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終活

年賀状じまいを受け取ったら返事はどうする?返信の文例も紹介

更新日:2022.04.05 公開日:2022.05.02

年賀状じまい

記事のポイントを先取り!

  • 年賀状じまいは寒中見舞いや退職などのタイミングで送る人もいる
  • 年賀状じまいを受け取っても、相手によっては年賀状を出して良い
  • 年賀状じまいをした人から年賀状が来たら、角が立たない対応をする

デジタル化に伴い、年賀状じまいをする人が増えています。

もし、年賀状じまいを受け取ったら、どう対応するべきなのでしょうか。

そこでこの記事では、年賀状じまいを受け取ったときの返事について解説します。

この機会に、年賀状じまいの意味についても知っておきましょう。

後半では、返信に使える文例も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 年賀状じまいとは
  2. 年賀状じまいを受け取っても焦る必要はない
  3. 年賀状じまいを受け取ったら返信すべき?
  4. 年賀状じまいの返信に使える文例
  5. 年賀状じまいをした人から年賀状が届いた場合
  6. 年賀状じまいを受け取ったらのまとめ
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年賀状じまいとは

年賀状じまいとは、年賀状のやり取りを今後辞退することを伝える最後の年賀状のことであり、終活年賀状とも呼ばれます。

年賀状だけではなく、寒中見舞い・還暦などきりの良い時期の誕生日・退職といったタイミングで、年賀状じまいの連絡をする方も多いです。

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年賀状じまいを受け取っても焦る必要はない

親しい人から年賀状じまいのお知らせを受け取ったら、何か失礼なことをしただろうかと不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、年賀状じまいは終活のひとつであり、絶縁宣言ではないのです。

年賀状のやりとりはなくなるものの、これまでの付き合い方が変わるというわけではありません。

たとえば、「年末年始やお盆の時期に、毎年一緒に食事をしている」「よくメールやLINEでやり取りをしている」といったことがあれば、それらの付き合いまでやめる必要はないため安心してください。

年賀状じまいを受け取ったら返信すべき?

それでは、年賀状じまいを受け取ったら具体的にどうすれば良いのでしょうか。

ここからは、すでに年賀状を出してしまった場合やまだ出していなかった場合など、状況別の対応方法を紹介します。

すでに年賀状を出していた場合

すでに例年通り年賀状を出してしまった際に、年賀状じまいを受け取ったら年賀状を出してしまったことに対して、謝罪の連絡をした方が良いのかなどと心配になります。

しかし、年賀状じまいへは、基本的に返信はしなくても失礼にあたりません。

そのため、すでに年賀状を出してしまったことに対して、こちらから連絡をしなくても大丈夫です。

心配であれば、寒中見舞いや電話・メール・LINEといった手段で、「今後の年賀状について、ご連絡をありがとうございました」と伝えておきましょう。

まだ年賀状を出していない場合

まだ年賀状を出していない相手から年賀状じまいを受け取ったら、年賀状を出さないという対応で大丈夫です。

しかし、お世話になった相手だし、何かしら返事をしないと失礼に感じてしまうと感じる方もいるのではないでしょうか。

その場合は、こちらから何らかの手段で連絡をしても問題はありません。

具体的な例を見ていきましょう。

年賀状を出す

年賀状じまいを受け取ったら、こちらから年賀状を出してはいけないということはありません。

年賀状じまいは、今後こちらからは年賀状を送れませんよという意思表示であり、今後は年賀状を受け取れませんという連絡ではないからです。

そのため、年賀状じまいを受け取ったことに対して、承知しましたという旨を年賀状で返事をしてもルール違反ではありません。

「年賀状じまいに対する了承」「返信不要」という二点を書いた最後の年賀状を出すのが無難です。

寒中見舞い

また、年賀状で返事ができなかった場合は、寒中見舞いで返事をするという手があります。

その際は、下記3点のポイントを意識して文面を作成しましょう。

  • 例年のお礼を言う
  • 年賀状じまいの連絡を承知したことを伝える
  • 相手側に返信の気遣いをさせないような一言を添える

LINE・メール

スマートフォンを持っている相手であれば、LINEやメールで、年賀状じまいを受け取ったことを伝えるのも良いでしょう。

手軽に送信できる上に、相手に気持ちの面で負担を負わせないで済みます。

また、電話の場合は、かけるタイミングによっては相手に迷惑をかけてしまいかねません。

しかし、LINEやメールであれば、送られた側の好きなタイミングで内容を見てもらえる、というメリットもあります。

今後の年賀状はどうする?

先述通り、年賀状じまいを受け取ったら、こちらも年賀状を出してはいけないということはありません。

とはいえ、年賀状じまいをしている相手に、こちらから一方的に年賀状を送り続けてしまうと、相手側の気持ちの負担になってしまうでしょう。

今後も年賀状を出し続けたい相手から年賀状じまいを受け取ったら、こちらからは今後も送り続けて大丈夫ですかと確認をしておくと安心です。

断られてしまった場合は、相手の気持ちを尊重し、別の用事で顔を合わせたタイミングで今年も宜しくお願いしますと挨拶を交わすに留めましょう。

もしくは、返信には及びませんと前置きをしたうえで、メールやLINEで挨拶をしたりするのも良い方法です。

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年賀状じまいの返信に使える文例

年賀状じまいを受け取ったら、基本的には返事をしなくても失礼にあたりません。

しかし、この人にはどうしても返事をしたいといったときは、先述のとおり年賀状や寒中見舞い、LINEなどの手段で返事を送りましょう。

その際は、例年通りの挨拶や近況とあわせて、下記のような文面をつけておきましょう。

「今後の年賀状の件、承知致しました。長年にわたり、心のこもった年賀状を送っていただきありがとうございました。今後の●●様のご健勝をお祈りいたします。」

また、相手に返信の気遣いをさせないために、下記のような言葉も添えておくとベストです。

「多忙のことと存じますので、ご返信には及びません」

年賀状じまいをした人から年賀状が届いた場合

年賀状じまいをしたはずの人から年賀状が届いてしまうことがあります。

原因としては、下記の2つが考えられるでしょう。

  • やっぱり今後も年賀状を出していきたいという気持ちに変わった
  • 当人が年賀状じまいをしたことを忘れてしまった

当人から一度年賀状じまいをしましたが、やはり年賀状を出すことにしましたという連絡があった場合は、気持ちが変わったケースだと判断できるでしょう。

その場合は、もちろん年賀状で返事をしても問題ありません。

その際は、「今年も●●様から年賀状をいただけて感謝です」「●●様の近況を聞けて嬉しく思います」と、相手からの年賀状を歓迎する気持ちを書いておくと良いでしょう。

一度年賀状じまいを出した側としては、気恥ずかしさや前言撤回する申し訳なさを感じている可能性が高いからです。

「●●さんから一度年賀状じまいを受け取りましたが、やはり年賀状が送られてきたことを嬉しく感じますよ」といった気持ちを前面に出せば、相手を安心させることができます。

また、年賀状じまいを出した本人から、例年と全く変わらない年賀状が届いたうえに、年賀状じまいについて何も言ってこなかったというケースもあるでしょう。

この場合、本人が年賀状じまいを出したこと自体を忘れてしまっている可能性が高いです。

この場合でも、年賀状で返事をすることはもちろん問題ありません。

ただ、この際は「年賀状じまいをしたはずではなかったのですか」などと相手に指摘をしないほうが良いでしょう。

角が立たないに越したことはないからです。

しかし、相手が「どうして今年は年賀状を送ってくれなかったの」と言ってきた場合は、年賀状じまいを受け取っていた旨を伝えましょう。

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年賀状じまいを受け取ったらのまとめ

ここまで年賀状じまいを受け取ったときの返事について解説してきました。

まとめると以下の通りです。

  • 年賀状じまいとは年賀状を辞退することを伝える最後の年賀状
  • 「年賀状じまいを受け取ったら絶縁宣言」というわけではない
  • 年賀状じまいに対しては返信しなくても失礼には当たらない

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最期までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(からさわ)

唐沢 淳(からさわ じゅん)

経歴

業界経歴10年以上。大手プロバイダーで終活事業に携わる。葬儀の現場でお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから大人数の葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとにも数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、ユーザー目線でのサービス構築を目指す。

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