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終活

余命宣告されたらやることは?家族や友人がされた場合についても解説

更新日:2024.01.24

遺言書

記事のポイントを先取り!

  • 余命宣告は余命を伝えられること
  • 余命宣告を受けた後は終活する
  • 治療方針を決めることも大切

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余命宣告をされたら、誰もが少なからずショックを受けるものです。
家族や友人が余命宣告を受けた場合も同様でしょう。


そこでこの記事では、余命宣告をされたらどうすればよいのかについて解説します。


余命宣告を受けた方への付き合い方や余命宣告の聞き方についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。


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  1. 余命宣告とは
  2. 家族や友人が余命宣告されたとき
  3. 余命宣告された人に言ってはいけない言葉
  4. 余命宣告の準備と心構え
  5. 余命宣告はどのように決まる?
  6. 余命宣告の聞き方
  7. よくあるご質問
  8. 余命宣告まとめ
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余命宣告とは

余命宣告とは、医師の判断により入院中の患者に死期を伝えることです


過去の事例をもとに期間を定め、ある程度の平均値から算出された期間が伝えられます。

「あなたは後何か月しか生きられません」などと、医師が患者に伝えるのが余命宣告です。

病気の症状が現状のまま進行した場合は、この余命宣告に近い期間で亡くなるケースが多いでしょう。


とはいえ、必ずこの期間で命を失うわけではなく、あくまで目安であることを忘れないようにしてください。

余命宣告を受けた期間より早く亡くなることもあれば、そもそも病気が治る可能性もまったくないわけではありません。

病気の症状などは患者の精神の状態にも影響されるため、余命宣告を受けて絶望したりはしないようにしましょう。


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家族や友人が余命宣告されたとき

家族や友人が余命宣告された際、どのように接するのが良いか悩む方も少なくないでしょう。

誤った接し方をした場合、患者の寿命に影響を与える可能性もあります。


ただし、正しい接し方によって寿命を延ばす可能性もあるのです。

推奨する接し方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

本人の希望を聞いてあげる

余命宣告を受けている場合、行動に制限がかかっている可能性も少なくありません。

そのため、本人がやりたいことを手助けしてあげることが大切です。


本人が直接なにかを頼んできた際にはしっかり対応し、そうでなければこちらから希望を聞いてみるのも良いでしょう。


また、相談に乗る気持ちで本人の今後についての話を聞くのもおすすめです。

今後の余命をどのように過ごしたいのか把握して、その手助けができるように動いてみましょう。

一緒にいる時間を長くする

一人の時間を大切に感じる方もいますが、基本的には一人でいる時間というのは寂しいものです。

寂しさは不安を覚えさせる要因にもなりますので、時間が許す限り一緒に過ごすようにしましょう。


特に、お互いが相手のことを大切に思っている関係であれば、余生を少しでも多く一緒に過ごすことが大切です


ただし、必ずしも一緒にいることで不安を抑制できるものではありません。

考え方には個人差もありますので、本人の希望も聞きながらどうするのか判断してください。

一緒に写真を撮る

余命宣告されたときに限らず、大切な方を亡くされた方にお話を伺うと、故人と一緒に写真を撮っておけばよかったと後悔される方が多くいます。

葬儀の準備をするときになって、いざ遺影の写真を探そうとしても適当な写真が1枚もなくて困ったということもあります。

特に男性は一人で写真を撮られるのは苦手だという方もいるため、ぜひ一緒に写真を撮ることをおすすめします。後々、故人と一緒に撮った写真が故人との日々を思い返すいい思い出にもなります。

落ち込ませない

病は気からなどという言葉もあるように、精神的に落ち込んでいる状態では治るものも治りません。

ネガティブな言動は避け、少しでも気持ちが楽になるポジティブな言葉をかけるようにしましょう。


ただし、根拠のない希望というのも場合によっては逆効果です。

難しいことではありますが、基本的には普段と変わらない態度で接するのがおすすめです。


余命宣告を受けたからといって必ず亡くなるわけではありませんので、お互いに励まし合いながら余生を少しでも明るく生きられるように行動していきましょう。


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余命宣告された人に言ってはいけない言葉

余命宣告を受けた方への接し方は、とても繊細で難しいものです。

ちょっとした言葉でショックを受けることもありますし、ショックを受ければ症状の悪化にも繋がります。


余命宣告を受けた方にとって、以下のような言葉は厳禁ですので、十分注意してください。

  • 治療を諦めたような言葉(もう助からない、余生を楽しく過ごして、など)
  • 症状について言及する(どんな病気なのか、症状のステージは、など)
  • 運命などの曖昧な理由付け(信仰心がないから、死ぬのは運命だ、など)
  • 想像力に欠いた言葉(気持ちはわからない、後は好きに生きればいい、など)
  • 哀れみの言葉(かわいそう、不憫、など)
  • 原因の言及(がんの家系なのか、普段の生活が悪いから、など)

他にも多数ありますが、上記は実際に余命宣告された方がショックを受けた言葉の一例です。


話した本人にはその気がなくとも、余命宣告を受けている方にとっては辛い言葉が多数ありますので、言葉選びはとても重要な部分となります。

余生を一緒に過ごしつつ、失言しないように注意しておきましょう。


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余命宣告の準備と心構え

余命宣告を受けた場合、その後の行動などにも少なからず変化が生じます。

やるべきことや心構えなどについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

今後の治療方針を決める

前述した通り、余命宣告を受けたからといって必ず亡くなるわけではありません

そのため、今後の治療をどのように進めていくかを決める必要があります。

余命宣告を受けたあとの主な治療方針をご紹介します。

緩和ケアを望む

緩和ケアとは、余命宣告をそのまま受け入れ、宣告通りに亡くなるまでの人生を穏やかに過ごす選択です。

精神的および肉体的な苦痛を少しでも緩和する治療をし、症状の改善を諦めます。

この場合、症状の改善が見込めなくなる可能性はありますが、死を受け入れることで気が楽になり、余生を満喫できるでしょう。


ただし、本人や家族の意思だけで決めるにはあまりに重い選択です。

必ず、家族および医師とも相談したうえで、後悔しないような選択をしましょう。

延命治療を望む

宣告期間以降に大切なイベントが待っている場合などには、延命治療を希望することもできます

症状を治すのではなく、あくまで少しでも長く生きるための選択です。

完全な病院生活になる可能性が高く、あまり自由が利く生活を送れないものと思っておきましょう。

それでもなお延命治療を望むのであれば、医師にその気持ちを伝えて長く生きられるようにしてもらいます。


ただし、あくまで延命を目指すものであり、治療がうまくいく保証はありません。

費用もかさみますので、精神面や金銭面などのさまざまな面で苦労する可能性があることは覚えておきましょう。

セカンドオピニオンを求める

セカンドオピニオンとは、症状の完治を目指して、多くの意見を聞いたり治療を試したりすることです。

一人の医師の意見だけでは解決しない症状でも、他の医師や病院から治療を受けることで改善される可能性もあります。

そのため、セカンドオピニオンによって完治を目指す選択となります。

日本には優秀な医師も多数いますので、どうしても完治させたい場合には、セカンドオピニオンによる治療がおすすめです。


とはいえ、他の治療法を試すとなると、金銭面においても身体面においても、かなり負担が大きい選択と言えます。

セカンドオピニオンによる治療のせいで症状が悪化する可能性もありますし、最終的に治療費が払えなくなる可能性も考えられるでしょう。


お金に糸目はつけない方や、どうしても治すという意思を強く持っている方でなければ難しい選択です。

他の方法でも完治するケースはありますので、家族と良く相談してどうするか決めることをおすすめします。

高額医療費制度の利用を検討する

高額医療費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が上限額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。

余命宣告されると病院代などの治療費用が高額になることもあります。
そんな時に、高額医療費制度を利用すると上限額を超えた分の払い戻しをうけられるため、医療費の負担を軽減してくれます。

なお、医療機関などの窓口で限度額適用認定証を提示しておくと、支払い時に自己負担限度額までの支払いで済むようになります。

限度額適用認定証は前もって本人が加入している協会けんぽや国民健康保険などの公的医療保険に申請が必要なため注意が必要です。

臨床心理士や心療内科に相談する

余命宣告されると、「死」というものと直接的に向き合うことになるため、不安や恐怖に押しつぶされそうになるかもしれません。
そんなときは臨床心理士などの専門家のサポートを受けるようにしましょう。

身近な家族に相談するのではなく、第三者に相談することで、自分の正直な気持ちや不安などを吐き出しやすいこともあります。
聞いてもらうだけでも、心が落ち着いてくることもあるでしょう。

一人で抱えすぎることなく、専門家に相談することも検討してみましょう。

終活を始める

終活とは、自分の死と向き合って準備する活動のことです。

昨今では徐々に認知されてきた言葉であり、若いうちから終活を始めている方も増えています。

余命宣告によって死期を知った場合、その死に向けてさまざまな準備をすることが終活です。


終活の主な活動を3つほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


また、行動した終活の内容について、遺族に伝えておくのを忘れないようにしましょう。

遺族が気づかなかった場合、終活が無駄になってしまいます。

エンディングノートを作成する

エンディングノートとは、死後に必要となる情報をまとめたり、遺族への言葉を遺したりするノートのことをさし、終活ノートなどとも呼ばれます。

法的効力を持たない遺書のようなもののひとつと思っておけば問題ないでしょう。


もちろん、遺書とは違った使い方として、終活の活動内容をまとめたり財産目録として使ったりなど、さまざまな使い方も可能です。

書く内容に決まりはなく、どのようなノートを利用しても問題ないので、気軽に始められる作業でもあります。


終活する際には、エンディングノートを先んじて用意しておくことで、さまざまな面で役に立つので、最初に用意しておくと良いでしょう。

後から書きたい内容が増えた場合には、その都度新しく書き足していくことをおすすめします。

相続準備をする

余命宣告通りに亡くなる可能性を考慮して、死後のための相続を準備しておきましょう。

主には、財産の状況をまとめた財産目録および遺言書の作成などになります。


相続は親族間のトラブルに発展する可能性がある事柄となりますので、事前にしっかり準備しておくことが大切です。

詳しい書き方などを調べて準備したり、弁護士などの専門職に依頼するのも良いでしょう。

葬儀の準備をする

亡くなってから葬儀を準備すると、慌ただしくなるうえに遺族に大きな負担を追わせてしまいます。


事前に葬儀社や葬儀プランを決めておくことで、遺族の負担を少しでも減らすことが可能です。

昨今では生前から相談できる葬儀社が多数ありますので、葬儀社とよく相談したうえでしっかり段取りを決めておくことをおすすめします。

保険内容の確認をする

余命宣告を受けた際は、保険会社に一度連絡し、契約内容について確認しておきましょう。
確認事項は以下の通りです。

リビング・ニーズ特約の有無

リビング・ニーズ特約が含まれているかを確認しましょう。

リビング・ニーズ特約とは、6か月以内の余命宣告を受けた場合に、生前の時点で生命保険の一部を受け取ることが可能となる制度です。

当然、この特約によって受け取った金額は死後の保険から除外されますので、その点には十分注意しておきましょう。


また、契約内容に指定代理請求人が設定されている場合は、リビング・ニーズ特約の生前保険金を代理請求人が受け取ることもできます。


この際、契約者本人が余命宣告を聞いていない場合は、後からトラブルや契約者の精神的ショックに繋がるおそれがあるので気をつけましょう。

基本的には、契約者本人が余命宣告を受けた際に利用するかどうか判断するようにしてください。

先進医療特約の有無の確認

保険内容の確認を行う際に、先進医療特約の有無も確認しておきましょう。

先進医療特約とは、「先進医療」として厚生労働省がその治療効果と安全性をある程度認めた新しい治療法・手術法にかかる技術料を、特約の上限内で保障してくれるものです。

多くがメインの医療保険などに、月数百円程度の追加オプションで加入することができます。

先進医療は、具体的な費用や医療技術も各医療機関によって異なります。

また、健康保険対象外となるため、技術料が全額自己負担となり、高いものですと300万円を超える治療もあります。

そんな時に、先進医療特約に加入していると上限額まで保障してくれるため医療費の負担を軽減することができます。


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余命宣告はどのように決まる?

余命宣告で伝えられる期間ですが、この期間を定める段階である程度のルールがあります。

基本的には、過去の同じ症例から、50%以上の方が亡くなった期間を余命宣告で伝える期間とします


平均値などを出すこともできますが、同じ症例でも生存期間は大幅に異なるケースが多いため、平均値では誤差が大きくなる可能性があるのです。

つまり、余命宣告で伝えられる期間は、あくまで多くの方がその期間で亡くなるというだけであり、実際にはそれより早いことも遅いことも十分考えられます


そして、医療の発展や診断の誤りなどによって、治療に成功して病気が完治する可能性もまったくないわけではありません。


余命宣告は、あくまで万が一の可能性に対して心の準備をしてもらうための報告です。

余命宣告を告げられたからといって絶望することはせず、治療と向き合ってしっかり完治を目指しましょう。

また、治療に励むのと並行して、万が一に備えた準備も必要となりますので、やるべき準備については後述します。


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余命宣告の聞き方

余命宣告は、医師たちの判断だけでは簡単に伝えられるものではありません。

余命宣告することで、患者の寿命を縮めたり気力を奪う結果に繋がる可能性があるからです。

そのため、患者が余命を知りたいという意思を見せた際に、医師も決断して余命宣告してくれます。

余命宣告を受けるためには、自分自身の心の準備ができているかあるいは聞く理由が必要です。


余命を聞いてもショックを受けないように心を落ち着かせ、なぜ余命を知りたいのかはっきりしておきましょう。

そのうえで、どうしても聞いておきたいという方は、担当医師に対してあとどれくらい生きられるのか尋ねてください。

患者の覚悟と言葉をもとに、医師が伝えて大丈夫か判断して余命宣告してくれます


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よくあるご質問

余命宣告は必ず本人にされるのですか?

余命宣告は、患者本人に直接告げられる場合と、家族に告げられる場合とがあります。

余命宣告される病気にはどのようなものがありますか?

医師が余命宣告を行うのは、いのちにかかわる病気のときです。たとえば「がん」など、患者にとって深刻な病気の場合に余命宣告が告知されることがあります。


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余命宣告まとめ

「ま」「と」「め」と書かれた積み木と電卓と時計

ここまで余命宣告についての情報や、余命宣告を受けた方への接し方を解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 余命宣告は過去の事例から考えられる余命を伝えられること
  • 余命宣告を受けた際は死と向き合う必要がある
  • 家族や友人が余命宣告を受けた際はできるだけ患者に寄り添うことが大切
  • 覚悟と言葉を医師に伝えることで余命宣告を受けられる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

https://www.eranda.jp/sogi/family-funeral/procedure

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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