お墓
お墓の費用は?お墓じまいの費用についても解説【2023年最新】
更新日:2023.01.28 公開日:2021.06.18
お墓は一生に一度の買い物ですが、高額なイメージもあり費用が気になる所です。
もしにお墓を建てることになったら、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
この記事では、霊園と墓地の違いを踏まえたうえでその費用について解説していきます。
お墓の費用を少しでも安く抑える方法や、費用負担のポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 霊園と墓地の違いとは?
- お墓の平均購入価格
- お墓にかかる費用の内訳
- 永代使用料の内訳・決定要因
- 墓石費用の内訳・決定要因
- 霊園の特徴と管理費の相場
- お墓への埋葬・納骨に係る費用
- 埋葬方法の特徴と相場
- お墓の購入後にかかる費用
- お墓じまいにかかる費用
- お墓の費用事例
- お墓の費用を抑えるには
- お墓の費用の支払いについて
- お墓の費用は誰が負担するのか
- 管理費の滞納をしてしまったらどうなる?
- お墓を建てるメリット・デメリット
- 墓石選びのポイント
- よくあるご質問
- お墓の費用についてのまとめ
霊園と墓地の違いとは?
霊園と墓地、どちらも墓園には変わりありませんが、どういった点に違いがあるのでしょうか?
霊園
霊園とは公園のように、休憩所などの施設が併設されている墓園のことです。
霊園には公営霊園と民営霊園の2種類があります。
公営霊園は自治体が運営しているため、管理費用が安く抑えられる点がメリットです。
しかし、人気の区画は抽選になる場合もあります。
民間霊園は施設サービスやアクセスの良さがメリットです。
供養の手配までしてくれる霊園もありますが、サービスの充実度によって管理費に価格差が出てくる点はデメリットとなります。
墓地
墓地とは寺院の境内地にある墓園のことです。
墓地にお墓を建てる場合、その寺院の宗派に属していることが基本となります。
また、寺院の檀家となることも多いようです。
納骨などの供養行事があると管理費とは別にお布施が必要な点はデメリットですが、供養を手厚く行ってくれる点はメリットといえるでしょう。
こちらの記事で霊園の種類や特徴について解説しているので、ぜひご覧ください。
スポンサーリンクお墓の平均購入価格
お墓の購入を検討している方にとって、購入にかかる具体的な金額を知ることは大変重要なことです。
ここからは、一般墓や樹木葬、納骨堂など、お墓の種類ごとに平均購入金額を紹介していきます。
一般墓は169万円
一般墓の購入にかかる平均費用は169万円です。
一般墓は、一般的なお墓の形式のことで、墓石を作り、そこに故人や先祖の遺骨を納骨するというものを指します。
一般墓は墓石を建てる必要があるため、樹木葬や納骨堂などの形式と比較して、金額が高額になる傾向にあります。
ただし、霊園が民営か公営かによっても費用が変動するためご注意ください。
一般的に、民営のほうが費用が高額な傾向にあります。
樹木葬は71万7,000円
樹木葬の購入にかかる平均費用は71万7,000円です。
樹木葬とは、樹木や花を墓標としてお墓を建てる形式のことです。
樹木葬の種類には、大きなシンボルツリーの周りに複数の方を納骨するタイプと、一般墓のように個人ごとに納骨するタイプなどがあります。
樹木葬の中でも費用には差があり、多くの場合、個人のお墓のほうが高額になることが多いです。
納骨堂は20万~150万円
納骨堂の購入にかかる平均費用は20〜150万円です。
納骨堂とは、屋内施設に遺骨を安置するタイプのお墓を指します。
費用の差が激しいですが、仏壇形式のものから位牌を置くだけのものまで、様々な大きさ、タイプのものがあることが要因です。
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お墓にかかる費用の内訳
霊園でお墓を建てる場合、墓石費用のほかに永代使用料と管理費が必要です。
その内訳を見ていきましょう。
墓石費用
昔ながらの一般墓の場合、費用は70万~200万円ほどかかります。
墓石費用には石材一式のほかに、基礎工事費や彫刻費、耐震加工費などの費用が含まれています。
お墓の形状は主に和式・洋式・デザイン式の3種類があります。
和洋式は60万円台から選べますが、デザイン式はセミオーダーでも150万円〜200万円、完全オリジナルは250万円ほどかかるお墓もあります。
石の産地や種類、デザインにこだわれば、さらに費用は高くなるでしょう。
永代使用料
永代使用料とは墓地の場所代のことです。
お墓を建てる土地は購入するのではなく、借りた土地という扱いになります。
地価などによる価格差はありますが全国平均は75万~80万円ほどで、基本的には取得時に一括払いをします。
大都市ほど高額の傾向があり、東京の平均は100万円~150万円ほどです。
対して神奈川の場合は40万円~60万円とほぼ半額になります。
永代使用料はお墓のあるなしに関わらず、土地を取得した時点で支払い義務が発生するので注意しましょう。
管理費
霊園内の施設を管理する際に使われます。
具体的には、墓地の清掃や参道・緑地などの整備に使用されます。
管理費の相場については次の見出しで詳しく解説していきます。
永代使用料の内訳・決定要因
永代使用料とは、お墓を永代にわたって使用できる権利を霊園からもらうために支払う費用です。
ここからはそんな永代使用料の内訳や、何を基にその費用が決定していくのかをご紹介していきます。
立地
永代使用料には、立地が大きく関係してきます。
例えば、首都圏の中心部にあったり、都心部からのアクセスが良好という場所にあるお墓は永代使用料が高くなっていきます。
土地としての価値が高い場所は、永代使用料が高くなる傾向にあることを覚えておきましょう。
面積
購入したお墓の区画面積も、お墓の費用に影響してきます。
区画面積が広くなれば、その分だけ永代使用料も高額になるでしょう。
また、お墓の面積と立地は密接に関係しています。
立地が良い場所と立地があまり良くない場所では、同じ面積でも立地が良い場所の方が、費用が高額になる傾向があることを覚えておきましょう。
お墓の経営者
永代使用料はお墓の経営者によっても変動します。
例えば、お墓を自治体が運営する公営霊園に建てるか、法人が運営する民営霊園に建てるかで変わってきます。
一般的に、公営霊園は民営霊園よりも永代使用料が安い傾向にあります。
設備・サービス
設備やサービスの充実度も、永代使用料に関係してきます。
例えば、お墓によっては法要の際に使える式場があったり、車椅子向けに平坦な区画が設けられていたりします。
こうした設備が充実したお墓では、永代使用料が充実していないお墓と比較して高額になる傾向にあります。
設備・サービスが充実したお墓の方が良いに越したことはありませんが、永代使用料にも影響を与えるため、バランスを取るようにしましょう。
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墓石費用の内訳・決定要因
ここからは墓石費用の内訳と、費用がどういった要因で決まるのかを紹介していきます。
石材・墓石の種類
石材・墓石の種類は、墓石費用に影響を与えます。
石材は、石材の種類や、石材が国産か外国産かなどの条件によって、価格が変動していきます。
例えば、石材の中でも希少価値の高いものを選べば、それだけ墓石費用にも影響が出ると考えて良いでしょう。
加工・彫刻費用
墓石は石材に加工を行うことで、一般的な墓石の形にしています。
そのため、石材の加工にも費用がかかります。
一般的な加工方法であれば問題ありませんが、特別な加工を依頼するとその分費用にも影響が出るでしょう。
また、同じように墓石への戒名などの彫刻にも費用がかかります。
工事費用
墓石を建てる際は、業者によって工事を行ってもらいます。
この工事にも費用がかかります。
工事費用は、墓地がどういった場所にあるのかによっても変わってくるでしょう。
例えば、クレーンでの作業が可能なのか、もしくは設置場所的にそれが不可能なのかなど、工事が楽に行える立地なのかも重要なポイントです。
オーダーメイドか規格墓か
墓石をオーダーメイドで作るか、既存の規格に沿って作るかによっても、費用が変動してきます。
既存の規格の場合は一般的なデザインのものになります。
一方、オーダーメイドの場合には、特注で故人らしいデザインの墓石を作ることができる反面、費用が高額となります。
墓石の費用を抑えたい場合には、一般的な規格の墓石を選ぶことをおすすめします。
霊園の特徴と管理費の相場
公営霊園と民営霊園、寺院墓地はそれぞれ管理費の相場が異なります。
メリットデメリットも併せてお伝えします。
公営霊園
公営霊園は都道府県や市町村の自治体が運営するお墓です。
管理費は年間4000円〜1万円ほどになります。
民営霊園や寺院墓地と比較して最も管理費が安く、経営破綻のリスクが少ない点がメリットです。
基本的にはその地域の居住者が利用対象で、他市町村の場合は割増料金が科されることもあります。
人気の区画は抽選になる点も考慮しておきましょう。
民営霊園
民営霊園は財団法人や社団法人が運営するお墓です。
管理費は年間5000円~1万5000円ほどです。
休憩所などの施設が充実しており、送迎バスを運行しているお墓もあります。
抽選もなく確実に区画が入手できる点もメリットです。
民営霊園は施設の充実度や立地条件によって管理費に価格差があるので事前に調べておくことが重要です。
寺院墓地
寺院や宗教法人が運営しているのが寺院墓地です。
年間の管理費は6000円~2万5000円ほどです。
基本的にはその寺院の宗派に属していることが利用条件となります。
寺院によっては10万円〜30万円ほどの入檀料を収めて檀家になる必要もあります。
法要や納骨、読経などを執り行う場合は管理費と別にお布施も必要です。
こちらの記事でお墓の管理費について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お墓への埋葬・納骨に係る費用
次は埋葬・納骨に係る費用について解説していきます。
開眼供養の費用
開眼供養とは、お墓を建てる際、僧侶に読経を行ってもらうことで、故人の魂をお墓に宿すという儀式です。
この儀式を行う際は、読経していただいたお礼として、僧侶にお布施をお支払いします。
お布施の費用相場は3〜5万円で、他にも交通費としてお車代として1万円お渡しするのがマナーとされています。
納骨式の費用
納骨式は、お墓に故人の遺骨を入れる際に行う儀式で、こちらでも僧侶によって読経を行ってもらい、故人の供養を行います。
納骨式でも、僧侶に対してお布施を支払うのがマナーとされており、金額は10万円程度です。
スポンサーリンク埋葬方法の特徴と相場
埋葬方法には従来型の一般墓のほかに、永代供養墓や納骨堂などがあります。
近年では「お墓を持たない」選択をする方も多く、樹木葬や散骨も増加傾向にあります。
それぞれの埋葬方法の特徴と費用相場を見ていきましょう。
一般墓
一族単位で使用することが多い、昔ながらのお墓のことです。
70万~200万円ほど費用がかかります。
立地条件や広さ、墓石の種類などによっても変わってきますが、他のお墓と比較すると高い傾向があります。
永代供養墓
永代供養墓は、霊園や寺院が遺族に代わって管理や供養をしてくれるお墓のことです。
お墓の継承者がいない方などの利用が多いです。
永代供養墓には「単独墓」「集合墓」「共同墓」の3種類があります。
単独墓
一般墓と同様にお墓を建て、一定の安置期間が過ぎたら合祀(ごうし)で供養するスタイルです。
永代供養料のほかに墓石を購入するので50万〜150万円ほどの費用がかかります。
年間管理が別途必要な場合もあるので確認が必要です。
安置期間は霊園や寺院によって異なりますが、33回忌を目安にしている場合が多いようです。
集合墓
遺骨を埋葬する場所は一か所で、地下の納骨スペースにそれぞれの骨壷を置くスタイルで、20万〜60万円ほどの費用がかかります。
石碑を建てたり樹木を植えたりして、埋葬場所のシンボルとしているお墓が多いようです。
骨壷が個別なので、後々の引っ越しや分骨が可能な点がメリットです。
共同墓
ひとつのスペースに共同で遺骨を埋葬するスタイルで、5万~30万円ほどです。
遺骨が個別に分かれていないため、一度埋葬したら取り出せません。
納骨堂
納骨堂は、骨壷のまま室内に収蔵できる埋葬方法です。
天候に左右されず、掃除や除草などの管理が不要な点がメリットです。
安置期間があらかじめ決められており、利用期間を過ぎると合祀になる形が一般的です。
ロッカー型
ロッカーのように、箱型の収蔵スペースで棚を形成しているタイプです。
独り身の方や、お墓の継承者がいない方にも人気の埋葬方法です。
20万〜80万円ほどかかります。
仏壇型
収蔵スペースが上下2段に分かれているタイプです。
上の段に位牌を置く仏壇スペース、下の段に骨壷が納められます。
40万〜200万円ほどで、家族代々で利用できます。
可動型
専用のICカードをかざすと、故人の遺骨が収蔵スペースから参拝スペースに運ばれてきます。
50万〜200万円ほどです。
供花や焼香もあらかじめ用意されているので、仕事帰りなど気軽に立ち寄れます。
位牌型
位牌を並べて礼拝供養するタイプで、5万〜10万円ほどかかります。
寺院に位牌と遺骨があり合祀などで供養されている場合が多いようです。
樹木葬
樹木葬はシンボルツリーを植えて周辺に遺骨を埋葬するスタイルです。
樹木葬には大きく分けて「公園型」「ガーデニング型」「里山型」の3つがあります。
公園型は霊園内に設けられたエリアにシンボルツリーを植えて、根元に埋葬するスタイルです。
木の周囲に作られた区画に埋葬するタイプと、個々の区画に1本ずつ植えるタイプがあります。
ガーデニング型は霊園もしくは納骨堂エリア内の、植物に囲まれた場所に埋葬するタイプです。
里山型は樹木葬の中で最も自然葬に近い形で、山林の木々からシンボルツリーを選ぶタイプです。
散骨
散骨は「家族にお墓の管理で負担をかけたくない」「自然に還る供養がしたい」という方にも人気の供養方法です。
散骨として最もポピュラーなのが海洋散骨です。
海洋散骨ではご遺骨を海に散布します。
海洋散骨には以下のの二つの種類があります。
貸切散骨
クルーザーを貸し切り、家族や友人といった少人数で故人を偲ぶことができます。
20万〜50万円ほどの費用がかかります。
散骨と一緒に献花や献酒、船上で食事がオプションでつけられる葬儀業者もあります。
代理散骨
代理散骨では葬儀業者に散骨をお任せします。
10万円ほどで取り行えますが、基本的に遺族はクルーザーへの同乗ができません。
こちらの記事でお墓の種類について解説しているので、ぜひご覧ください。
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お墓の購入後にかかる費用
お墓の購入後にも、様々な点で費用がかかります。
そのため、事前に購入後の費用も予想した上で進めていくことが重要となります。
次はお墓の購入後にかかる費用について、詳細に解説していきましょう。
お墓の追加彫りの費用
追加彫りとは、戒名や法名などの言葉を後から墓石に彫ることを意味します。
お墓を建てた後で亡くなった方を、後からお墓に入れる場合などに追加で彫刻することがあります。
この場合は、墓石の側面や墓誌などに彫刻を行うのが一般的です。
追加彫りは、後からお墓に彫刻するため、費用が後からかかるため覚えておきましょう。
墓石撤去費用
不要となった墓石は撤去する必要がありますが、この撤去も業者に依頼することとなるため、費用がかかります。
墓石の撤去にかかる費用は、1㎡で10〜15万円程度かかるのが一般的です。
磨き直しの費用
お墓が経年や何らかの事情により汚れた場合などには、磨き直しを行って綺麗にする必要があります。
磨き直しにかかる費用は、墓石の汚れ具合や石材の大きさや種類によっても変わってきます。
一般的に20〜30万円程度かかることが多いとされています。
離檀料
離檀料とは、お墓を他の霊園や墓地に移す際に、お墓を建てていた霊園を運営する寺院に対して支払う費用のことです。
離檀料は寺院に対して、今までのお礼として支払う費用であり、必ず支払わなければならないものではありません。
離檀料は一般的に、5〜20万円程度が相場とされています。
お墓の防草工事の費用
お墓の周囲に生える雑草を抑えるための工事を防草工事といいます。
この防草工事を行うのにも、費用が発生します。
費用は施工の方法によって変わってきます。
お墓の外柵のリフォーム費用
お墓の外柵をリフォームする際も費用がかかります。
お墓の外柵はおよそ20~30年の間に建て替えてリフォームするのが一般的です。
相場は幅がありますが、10万~30万円程度が一般的な相場です。
お墓じまいにかかる費用
ここからはお墓じまいにかかる費用の内訳についてご紹介します。
お墓じまいを考えている方は、以下の内容を参考にしてください。
お墓の撤去費用
お墓を撤去するためには、石材店に依頼して撤去のための工事をして貰う必要があります。
そのため、撤去には業者に支払う工事費用がかかることを覚えておきましょう。
一般的に、お墓の撤去に必要となる費用は1㎡あたり、10〜15万円です。
他にも、撤去の前には閉眼供養と呼ばれる法要を行う場合があり、この法要では僧侶に読経を行ってもらうのが一般的です。
撤去の際に閉眼供養を行った場合、僧侶に渡すお布施も用意する必要があるため、覚えておきましょう。
また、寺院墓地にお墓がある場合は、離檀料を支払う必要があります。
離檀料とは、これまでのお礼として寺院にお支払いする金品のことです。
お墓じまいの行政手続きの費用
墓じまいを進めるためには、行政手続きを行う必要があります。
具体的には、埋蔵証明書、受入証明書、改葬許可証の取得を行う必要があります。
行政手続きの際には、書類の申請に費用がかかりますが、数百円から1,000円程度とかなり少額のため、あまり問題にはならないでしょう。
引っ越し(改葬)費用
改葬とは、新しいお墓に遺骨を移す引っ越しを指す言葉です。
墓じまい後に他のお墓に遺骨を移す場合には、改装費用も必要となります。
具体的には、新しいお墓の永代使用料やお墓の施工代などが含まれます。
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お墓の費用事例
ここからは実際にお墓を建てた場合、どれだけの費用がかかるのか事例をご紹介していきます。
お墓の費用が気になる方は、以下の内容を参考にしてください。
一般墓(費用総額:102万8,000円)の事例
こちらのお墓で一般墓を作った場合の費用は102万8,000円でした。
こちらは都内にある寺院墓地にお墓を建てた場合の費用総額です。
区画面積は0.25㎡〜、年間管理費は3万6,000円となります。
都内でお墓を立てようと考えている方がいれば、こちらの金額を参考にすると良いでしょう。
納骨堂(費用総額:30万円)の事例
こちらの納骨堂で一霊分の納骨を行ったときの費用総額は30万円でした。
この金額には納骨、開眼供養も含まれています。
また、年間管理費が別途かからないため、維持費がかからないのもポイントです。
納骨堂では、費用が一般墓よりも安価に済むケースが多いでしょう。
スポンサーリンクお墓の費用を抑えるには
少しでもお墓の費用を抑えるために、どのような点に気を付ければよいのかをまとめました。
公営墓地を選択する
民営墓地や寺院と比較して、管理費を抑えられるのが公営墓地です。
しかし、人気の区画は抽選となることもあり確実に入手できるとは限りません。
埋葬方法を考える
墓地にこだわらなければ、比較的費用を抑えられる合祀や納骨堂の位牌型などがあります。
散骨であれば後々の管理費はかかりませんし、手元供養という手段もあります。
お墓を建てる際には見積もりを取る
お墓を建てる場合、石材費以外に基礎工事費や耐震施工などがかかります。
管理費や永代使用料の価格差もあるため、事前に見積もりをとりましょう。
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お墓の費用の支払いについて
ここからはお墓の費用の支払いについてご紹介します。
タイミングや、誰が払うのかなどについて詳しく解説するので参考にしてください。
支払うタイミングは契約時か完成時
お墓の費用を支払うタイミングとして一般的なのが、お墓の契約を行った際か、お墓が完成したタイミングが一般的です。
年間管理費は、別途、年度ごとに支払いを行う必要があるためご注意ください。
お墓の承継者が支払うのが一般的
お墓の支払いは、お墓の承継者が支払うのが一般的です。
お墓の承継者は祭祀承継者と呼ばれ、一般的にお墓だけでなく、仏壇や家系図、仏具などの祭祀財産を承継する存在です。
そして、祭祀承継者には、そうした祭祀財産を維持・管理する責任があります。
そのため、承継者である以上、お墓の費用も支払うのが一般的だとされているのです。
ただし、親族間でお墓の費用の負担を分けることは問題ありません。
もし、費用の負担が厳しい場合には、親族と相談するのが良いでしょう。
費用をローンで賄うこともできる
支払い方法として一般的なのは、銀行口座による振り込みですが、初期費用の支払いはローンを組める場合もあります。
お墓の初期費用は、百万円以上かかることも少なくありません。
そのため、もし初期費用の支払いをすぐに行うことが難しい場合には、ローンの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
お墓の費用は誰が負担するのか
お墓は高額なので費用負担でもめる場合もありますが、基本的には誰がそのお墓に入るか、というところがポイントのようです。
一般的に長男や長女がお墓の継承者となることが多いため、本家筋に費用負担がかかる傾向が見受けられます。
年間にかかる管理料は、長男などが口座振替で支払いをする場合が多いようです。
兄弟がいる場合は、長男がお墓の費用を負担して次男は僧侶へのお布施を負担するなど、費用分担するという手段もあります。
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管理費の滞納をしてしまったらどうなる?
管理費を滞納すると、最終的には墓地の使用許可が取り消されます。
霊園や寺院にもよりますが、通告に応じないと墓石が撤去されることもあります。
管理費の負担を誰が担うかなど遺族間での話し合いが不可欠です。
お墓を建てるメリット・デメリット
お墓を建てることには明確なメリットとデメリットがあります。
今後、お墓を建てる機会が訪れる可能性がある方は、以下の内容に目を通しておきましょう。
お墓を建てるメリット
お墓を建てることのメリットで特に大きいのが、故人や先祖を供養する場所ができるということです。
遺族にとっては、お墓が故人や先祖と会うための場所となります。
また、実用的な面では、お墓は遺骨を保管する場所としても機能しており、自宅に置くよりもしっかりとした形で保管できます。
遺族の心情的にも、家に遺骨があるよりお墓にあった方が安心できるでしょう。
近年では、伝統的な和型墓石だけでなく、洋型墓石や様々なデザインの墓石が登場しています。
そのため、故人らしいお墓を建てやすくなっています。
和型墓石に抵抗のある方には、デザイン墓石がおすすめです。
お墓を建てるデメリット
お墓を建てるデメリットとして、大きいのが費用面の問題でしょう。
特に一般墓などの形式で顕著ですが、費用は百万円以上かかることが多く、経済的に大きな負担となります。
また、年間管理費などの支払いが発生することもあり、継続的に費用を支払う必要性があります。
経済的にハードルが高いと考える人も多いでしょう。
また、お墓を建てることには、継承者の問題も関わってきます。
一般墓などの個人墓は、遺族が承継していくのが基本です。
永代供養などが付いているお墓の場合は、この限りではありませんが、永代供養がないお墓の場合は承継者がいなくなると無縁仏になってしまいます。
そのため、お墓を建てるには永代供養があるお墓にしたり、承継者の目処を付けるなどして、問題をクリアする必要があるでしょう。
他にも、お墓は長期的に掃除や整備などの管理が必要となるため、遠方に住んでいる方にとっては負担になる可能性があります。
こうしたデメリットがあることを知った上で、どのようなお墓を建てるかを考えていくと良いでしょう。
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墓石選びのポイント
ここからは墓石を選ぶ際に何をポイントにして選ぶべきかを解説していきます。
墓石の選び方が分からない方は、以下の内容を参考にしていただければ幸いです。
複数の石材店を比較する
墓石選びを行う際には、複数の石材店を比較することが重要です。
同じ条件で墓石の見積もりをしてもらったとしても、石材店によって費用や内容に差が出てきます。
そのため、複数の石材店の見積もりを比較した上で、どれが一番良い条件かを見てみるのが一番良いでしょう。
一つの石材店で見積もりを出してもらってすぐ決めるのではなく、他の石材店も回ってから決めることをおすすめします。
ただし、霊園によっては指定石材店が設けられている場合があります。
この場合は、墓石の施工はその石材店でのみ可能となるためご注意ください。
石の種類・量を比較する
墓石に使用する石材の種類や使用する石材の量によっても、墓石にかかる費用は変動します。
石材の希少性に目を向けたり、墓石に使用する石材の量を気にかけたりすることで、墓石の費用を抑えることも可能となるでしょう。
原産地証明書を発行する
原産地証明書とは、墓石の生産、製造、加工がどの国・地域で行われているのか証明するための書類です。
この書類を発行してもらうことで、墓石の原産地を明らかにできるため、費用が適切なものかを明確にすることができます。
石材店の見積もりで提示された費用が適切なものか確かめたい場合は、原産地証明書を発行してもらうのも手です。
よくあるご質問
ここからはお墓についてよくある質問とそれに対する回答をご紹介します。
お墓を建てることを検討している方は、以下も参考にしてください。
生前にお墓を建てる場合はどうしたらいいですか?
お墓の中には生前墓と呼ばれる種類のものがあります。
これは亡くなる前に自分でお墓を作るというタイプのもので、死後にお墓を作る場合と同様の手順で生前にお墓を建てられます。
亡くなってから遺族が建てる場合と違い、お墓を自分で建てるため、費用やお墓選びなどの負担を遺族にかけずに済むのが最大のメリットです。
費用は通常の手順でお墓を建てる場合と変わりません。
お墓の承継者がいない場合は誰が費用を負担すればよいですか?
お墓の承継者が居らずお墓が放置されてしまうと、無縁仏となってしまいます。
お墓の承継者がいないとお墓を維持・管理できません。
そのような場合は、墓じまいをすることとなります。
祭祀承継者が居ない場合には、兄弟や親戚などが支払うケースもあります。
お墓に相続税はかかりますか?
お墓は祭祀財産の一種であり、仏壇などと同様に相続税がかかりません。
また、生前墓を建てることによって、相続する資産が減るため、結果的に遺産にかかる相続税を減らすことが可能です。
ただし、これはお墓を現金で買った場合のみで、ローンを組んだ場合、ローン残高は遺族の負担となるためご注意ください。
お墓に人数制限はありますか?
お墓は法的には人数制限が設けられていません。
そのため、人数が何人であろうとも、法律的には問題有りません。
ただし、多くのお墓では区画ごとに何人まで納骨できるなど、人数が定められていることがほとんどです。
そのため、お墓に何人まで納骨できるかによって、人数の制限が決まってくると考えられます。
先祖代々のお墓を持っている場合には、納骨室にどれだけの遺骨が眠っているかなどによって、後どれくらい納骨できるかなどが決まってきます。
納骨室の空きが無くなったら、必然的に新たなお墓を用意したり、より大きなお墓に改葬したりといった対応が必要となるでしょう。
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お墓の費用についてのまとめ
ここまでお墓の費用の情報や、費用を抑える方法についてお伝えしてきました。
内容をまとめると以下の通りです。
- 年間の管理費相場は、公営霊園が4000円~1万円、民営霊園が5000円~1万5000円
- 寺院の管理費は6000円~2万5000円で、供養行事のときに別途お布施が必要
- 埋葬方法は従来の一般墓以外に、霊園や寺院に管理を任せる永代供養墓などがある
- 一般墓は70万~200万円、それ以外の共同墓や自然葬であれば100万円以下の費用で済むお墓もある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。