芝生墓地での線香のあげ方とは？お供え物についても解説

更新日：2022.05.24

墓地

記事のポイントを先取り！

• 景観を保つため芝生墓地に建てられる墓石は洋型が多い
• 芝生墓地では規則に従い点火台やトレイ、線香台を使う
• 線香を禁止している芝生墓地でもお供え物は問題ない

樹木葬や納骨堂などさまざまな埋葬方法がありますが、芝生墓地についてご存知でしょうか。
芝生墓地のメリットとともに、線香の使用について知っておくことが大切です。

そこでこの記事では、芝生墓地の線香の上げ方について詳しく説明していきます。
この機会に、お墓参りのお供え物についても覚えておきましょう。

芝生墓地の探し方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 芝生墓地とは
2. 芝生墓地で線香はあげられる？
3. 芝生墓地でお供え物は供えられる？
4. 芝生墓地を選ぶメリット
5. 芝生墓地を選ぶデメリット
6. 芝生墓地の探し方
7. 芝生墓地の線香まとめ

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芝生墓地とは

芝生墓地とは、敷地一面が整備された芝生に覆われている霊園です。
一般的な墓地と異なりお墓同士の境界がなく、墓石の背が低いので景観に優れています。
墓石の形状は洋型墓石がほとんどで、西洋の霊園をイメージさせる墓地です。

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芝生墓地で線香はあげられる？

通常お墓参りでは、供養のために線香に火を灯してお供えしますが、芝生墓地では下記の点に注意してください。

墓地によって規則が異なる

芝生墓地では、線香の使用が墓地によって制限されている場合が多く見られます。
その理由は、線香の火が芝生に燃え移ることを防止するためで、防災の観点と芝生を保護する観点で規制されます。

線香の上げ方

霊園によっては、条件によって線香の使用を許可しているところがあります。
火を灯すため専用に設置された点火台を使い、直接持つのではなく専用のトレイに入れて運びます。
火のついた線香を墓石へ無造作に置くことはせず、必ず線香台の中にお供えして最後に消火するのがルールです。

ロウソクの火にも注意

線香の取り扱いだけでなく、ロウソクやマッチなどにも注意が必要です。
特に乾燥している季節は、芝生はもちろんのこといろいろな物が燃えやすくなっています。
思わぬ事故を防ぐため、点火台や専用トレイを使いましょう。

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芝生墓地でお供え物は供えられる？

芝生墓地での線香の使用は、先にあげたように防災の観点から霊園によっては禁止されています。
そうなると気になるのが、お墓参りで持参するお供え物です。
線香が禁止されている場合でも、お供え物であれば危険性がないように思います。

芝生墓地でのお供え物や注意点、お供え物としておすすめの品物について解説します。

お供え物は問題なく供えられる

お墓参りに持参する食べ物や飲み物などのお供え物は、芝生墓地であっても問題ありません。
一般的な墓地と同じように、基本的にはお供えができるようになっています。

おすすめのお供え物

お墓にお供えする品物でおすすめなのは、故人が好んでいた物です。
故人のためを想い、好きだった食べ物や飲み物をお供えすることは、供養として正しい行いといえます。

また仏教の観点で考えると、五供もお供えにおすすめの品物です。
五供（ごくう）とは、仏教において基本とされる5種類のお供え物のことです。
五供は線香と花、ろうそくの火、浄水、飲食物の5つです。

お供え物をあげる際の注意点

線香は禁止でもお供え物を許可している芝生墓地は多くありますが、ぜひ注意してほしい点があります。
お供え物で用意する飲食物を放置せずに、必ず持ち帰ることです。
芝生墓地は屋外にあるため、さまざまな動物が侵入する可能性があります。
お供え物を放置すると動物が食べ荒らしてしまうため、必ず持ち帰りましょう。

また、お酒やジュースなどを墓石にかけることも、劣化の原因になるため止めるべきです。

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芝生墓地を選ぶメリット

芝生墓地は近年注目を集めていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

景観が良い

芝生墓地のもっとも特筆すべきメリットは景観の良さです。
一般的な寺院墓地のような厳かな雰囲気はありませんが、一面に広がる緑の芝生は外国映画のワンシーンのようです。
墓石の形状も背が低い洋型で、現代のセンスにマッチしていることから多くの人に支持されています。

費用が安い

芝生墓地は一般的な墓地よりも使用料や墓石購入、工事費用が安く済みます。
墓石自体が比較的小さいことと、使用するスペースも狭めに設計されていることが影響しているようです。

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芝生墓地を選ぶデメリット

人気のある芝生墓地ですが、線香が禁止されていることをデメリットに思う人もいるかもしれません。
他にも下記の3点が、デメリットと考える人もいます。

季節によって景観が変わる

お墓参りの時期で代表的なお盆には、芝生が一面緑色で素晴らしい景観が見られます。
しかし芝生は、冬になると茶色く変色してしまいます。
芝生は植物ですので変色は避けられないため、景観が変わることを許容できない人にはデメリットになるでしょう。

管理費が高め

芝生墓地は、一般墓地のような境界がないため基本的に敷地のほとんどを霊園側で手入れします。
一面の芝生を管理するとなるとそれなりの費用がかかるため、一般墓地よりも管理費が高く設定されています。

墓石のデザインに規則がある

芝生墓地の墓石は、一番の売りである景観を保つため、背の低い洋型墓石で統一されていることが多いです。
その理由から、墓石のデザインに関して規制があり、理想とする形状の墓石を建てられないケースもあります。

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芝生墓地の探し方

芝生墓地の探し方に特別な方法はなく、一般墓地と同じようにネット検索や葬儀社に問い合わせるのが基本です。
その際は資料や画像だけで決めずに、必ず現地を見学するようにしましょう。

特に芝生墓地の場合は、夏と冬にそれぞれ見学して景観の違いを把握した上で、契約まで進めましょう。

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芝生墓地の線香まとめ

ここまで芝生墓地についての情報や、芝生墓地での線香の上げ方を中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 芝生墓地は境界のない敷地に芝生が植えられた霊園
• 防災安全の観点から、線香の使用を規制している芝生墓地が多い
• 芝生墓地を検討する場合は、夏と冬に見学をして景観の違いを確認する

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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