お墓
正しい墓地の選び方とは?墓地の種類や注意点、失敗談についても解説
更新日:2022.05.24 公開日:2021.08.25
墓地を選ぶ時、分からないことが多くあります。
高価なものですし、代々使っていくもので、一度建ててしまうと簡単に建て直しができるものではありません。
そこで、この記事では
- 墓地の種類
- 墓地の選び方での注意点
- 墓地の種類ごとのメリット・デメリット
以上の内容で解説していきます。
墓地の選び方での失敗談についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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どのような墓地があるのか
墓地には3つの種類があります。
寺院墓地
寺院墓地とは、お寺の境内や、お寺に隣接する敷地にある墓地のことです。
お寺が管理、運営を行います。
葬儀や法要のすべてをお寺に任せることができます。
常にご本尊と僧侶がが近くにいるため、困ったことがあっても相談に乗ってもらえるなど、安心感があります。
また、お盆などの繁忙期も優先的に法要を行ってもらえます。
寺院墓地を利用するには、基本的に寺院の檀家になる必要があります。
民営霊園
公益法人や宗教法人が運営している霊園のことです。
宗旨宗派を問わず、空きがあればいつでも申し込みができ、管理も行き届いていることが多いです。
公営霊園
都道府県や市町村などの各自治体に管理、運営されている霊園のことです。
毎年、ホームページや窓口などで希望者を募集し、抽選が行われます。
当選した人は必要書類を提出し、審査に通ると公営霊園を使用することができます。
抽選に当たっても、遺骨が手元にあるか、その霊園所在地に住民票があるかなどの条件を満たしていないと、使用することはできません。
また、寺院墓地や民営霊園より費用が安い事が多く人気で、抽選の倍率は高いです。
公営霊園は宗旨宗派を問われることはありません。
石材店の指定もなく、自由に選ぶことができます。
墓地の選び方での注意点
墓地の選び方での注意点には、次のものがあります。
立地
墓参りや管理のしやすい立地を選びましょう。
交通のアクセスが良い場所や、車で行く場合は駐車場があるかどうかも重要です。
お墓の形
お墓の形は次のとおりです。
- 和型墓石
- 洋型墓石
- デザイン墓石
寺院墓地や民営霊園では、石材店や墓石のデザインの指定があることが多いので、注意が必要です。
価格
一般的に公営霊園が最も費用を抑えることができます。
ただし、地域や墓石の種類、墓地の広さなどによって価格が大きく変動するので注意しましょう。
環境・設備
墓地の日当たりや水はけが良いかどうかは、墓石の耐久に関係します。
樹木が多いと枯れ葉の清掃に苦労します。
また、害虫が多いかどうかを調べておくほうがよいでしょう。
設備が充実しているかどうかも確認しておきましょう。
宗教
寺院墓地は宗旨宗派の指定があります。
民営霊園と公営霊園は、宗教は自由なことが多いです。
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それぞれの墓地のメリット・デメリット
それぞれの墓地にメリット・デメリットがあります。
寺院墓地
寺院墓地のメリット
- 手厚い供養・管理をして貰える
- 立地条件が良く、墓参りの時アクセスしやすい
寺院墓地のデメリット
- 檀家になる必要がある
- 寺院や住職によって、運営やサービスに差が出ることがある
- 石材店を指定されているケースがある
民営霊園
民営霊園のメリット
- 制限が少なく、宗教問わずいつでも申し込みが可能
- お手洗いや売店、バリアフリーなどの設備が整っている
民営霊園のデメリット
- 民営のため、運営母体が倒産することがある
- 指定石材店がある
- 都市の小規模な民営霊園はアクセスが良い
郊外の大規模な民営霊園は車でないとアクセスできないことが多いです
公営霊園
公営霊園のメリット
- 費用を最も安く抑えることができる
- 倒産や閉鎖の心配がない
- 宗教宗派を問わない
公営霊園のデメリット
- 申込みに資格条件がある
- 人気があることが多く、抽選に当たらないとお墓をなかなか建てられない
- 場所によっては、民営霊園よりも費用が高くなることもある
それぞれの墓地に向いている方
自分にはどの墓地が向いているのでしょうか。
寺院墓地
特定の信仰があり、しっかりと供養してもらいたい方に向いています。
お墓の管理だけを行う民営霊園や公営霊園と違って、法要もすべて寺院に任せることができます。
民営霊園
いつでも、制限も少なく購入できるので、すぐにお墓を購入したい方に向いています。
墓石のデザインにこだわりたい方に向いています。
また、充実した施設や設備を求める方に向いています。
公営霊園
なるべく費用を抑えたい方に向いています。
石材店の指定がないので、墓石を購入する業者を自由に選びたい方に向いています。
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墓地の選び方での失敗談
墓地の選び方での失敗談を紹介します。
墓地への距離
費用が安いからとアクセスが悪い場所の墓地を購入してしまうと、後悔することがあります。
遠くて渋滞のひどい場所であったり、歳をとって車に乗ることができなくなり、墓参りに行けなくなる事があるからです。
墓地の費用
管理費が2年目から急に高くなったなど、墓地の維持費や管理費のトラブルもあります。
あらかじめよく確認することが大事です。
墓地の立地や日当たり
災害により、墓地に被害が出る可能性もあります。
また、日当たりが悪いと水浸しになったり、お墓が暗くて墓参りに行きたくなくなってしまうかもしれません。
納骨の方法
望んだ通りの納骨方法ではなくて、後悔する場合もあります。
遺骨を砕いて粉骨にして、他の人の骨と一緒に納骨されたり、合葬されて遺骨の返却が不可能であった、ということもあります。
お参りの際の問題
清掃や手入れが行き届いていなかったり、墓地が早い時間に閉まってしまうので墓参りしにくい、など実際にお参りしてから気になる問題もあります。
スポンサーリンク墓地の選び方まとめ
ここまで墓地の種類に関する情報や選び方での注意点などを中心に書いてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下のとおりです。
- 墓地には、寺院墓地、民営霊園、公営霊園の3つの種類がある
- 墓地選びの注意点の1つは費用、環境や設備が整っているか調べておくこと
- 寺院墓地のメリットは手厚い供養・管理、デメリットは檀家になる必要がある
- 民営霊園のメリットはいつでも申し込み可能、デメリットは指定石材店の存在
- 公営霊園のメリットは費用が安く抑えられること、デメリットは抽選で決まること
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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