お墓
お墓がない場合はどうするべき?ケース別にご紹介します!
更新日:2022.11.20 公開日:2021.07.24

故人の葬儀後には、遺骨をどうするかという問題が待っています。
お墓を持っていない場合には、遺骨を埋葬するだけでも相当な手間がかかります。
そもそもお墓を持っていない場合は、どうするべきなのか全くご存知でない方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、お墓がない場合はどうするべきなのかについて
- お墓を一から作る場合にかかる費用はどのくらい?
- 費用を負担する人は誰?
- お金がないけどお墓を作りたい方はどうするべきなのか
- お墓を作らず供養するためにはどうするべきなのか
などをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

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お墓を一からつくる場合はどうするのか

遺骨を埋葬するためには、お墓を用いることが主流とされています。
まずはお墓を一から作るためには、どうするべきなのかをご紹介します。
お墓の購入にかかる金額
墓地にお墓を建てるためには、150〜200万円程度かかるといわれています。
お墓を建てるための費用の内訳は、以下の通りになっています。
- 永代使用料
- 墓石代
- 管理料
それぞれ3つにかかる費用について詳しく解説します。
永代使用料
永代使用料とはいわゆる場所代のようなものです。
お墓を建てる際は、霊園に土地を借りなくてはいけません。
そのため霊園にお金を支払う代わりに、お墓を建てる場所を貸してもらいます。
永代使用料は、お墓を建てる際に一度支払うのみです。
一度支払うことによってお墓が続く限りその場所を使用することを許可されます。
永代使用料の相場は全国的には約85万円だといわれています。
しかし永代使用料は墓地の区画の広さや、立地などによって金額が変動します。
墓石代
墓石代とは文字通りお墓にかかる費用のことです。
全国的な相場は約130万円だといわれています。
さらにこの費用から文字を彫刻する際には、プラスで3万円程度かかります。
この墓石代は石の種類や使用量、デザインなどによって価格が変動します。
管理料
管理料とは墓地や霊園などを管理してもらうために支払う費用のことです。
たとえば、トイレや休憩所、水汲み所がその維持費に充てられます。
基本的にお墓にかかる費用の中で、管理料だけは毎年支払うことになります。
お墓の管理料は、お墓を建てる場所によって異なります。
- 公営霊園:2,000〜1万円程度
- 民営霊園:5,000〜1万5,000円程度
- 寺院墓地:5.000円〜
お墓の費用は誰が負担するのか
お墓の費用を負担するのは今まで長男が一般的でした。
しかし今では、兄弟や親族で費用を分担しても問題ないとされています。
親がまだ生きている場合には、親が自身のお墓を購入することも充分に考えられます。
もし親が亡くなってしまっている場合は、供養する人が基本的にお墓を購入してください。
お金はないが、お墓をつくりたい場合

お墓を購入するためには、約150~200万円かかることが予想されます。
そのためお金がない場合は、お墓をどうするべきなのかわからない方もいらっしゃるはずです。
しかしお墓の費用が一括で支払えない方は、実はローンを利用できます。
お墓を購入したいけどお金がなくてどうするのが正解か悩んでいる方は、ローンを利用することも検討してみてください。
お墓のローンは以下の3つに分かれます。
フリーローン
特に目的がなくても利用できるローンです。
必要資料をインターネットを通じて提出する必要があります。
比較的どの銀行でも利用できる場合がほとんどです。
目的別ローン
特定の目的に応じて利用できるローンです。
車のローンや住宅ローンなどが当てはまります。
特定の目的にお金を使用したことを証明するために、領収書が必要になります。
メモリアルローン
お墓の購入に特化したローンです。
墓石代の他にも仏壇仏具などもローンの対象になります。
石材店か金融機関がサービスを提供している場合がほとんどです。
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お墓がなく、つくらない場合どうするのか

実はお墓を建てなくても供養する方法は、たくさんあります。
近年流行し始めている、お墓を建てること以外の供養方法をご紹介します。
自然葬
遺骨を自然のある場所に埋葬することを自然葬といいます。
そもそも自然葬とは、「故人を自然に還す」ということを目的においている供養方法です。
近年ではお墓を持たないという考え方が増えてきています。
そのため、お墓を持つ必要がない自然葬に注目が集まっています。
自然葬の最大のメリットは、やはりお墓を持たなくてもいいことです。
お墓がいらないため金銭的負担が軽減されるだけでなく、後継者が不要です。
そのため近年の少子高齢化問題などに対して、合理的な供養方法のうちの一つといえます。
手元供養
身近な場所に遺骨を供養することを手元供養といいます。
この手元供養は、故人を常に身近に感じられことがメリットです。
手元供養には、さまざまな方法があります。
例えばペンダントに遺骨の一部を入れたり、リビングに遺骨の入っている骨壷を飾ったりします。
散骨
細かく砕いた遺骨を、海や山に撒くことで供養する方法を散骨といいます。
散骨は自然葬の一種でもあります。
故人が海や山を生前好きだった場合には、散骨が好まれることもあります。
こちらの供養方法は遺骨を海などに撒いてしまいますので、遺骨を管理する必要がありません。
ただし遺骨を全て撒いてしまうと、どうやって供養するのか迷ってしまいます。
そのため多くの方は、遺骨の一部を手元に残して供養するようです。
永代供養
遺族や子孫などに代わって、霊園が遺骨を管理する供養方法です。
永代供養はお墓の継承者を必要としません。
そのため身寄りのない方や、後継のない方が利用することが多い供養方法として知られています。
永代供養は、他人の遺骨とまとめて供養することが一般的です。
それゆえに後から特定の遺骨を取り出すことはできません。
よく考えた上で永代供養をするようにしてください。
遺骨はいずれか埋葬・納骨するように
ここまでさまざまな埋葬方法を紹介してきました。
中には遺骨を埋葬せずに散骨する方法や、手元に保管する方法もありました。
しかし、やはり最終的には遺骨を埋葬、または納骨することをおすすめします。
そのため故人のためを思うのであれば、特定の埋葬場所を作り、供養してあげてください。
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お墓がない場合はどうするべきかのまとめ

ここまでお墓にかかる費用の情報やお墓がないときの供養方法などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- お墓を一から作る場合の費用は150〜200万円程
- お墓の費用を負担する人は、親族で分担しても問題がない
- お金がなくてもローンを利用すればお墓を建てられる
- お墓がなくても、自然葬や手元供養などを利用して供養できる
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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監修者

袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。