お葬式
直葬の具体的な流れは?他の葬儀の流れとの違いや注意点も解説
更新日:2024.01.24 公開日:2021.07.25

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通夜や告別式が省かれ、火葬式という式が加わる葬儀の形を直葬(ちょくそう、じきそう)と言います。
直葬という言葉を聞いたことがあっても、流れなどを聞いたことがないという方が多いのではないでしょうか?
いざという時のために、直葬の流れを押さえておきましょう。
- 直葬とその他の葬儀の流れの違い
- 直葬の具体的な流れ
- 直葬のメリットとデメリット
それでは、それぞれのポイントを掘り下げて解説します。
ぜひ最後までお読みください。

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- 直葬(火葬式)の流れ
- 直葬(火葬式)とは
- 近年人気の直葬
- 直葬(火葬式)とその他の葬儀の流れの違い
- 直葬が葬儀として選ばれている理由
- 直葬(火葬式)のメリット
- 直葬(火葬式)のデメリット
- 直葬(火葬式)の費用
- 直葬(火葬式)を行う手段
- 直葬(火葬式)を行う際のポイント
- 直葬(火葬式)を行う時の注意点
- 直葬にかかる時間
- 直葬でも喪主は必要か?
- 直葬(火葬式)を行うことの多いケース
- 直葬でも戒名をつけてほしい時は?
- 直葬(火葬式)の香典の相場
- 直葬の流れについてよくある質問
- 直葬の流れのまとめ
直葬(火葬式)の流れ

直葬の大まかな流れは、臨終後24時間ご遺体を安置してから火葬・納骨を行うといったものです。
直葬では葬式なしで火葬のみ行うため、一般的な葬儀と比べ短い期間で終わることが多いです。
直葬の段階について、以下で詳しく見ていきましょう
臨終
病院や自宅で亡くなった直後は、エンゼルメイク・清拭(ご遺体の体液などが漏れないようにする処理)が行われます。
その後ドライアイスを棺に入れて保存したり、冷蔵庫のある施設に移動し、直葬までの間安置します。
葬儀社へ連絡
故人が病院など医療施設で亡くなった場合、まずやることは葬儀社への連絡です。
病院が紹介する葬儀社のスタッフが搬送車で迎えに来ます。
病院名などはあわてて間違えることのないようしっかり伝えましょう。
その後は、ご遺族の希望に従って自宅や斎場の安置施設などへご遺体を搬送してもらえます。また、ご遺族の方は医師から死亡診断書を受け取ることを忘れないようにしましょう。
ご遺体を搬送したら、役所に死亡届を提出し、火葬許可証を受け取ります。
ご遺族に代わって葬儀社のスタッフが行う場合もあります。
搬送・安置
直葬の場合、病院や自宅から一時的に葬儀場に移動するか、火葬場に直接移動するかの二択になります。
冷蔵庫のある火葬場であれば、火葬場にご遺体を搬送して、火葬日時まで安置します。
一時的に葬儀場に移動する場合、火葬を行うまでの間、葬儀場に遺体を安置することになります。
打合せ
葬儀業者に直葬を依頼すると、遺体の搬送や火葬場の予約、火葬式の手配を行ってくれます。
葬儀社との打ち合わせでは、主に参列する人数や僧侶を招くかどうかの確認をします。
火葬が終わるまで担当者が随行してくれ、遺族は供養に専念できます。
納棺・出棺
納棺は、火葬のために安置場所からご遺体を移動するタイミングで行われます。
冷蔵庫の空きがない場合や、自宅にご遺体を安置している場合は、先に納棺を済ませます。
火葬場で出棺する場合は、台車に載せられ、そのまま火葬炉の前まで移動します。
葬儀場から出棺する場合は、葬儀場の入口で霊柩車に載せられ、火葬場に向かいます。
火葬式・火葬
直葬の場合、火葬炉の前で火葬式を行います。
火葬式は、故人の顔を最後に見られるお別れの場です。
僧侶等を招いている場合は最後の供養として5分ほどの簡単な読経を行います。
火葬式は、大人数での参加は難しく、同居家族や実兄弟・両親など、人数は5名から10名程度に抑えられます。
また、火葬炉前でお別れができない火葬場もあり、行える範囲が限られますので、事前確認が必要です。
骨上げ
直葬の骨上げは、一般的な葬儀の場合と同じく、家族や親戚などが臨席します。
二人一組で、箸を用いて骨を拾いあげて骨壺に納めます。
足の骨から拾い、喉仏の骨を最後に納めるのがしきたりとなっています。
作法がわからない場合は、係員の指示に従うようにしましょう。
直葬(火葬式)とは
直葬について詳しく解説します。
直葬とは葬儀なし・火葬のみで行う葬儀
直葬(火葬式)とは、故人のご遺体を安置してから出棺し、通夜や葬儀を行わずに火葬場へ移動して火葬を行う葬儀方法です。
大規模で豪華な葬儀よりも直葬を選ばれる方が、最近は増えているようです。
理由としては、従来のお葬式の形にこだわらない人が増えてきたことがあげられるでしょう。
直葬の意味
直葬は、費用をなるべくかけずに火葬だけ行いたいときに行われます。
一般的な葬儀は100万円以上と莫大な費用がかかってしまうことが多いため、そういった費用を浮かせる意味で直葬を行うことが多いです。
直葬は一般的な葬儀式を行いませんが、 火葬炉の前で僧侶に読経してもらうこともできます。
そのため、故人を偲ぶ儀式の意味合いも全くないわけではありません。
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近年人気の直葬
葬儀といえば、以前は派手で大がかりなものが多かったです。
例えば、大きな花輪が並んでいたり、ご遺体が派手な霊柩車で運ばれたり、たくさんの参列者が焼香したりといった感じでした。
しかし最近では、大きな花輪も、派手な霊柩車も見かけることが少なくなってきたと感じる人が多いのではないでしょうか。
実際に、静かにこぢんまりと行われる直葬のような葬儀が近年は人気のようです。
一般的な葬儀の割合は依然として高いのですが、新型コロナの影響もあって、少人数で行われる、遺族や参列者への負担が少ない葬儀を希望する人が増えてきました。
また、おおぜいの人が参列する葬儀は、近所の住民からも何かと苦情を受けることが多く、そういった事態をなるべく避けたいという意識も浸透してきたようです。
直葬以外にも、参列者の少ない葬儀は家族葬や密葬といって家族や親しい親族のみで行われるもの、一日葬といって通夜式を行わないものなどさまざまな種類のものがあります。
直葬(火葬式)とその他の葬儀の流れの違い

一般的な葬儀と直葬を比べると、流れが大きく違います。
直葬とその他の葬儀では、流れや内容が実際にどのように異なるのかを解説します。
お通夜や告別式の代わりに火葬式を行う
直葬の場合、お通夜や告別式の代わりに火葬直前に火葬式という形で葬儀を行います。
火葬式では、最後に故人の顔を見る機会が設けられます。
遺族の希望によって僧侶等を招き、読経をしてもらうこともできます。
火葬までの日数が短い
直葬は、通夜や告別式を行わない分、亡くなってから火葬までの日数が短い葬儀です。
ただし、法律上亡くなってから24時間以内に火葬をすることはできません。
首都圏の火葬場や葬儀会場では、ご遺体を預かってくれる冷蔵庫を備えている場所が多くなっています。
直葬を選ぶ人の割合は増加している
以前は、大きな花輪を飾ったり、豪華な霊柩車を使用したりして大がかりな葬儀を行うことがよくありました。
ところが、最近では直葬を選ぶ人の割合は増加してきているようです。
2021年2月~2022年5月の1年間に行われた葬儀のうち直葬は13.3%を占めていました。
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直葬が葬儀として選ばれている理由
最近の傾向として、一般葬式よりも直葬が選ばれることが多くなってきました。
理由として考えられるのは以下の通りです。
経済的な理由

一般的な葬儀の平均費用は約200万円前後であるのに対し、直葬の場合は平均して20万円前後となり、経済的な負担を軽減できます。
さらに、葬儀社によっては10万円台の低価格プランも提供されています。
家族が亡くなった際には、葬儀代に加えてお墓やお仏壇、法要、遺品整理など、さまざまな費用が発生します。
家族の将来を考え、少しでも費用を節約したいという方にとって、直葬は最適な葬儀形式と言えるでしょう。
高齢化の影響
近年の高齢化の影響により、高齢で亡くなる方が増加しています。
このような場合、亡くなった方の友人の多くが既に亡くなっているため、参列者が少ない傾向があります。
そのため、多くの人を呼ぶ必要のない直葬を選ぶ方が増えています。
核家族化の影響
以前は2世代や3世代が同居することが一般的でした。
しかし、家族の形態は変化してきており、都市部では核家族世帯が増えています。
その結果、親戚との繋がりが薄れ、亡くなった際には一人暮らしで、弔ってくれる遺族がいない方も多く存在します。
また、近所の交流も以前に比べて減少しており、このような社会状況から、直葬のような身近な人たちだけで行われる葬儀が選ばれることが増えています。
直葬(火葬式)のメリット
直葬にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
費用が抑えられる
なんといっても直葬のメリットは費用を安く抑えることができる点です。
一般葬の相場はおおむね195万円ですが、直葬の場合はおおむね15万円~40万円で行うことができます。
手間や時間を最小限に抑えられる
通夜や告別式を行わない直葬は、一般葬に比べて葬儀にかかる手間や時間を最小限に抑えることができます。
葬儀時間が短縮できるので、身体的な負担も軽くできるでしょう。
また、参列者も少人数なので、遺族が参列者に気をつかう必要もなく、ゆっくりと故人とお別れができます。
精神的な負担が軽減できる
直葬は、香典をいただいた方へのお返しや、手伝っていただいた近所の方への挨拶など、葬儀後の対応を最小限にすることができます。
通常の葬儀では、葬儀社に香典返しの手配を依頼することもできますが、自分で用意する場合は手間がかかります。
直葬を選択することで、葬儀後の対応に関する不安を最小限に抑え、精神的な負担を軽減することができるでしょう。
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直葬(火葬式)のデメリット
直葬のデメリットはどういった点があるのでしょうか。
親族の理解を得られないことも
直葬は、従来の宗教的な格式のある葬儀ではないため、親族の理解が得られず、トラブルに発展する可能性もあります。
そういったことがないように、直葬を行うときは、親族によく相談して理解を得ておくことが大切です。
参列希望者の要望に応えられない
また、直葬は少人数で行うことが多いため、参列できない人もでてきます。
生前、故人と親しかった友人や知人が参列したい場合でも、その希望をかなえることができません。
葬儀後に弔問者の対応に追われる可能性も
葬儀が終わって、弔問客に追われる可能性があるのもデメリットの1つです。
参列できなかった友人などが、自宅に弔問に訪れることも考えられます。
弔問客への対応が、かえって精神的・肉体的な負担を増してしまうこともあるでしょう。
菩提寺に納棺を拒まれる可能性も
葬儀に参加できなかった菩提寺が、寺院の墓地への納骨を拒否される可能性があります。
あるいは離檀料を請求されることもあるかもしれません。
親戚のみならず、菩提寺にもよく説明をし、理解を得ておくことを忘れないようにしましょう。
直葬(火葬式)の費用
直葬の費用相場はおおむね20万円とされています。
一般的な葬儀の費用相場はおおむね200万円なのでその10分の1と非常に安くなっています。
ただし、葬儀社にオプションサービスを追加依頼した場合などは、40万円ほどかかることもあります。
提案された直葬のプランがあまりにも安すぎる場合は注意しましょう。
提示されたプランの料金に含まれている項目は何かをまずは確認し、続いてプランに記載されていない必要な項目があるかどうかも確認しましょう。
後で追加請求されるおそれがあります。
また、故人とゆっくり最後の時間を過ごすことができるか、故人をしっかり見送ることができる内容であるかも事前に必ず確認しましょう。
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直葬(火葬式)を行う手段
直葬を行うための手段にはいくつかの方法があります。
直葬を行うための手段にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
自分でやる
一般葬の場合は、葬儀会社に葬儀の企画から実施までを依頼するのが一般的となっています。
しかし直葬なら、一般葬と比較してそんなに手間がかからないため、全て自分で行うことも可能です。
その結果、葬儀費用を大幅に削減することもできます。
直葬の場合は、故人のご遺体を搬送したり、死亡届や火葬の手続きをしたりする必要があります。
遺体を自宅などに死後24時間以上安置する間に棺や骨壺などの備品を用意し、火葬場に搬送し、火葬を行い、お骨上げを行います。
葬儀屋に依頼する
葬儀会社に依頼して直葬を行ってもらうこともできます。
費用の面よりも、参列者が少ないといった理由や宗教色のある葬儀をしたくないという理由から直葬を選ぶケースが多くなってきました。
直葬の場合、葬儀会場や装飾品をほとんど用いないため、葬儀会社スタッフの人柄やスキルによって大きく差がでてきます。
納得できる葬儀が営まれるように、葬儀会社の選択には十分注意しましょう。
葬儀会社に依頼する場合は、搬送方法や安置場所、納棺方法などについてスタッフと打ち合わせを行いながら進める必要があります。
葬儀屋ブローカーに依頼する
インターネットで葬儀会社を探している人と葬儀会社との仲介的役割を果たしているのが葬儀屋ブローカーです。
依頼者に葬儀会社を紹介し、成約することによって手数料収入を得ている職種です。
葬儀屋ブローカーは、インターネット上に広告を出しているため、すぐに見つけることができます。
葬儀会社に依頼するよりも費用を安く抑えることができるのがメリットです。
しかし、追加料金を請求されたり、満足のいく葬儀が行えなかったりといったトラブルの事例もよく耳にします。
葬儀屋ブローカーに依頼する際は、実際に依頼した人からの評判や口コミ情報等を参考にして、業者選びは慎重に行いましょう。
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直葬を行う際のポイントをおさえておきましょう。
親族に確認してトラブルを防ぐ
親族の中には、故人を手厚くとむらいたいと思う人もいるかもしれません。
親族に直葬を行うこととなぜ直葬を行うのかを説明して、了解を得ておかないと、後々トラブルが発生します。
菩提寺に確認してトラブルを防ぐ
菩提寺は、当然葬儀に関与するものと思っています。
直葬となると、菩提寺が感よできないので、気を悪くし、納骨を拒否されるなどのトラブルを招くおそれもあります。
そのためにも、菩提寺にも事前に相談して、了解を得ておかなければなりません。
24時間以上ご遺体を安置できる場所を確保する
病院で亡くなったとしても、 ご遺体は病院では保管できません。
葬儀業者等に依頼して、自宅や斎場の安置施設などに運搬する必要があります。
直葬は、亡くなったら、通夜や告別式を行わずに、いきなり火葬を行います。
しかし、法律上、亡くなってから24時間以内に火葬ができません。
そのため、東京近辺の斎場や火葬場では、冷蔵庫に安置できる安置施設を持つものが増えてきました。
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直葬(火葬式)を行う時の注意点

直葬を行う際、流れと合わせて注意すべき点を簡潔にまとめました。
遺体の安置場所の確保
ご遺体は基本的には病院で保管できません。
葬儀業者等に相談し別の場所に速やかに移動する必要があります。
寺院や親族とのトラブル
自分たちが葬儀等に関与しない直葬を、寺院や親族が忌避することもあります。
親族には自分たちが葬儀に参加できなかったことに対する不満が生まれ、後にトラブルに発展することもあります。
事前に親族や菩提寺に相談しておくことをお勧めします。
納骨先の確保
お墓など、骨上げした遺骨を納める場所を確保することも必要です。
納骨する場所を確保していなければ、自宅等で遺骨を安置することになります。
服装は準喪服
直葬で行われる火葬式は、喪服を着用しなくてもマナー違反ではありません。
黒やグレーのスーツやワンピースを着用するのが一般的です。
香典は原則不要
香典に関しては、辞退するかしないかなど喪主の判断により異なるので、確認しましょう。
喪主が身内の場合は基本的に不要とされています。
葬祭費が支給されない可能性がある
葬祭費は、予想できる者ではなく、急な出費となるのが通常です。
遺族の負担を減らすために埋葬料あるいは埋葬費と呼ばれる、健康保険組合や自治体から葬儀費用の一部を負担してもらえる制度があります。
埋葬料を受け取るためには健康保険に、埋葬費用を受け取るためには国民健康保険にそれぞれ申請が必要です。
しかし、直葬の場合は、葬儀を行っていないという理由で葬祭料が支払われない可能性があります。
それ以外にも、故人の年齢による制限や葬儀を行なったことの証明書の有無によって支払いを断られることもあるようです。
加入している健康保険組合や自治体に確認するようにしましょう。
もし香典をもらったら返礼品を送る
香典は不要との意思表示があった場合は、香典を渡す必要はありません。
意思表示がない場合は、香典を渡してもさしつかえないでしょう。
直葬でも、参列者から香典をいただいた場合は返礼品を送るのがマナーです。
返礼品の相場は、受け取った香典の額の3分の1から半額程度といわれています。
返礼品は、地域によって即日返しするところと四十九日で返すところがありますので、地元の人に確認しておきましょう。
なお、香典は診察を使わないのがマナーで、直葬での香典の相場は、祖父母は1~3万円、両親は5~10万円、兄弟姉妹は1~5万円、親族は1~3万円、仕事関係は5,000円となっています。
食事の場は設けない
一般葬の場合、通夜や葬儀が終わって、通夜振る舞いや精進落としといった会食が行われるのが通常です。
直葬の場合は、通夜や葬儀を行わないので、一般的に会食も行われません。
したがって、直葬に参列する場合は、食事を近所の食堂や自宅などで済ませておくようにした方がいいでしょう。
中には、火葬の空き時間や火葬後に会食を行うことができる火葬場もあります。
直葬にかかる時間
亡くなってから24時間以上が経過してご遺体は納棺されます。
納棺の際、ご遺体に法衣を着せたり、花を入れたりすることもできます。
事前に葬儀社のスタッフに相談してみましょう。
納棺は、ご遺族や親族が中心となって行われますが、一般的には、おおむね30分から40分で出棺されます。
火葬場での火葬からお骨上げまでの時間はおおむね1時間から2時間以上です。
また、交通事情にもよりますが、納棺から収骨までは最も多いのが3時間前後かそれ以上です。
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直葬でも喪主は必要か?

直葬は、一般的な葬儀ではないため喪主の存在は必須ではありません。
しかし、直葬の場合でも喪主がいた方が流れがスムーズです。
遺族を代表して意思決定を行う人が必要であり、大事な役割を担う意味で喪主の存在は重要です。
直葬(火葬式)を行うことの多いケース
直葬を行うことが多いのはどのようなケースでしょうか。
費用を最小限に抑えたい場合
全国の葬儀費用平均はおおむね200万円弱です。
通夜と葬儀を行い、僧侶に読経をお願いした場合は、最低でも、おおむね100万円になるでしょう。
一方、直葬だとおおむね20万円〜30万円ですみますので、費用を最小限に抑えたい場合は直葬が採用されることが多くなるでしょう。
故人の意思で直葬を希望している場合
宗教にとらわれず、家族にも負担をかけたくないという故人の遺志を尊重して直葬が選ばれることも多いようです。
中には、故人の意思とは関係なく、立派な葬儀を執り行いたいという人もいるでしょう。
最終的な判断は遺族がくだすことになりますが、故人がこういった意思を遺している場合は尊重することが多いです。
ご遺体の状況により、早めに火葬したい場合
孤独死などで、亡くなってから時間が経って発見された場合などは、直葬によってすぐに火葬します。
時間が経てば経つほどご遺体の傷みはひどくなるからです。
火葬後に葬儀を行うケースもあれば、火葬だけ行われるケースもあります。
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直葬でも戒名をつけてほしい時は?
仏教の葬儀では故人に戒名を授けるのが習わしです。
直葬の場合は通常の葬儀と違うため、僧侶との交渉次第で戒名がつけられるかどうかが決まります。
例えば15~30万円程度のお布施を渡し、「四十九日の法要を行いたいので、戒名をつけていただけないでしょうか」などと謙虚な姿勢で寺院の僧侶に相談してみてはいかがでしょうか。
宗教を問わない霊園の場合はそもそも戒名が不要というケースもあるでしょう。
しかし、特に菩提寺にお墓がある場合は、戒名をつけなかったことで納骨を拒否されるといったトラブルが発生する可能性もあります。
事前に僧侶に十分説明をし、理解を得ておくことで、後々のトラブルを避けるようにしましょう。
スポンサーリンク直葬(火葬式)の香典の相場
直葬の場合、香典の相場は故人との関係性によって変わります。
両親の場合5~10万円、兄弟姉妹の場合1~5万円、祖父母の場合1~3万円、親族の場合1~3万円、職場の人の場合は5,000円とされています。
なお、香典袋の表書きや、使用するお札の種類や枚数など、香典には作法があるので注意しましょう。
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直葬の流れについてよくある質問
直葬に関するよくある質問をまとめました。
直葬にかかる日数は何日間ですか?
一般的な葬儀の場合は、1日目に臨終・搬送・安置・納棺が行われ、2日目に通夜が行われ、さらに3日目に葬儀・告別式および火葬と3日間かかります。
一方、直葬の場合は、1日目は、臨終・搬送・安置・納棺が行われ、2日目に出棺・火葬が行われます。
従って、最短でも2日は必要です。
直葬の手順を教えてください。
直葬は通夜や告別式は行わず、すぐに出棺が行われます。
出棺の際に花や供物をおさめることができます。
その後、火葬炉の前で読経が行われ、火葬が始まります。
火葬には約1時間ほどかかるため、参列者はその間を控室で待機することになります。
直葬の流れのまとめ

ここまで、直葬の流れやメリット・デメリットなどについてお伝えしてきました。
- 直葬には通夜や告別式がなく、かわりに「火葬式」を行う
- 直葬の流れとしては、亡くなった直後に葬儀場や火葬場にご遺体を搬入する
- 費用が安く抑えられる
- 葬儀の性質上、親族や友人・知人などにお別れの機会がない
直葬の流れを把握したうえで、親族も納得する決断をしましょう。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

田中 大敬(たなか ひろたか)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。