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お墓

散骨の費用はどのくらい?散骨の種類と費用相場を解説

更新日:2022.05.19

散骨

岩の波打ち際

記事のポイントを先取り!

  • 散骨自体に違法性はないが、やり方や場所に注意が必要
  • 代表的な散骨の種類は、海上散骨、山林散骨、宇宙散骨
  • 海外での散骨は、国ごとの決まりや出国のルールを守る

最近では、「お墓はいらない」という考えから、散骨を希望する方も増えています。
そこでこの記事では、散骨の費用・種類について詳しく説明していきます。
この機会に散骨のマナーと注意点を覚えておきましょう。
散骨業者の選び方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 散骨とは
  2. 散骨は違法ではないの?
  3. 散骨の種類と費用
  4. 散骨ができる場所について
  5. 散骨は誰が行うの?
  6. 散骨する時に行政の認可はいる?
  7. 自分で散骨する際のマナーと注意点
  8. 業者に散骨を依頼する際のマナーと注意点
  9. 後悔しない散骨業者の選び方
  10. 散骨までの流れ
  11. 散骨の費用についてのまとめ
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散骨とは

散骨とは、亡くなった方を供養する方法のひとつです。
散骨では、遺骨を保管することなく、粉末にして山や海などの自然にまいて自然に還します
日本をはじめ多くの国において、散骨はまだまだ一般的ではありません。

しかし、実際のところ散骨は人気があり、多くの人が散骨を希望しています。
山や海、自然が好きという理由で、お墓の中に入るより自然に還るのを選ぶ人が増えています。

また、お墓には代々引き継ぐ継承者が必要で、所有すると定期的な管理を行わなくてはなりません。
現代ではお墓を任せることや管理することが難しい人も多いので、お墓を持たずに散骨を採用する人もいるようです。

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散骨は違法ではないの?

頭の中にクエスチョンマークがある顔のシルエット

散骨自体を禁止する法律は日本にはありません。
ただし、散骨のやり方や場所によってはトラブルに発展することもあるので注意が必要です。
散骨の手順を無視したやり方をすると、刑法190条にある死体損壊にあたる可能性があります。

また、定められた場所以外での散骨はトラブルの元になります。
公共の場の多くは散骨が認められていません。
そのため事前の調査なしに散骨すると、知らないうちに地域の条例違反を犯すことになりかねないのです。

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散骨の種類と費用

自然に還す埋葬方法である散骨には、実にさまざまな種類があります。
散骨に興味を持つと、種類に加えて気になってくるのが費用ではないでしょうか。
そこで代表的な3種類の散骨方法と、それぞれの費用・相場についてご紹介します。

海洋散骨の費用

海洋散骨とは海で行う散骨で、船に乗り沖まで出て遺骨をまきます。
個人で船を出せる人は少数派なので、多くの場合は船をチャーターしたり業者に依頼して沖に出ます。
費用は条件によって異なります。

■一家族のみで船を出す場合:20万円〜30万円程度
■他の家族と相乗りする「合同散骨」の場合:10万円程度
■業者に遺骨を預けて散骨してもらう「委託散骨」の場合:5万円程度

また、船の豪華さやセレモニーがプログラムに入ると、その分費用がかさみ、シンプルな船やプランであれほど費用は安くなる傾向があります。

山林散骨の費用

山林散骨は、文字通り山に遺骨をまく散骨です。
しかし、どこの山でも散骨していいというわけではありません。
なぜなら日本の山には所有者がいるため、認められた場所でしか散骨できないからです。

山林散骨では、業者委託するケースが多くみられます。
散骨が認められたが山の奥まで、依頼された業者が遺骨を運び散骨します。
そのため、遺族が同行することはあまりないようです。

遺族の同行がないので、業者はガイドする必要がありません。
そのため費用は、安めで相場としては5〜10万円程度です。
しかし、遺族の希望で山林散骨に同行する場合は、10万円〜20万円の費用がかかります。

宇宙散骨

宇宙散骨は、遺骨をロケットに乗せて飛ばし、宇宙に散骨する方法です。
遺骨の一部、1〜7グラム程度を専用カプセルに入れて、他の人の遺骨と一緒に打ち上げます。

ひとくちに宇宙散骨といっても、いろいろな散骨方法があります。
月面に散骨したり、人工衛星やロケットに搭載したりと、散骨プランはさまざまです。

もっとも費用が高額になるのは月面散骨で250万円程度です。
次いで人工衛星搭載が100万円程度、その半額の50万円程度であればロケット搭載散骨も可能です。

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散骨ができる場所について

「where?」と書かれた積み木ブロック

散骨ができる場所は、日本国内だけではありません。
人によっては海外での散骨を希望する方もいます。
国内および海外で散骨できる、具体的な場所について解説します。

日本国内の場合

散骨する場所は、基本的には人が多くない場所に限られます。
先にあげた海上や山林、宇宙散骨の他に、私有地や散骨が認められたお墓などが挙げられます。
また認められた場所とはいえ、遺骨をまくことに気が引けてしまう方もいるかもしれません。

亡くなった家族の遺骨をまいたことでトラブルを起こしては大変です。
安心して散骨を行いたい場合は、散骨が認められた霊園がおすすめです。

海外の場合

海外の場合、散骨できる代表的な国はハワイ、パラオ、オーストラリアです。
ただし、海外での散骨は国内よりもハードルが高く、国によってのルールもさまざまです。
事前の情報収集と計画は十分に行い、必要な手続きを間違いなく行う必要があります。
また、遺骨を持って出国する際にもさまざまな手続きがありますので、よく確認してください。

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散骨は誰が行うの?

散骨を行う人は主に散骨を専門とする業者ですが、個人でも散骨は可能です。
それぞれの特徴や注意点などを、以下でご確認ください。

個人で行う

個人で散骨を行うことも可能ではありますが、さまざまなトラブルが起こる可能性が高いです。
散骨を個人でやろうとすると、マナーやルールに則った正しい埋葬ができないかもしれません。

そのうえ、間違えたやり方や場所に散骨して、他人に迷惑をかけてしまうおそれがあります。
そのようなトラブルを避けるためにも、散骨をするのであれば知見のある業者に依頼するのがおすすめです。

散骨業者に委託する

専門業者に委託して散骨するケースが一般的です。
現在、さまざまな散骨に精通した多くの業者が、多様化するニーズに合わせて営業しています。
散骨のパターンや法規制遵守に至るまで、安心した散骨のプランを用意してくれます。
砕骨から散骨まで全てを業者に任せるのではなく、例えば砕骨のみを委託することもできます。

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散骨する時に行政の認可はいる?

散骨する時に行政の許可は基本的に必要ありません
しかし、ある条件に該当する場合は、地方自治体などでの手続きが必要になります。

該当する条件は、すでにお墓に埋葬されている遺骨を散骨する場合です。
すでに埋葬されている遺骨に関しては、埋葬先を移動する際に「改葬許可証」が必要になります。

この改葬許可証は市区町村で発行してもらうことができるのですが、発行のためには必要な書類があります。
現在、墓地に埋葬されていることを証明するための「埋葬証明書」と、市区町村の役所で「改葬許可申請書」を取得し、両方提出することで改葬許可証を発行してもらえます。

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自分で散骨する際のマナーと注意点

○と×のプラカードを持って悩む男性

自分で散骨する際には、いくつかのマナーと注意点がありますので、項目ごとに説明します。

遺骨は必ず粉末状にする

遺骨は必ず粉末状にする「粉骨」が重要です。
原型を留めたままの散骨は、誰かに発見されて事件に発展しかねません。
散骨業者に依頼して、2㎜以下の粉末状にしてもらいましょう。

自然に還らない異物は取り除く

散骨は自然に還ることが前提なので、金属やビニールなどは取り除く必要があります。
腕時計やメガネ、銀歯などは、散骨において異物です。

人がいない時間帯に行う

マナーとして、散骨は人がいない時間帯に行いましょう。
人の動きが多い朝や夕方、お昼時などを外して人目につかないように配慮してください。

自治体の法令を遵守する

散骨は自治体ごとに法令が定められています。
事前に自治体にアクセスして、法令に則った手続きや方法で散骨を行いましょう。

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業者に散骨を依頼する際のマナーと注意点

開いた本の上に置かれた虫眼鏡

業者に散骨を依頼する際には、以下のようなマナーと注意点があります。

信頼できる業者を選ぶ

ネットで業者を検索すると、実に多くの散骨業者がヒットします。
信頼できる業者かどうか、ホームページや口コミを確認しましょう。
また、電話などで問い合わせをして、対応に問題がないかを確認しておくとよいでしょう。

喪服は避ける

散骨に喪服を着るのは避けてください
海上散骨や山林散骨の際に喪服を着て、船に乗ったり山に入る集団を見るであろう人への配慮です。
場違いな服装に思われて、不快感を与えたり通報されたりするケースも考えられます。

周囲の人の了解を得る

今でこそ認知度が上がった散骨ですが、人によっては快く思わない方もいます。
関係者には、事前にどのような理由で散骨を行うのかを説明しておくとあとでトラブルになりません。

散骨の他にも、お墓やお葬式に関する情報はこちらからどうぞ。

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後悔しない散骨業者の選び方

青空の日に草原の丘を散歩している3人の高齢者女性

散骨の種類や費用・相場を知ったことで、散骨を希望される方もいるかと思います。
その一方で、ご自身やご家族の散骨を検討するうえで、確実な埋葬が行われるかどうか不安を感じることもあるかもしれません。

そこで頼りになるのが、専門知識と実績を兼ね備えた散骨業者です。
しかし、ひとくちに散骨業者といってもその数は実に多いです。

よくない業者に依頼した結果、後悔することになった」といったケースもあるようです。
せっかく希望して選んだ散骨で、業者とのトラブルは避けたいものです。

では、どんな業者なら間違いないのか、後悔しない散骨業者の選び方にはポイントがあります。
主に以下の3点を重点的に業者選びの際に参考にしてください。

安価な価格設定に騙されない

本記事ではここまで、散骨の費用相場について解説しました。
もしも業者の費用が相場よりも安い場合は要注意です。

表示された価格を安くすることで顧客を呼び込んで、後になって追加費用を請求する悪徳な手法かもしれません。
また、経費を安価に済ませるために散骨に関する正規の方法を無視して、違法な処理をされるかもしれません。
安心して散骨を依頼するためにも、安価な価格設定に騙されないようにしましょう。

対応で見極める

散骨業者と連絡をとってみて、相手の対応を見極めることは重要です。
電話やメールでのやりとりで、質問への回答が曖昧だったり、返信や折り返しが遅い場合は要注意です。
何社か候補をあげて、それぞれの対応を自分で確認して見極めましょう。

パンフレットや資料を見比べる

パンフレットや資料を複数取り寄せて、各業者を見比べましょう。
料金体系が明確か、追加料金の条件がわかりやすいかどうか確認し、不明点は電話で問い合わせてください。
パンフレット情報についてしっかりと回答できない業者であれば、他の業者を検討した方がいいかもしれません。

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散骨までの流れ

ご臨終から散骨するまでの流れを紹介します。

  1. 臨終後は死亡診断書・死亡届を市区町村に届けて、火葬許可証をもらいます。
  2. 葬儀後は火葬場で火葬します。
  3. 散骨業者に依頼して遺骨を粉末にします。
  4. 散骨業者と日程や散骨プランを相談します。
  5. 海上散骨であれば、船などを業者に依頼し、散骨します。

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散骨の費用についてのまとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで散骨の情報や、費用相場などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 散骨は年々需要が増している埋葬方法のひとつで、違法ではない
  • 散骨は海上散骨や山林散骨、宇宙散骨といった種類がある
  • ハワイやパラオ、オーストラリアといった海外でも散骨可能

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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