霊園の価格はどのくらい？霊園選びのポイントも解説

更新日：2023.11.19

霊園

記事のポイントを先取り！

• 民営霊園は設備が整っていることが多く、費用が高め
• 一般墓や樹木葬、納骨堂によって価格の相場が変わる
• ペット用のお墓も人間と同じく、個別のお墓は高額になる

寺院墓地とは異なる霊園ですが、その価格の違いについてご存じでしょうか。
霊園を検討するうえで、その種類や経営母体の特徴や価格の違いを知っておきましょう。

そこでこの記事では、霊園の価格について詳しく説明していきます。
後半にはペットのお墓の価格についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 霊園と墓地との違い
2. 霊園の種類
3. 霊園はどんな費用がかかる？
4. 霊園でお墓を建てる時の平均価格
5. 霊園を選ぶときのポイント
6. 霊園のお墓を建てるまでの流れ
7. 他の人はこちらも質問
8. ペット霊園の価格は？
9. 霊園の価格についてのまとめ

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霊園と墓地との違い

霊園というと亡くなった方の遺骨を納める場所として多くの方に知られているでしょう。
霊園には各家族ごとのお墓が並んでいて、お墓参りをする方が利用する共有の場所です。
お盆や年末年始、お彼岸の時期にはたくさんの人が霊園を訪れます。
その一方で、墓地という場所もまた多くのお墓があり、お墓参りをする場所として使われています。

同じような意味で解釈されることも多い霊園と墓地ですが、一般的にはお寺の敷地内にあるのが墓地でそれ以外の墓園を霊園とするケースがほとんどです。

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霊園の種類

ひとくちに霊園といってもその種類は大きく2つに分類されます。

公営霊園

公営霊園とは、地方自治体つまり都道府県や市区町村が経営の母体となっている霊園のことです。
多くの公営霊園はその経営だけでなく、管理までも手がけていることがほとんどです。
公営であるがゆえに、誰でも平等に使えるよう、国籍や宗教といった制限の対象を設けていない場合が多いです。

民営霊園

民営霊園とは、公営霊園と異なり主に各種法人や民間企業が経営母体となっている霊園のことです。
経営団体としては宗教法人や公益法人が多く、石材店などが管理運営しているケースが一般的です。
特徴としては比較的霊園の設備や施設が充実しており、敷地も広いところが多いです。
その分、民営霊園はさまざまな点において価格が比較的割高となっています。

霊園選びでは適正な価格を知ったうえで検討する必要があるので、費用の種類とその価格について確認しておきましょう。

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霊園はどんな費用がかかる？

霊園を利用するにあたって発生する費用の種類は主に3つです。

永代使用料

永代使用料とは霊園に支払う使用料のことで、墓石を設置する区画を利用するのに必要な費用です。
永代使用料の全国平均価格は60万円〜80万円程度で、東京の平均価格は130万円程度です。

墓石代

墓石代はお墓の本体となる墓石にかかる費用のことで、使用する石の量や種類、デザインなど選ぶ項目が多く、その組み合わせによって価格が異なります。
その分、価格の幅は広く70万円〜250万円程度が相場とされています。

管理費

管理費とは継続的に霊園に支払う固定費で、主に霊園の掃除や環境維持、施設・設備に使われます。
年間価格を設定している霊園が多く、価格相場は年間で5,000円〜2万円程度のところが多いです。

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霊園でお墓を建てる時の平均価格

いざ霊園にお墓を建てるとなった場合、まとまったお金が必要になります。
そうなると気になるのがお墓を建てる平均価格です。

しかし、霊園にかかる費用は各場所によって、またさまざまな条件によって異なるため事前に価格の確認や見積もりを取ることが重要です。
あくまで参考ですが、2021年の消費者全国調査の結果をもとに、各埋葬方法ごとに霊園でお墓を建てる時の平均価格をご紹介します。

一般墓の場合

一般墓の平均購入価格は169万円です。
一般墓とは文字通り一般的なお墓のことで、屋外に墓石を設置するタイプのお墓です。

以下はおすすめの一般墓の情報です。ぜひ参考でご覧ください。

樹木葬の場合

樹木葬の平均購入価格は71万7,000円です。
樹木葬とは草花に囲まれた公園や山の中など、自然の中に埋葬するタイプのお墓です。

以下はおすすめの樹木葬の霊園情報です。ぜひ参考ご覧ください。

納骨堂の場合

納骨堂の平均購入価格は20万円〜150万円です。
納骨堂とは遺骨や仏壇、位牌などを安置するための屋内施設のことです。
納骨堂の種類はさまざまで、タイプによって価格が異なるため平均価格の差が大きくなっています。

以下はおすすめの納骨堂の霊園情報です。ぜひ参考でご覧ください。

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霊園を選ぶときのポイント

霊園を選ぶ際のポイントは価格だけではありません。
下記のポイントを霊園選びの参考にしてください。

宗教や宗派に問題はないか

一部の霊園は提携先の寺院などの関係で、宗教や宗派などの制限を設けている場合があります。
事前にホームページや電話などで問い合わせて、ご自身の希望に合うかどうか確認しておきましょう。

経営元の確認

前述した経営元を確認し、民営なのか公営なのかを知ったうえでより良い方や望ましい方を選びましょう。

アクセスや周囲の環境

霊園のアクセスや周囲の環境は、実際に足を運んで確認しておきましょう。
交通手段の利便性や実際の移動時間、好ましい周辺環境かどうかなど、目で見て選ぶことが重要です。

予算に合っているか

ご自身の懐具合を加味して霊園を選びましょう。
生活に必要な資金や老後の蓄えなどを使ったり、借金をしたりしてまで理想の霊園を選ぶ必要はないでしょう。

石材店の指定

霊園によっては提携先の石材店だけにしか依頼できない場合があります。
複数の石材店と、墓石について打ち合わせたりプランの比較検討をしたりできることが理想です。

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霊園のお墓を建てるまでの流れ

霊園の価格や選び方がわかったところで、霊園にお墓を建てるまでの一連の流れを確認しておきましょう。

霊園を決める

特別な事情を除いて、複数の候補から霊園を決めましょう。
さまざまな条件からいくつかの霊園を絞り込み、より条件が良い霊園を納得するまで探しましょう。

区画の永代使用契約を結ぶ

霊園の区画を選び、利用するための権利である永代使用契約を結びましょう。
価格だけでなく禁止事項や制限などを事前によく確認しておいてください。

石材店に建墓の見積もりを依頼

区画の契約後は実際に建てる墓石について石材店に見積もりを依頼します。
費用やプランなど納得のいく内容であれば発注に進みます。

墓石の発注

見積もり内容について理解し、希望に沿った条件であれば墓石の発注です。
墓石に彫刻する戒名や家名、没年月日などを明確に注文してください。

お墓の工事

注文内容が一通りそろったらお墓の工事に取り掛かります。
工事が完了する日を確認して、遺骨の納骨日時も決めていきましょう。

納骨する

お墓が建った後に納骨となります。
納骨には僧侶による読経や、石材店の従業員による骨壷の収蔵などがあり、関係者が集まります。
各所との予定組や段取りなどを前倒しで進めておきましょう。
納骨のタイミングに決まりはありませんが、四十九日などの法要と同日に行うケースが多いです。

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他の人はこちらも質問

霊園について疑問を抱えている方は意外に多く、さまざまな質問が寄せられています。
代表的な質問とその回答をまとめたので参考にして下さい。

谷中霊園 いくら？

谷中霊園の使用料は1平方メートルにつき178万7,000円、年間管理費660円です。

墓石 いくらぐらいですか？

墓石の平均価格はおよそ115万円程度です。

安いもので80万円から、高いもので200万円以上のものもあります。

永代使用料 いくら？

永代使用料の平均は60万円〜80万円程度です。
主な価格差の要因は使用する区画の大きさです。

お墓を建てるといくらかかるの？

お墓を建てるにはお墓本体の墓石代と使用する霊園や墓地の永代使用料がかかります。
総額で80万円〜300万円程度が相場とされています。

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ペット霊園の価格は？

犬や猫などペットを飼っている方は、自らの死や家族を亡くすことと同様にペットの最期についても責任を持つ必要があります。
ペットの寿命は人間よりも短い場合が多く、飼い主として遺骨を埋葬するペット霊園を利用することになります。
ペット霊園の価格は人間と違って同一価格なのでは、と考える方がいるかもしれませんが、人と同じようにお墓によって費用は変わります。

家族同様に大切なペットの死を考えることは、飼い主にとって心苦しいことかもしれません。
しかし大切だからこそ、どのようなお墓で供養するのが良いのかを把握しておくべきでしょう。
ペットのお墓にもさまざまな種類がありますが、その中でも代表的な合同供養と納骨堂、個別のお墓について解説します。

合同供養等の場合

ペットの葬儀を合同供養等で執り行う場合、価格は数千円程度か場所によっては無料で依頼できるところもあります。
無料といってもペットの遺体を火葬する火葬料金がかかり、その火葬料金の中に組み込まれている場合に限ります。
合同供養とは文字通り、ご自身のペット専用のお墓というよりは他のご家庭のペットの遺骨と一緒に埋葬、供養されるお墓のことです。

納骨堂の場合

ペット用のお墓として利用者が多い方法のひとつが、納骨堂への埋葬です。
ペットの一般的な納骨堂利用料金は、年間1万円〜数万円程度に設定している施設が多いようです。

個別のお墓の場合

ペットの場合でも人間と同様に個別のお墓を用意することができます。
ただし、合同供養や納骨堂と異なり、専用のお墓を作ることになるため、比べると割高になります。
個別のペット用のお墓の費用は、10万円〜数十万円程度が相場として一般的な価格帯とされています。
それに加え、年間管理代が維持費として毎年かかる場合が多いです。

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霊園の価格についてのまとめ

ここまで霊園の情報や、その価格などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 霊園とはお寺の境内にある墓地以外の埋葬先のこと
• 霊園は公営霊園と民営霊園に大きく分かれ、主に経営団体や特徴が異なる
• ペット用のお墓であっても人間と同じく、種類によって価格が変わる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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