お墓
お墓の値段はいくらになる?購入費用の内訳や価格の違いについて紹介
更新日:2022.07.06 公開日:2022.07.20

記事のポイントを先取り!
- 墓石代は石材や大きさによって費用が異なり、100万〜200万円程度が相場である
- 民営霊園よりも公営霊園の方が費用を抑えられる
- お墓の年間管理費の相場は、5,000〜15,000円程度である
お墓を建てる際には大きな費用が必要になりますが、お墓の値段や内訳について、ご存知でしょうか。
霊園によって費用が異なるので、相場を知ることで価格を比較検討できます。
そこでこの記事では、お墓の値段や価格の違いについて詳しく説明していきます。
この機会にお墓の値段を抑える方法についても覚えておきましょう。
特別なお墓の種類についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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お墓の値段
まずはお墓の値段について紹介していきます。
以下でお墓の値段の相場や内訳を詳しく説明していきますので、参考にしてください。
お墓の値段相場
お墓の値段の相場は、総額100〜350万円程度になります。
お墓の値段は、相場の幅が非常に広く、地域や霊園、石材店によって費用の相場は異なります。
霊園によっては石材店が指定・制限されているケースもあり、石材店を自由に比較できない場合もあります。
お墓の値段内訳
お墓の値段の内訳について紹介していきます。
以下で詳しい内容を説明していきますので、参考にしてください。
墓地費用
墓地費用は、「永代使用料」とも呼ばれます。
永代使用料とは、墓地を使用するために支払う費用になります。
つまり、お墓を建てた土地を使わせてもらうための料金です。
永代使用料は、お墓を建てたときに一括で支払うケースが多く、永代使用料を支払うことで、永代的に墓地を使用できます。
永代使用料の相場は、50〜150万円程度になります。
墓石費用
墓石費用とは墓石にかかる費用のことで、内訳は、石材一式・彫刻料・付属品・据え付け工事代金などがあります。
石材一式とは、棹石・外柵・カロート・花立・香炉などが一般的です。
付属品は、香皿や花立などが一般的なものとして挙げられます。
墓石代は墓石の種類やオプションの有無などによって費用が異なり、費用の相場は、100〜200万円程度になります。
その他費用
永代使用量や墓石以外の費用は、墓誌や花立てなど小物の費用があります。
墓誌とは故人の名前や戒名、没年齢を記載する石碑のことです。
墓誌は5〜20万円程度の費用がかかります。
花立の費用は、2〜3万円程度が相場です。
お墓の値段は何で決まる?

次にお墓の値段は何で決まっていくのか紹介していきます。
以下で値段が決まる要素を詳しく説明していきますので、参考にしてください。
墓地の広さ
墓地が広ければ広いほどお墓も大きくなるので、その分石材の使用料が増えて価格が上がります。
一般的には国産の石材であれば、石材の使用量に比例して価格が割増になります。
その代表例が世界で最も高価と呼ばれている香川県産の庵治石の細目です。
墓石に必要な大きな石は希少価値があるためです。
立地
お墓は立地によっても費用が異なります。
都心よりは都心からは離れた郊外の墓地の方が費用を抑えられる傾向にあります。
都心にあるお墓は、多くの場合公共交通機関が整い、利便性が高いとされています。
一方で郊外のお墓は土地が広く、埋葬方法も充実している墓地が多い傾向にあります。
石材の種類
お墓に使用される石材の種類は、国産で50種類以上、外国産は100種類以上あるといわれています。
外国産には主に中国産やインド産のものがあります。
国産の方が外国産と比べ、品質が良く、その分費用も高くなる傾向にあります。
石材を国産でなく、中国産のものを選ぶことで費用を抑えられる場合があります。
外国産であっても品質が良くコストパフォーマンスが良いものも多くありますので、石材店や霊園のスタッフとよく相談して決めると良いでしょう。
石材加工の度合い
一言にお墓と言ってもそのデザインはさまざまで、最近ではオリジナルのデザインをオーダーメイドし、お墓を建てることもできるようになりました。
デザイン墓には職人の人件費や加工費用がかかるので、費用の総額もそれだけ高くなります。
費用を抑えたい場合は、できるだけシンプルなものを選択すると良いでしょう。
付属品の有無
お墓の費用は、石灯籠や五輪塔などの付属品の有無で変動します。
付属品を付ければその分、費用が高くなります。
お墓に用いられる石灯籠を墓前灯籠と呼びますが、この費用は4〜20万円が相場です。
墓前灯籠があることで、故人が迷わないための道灯りになると考えられております。
この他の付属品として、仏様を迎え入れるための仏塔である五輪塔の相場は、20〜150万円程度です。
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お墓購入後の費用
お墓は建てた後にも費用が必要です。
多くの霊園では、年間管理費を納める必要があります。
年間管理費は、寺院墓地の場合は護持会費とも呼ばれる管理料のことで、管理運営費とも呼ばれています。
管理料は個別のお墓を管理するための費用ではなく、霊園や墓地全体を維持・管理するための負担金のことです。
霊園を運営するためには、休憩所、トイレ、水くみ場などの設備や共有スペースの清掃・メンテナンスや、水道代や電気代などが必要になります。
そのため、お墓を建てた際には管理料が発生し、その相場は5,000〜15,000円程度が一般的になります。
さらに安くお墓を購入するには

次にお墓の値段を抑えて購入するためには、どのようにすれば良いのか紹介していきます。
以下で具体的な方法について説明していきますので、参考にしてください。
見積もりを比較する
霊園によってお墓の値段は異なります。
そのため、お墓の値段を抑える方法としては、いくつかの霊園で見積もりを取ることをおすすめします。
見積もりを取り、内容を照らし合わせた結果、納得のいく霊園でお墓を建てることが最良であるといえます。
運営団体を比較
年間管理費は霊園の経営団体によっても異なりますので、以下にまとめます。
- 公営霊園:2,000~1万円程度
- 民営霊園:5,000~15,000円程度
- 寺院墓地:5,000~1万円程度
このよう費用の相場を比較してみると、民営霊園よりも公営霊園の方が費用を抑えられることがわかります。
埋葬方法の比較
埋葬方法によってはお墓を必要としないものもあるので、費用を抑えられます。
具体的に挙げますと以下のものがあります。
納骨堂
納骨堂とは、遺骨を納めるスペースが設けられた施設のことです。
納骨堂はお墓とは異なり、建物の中に遺骨を納めることになります。
納骨堂は永代供養墓になるのでお墓の承継者を必要とせず、子どものいない方や家族に負担をかけたくないといった方にも人気があります。
樹木葬
樹木葬とは、比較的新しい供養形態の1つであり、お墓の代わりに樹木をシンボルとして埋葬するものになります。
樹木葬にはいくつかのタイプがあり、他人の遺骨と同じスペースに埋葬されるものを合祀型樹木葬と呼びます。
個別に埋葬されるスペースがあるものを個別型樹木葬、1家族に1つ埋葬スペースがある墓地を家族型樹木葬と呼びます。
散骨
散骨は、遺骨を粉骨して故人のゆかりのあった土地などにまくことです。
生前に故人が散骨を希望していたケースなどで、散骨が選択されることがあります。
ただし、地域によっては散骨を条例で禁止しているところもありますので、事前に確認することをおすすめします。
手元供養
手元供養とは故人の遺骨を自宅に安置したり、遺骨の一部をネックレスやキーホルダーなどにして身に着けたりするものになります。
手元供養ではひと昔前の立派なお墓や仏壇は必要としないので、近年のライフスタイルに合っており、年々人気が上がってきています。
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お墓はいつ購入すれば良い?
次にお墓はいつ購入すれば良いのか、そのタイミングを紹介していきます。
以下で実際のタイミングの例を挙げて詳しく説明していきます。
お墓は生前に購入する
お墓は注文してからすぐに手に入るわけではなく、お墓を建てるには、数カ月は必要になります。
亡くなってからお墓を注文すると四十九日に間に合わないことがあります。
お墓を購入する必要がある方は、時間に余裕を持って事前に購入することをおすすめします。
また、遺産を相続する際には相続税がかかるので、場合によっては遺族に負担をかけてしまうこともあります。
お墓購入の場合は祭祀財産とされるため、相続税はかかりません。
生前にお墓を建てることで、課税対象となる現金が減るので結果として節税につながります。
亡くなった後に購入する場合
基本的にお墓の購入は生前にすることをおすすめします。
ただし、事故などで急死したケースなどで生前購入ができないこともあるかと思います。
このような場合は、納骨と開眼供養を一緒に行える一周忌には間に合うようにお墓を購入しましょう。
お墓を建てる時期に明確な決まりはなく、地域や宗派によって考え方は異なります。
特別なお墓の種類

最後に一般墓の他の特別なお墓の種類について紹介していきます。
以下で実際にお墓の種類を挙げて説明していきますので、ぜひご覧ください。
夫婦墓
夫婦墓とはその名の通り、夫婦の2人だけが納骨されるお墓のことです。
一般墓では先祖代々お墓に埋葬されることが一般的ですが、夫婦墓では家族であっても同じお墓には入りません。
夫婦墓は永代供養墓になるのでお墓の承継者を必要とせず、子どものいない夫婦などに人気があります。
両家墓
両家墓とは一般的なお墓とは異なり、別の姓の親族も同様のお墓に埋葬されます。
両家墓を選択するケースとしてよくあるのが、跡継ぎが女性しかいないようなケースです。
このようなケースでは、嫁ぐことで本家を継ぐ者がいなくなるので両家墓が選ばれています。
五輪塔
五輪塔とは、自然界の5大要素である「空」、「風」、「火」、「水」、「地」をかたどったお墓のことです。
五輪塔は平安時代からある歴史の深いお墓になります。
五輪塔で供養することで、故人の肉体は五大に還元されて極楽浄土に行けると考えられております。
神式墓石
神道のお墓のことを神式墓石といいます。
神道のお墓は2種類に分かれており、仏式のお墓と変わらないものが1つで、もう1つが神式墓石と呼ばれる神道特有のお墓になります。
神式墓石の形状は角柱状で、「角兜巾(かくときん)」と呼ばれる独特の頭部を持っているものや頭部が四角錐状のものがあります。
神道ではお線香の代わりに玉串を捧げます。
洋型墓石
洋型墓石とは欧米風の墓石のことで、モダンなデザインが近年人気を集めております。
洋型墓石は安定感があるものが多く、彫刻の文字は自由なので個性を表現することもできます。
洋型墓石では、カラーバリエーションが豊富な海外製の石材の方が向いているとされます。
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お墓の値段まとめ

ここまでお墓の値段の相場や内訳などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 墓石代は石材や大きさによって費用が異なり、100万〜200万円程度が相場である
- 都心よりは都心からは離れた郊外の墓地の方が、費用を抑えられる傾向にある
- 生前にお墓を建てることで、課税対象となる現金が減るので結果として節税になる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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