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永代供養の法要の際の服装は?年数によって適した服装が変わる
更新日:2024.01.24 公開日:2021.07.22
近年では供養の方法が多様化して、さまざまな供養方法があります。なかでも永代供養とはお墓の管理が難しい遺族に代わって、霊園の責任者が遺骨を管理してくれる便利な供養方法のことです。
しかし、この永代供養の法要の際に悩ましいのが、一般的な法要と同じ服装でも良いのかということではありませんか?
今回の記事では永代供養の法要の際の服装について、以下の内容をご紹介いたします。
- 普段着ではだめなのか?
- おすすめの服装は?
- 年数によって適した服装が変わる?
ぜひ最後までご覧ください。
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永代供養の法要の服装は普段着でもいい?
永代供養は他の供養方法と異なるため、法要にも他と異なる特殊なマナーがあるのではと考えがちです。
しかし、永代供養の法要でも一般的な法要と同じです。
永代供養の場合であっても守らなければいけないマナーが存在します。そのため、もし普段着で永代供養の法要に参列したとすれば、あなたはマナーのない失礼な人間だと周りの方から思われてしまいます。
そのような事態を避けるべく、基本的には通常の法要と同じような礼服を着て、永代供養の法要に参列することをおすすめします。
永代供養の法要におすすめの服装
上述していますが、永代供養の法要であっても、一般的な法要であっても服装に違いはありません。
法要の場合には葬儀ほど厳格なマナーはありませんが、それでも服装や持ち物のマナーは存在します。そのため、永代供養の法要であろうとも喪服と指定されれば喪服を着るようにしてください。
また、この喪服の中でもさらに格式が存在します。参列者の方が法要に参列する場合の服装は、正喪服の次に格式が高い準喪服を着ることが一般的です。
男性であろうと女性であろうと、準喪服を着る場合にはブラックフォーマルな服装をすることが求められます。ひとことでブラックフォーマルといっても、どのような服装だか見当がつきにくいのが実際のところです。
そのため男性、女性のそれぞれのブラックフォーマルがどのような格好であるのかをご紹介いたします。
男性の服装
男性の場合のブラックフォーマルとは白いワイシャツに、黒色のスーツやネクタイを着ることが一般的です。
また、この際に気をつけていただきたいポイントは、黒色であっても光沢のある素材のスーツやネクタイは法要の場ではNGであることです。そのため、法要の場のスーツやネクタイの素材は、光沢のないマットな質感のスーツやネクタイを着るようにしてください。
法要の場ではスーツやネクタイ以外にも靴下や革靴、ベルトなども黒色で光沢のない素材のものが好ましいとされています。この際にベルトや革靴の素材は、合成皮革や本革のものを選ぶようにしてください。
本来、弔事の場では本革を使用した素材のものを着用することはNGといわれています。
しかし、ベルトや革靴に限っては本革でも問題がないとされていますので、着用しても構いません。ワニなど爬虫類の革は殺生を強く連想させるので、ベルトや靴でも避けましょう。
男性の場合のアクセサリーは、結婚指輪のみをつけるようにした方が無難です。法要の場ではなるべく目立つことを避けるのがマナーとされていますので、派手なアクセサリーは好まれません。
そのためアクセサリーを身につける際は、シンプルな結婚指輪のみにしてください。腕時計を身につけることも考えられますが、法要の場では外しておいた方が無難です。もし、腕時計を身につける場合は文字盤が大きいものは避けましょう。
女性の服装
女性の場合のブラックフォーマルは黒色のワンピースや、アンサンブルスーツなどを着ることが一般的です。
黒色が濃ければ濃いほど悲しみを表すといわれていますので、男性同様にマットな質感で濃い黒色の服装をするようにしてください。そのほかに女性であれば、パンプスやストッキングを合わせるのが一般的です。
こちらも黒色で統一するようにしてください。パンプスには派手な金具が使われていないシンプルなものを、ストッキングは薄手の黒で派手ではないものを選ぶようにします。
また法要の際に女性で一番悩ましいのは、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーです。女性の場合であれば、真珠やオニキスなどの天然石のアクセサリーを身につけることが許容されています。
ただし、二連以上の真珠が連なるネックレスはつけないようにしてください。二連のネックレスには不幸が重なるという考えがあるため、法要の場では不吉なものとされています。そのため法要の場では一連のネックレスをつけるようにします。
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年数によって服装は変わる
一般的に永代供養の法要であろうとも、三回忌までは準喪服を着ることが求められます。
ただし、三回忌以降の服装は略喪服と呼ばれる平服でも問題ないとされています。
三回忌以降は喪の雰囲気が薄れ、法要自体の規模も縮小されていくからです。そのため三回忌以降の法要では、平服を指定されることが多いです。
一回忌の場であっても「平服でお越しください」と指定されることがあります。服装を指定されたら、指定された服装で参列するのがマナーですので、平服で参列するようにしてください。
平服について注意
平服で参列する際に気をつけていただきたいのが、平服とは普段着ではないことです。平服というとカジュアルな普段着を想像する方もいらっしゃるかと思います。
しかし、それは間違いです。
一般的に平服とは、略喪服のことを意味します。略喪服とは、ダークグレーなどのダークカラーの服装のことです。
男性の場合の平服はスーツやネクタイなどの色が、全体的に暗い色でまとまっていれば問題ありません。また、この際に無地なスーツやネクタイであることが好ましいですが、多少の模様が入っていても問題ないとされています。
女性の場合の平服は紺色やグレーであっても暗めの色であれば問題ありません。基本的には準喪服と同じスーツやワンピースを着るようにします。
ただし、平服だからといって派手なアクセサリーはNGですので、真珠やオニキスのアクセサリーをつけるようにしてください。平服とは上述した服装のことを表しますので、万が一カジュアルな普段着で法要に参列してしまうと悪目立ちしてしまいます。
そのため、平服を着る際は普段着ではないことを覚えておいてください。
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服装以外の身だしなみについて
法要の場では服装以外にも気を配る必要があります。
それは永代供養の場合であっても変わりません。そのため法要の場で求められる、服装以外の身だしなみについてご紹介いたします。
髪色や髪型
そもそも法要の場では目立つことはマナー違反とされています。そのためピンクや赤色などの目立つ髪色は男性、女性両方ともNGです。
一般的に飾り気のない髪型にするのが無難とされています。
男性であれば適度にワックスをつけて髪型を整える程度に抑えます。女性の場合、髪を結ぶ位置は低く、編み込みなどはしないシンプルな髪型にしてください。
化粧
法要の場では目立たないようにノーメイクで参列することも考えられますが、ノーメイクは法要の場ではNGです。
そのため薄めのナチュラルメイクを施して、法要に参列するようにしてください。口紅に関しても薄いものを使うことが無難とされています。
ネイル
できれば法要の場ではネイルを落とした方が良いです。目立たないネイルであれば問題ないとの意見もありますが、法要の場でわざわざネイルのように目立つ格好は必要ありません。
ただし、ネイルを落とすのはもったいないと考える方もいらっしゃるはずです。その場合は黒色の手袋などをつけるようにして、ネイルを見えないようにすれば問題ありません。
永代供養の法要の服装まとめ
今回の記事では永代供養の服装について
- 永代供養の法要であっても一般の法要と同様に普段着は避けるべき
- 三回忌までは男性女性ともに、準喪服を着るべき
- 三回忌以降は略喪服と呼ばれる平服でも問題ない
以上の内容でお伝えしました。
永代供養であろうとも法要の場ではマナーが求められます。今回の記事を通して、永代供養の法要の場での服装のマナーが伝われば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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