お墓
骨壷のカビ対策5選!カビが発生した時の対処法を説明
更新日:2022.04.23
手元供養品として骨壷を選ばれる方が多くいらっしゃると思います。
しかし、保管方法によっては、大切な骨壷にカビが生えてしまうことをご存知でしょうか。
そこで、この記事では骨壷のカビ対策について解説していきます。
この機会に、骨壷にカビが発生したときの対処法を知っておきましょう。
カビが発生する条件についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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骨壷とは
骨壷とは、火葬した遺骨を納める壷を指します。
骨壷の歴史は飛鳥時代頃まで遡ります。
当時は蔵骨器(ぞうこつき)と呼ばれていました。
中国から仏教が伝わってきたとき、同時に火葬の習慣も広まりました。
そして、上流階級の間で表面に豪華な装飾が施された蔵骨器が使われていたようです。
骨壷の最初の材質には、「土師器(はじき)」と呼ばれる素焼きの土器が使われていました。
それから、古墳時代には陶質土器である「須恵器(すえき)」、その他にも木製や金属製などが使用されました。
その後も時代の変化とともに変化していき、現在の骨壷の形へと変化しました。
スポンサーリンク骨壷のカビ対策5選
カビは、水周りだけに発生するわけではありません。
様々な原因から、カビを発生させてしまいます。
大切な骨壷をカビさせないためにはどのように対策すべきか、特に重要な5通りの対策を紹介します。
風通しのよい場所で保管する
カビを防ぐために重要なポイントは、風通しが良く湿気の少ない場所で保管することです。
遺骨を大切に思うあまり、押し入れやタンスの中にしまう方がいらっしゃいます。
しかし、押し入れの中やタンスの中は湿気がこもりやすく、風通しが良い場所とは程遠いものです。
普段から常に空気が循環しているリビングや寝室に置くと良いです。
結露に注意する
乾燥している場所に置けば良いのならば、直射日光当たる場所に置けば良いのでは?と思われた方もいらっしゃると思います。
しかし、直射日光が当たる場所では骨壷内と外で気温差が発生します。
この気温差が結露を発生させてしまいます。
冬に窓が結露するのを見たことがあると思います。
これも、外と室内の温度差から起こるものです。
急激な温度変化でも結露を発生させる恐れがあるので、骨壷を持ち運んだ際には注意しましょう。
密閉する
遺骨を密閉できる入れ物に保管することで、カビの胞子の侵入を防げます。
また、カビの原因となる胞子がないため、カビの発生を防ぐことができます。
さらに、安全に保管するためには、真空パックがおすすめです。
真空パックにすることで酸素がなくなります。
酸素がないことで、カビの繁殖が起こりません。
乾燥剤を使用する
骨壷内に乾燥剤を使用することで、カビの原因となる湿気を抑えれます。
乾燥剤は、湿気を吸いきってしまえばそれ以上の効果は望めません。
使用期限を守って、交換することを忘れないようにしましょう。
素手で遺骨を触らない
目には見えませんが、手には多くの菌が付着しています。
そして個人差はありますが、手汗が出ていることもあります。
よって、素手で遺骨を触ることは避けてください。
遺骨に触れる際には、ゴム手袋や清潔な箸やトングを利用するとよいでしょう。
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骨壷は密閉されていない
外気から遺骨を守るためには、気密性に優れた容器が望ましいです。
しかし、骨壷の蓋の多くは上から被せるのみであるため密閉はできません。
そのため、外気を遮断するために骨壷本体と蓋を密閉シールで貼り付ける商品の販売もあります。
それでは、見栄えが良くないと感じる方は金属製の骨壷がおすすめです。
金属製の骨壷の多くはねじ式の蓋であるため気密性が高くなります。
ネット通販でも販売しているので、ぜひ参考にしてください。
骨壷を入れ替えること自体、全く問題はありません。
前述した通り、素手で遺骨を触ると菌や汗が付着します。
移し替える際は素手で行わず、ゴム手袋を使用しましょう。
また、行うべき儀礼もありませんので、比較的簡単な作業で済みます。
スポンサーリンク骨壷にカビが生えてしまった時の対処法
遺骨は素人が洗浄できません。
そのため、一度でもカビが生えてしまうとカビを取り除くことは難しいです。
カビをふき取るにも、遺骨は脆く崩れやすいので難しい作業になります。
遺骨がカビてしまった場合は専門の洗浄サポートを実施している業者に任せましょう。
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カビと勘違いしやすいもの
基本的に、遺骨は白や薄黄色であることが多いです。
しかし、不完全燃焼や故人が生前服用した薬の影響、体の組織や体液、副葬品や花の色が移り黄色や、緑色、黒などの色が遺骨に付くことがあります。
不完全燃焼の場合、黒いススがつくので特に黒カビに間違われやすいです。
その他にも、カルシウム沈着は白カビに間違われることもあります。
遺骨に色が付いていると、カビを疑ってしまいがちです。
遺骨自体に色が付くこともあるので、遺骨に色が付いているからといって一概にカビであると断定はできません。
正確にカビであることを判定するためには顕微鏡を用いて調べる必要がありますが、顕微鏡を所持している方は少ないでしょう。
あくまで目安になりますが、目視でカビであるか判断する場合、ふんわりとした綿埃の点が局所的にあったり、隆起した部分がある場合はカビだと判断しましょう。
スポンサーリンクカビが発生する条件
カビが発生する条件といえば、湿気の多いところであるというイメージがあると思います。
実は、それ以外にもカビが発生する条件があります。
カビを抑えるために、発生する条件を把握しておきましょう。
カビの胞子が存在する
カビの胞子とは、カビの種のことです。
カビの胞子が飛んできて、床などに着地しカビが成長するとまた胞子を飛ばします。
カビの胞子が存在しなければカビは発生しません。
カビの胞子はとても小さいので目に見えませんが、私たちの周りの空気中にも飛んでいます。
毎日きっちり掃除している家でも空気中にカビの胞子は約20〜30個/㎥存在すると言われています。
少しの風で舞い上がり、半径約100メートル以内に落下しカビを発生させます。
そのため、カビを見つけたとしてもむやみにこすりとろうとしてはいけません。
むやみにこすると胞子が舞い上がる原因になるので、カビ取り剤を含ませたティッシュやキッチンペーパーで優しくふき取りましょう。
栄養素がある
カビは、ホコリ・水垢・石鹸カスなど様々なものを栄養素として増殖します。
天然有機物や人工有機物のみならず無機物や鉱物までも栄養源としており、その生命力は驚くべきものです。
湿気・湿度の問題
カビは70%以上の湿度になると活発になります。
そのため、湿度の高い水回りで発生しやすくなります。
季節では、雨の多い梅雨の時期が特に活発になります。
乾燥しやすい冬でも、洗濯物の室内干しをしている場合や加湿器を必要以上につけている場合カビは活発になるため油断はできません。
頻繁に換気を行うことで、こもった空気を入れ替えましょう。
その他にも、料理中や洗い物中には発生する湯気や飛び散った水で湿度が上がらないよう、換気扇をまわすことをおすすめします。
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骨壷のカビ対策のまとめ
ここまで骨壷のカビ対策についてを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 骨壷のカビ対策として、風通しの良い場所で結露に注意し保管すると良い
- 骨壷は密閉されていないが、外気を防ぐことが可能な密閉できる骨壷もある
- 遺骨は色が付いている場合もあるので、カビと間違えられる場合もある
- カビが発生する条件は胞子、栄養、湿度の3点
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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