お葬式
霊柩車の役割とは?種類や寝台車との違いから費用まで紹介します
更新日:2022.11.18 公開日:2022.01.30
霊柩車は故人をお送りする最後の車です。
遺族にとっては最後のドライブの時間、参列者にとっては故人を見届ける最後の時間となります。
その霊柩車ですが、見た目が豪勢な霊柩車や高級感のある霊柩車、一般車のような霊柩車など様々あります。
今回はこの霊柩車について詳しく紹介していきます。
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霊柩車の役割とは
霊柩車とは、故人を葬儀場から火葬場へと送り届ける、最後の搬送に使用する車です。
最後のお別れを行った故人を霊柩車に乗せ、参列者にとっては故人をお見送りする最後の車となります。
従来は、自宅で葬儀を行った後、自宅から出棺して火葬場に行く流れで遺体を運ぶ役割が一般的でした。
最近では、斎場から火葬場へ向かう際に利用されることがあります。
スポンサーリンク霊柩車の種類
霊柩車には、日本の伝統的な見た目や、洋風な見た目など種類があります。
見た目や利用されるシーンなども含めて霊柩車の種類を紹介します。
バス型霊柩車
ご遺体と一緒に参列者も乗車することができる、マイクロバスが改造されて作られた霊柩車です。
家族葬や密葬のような小規模な葬儀で利用されることが多く、親族や僧侶も同乗して火葬場に向かうことができます。
参列者のための送迎バスを準備することもないため、経済的で好んで使われることがあります。
洋型霊柩車
黒塗りの外車や高級車を改造して作られた霊柩車で、欧米などでよく使用されており、リムジン型と呼ばれることがあります。
日本ではあまり使用されていませんでしたが、昭和天皇が使用したことから一般市民にも広く使用され始めました。
乗り心地が良く、火葬場までのドライブを、故人との貴重な時間として心に刻むことができます。
宮型霊柩車
後部に金箔と彫り物で装飾された神輿をモチーフにした飾りが取り付けられた、黒塗りの霊柩車です。
関東型霊柩車や名古屋型霊柩車、関西型霊柩車などと呼ばれる様々な宮型霊柩車がありますが、全国的に使用されています。
しかし、近年では宮型霊柩車を使用する遺族が減少傾向にあります。
洋型霊柩車、バス型霊柩車などの使用が増えたこと、車が目立つことで近隣への配慮を考慮し使用を控えることなどが理由となっているようです。
ただ、「日本の伝統を彷彿とさせる」「霊柩車としての象徴である」といった理由で、故人を尊重する意味を込めて、宮型霊柩車を使用する遺族もいるようです。
バン型霊柩車
バンやワゴン車を改造した霊柩車です。
元々は寝台車として使用されていましたが、最近は霊柩車としても使用することが増えてきました。
見た目は一般車との違いがあまりないため、公道で目立ちたくない場合や、近隣に知られないように葬儀を行う場合に向いています。
また、費用も安いです。
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霊柩車の費用
霊柩車の費用は「霊柩車のタイプ」と「搬送距離」が大きく関わります。
搬送距離は10kmが基本料金となっており、相場は1万3000円~5万円程度といわれています。
それ以降は追加料金がかかります。
利用料金に関するルールは国土交通省により定められており、料金の目安となる仕組みは全国霊柩自動車協会にて公表されています。
葬儀会社が霊柩車を持っていることは少なく、専門の霊柩車運行業者と提携して準備されることが多いため、葬儀スタッフの方と相談して決めることが多いです。
そのため、葬儀費用に組み込まれていることがほとんどです。
しかし、葬儀費用と別途料金になることもあるため、注意が必要です。
霊柩車と寝台車の違い
霊柩車と寝台車はどちらも遺体を搬送する際に使用されます。
遺体は法律上、貨物扱いとなり霊柩車と寝台車どちらも8ナンバーで緑色のナンバープレートをつけなければなりません。
ただ、それぞれ目的が異なるため、見た目や使用するシーンに違いがあります。
見た目や使用するシーンを含め、霊柩車と寝台車の違いを紹介します。
搬送場所の違い
霊柩車は、通夜や告別式が行われた葬儀場から火葬場へ搬送する際に利用します。
対して寝台車は、病院などの故人が亡くなられた場所から、自宅などの遺体を安置する場所へ搬送する際に利用します。
見分け方
霊柩車の前方ドアの表記を確認すると見分けることができます。
前方ドア下部に「霊柩」「霊柩限定」などの霊柩車専用である表記がされています。
宮型霊柩車であれば派手な見た目で見分けがつきますが、バン型や洋型などのシンプルな見た目の霊柩車を見分ける際は、表記を確認すると見分けることができます。
固定する装置
霊柩車は柩を載せるため、柩を固定するための装置が備え付けられています。
対して、寝台車は、ストレッチャーや担架を固定するための装置が備え付けられています。
中には、柩を固定できる寝台車もあります。
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霊柩車を最近は見かけなくなった?
近年、火葬場が隣接しているセレモニーホールや斎場が増えてきています。
霊柩車は本来、葬儀場から火葬場へ向かう最後の搬送の際に使用されてきましたが、葬儀場と火葬場が隣接していると使用する必要がなくなります。
自宅で葬儀が執り行われる場合や、火葬場が隣接していないセレモニーホール、斎場であれば、今でも使用する必要はあります。
葬儀場から火葬場まで搬送する機会の減少が霊柩車を見かけなくなった理由と考えられます。
霊柩車を見ると親指を隠すのは迷信?
「霊柩車をみたら親指を隠せ」と言われたことがあると思います。
果たしてこれは迷信なのでしょうか?
この言い伝えについて紹介します。
親指を隠す理由
霊柩車に親指を見せると「親の死に目に会えない」「親が早死にする」「縁起が悪い」など、様々な理由を聞くことがあります。
「親にとって不幸が起きる」といった理由が多くいわれています。
故人に向かって叉手(さしゅ)(礼法の一つで親指を見せずに手を組みあわせること)を行うことが始まりと言われていましたが、言い伝えは江戸時代から始まっているようです。
言い伝えとは
この言い伝えは霊柩車が使われ始めた大正時代以前からあったようです。
江戸時代後期に小山田与清(おやまだともきよ)という人物が『松屋筆記(まつやひっき)』という雑学をまとめた文書を随筆しました。
『松屋筆記』よると、親指の爪の間から霊魂が出入りすると書かれていました。
その頃は、人は亡くなって間もないときは成仏しておらず、霊魂が近くを漂っていると考えられていました。
そのため、「その霊魂が親指の爪の間から出入りするのでは?」と考えられるようになり、霊魂の侵入を防ぐために親指を隠すようになったようです。
このような理由で親指を隠すことが始まったようですが、「親指」と「親」が結びつき、今では「親に不幸が起きないため」という理由で言い伝えられていると考えられます。
科学的根拠はありませんが、人が死や霊を恐れる気持ちから信仰され続けているようです。
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霊柩車のまとめ
今回は霊柩車について紹介してきました。
霊柩車についての要点を以下にまとめます。
- 霊柩車の役割は、故人の遺体を火葬場まで搬送すること
- 霊柩車の種類は、洋型や宮型、バス型、バン型などがある
- 霊柩車の費用は、霊柩車のタイプと搬送距離で変わる
- 霊柩車は主に火葬場までの搬送、寝台車は主に安置場所までの搬送
- 霊柩車を最近見かけない理由は、火葬場が隣接している斎場が増えたため
- 「霊柩車を見たら親指を隠せ」について、故人の霊魂から身を守るため
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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