葬儀での髪型マナーとは？ロング・ショートでの葬式におすすめな髪型を紹介

更新日：2023.06.06

弔問

記事のポイントを先取り！

• 結べる長さの場合は1つに結び、華やかなまとめ髪はしない
• 男性は耳を出した清潔感のある髪型にする
• 長い前髪はピンやスプレーで留める

葬儀に参列する際、どのような髪型をすればいいのかお困りではありませんか。

今回はロング・ミディアム・ボブ・ショートそれぞれのマナーを詳しく説明します。

前髪や男性のマナーについても紹介していますので是非最後までご覧ください。


葬儀のマナーについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をお読みください。

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1. 葬儀での髪型マナー
2. ロングヘアにおすすめな髪型
3. ミディアムの髪型
4. ボブの髪型
5. ショートの髪型
6. 葬儀にふさわしい髪型
7. 葬儀にふさわしい女性の髪型
8. 男性の葬儀にふさわしい髪型
9. 子どもの髪型の注意点
10. よくある質問
11. 葬儀の髪型についてまとめ

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葬儀での髪型マナー

葬儀では清潔感を与えるために様々なマナーがあります。
ここでは、葬儀で気を付けるポイントを1つずつご紹介します。

髪型がロングなら一つにまとめる

葬儀ではすっきりとひとつにまとめることがマナーとなっています。

葬儀はお辞儀や頭を下げる動作を行うことが多いため、髪が下に落ちないようにまとめます。
高い位置でまとめると派手になってしまうので、うなじが見える程度の位置で結びます。

焼香や挨拶時に髪が落ちてこないように、きつく結んでおくと安心です。
横髪が落ちてきそうな場合はヘアピンを使用したり、スプレーを使用し固定します。

葬儀中はお手洗いに行く時間がほぼないため、手直ししなくても良いように気を付けます。

ハーフアップ・華やかなまとめ髪はNG

葬儀では華やかなまとめ髪はマナー違反となります。
葬儀は喪に服す場であり、華やかさや派手さのあるおしゃれな装いはマナー違反です。

髪が落ちないようにヘアピンを用いますが、飾りや色のついたヘアピンの使用は控えます。
編み込みや三つ編み、ハーフアップは華やかな髪型だとみなされるので葬儀の場では相応しくありません。

髪色は喪服を着ても浮かない色に

葬儀での髪色は暗めにすることが基本です。
黒髪や暗めの茶髪といった喪服を着用しても浮かない髪色が望ましいとされます。

金髪や明るい髪色の方は黒髪に染めることが無難です。
葬儀が急に決まり、時間がない場合は黒染めスプレーで対応することをおすすめします。
黒染めスプレーはドラッグストアやホームセンターで販売しています

使用可能な小物

ヘアピンや髪留めは髪をまとめる際には必須です。
葬儀に使用するヘアゴムやヘアピン、髪留めといったヘアアクセサリーは黒色のものを選びます。

黒色でもシュシュやバレッタなどといった装飾目的の小物の使用は控えます。
基本的にシンプルな髪留めを使用し、品のあるヘアスタイルを作ります。

ロングヘアの子供もまとめ髪に

葬儀ではロングヘアの子供もまとめ髪にする必要があります。
子供の髪型は編み込みや三つ編みではなく、シンプルなまとめ髪にします。

子供の髪型は大人同様に耳の下の位置でまとめ、ヘアゴムやヘアピンは黒色のものを選びます。
ヘアアクセサリーは極力シンプルなもので、可愛いものや派手なものは避けます。

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ロングヘアにおすすめな髪型

葬儀では清潔感を保つために、髪型にも気を配りましょう。

ここでは葬儀でのロングヘアのおすすめの髪型を3つ紹介します。

お団子

お団子の髪型は全体の髪を1つにまとめ、すっきりとした印象を与えます。

髪を1つ結びしてから、巻きつけることで簡単にお団子にできます。
また、その際は1つ結びと同様に、結ぶ位置が高くならないように注意しましょう。

耳より低い位置でお団子にすると、控えめで葬儀に合った印象となります。

高さはなるべく低めに耳よりも下の位置が好ましいです。

パーマやインナーカラーがある方はお団子で隠すことも可能になります。
結ぶ際の高さを調節し、ヘアゴムが見えない様に髪を巻き付け黒いピンで固定します。
ヘアピンではなく、Uピンと呼ばれるピンで固定すると崩れにくいです。

低めのポニーテール

ヘアアレンジが苦手な方には低めのポニーテールがおすすめです。
髪の結び方の中でも特に一般的なもので、髪の毛を後ろでまとめてヘアゴムなどで留める髪型のことです。

毛質によっては髪が横に広がり清潔感がないように見えるため注意が必要です。
横髪が落ちてくる場合はヘアピンやスプレーで固定します。
この結び方は定番のため、髪の長い女性であれば一度はやったことがあるでしょう。

1つ結びを行う際に注意しなければいけないのが、結ぶ位置です。
1つ結びの結ぶ位置が耳より上だと慶事、耳より下だと弔事向けの髪型だとされています。
そのため、葬儀に出る際は結ぶ位置が耳より上にならないようにしましょう。

ギブソンタック

ギブソンタックは頭の下で結び、ヘアゴムが表面に見えないため凝った髪型に見えます。
おくれ毛を出しすぎたり、ルーズなギブソンタックはマナー違反となるので注意します。

しっかりと固定できる髪型なので、髪の量が多い方は崩れずに葬儀に参列できます。
下から髪の毛が出ないように、髪の毛で包むように意識すると良いです。

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ミディアムの髪型

髪の毛が肩にかかるミディアム程度の長さであれば後ろで1つにまとめます。
ミディアムヘアでも、ロングヘアと同様に1つにまとめて清潔感のある髪型を意識しましょう。

髪の毛が広がったり、頭を下げた際に下に落ちる場合は品がないとみなされます。

1つにまとめて、横髪が落ちてこないようにします。
まとめることが長さ的に難しい場合は無理に結ばなくても問題ありません。

特に前述したギブソンタックは長めのボブなど、ミディアムヘアの人におすすめの髪型です。
ロングヘアだとボリュームが出てしまう可能性がありますが、ミディアムヘアでは綺麗にまとめられるでしょう。

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ボブの髪型

肩にかからない程度の長さであれば無理に結ぶ必要はありません。
髪の毛は耳にかけてすっきりとした印象にします。

頭を下げた際に髪の毛が顔にかかる場合は黒いピンで留めます。

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ショートの髪型

ショートヘアの場合はそのままの髪型で参列することが望ましいです。

ドライヤーでブローし、整える程度が良いとされています。
髪の毛を櫛などで綺麗に整えればそれだけで問題ありません。

ただし、葬儀では清潔感が重要なため、前髪が長い方はヘアピンで留めたり、耳を出したりしましょう。

また、髪を結んでまとめたい方は、短くてもやりやすく、清潔感が出やすいハーフアップがおすすめです。

ボリュームを出したり立ち上がった髪の毛はマナー違反とされるので気を付けます。


お通夜にふさわしい髪型について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をお読みください。

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葬儀にふさわしい髪型

ここからは葬儀に参列する際に、ふさわしいとされる髪型について解説します。
葬儀は故人を見送る大切な儀式のため、どのような髪型でも良いわけではありません。

以下でご紹介する内容に沿った髪型にすれば、遺族や参列者も不快感を覚えないでしょう。
ぜひ参考にしてください。

髪の長さ

葬儀では髪の長さにも注意しましょう。

一般的に、前髪は目にかからない程度の長さがふさわしいと考えられています。
前髪が長い方は、カットしたりワックスで固めたりしましょう。

また、女性の場合はピンやヘアゴムなどで髪の毛をまとめるなどしましょう。
葬儀中はお辞儀をすることも多く、髪が長いとその都度邪魔になってしまうため、長さにも気を使う必要があります。

髪の色

髪の色は基本的に黒が葬儀にふさわしいとされています。
茶色など明るいカラーを入れている髪色は、葬儀の場にはふさわしくなく、葬儀場で目立つため避けましょう。

最近では、黒以外にも暗めのブラウンなどであれば問題ないとされています。
もしカラーを入れていても、色が暗めであれば黒染めする必要はないでしょう。

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葬儀にふさわしい女性の髪型

女性が葬儀に参列する場合は、髪が長いときには結ぶなど、アレンジをする必要があります。
ここからは葬儀の場でも使える髪型をご紹介するので、是非参考にしてください。

髪型・結び方のアレンジ

髪型は、ロングヘアの方はお団子や低めのポニーテールのように結ぶようにしましょう。
ミディアムヘアの方もお焼香の時に邪魔にならないよう、髪を後ろで結ぶのがおすすめです。

それよりも短い髪形の場合は髪を結ぶ必要はありませんが、清潔感を意識して髪型を整えましょう。

避けた方がいい髪型

ここからは葬儀で避けたほうが良い髪型をご紹介します。
以下のような髪型は、葬儀にふさわしくないと考えられます。
他の参列者や遺族の方に不快な思いをさせる可能性があるため、避けた方が無難です。

派手な色に染めている

葬儀では金髪などの派手な髪色はマナー違反です。
もし派手な髪色である場合は、暗い色にするか黒染めをしましょう。

もし葬儀の直前に髪を染めたばかりなどの理由がある方は、暗い髪色のウィッグを着用するという方法もあります。

パーマをかけている

パーマは葬儀の場にはふさわしくないと考えられています。

これはパーマヘアは、髪にボリュームが出て見ている人に華美な印象を与えてしまうためです。

そのため、髪が短めであっても、髪をおろした状態で参列するのは避けましょう。

パーマをかけている場合は、髪を結んでお団子にするなどして、髪をまとめましょう。

ふたつ結び、三つ編み

ふたつ結び・三つ編みなどの髪型は、見た人にカジュアルな印象を与えるため葬儀の場所にふさわしくないとされています。

こうした髪型は避けて、1つ結びやお団子などのシンプルな髪型にしましょう。

ハーフアップ

ショートヘアの方の場合は、ハーフアップでも清潔感が出ますが、ミディアムより長い方がハーフアップをするとゴージャスな印象が強くなります。

そのため、葬儀の場ではふさわしくない印象を周囲に与えることとなります。

髪の長い方は、ハーフアップでの参列は避けましょう。

ヘアアクセサリーの選び方

葬儀では地味なヘアアクセサリーであれば、つけることができます。

髪を束ねる必要がある方は、目立たない黒のヘアアクセサリーを使用しましょう。
また、装飾もなるべく控えめなものを使用します。

バレッタ・ヘアピン・ヘアゴムなどを装着する際は、必ず黒で装飾が少ないものを選びましょう。

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男性の葬儀にふさわしい髪型

ここからは男性が葬儀に参列する際にふさわしいとされる髪型をご紹介します。

以下のことを守って、葬儀の場で浮かないような髪型を心がけましょう。

葬儀での男性の髪型マナー

男性の場合は、耳を出した清潔感のある髪型にします。
男性はジェルやワックスを付けることが多いですが、葬儀では付けすぎないようにします。

ロングヘアの場合は黒のヘアゴムや1つに結び、前髪はオールバックにすることが望ましいです。

前髪の長さ

男性の場合は前髪の長さに気をつけましょう。

顔周りに髪の毛がかかっている方は、前髪を七三やオールバックなどにして、顔に髪がかからないようにします。

その際、ワックスなどを付けすぎると派手な印象を与えてしまいます。

普段ワックスを使っている方でも、髪を整える程度にしてあまり派手な印象を与えないようにしましょう。

パーマをかけている場合

男性でパーマをかけている場合には、葬儀では華美に見えてしまうため注意が必要です。

髪が長く、束ねられる場合には1つ結びにして目立たないようにしましょう。

もし髪が短く、束ねられないのであればワックスなどを使用してなるべくパーマらしく見えないようにします。

もし自分で整えるのが難しい場合は美容室に行って相談しましょう。

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子どもの髪型の注意点

ここからは子どもが葬儀に参列する際の髪型の注意点をご紹介します。

子どもも大人と同様に、葬儀に参列する際はその場にふさわしい髪型にするよう心がけましょう。

長髪の結び方

子どもで長髪の場合には、大人と同じように後ろの低い位置で束ねます。
また、その際のヘアアクセサリーは大人と同様に黒などの暗い色で、尚且つあまり派手な装飾のないものにします。

キャラクターの付いたものや、リボンなどは弔事向きではないため避けましょう。

前髪の整え方

子どもの前髪が長い場合には、短く切って整えましょう。

もし前髪を切らない場合は、ヘアピンなどで留めても良いでしょう。

しかし、子どもはヘアピンを嫌がる場合もあるため、できれば目にかからない程度の長さに切っておくと安心です。

寝癖は直す

子どもは寝癖を直さないこともよくありますが、葬儀は礼儀が重んじられる場でもあるため、子どもであっても寝癖は直しましょう。

子どもがまだ小さい場合には、寝癖を直すのも難しいことがあるため、その場合は仕方がありません。

しかし葬儀という場は故人の冥福を祈るための大切な場です。

子どもでも特別な扱いはしないで、なるべく大人も手伝って寝癖を直して身だしなみを整えた状態で出席できるようにしましょう。


喪服のマナーについて詳しく知りたい方はぜひ以下の記事をお読みください。

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よくある質問

ここからは葬儀の髪型についてよくある質問をまとめてみました。

質問の回答を紹介しているので、疑問に思うことがあるという方は以下を参考にしてみてください。

Q：お通夜の際の髪型は？

お通夜の際の髪形のマナーも、葬儀の際とほとんど変わりません。
とはいえ、葬儀とは違いお通夜では急な不幸のため時間がないことも多いです。

髪色が明るく染め直している時間がないという方は、ヘアマニキュアやスプレーなどで髪色を落ち着かせてから参列するようにしましょう。

Q：葬儀にふさわしいロングの結び方は？

葬儀の場にふさわしいロングの結び方は、1つ結びやお団子ヘアです。

これらの結び方をする際は、結ぶ位置が耳より上だとゴージャスな印象を与えてしまい、葬儀の場にふさわしくありません。

そのため、耳より下で結ぶようにしましょう。

Q：前髪をおろしたまま葬儀に参列できる？

前髪が短い場合は、おろしたままでも葬儀に参列することが可能です。

しかし、顔に前髪がかかる場合には短く切るか、ヘアピンなどで留めるようにしましょう。

男性の場合はワックスで顔が隠れないようにするという方法もあります。

Q：葬儀のときの子どもの髪型は？

葬儀の時は、子どもも大人と同じように、清潔な髪型を意識しましょう。

例えば、髪が長い場合は大人と同様に低い位置で結びます。

また、前髪も長い場合は短く切りそろえて顔にかからないようにするか、ヘアピンなどで留めましょう。

子どもであっても、大切な葬儀の場に合わせた髪型を意識しましょう。

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葬儀の髪型についてまとめ

今回は葬儀の髪型のマナーについて紹介しました。

髪型1つで印象は大きく変わるため、失礼のないように、葬儀に相応しい髪型にしましょう。

• 結べる長さの場合は1つに結び、華やかなまとめ髪はしない
• 男性は耳を出した清潔感のある髪型にする
• 長い前髪はピンやスプレーで留める

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

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