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年賀状じまいはいつ出す?上手な伝え方と手段・例文を紹介

更新日:2022.04.04

年賀状じまい

記事のポイントを先取り!

  • 関係性や年齢により出すタイミングを考える
  • マナーに配慮し状況に合った方法で伝える
  • 年賀状じまいによって有意義な時間を過ごせる

年賀状じまいを出すタイミングはいつ頃が良いのでしょうか。
そもそも、年賀状じまいについて知らない方も多いかと思います。

そこでこの記事では、年賀状じまいについて解説します。
この機会に、年賀状じまいの上手な伝え方も覚えておきましょう。

後半では、年賀状じまいのメリットについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 年賀状じまいとは
  2. 年賀状じまいはいつ出す?
  3. 年賀状じまいの上手な伝え方
  4. 年賀状じまいを伝える手段
  5. 年賀状じまいの書き方
  6. 年賀状じまいを出すメリット
  7. 年賀状じまいがもたらす心情の変化
  8. 年賀状じまいはいつ出すのまとめ
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年賀状じまいとは

年賀状じまいとは、今後の年賀状を辞退する旨を伝える、最後の年賀状のことです。

さまざまな理由から、今後の年賀状のやり取りを辞める場合がありますが、どの場合においても年賀状以外の代替案を添えて失礼のないように伝えることが大切です。

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年賀状じまいはいつ出す?

年賀状を送る相手ごとに、年賀状じまいを送るタイミングを見ていきましょう。

親戚に出すとき

年賀状に写真を添付している場合には、親戚の方にとって年に1度子供の成長を実感できる貴重な機会でしょう。
そのため、親戚には子供の成長の節目に年賀状じまいを出すことが多いです。

たとえば、学生を終えた、成人した、結婚等で独り立ちしたなどの時期です。
兄弟がいる場合は、一番下の子のタイミングに合わせることが多いようです。

仕事関係の人に出すとき

仕事関係の人に出す場合は、退職のタイミングで出すのが良いでしょう。

退職したあとも年賀状を送っている場合は、還暦や古希、喜寿などの祝い歳を節目にしても良いでしょう。
ただし、まだ会社に勤めている場合は、部下が上司に年賀状を出すことがマナーとされています。

仕事関係者に年賀状を出している場合は、退職のタイミングまで待つのが望ましいです。

自分自身が祝いの歳になったとき

上記以外では、自分が祝い歳になったときに、年賀状じまいを出すことが多いです。
祝い歳とは、数え年で61歳の還暦〜100歳の紀寿までの名前がついた節目の年齢のことです。

これらの年齢になる年や、なった年のタイミングで高齢を理由に年賀状じまいを行います。
体力面を考慮して、還暦や古希、喜寿くらいの年齢で年賀状じまいを行うと良いでしょう。

年賀状じまいの上手な伝え方

年賀状じまいという言葉は世間であまり浸透していません。
そのため、急に年賀状じまいをだすと、絶縁宣言と勘違いしてしまう可能性があります。

ここでは、年賀状じまいの上手な伝え方を紹介します。

理由をしっかり伝える

年賀状じまいをする理由を簡潔にしっかりと伝えましょう。

嘘をつく必要はありませんが、様式変化や高齢に伴うなどの理由に誤解を招かないように伝えます。
このとき、疎遠にしたいなどと思わせないような文面を選ぶよう注意しましょう。

目上の方や、お世話になった方に対しては最後に丁寧なお詫びの言葉も添えると良いでしょう。

全員に送っていることを伝える

相手との関係を壊さないために、全員に送っていると伝えることも大切です。

年賀状じまいを送る人全体への呼びかけとして「皆様」や「どなた様」などの言葉を使い、受け取り手以外にも、年賀状じまいを伝えていることを文に盛り込みます。

他の連絡手段による交友関係の維持

年賀状じまいを行う際には、SNSやメールなど代わりの連絡手段を提案するのがマナーです。

これは年賀状のやり取りはやめるけれど、関係を終わらせるわけではないという相手への配慮です。
このときに記載する連絡先は、LINEなどのSNSやメールアドレス、相手によっては電話番号などが良いでしょう。

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年賀状じまいを伝える手段

年賀状じまいを伝える手段はさまざまです。
ここでは、伝える手段をいくつか紹介していきます。

年賀状で伝える

年賀状で伝える方法が最もシンプルでやりとりのある人全員に伝えることができる一番確実な方法です。

通常の内容のあとに、来年からは年賀状を出さないという旨を書いて送ります。

会ったときに伝える

普段から顔を合わせる機会が多い場合には、会ったときに直接伝える方法もあります。

もし、会ったときに伝える際は、相手が年賀状を準備する前に話しておくのがマナーです。

寒中見舞いなどを利用して伝える

年賀状ではなく、寒中見舞いなどを利用して伝える方法もあります。

年賀状を送っていなかった人から届いた場合や、年賀状という新年を祝うもので伝えることに抵抗がある人は寒中見舞いなどで伝えると良いでしょう。

メールや電話で伝える

メールや電話で新年の挨拶を送り、その際年賀状じまいを伝える方法もあります。

しかし、相手から年賀状が届いた場合にメールや電話で返事をしてしまうと失礼にあたる可能性があるので注意しましょう。

年賀状じまいの書き方

年賀状じまいの書き方を年代別や関係性別に紹介します。

20代〜30代の書き方

ここでは、20代~30代の例文を紹介します。

親しい方向け

新年の挨拶から始まり、時代の変化に伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。
家族での話し合いの結果が理由の場合はその旨を伝えましょう。

さらに代替案として、LINEやSNSなどでの交流を提案し、アドレスやIDなどを書き添えます。
今後もSNSなどを通じて変わらない付き合いをしたい旨も伝えておくと良いでしょう。

ビジネスの方向け

新年の挨拶から始まり、時代の変化に伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。

会社の方針が理由の場合はその旨を伝えましょう。

さらに代替案として、メールなどでの交流を提案し、アドレスを書き添えます。
今後の仕事での付き合いについても、より一層邁進してまいりますなどと触れておくのも良いでしょう。

40〜50代の書き方

ここでは、40代~50代の書き方を紹介します。

親しい方向け

通常通りの新年の挨拶から始まり、時代の変化に伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。

SNS全盛の昨今、自分も時代の流れに乗りLINEやSNSなどでの交流に移行したなどの理由
とともに、IDなどを書き添えると良いでしょう。

これからはSNSなどを通じて変わらない付き合いをしたい旨も伝えておくと良いでしょう。

ビジネスの方向け

新年の挨拶から始まり、時代の変化に伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。

会社の方針が理由の場合はその旨を伝えましょう。

理由を書くには少し難しい年代であるため、具体的に書くよりも諸事情といった風に書くと無難でしょう。

代替案としては、メールや電話などでの交流を提案し、アドレスを書き添えます。

60代以降の書き方

ここでは、60代以降の書き方を紹介します。

親しい方向け

新年の挨拶から始まり、定年退職や加齢などに伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。
SNSの利用をしていない場合もあるため、代替案はとくに提示しなくても問題はありません。

しかし、今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いしますという言葉を添えておくと良いでしょう。

ビジネスの方向け

新年の挨拶から始まり、定年退職や加齢などに伴い今後は年賀状での付き合いを控える旨を添えます。

しかし、今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いしますという言葉を添えておくと良いでしょう。

メールを利用している人はアドレスを記載し、そちらでのやり取りを提案するのも良いでしょう。

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年賀状じまいを出すメリット

年賀状じまいを出すメリットには、交友関係を整理できること年賀状の手間と費用がなくなるというメリットがあります。

以下より、それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。

交友関係を整理できる

年賀状だけやり取りしている人が多い場合、交友関係を整理できます。

また、今まで疎遠になっていた人に年賀状じまいを送ることで、再び交流を始められることもあります。

年賀状の手間と費用がなくなる

年賀状の準備や投函を行う時期は何かと慌ただしいこともあり、年賀状制作に割く手間を考えると負担も大きいです。

年齢が進むと、さらに年賀状にかける手間は負担になります。

また、送り先が多いとその分かかる費用も大きくなるため、年賀状じまいをすることにより手間や費用の節約ができます。

年賀状じまいがもたらす心情の変化

頬に手を当てて笑顔で鏡を見る女性

年賀状は、疎遠になっている人と久しぶりの連絡を取れたり、正月らしさを感じられたりと多くのメリットがあります。

しかし、時代の変化に伴い、年賀状じまいをすることで心理的にも変化が生まれてきます。

ここでは、年賀状じまいがもたらす心情の変化についていくつか紹介します。

気が楽になる

年賀状の作成と一言で言っても、だれに送るのか、その相手の送り先は変わっていないかなどの確認作業から挨拶文やレイアウトの作成・印刷・投函とやるべきことは多いです。

高齢の方にとってはこれらの作業が負担となる場合もあります。
年賀状じまいをすることで負担を減らすと気も楽になるのではないでしょうか。

時間と気持ちにゆとりができる

年賀状の準備期間は年末の忙しい時期でもあるため、年賀状以外にもするべきことが多いです。

そのため、年賀状の時間を確保するのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。

本来新年のおめでたい挨拶である年賀状ですが、慌ただしい中で元旦に間に合うように準備することが時間に追われているようで億劫だと感じてしまいます。

年賀状じまいをすることで作成に当てていた時間を他のことに使うことができるため、時間と気持ちにゆとりができます。

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年賀状じまいはいつ出すのまとめ

ここまで年賀状じまいについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 年賀状じまいとは、今後の年賀状を辞退することを伝える最後の年賀状
  • 年賀状じまいは、相手との関係性により出す時期が異なる
  • 伝える方法には年賀状以外にも直接やメール、寒中見舞いなどの手段がある
  • 年賀状じまいには、交友関係の整理や手間と費用がなくなるメリットがある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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