。
永代使用料を安くしたい!という人は、少し離れた地方にお墓を建てることで、永代使用料を抑えることもできます。
しかしお墓参りに毎年行くとなると、遠ければ遠いほど不便になってしまいます。
こちらも考慮した上でお墓を建てる場所を決めると良いでしょう。
お墓の場所
お墓を管理している場所のどこの位置に建てるのかによっても、永代使用料が異なります。
例えば、駐車場から近い所、墓地の中心、端などは人気が高く、その分割高になります。
広さ
お墓の土地面積の平均は、全国で1.44㎡です。
東京都の平均は0.63㎡と言われていますが、お墓の土地面積が広ければ広い分永代使用料も高くなります。
都市部の場合は、地方に比べて土地代がかなり高くなっています。
そのためお墓の土地面積が狭くても、使用料が高くなる場合がほとんどです。
霊園の設備
霊園の設備が整っているほど、永代使用料も上がっていきます。
例としては、霊園の中にちょっとした休憩できるスペースがあったり、全面バリアフリーが施されていたりします。
また駐車場が広く、売店などがある墓地や霊園など様々です。
このような設備が整っていればいるほど、永代使用料が高くなってきます。
お墓を検討する人は、こちらも考慮した上でどこにお墓を経てるのかを検討しましょう。
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墓地管理費について
先ほど、永代使用料と墓地管理費は異なるとご説明しました。
お墓を管理するためには、永代使用料の他に墓地管理費もかかります。
管理費も墓地や霊園によって異なります。
相場をまとめましたので、ご覧ください。
- 民営霊園:年5千~1万5千円
- 公営霊園:年4千~1万円
- 寺院墓地:年1万円前後
お墓を相続した際にするべき事とは
お墓を相続した際は、そのお墓の名義変更をしなければいけません。
名義変更する際の申請は、お墓を管理している所によって変わります。
民営霊園の場合はその管理事務所で、名義変更を行います。
公営霊園の場合はお住まいの役所で、寺院の場合はお寺で行います。
名義変更に必要な書類としては、
「承継使用申請書」「墓地使用許可証」「旧名義人の戸籍謄本・住民票」「新しい名義人の実印・印鑑登録証明書」
などが必要になる場合が多いです。
しかし、各管理事務所や役所・お寺によっても提出する書類が異なる場合があります。
事前に確認を取るようにしましょう。
名義変更が完了しましたら、相続完了です。
また相続後は、管理費の支払いやお墓の管理をする必要があります。
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お墓の永代使用料のまとめ

ここまでお墓の永代使用料について、永代供養料や管理費との違いや、費用などを中心にお伝えしてきました。
まとめると以下の通りです。
- 永代使用料とは、土地の使用料ではなく永続してお墓を使用できる料金
- 永代供養料は、お墓の遺骨を永代にわたり供養してもらう料金
- 永代使用料の相場の全国平均は約80万円
- お墓を相続したら名義変更
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。