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永代供養と納骨堂の違いは?永代供養や納骨堂の種類も解説
更新日:2024.02.04 公開日:2021.12.08
火葬後の遺骨の管理において、永代供養と納骨堂の違いはご存知でしょうか。
永代供養と納骨堂は似たような意味で使われることが多いですが、違う点がいくつかあります。
そこで、この記事では永代供養と納骨堂の違いについて詳細をお伝えします。
この記事を読んで、永代供養と納骨堂に関する概要を理解しましょう。
永代供養ができる納骨堂にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 永代供養と納骨堂の違い
- 永代供養とは
- 永代供養のタイプ
- 永代供養のメリット
- 永代供養のデメリット
- 納骨堂とは
- 納骨堂の種類
- 納骨堂のメリット
- 納骨堂のデメリット
- 永代供養つき納骨堂の探し方
- 納骨堂以外の永代供養のできるお墓
- よくある質問
- 永代供養と納骨堂まとめ
永代供養と納骨堂の違い
永代供養とは、お墓の継承者がいなくなった後でも、お寺など墓地の管理者が遺骨を管理してくれることを指します。
それに対して、納骨堂とは屋内施設に遺骨を安置するお墓のことを指します。
つまり永代供養とは供養方法であり、納骨堂はお墓のある施設を表す言葉だと言えます。
また、永代供養のついている納骨堂も数多くあります。
永代供養とは
永代供養について、意味や内容を詳しく解説していきます。
お寺がお墓の管理をしてくれる
永代供養(えいたいくよう)は、遺族の代わりにお寺や霊園がお墓を管理してくれます。
ただし未来永劫というわけではなく、契約期間が定められているのが一般的です。
期間は寺院や霊園によって異なりますが、33回忌や50回忌などの年忌法要に合わせているところが多いようです。
契約期間を過ぎると合祀(ごうし)といって、他の方の遺骨と一緒に埋葬されるのが一般的です。
維持費や使用料金を払わない
永代供養は契約時に一括払いするため、お墓の使用料や維持費はかかりません。
また、一般的なお墓は、承継者を立ててお墓の管理や、お墓の使用料を支払いますが、永代供養では承継者を立てなくても、お墓をしようできます。
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永代供養のタイプ
永代供養には合祀型と個人墓つき永代供養墓の2つのタイプがあります。
合祀型
大きなお墓の中に他の人の遺骨と一緒に埋葬する方法です。
他の人の遺骨と混ざってしまうため、後から故人の遺骨を取り出すことができません。
合祀方の永代供養にかかる費用の相場は10~30万円です。
故人墓つき永代供養墓
初めの10年から30年程の契約期間は一般的なお墓で供養されます。
契約期間が終了したら他の人の遺骨と一緒に埋葬する、合祀をします。
個人墓つき永代供養墓にかかる費用相場は70~150万円です。
永代供養のメリット
子世代に負担をかけなくて済む
永代供養は遺族の代わりに、お墓の管理や供養をしてくれるため、遺族の負担が減り、遺族が好きなときにお墓参りすることができます。
また初めから合祀する場合は、一括でお墓の使用料を払うため、後でお墓の使用料を払わずに済みます。
費用が安く抑えられる
永代供養は費用を安く抑えられます。
永代供養は、一般的なお墓の費用相場の200~250万円に比べて、半額から1/10程度まで費用を抑えられます。
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永代供養のデメリット
後から遺骨を取り出せない
一度、永代供養で合祀されると、後から遺骨を取り出すことができません。
後に遺族がお墓を用意して、遺骨を用意した先のお墓に移すことができません。
少しでもお墓を用意したいと考えているなら、永代供養は避けた方が無難でしょう。
親族の理解を得にくい
個別のお墓で故人に手を合わせたいと考えている人には、永代供養が理解されないことがあります。
永代供養に関しては、親族間で事前に相談をしないと後にトラブルになる恐れがあるので、しっかりと相談した上で永代供養を選択しましょう。
納骨堂とは
納骨堂とは、遺骨を安置・埋葬できる屋内施設のことです。
屋外に個別で建つ一般的なお墓と異なり、施設内にたくさんの遺骨が収蔵されているのが特徴です。
遺骨は土に返すのではなく、骨壺のまま安置します。
独身の方や夫婦のみのお墓にしたい方などにも人気です。
一般墓と比較してリーズナブルに遺骨を埋葬・管理する供養方法と言えます。
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納骨堂の種類
ロッカー型
コインロッカー型の納骨堂になります。
整然と並んだロッカーに骨壷が納められています。
ロッカー型の費用相場は20~50万円です
棚型
扉の無いロッカーのような形態が棚型です。
個別のスペースはなく、骨壺がただ並んでいるだけというところがほとんどです。
棚型の費用相場は10~20万円です。
仏壇型
個別スペースがあり、1つ1つのスペースに仏壇が設けられているタイプです。
位碑を置くスペースがあるため、自宅に仏壇を置けない人にもおすすめです。
仏壇型の費用相場は50~150万円です。
自動搬送型
納骨堂内に設置されたお参りスペースに、仏壇が自動搬送されてくるのが自動搬送型の特徴です。
これは現代的な納骨堂で、狭いスペースを上手く利用している納骨堂となっています。
自動搬送型の費用相場は100万円前後です。
納骨堂のメリット
費用を安く抑えられる
墓石を必要としないため、一般的なお墓よりも費用が安くなりことが多いです。
一般的なお墓の費用相場の1/10から半額程度の費用で納骨ができます。
お墓参りが手軽にできる
納骨堂は室内なので、お墓の掃除や草むしりなどをする必要がありません。
一般のお墓参りよりも、少ない持ち物で手軽にお墓参りをすることができます。
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納骨堂のデメリット
後に合祀になる
多くの納骨堂では契約期間が終了したり、跡継ぎがいなくなると合祀します。
合祀をしたら、遺骨を取ることができませんので、慎重に納骨堂を検証しましょう。
お供えやお参りの方法に制限がある
納骨堂は開館時間が決まっているので、早朝や夜にはお参りできないことがあります。
また、防災上や衛生面から線香や供物ができないことがあります。
お参りをする時間やお供えができないなどの制限がある場合があるので、好きな時間にお参りをしたい方や、お供えをしっかりとしたい方は注意しましょう。
永代供養つき納骨堂の探し方
ここでは、納骨堂の探し方や選ぶポイントを解説します。
納骨堂の探し方
まずはインターネットなどで、自宅周辺にどんな納骨堂があるか調べます。
気になる納骨堂を数件に絞り、できれば実際に現地に行ってみましょう。
現地に足を運び、雰囲気を確認したら管理者に価格などについて質問するのがおすすめです。
納骨堂を選ぶポイント
次に納骨堂を選ぶポイントについて解説します。
永代供養の有無
契約する納骨堂では、永代供養があるかどうかを確認しておきます。
納骨堂には初めから合祀で埋葬するケースと、最初だけ個別で管理してもらい、契約終了後は合祀となるケースがあります。
どのケースなのかを事前に確認しておくのが良いでしょう。
宗派について
遺族や故人が信仰している宗派が利用できる納骨堂なのか確認しましょう。
どんな宗派でも迎え入れてくださるところもあれば、宗教や宗派を制限しているところもあります。
納骨堂を利用するに伴い、特定の宗派に所属することを求められたりすることもあります。
その辺りは、その納骨堂がどのような運営しているかで異なります。
交通アクセス
交通の便が良いところかどうかも、事前に確認しておきましょう。
最寄り駅から歩いていけるのか、もしくはバス移動なのか確認しておきます。
今は健康で普通に車を運転できても、高齢者になると難しくなるかもしれません。
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納骨堂以外の永代供養のできるお墓
ここでは、納骨堂以外で永代供養ができるお墓についてご紹介します。
永代供養墓
永代供養のお墓として1つ目に挙げられるのが、永代供養墓です。
合祀墓、合葬墓とも呼ばれています。
合祀墓は不特定多数の方の遺骨と一緒に埋葬されるタイプです。
遺骨が共同で埋葬されるというデメリットはあるものの、埋葬方法としては一番費用を抑えられます。
また夫婦墓も、夫婦二人とも亡くなってしまった場合、永代供養となります。
樹木葬
樹木葬はシンボルツリーの周りに、遺骨を埋葬するタイプのお墓です。
シンボルツリーとしては、ハナミズキや紅葉があげられます。
寺院や霊園の中の樹木を利用している事が多いようです。
その他にも芝生やお花を利用し、遺骨を埋葬するタイプもあります。
シンプルで自然の中に埋葬されることから、近年、注目を浴びている埋葬方法です。
樹木葬を選ばれる方の多くは、旧来のお墓参りの方法にあまり価値観を置いていないことが多いようです。
公営墓地の樹木葬では、基本的に永代供養は付きません。
その理由は、地方自治体が故人を祭祀したり供養するために、特定の宗派を選ぶことができないからです。
そのため、樹木葬での埋葬を進めるにあたり、公営墓地かどうかを確認することはとても大切なことです。
よくある質問
Q:永代供養ってどういう意味?
A:永代供養とは、お寺や霊園が遺族の代わりにお墓を管理、供養することです。
Q:永代供養したら、遺骨はどうなるの?
A:他の人の遺骨と一緒に納める合祀をします。
合祀をしたら、遺骨は2度と取り出せません。
Q:納骨堂の意味は?
A:納骨堂は、遺骨を納めるための施設を指します。
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永代供養と納骨堂まとめ
ここまで、永代供養墓と納骨堂の違いや、納骨堂を探すポイントについて触れてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 永代供養は、遺族の代わりにお寺や霊園がお墓の管理、供養をしてくれる
- 納骨堂は、遺骨を納めるための屋内施設
- 合祀をすると遺骨は取り出せない
- 永代供養のできるお墓には、最初から合祀の永代供養墓や樹木葬などがある。
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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