お墓
納骨堂の利用手続きはどうやるの?確認事項や改葬手続きも紹介
更新日:2024.01.24 公開日:2021.08.24
納骨堂の手続きって言われても、何から手をつけていいか分からないですよね。
簡単に出来ないからこそ一回の手続きが非常に大事になってきます。
そこでこの記事では納骨堂の利用手続きについて詳しく解説していきます。
納骨堂の基本的な種類から手続きの方法まで深く理解できるようになるのでぜひ最後までご覧ください。
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納骨堂の利用手続き
納骨堂と言っても様々な種類があり、ご自身が住んでいる地域の中でも数多く存在するかと思います。
どうやって納骨堂を探せばいいのか、契約にはどのような手続きが必要なのか不安な方もいらっしゃるかと思います。
納骨堂の探し方から実際に納骨する手続きまでの流れを解説します。
納骨堂を探す
まず納骨堂を契約するには、ご自身にあった納骨堂を探し出すことから始まります。
探す方法は大きく分けて二つあります。
1つ目はチラシや広告です。
スーパーやデパート、コンビニにも納骨堂のチラシが置いてあります。
買い物のついでや、コンビニでの支払いのついでに見てみましょう。
最近では、電車や駅でも納骨堂の広告がある場合もあります。
2つ目はインターネットです。
インターネットで検索すれば家の周辺の納骨堂が簡単に見つかります。
ホームページがある場合は詳細の情報を確認できます。
チラシやインターネットで興味のある納骨堂を見つけたら、詳しい資料の請求をしましょう。
多くの場合は、無料で送付してくれます。
ネット上の価格はあくまでも最安値を示しており、実際にかかる費用は違う可能性もあります。
実際の資料をよく確認してください。
見学
資料請求を終え、納骨堂を見つけたら実際に見学に行きましょう。
納骨堂とは、言ってしまえば「故人の住まい」です。
安くても、雰囲気の悪いところや手入れの行き届いてない場所には住みたくないですよね?
実際に納骨堂の雰囲気、清潔さや住職の人柄も見ておきたいポイントです。
ここで、予算や参拝スペースの広さ等も合わせて確認すると良いでしょう。
契約
見学がおわり素敵な納骨堂が見つかると、いよいよ契約に進みます。
契約の際に必要な書類がいくつかあるので、確認しましょう。
- 本人確認書類
- 戸籍謄本 (場合によっては家族全員分の本籍記載のもの)
- 埋葬許可証
上記の他に、家紋の画像(墓石に彫りたい場合)、画像や動画(参拝時にモニターやスクリーンに映したい場合)を準備しておきましょう。
費用の支払い
納骨堂の費用には永代使用料と年間管理費が含まれています。
支払いは一般的に以下の2通りがあります。
それぞれの支払い方法のメリットとデメリットを確認しましょう。
永代使用料と管理費を一括で支払ってしまう方法
契約時にあらかじめ使用期限を定め、使用料と期限分の管理費をまとめて支払う方法です。
最初に支払う金額が大きく一時的に金銭的な負担を負いますが、それから数十年は支払いの手続きをすることはなくなります。
毎年管理費を支払うことはなくなるため、契約者がなくなった場合でも家族に負担は残りません。
永代使用料だけ先に払い管理費は毎年支払う方法
納骨堂の契約時の金銭的な負担は低くなりますが、毎年の支払いをする必要があります。
もし契約者がなくなると、残された家族が毎年管理費を支払い続けなければいけないという懸念があります。
納骨
一般的に納骨は四十九日法要などの節目に合わせて行われますが、特にこうしなければいけないという決まりはありません。
地域や宗教によっては、葬儀後すぐに納骨する場合もありますが、基本的には納骨の時期は家族や親族が決めて問題ありません。
納骨法要では、遺族が参列しながら僧侶に開眼供養やお経を頂きます。
故人の好きなお菓子やお花をお供えすることが出来るので準備すると良いでしょう。
遺骨を納めた後は、参列者で会食を行います。
納骨堂に手続きする前の確認事項
納骨堂に契約の手続きをする前に確認すべきことをいくつかまとめてみました。
納骨堂を選ぶ際のポイントにしてください。
アクセスしやすいか
納骨堂を選ぶ際にアクセスがしやすいかは非常に重要なポイントになります。
自宅から電車で行く場合は何度乗り換えをしなくては行けないか、所要時間はどのくらいかなどを参考にしましょう。
また、納骨堂は見晴らしの良い高台に位置したり、街から離れた山中にあることが多いです。
公共交通期間でのアクセスが難しかったり、駐車場から納骨堂までが遠い場合もあります。
将来のことも含めて考えて、歳をとってからも容易に通える場所にある納骨堂を選美ましょう。
宗教に関して問題はないか
宗教や宗派に問わず受け入れをしてくれる納骨堂がほとんどです。
しかし、仏教優先やキリスト教NGな納骨堂もあったりします。
宗教・宗派に関して問題がないかをよく確認しましょう。
契約期間はどれくらいか
納骨堂の契約期間についてもよく考慮しましょう。
一般的には最短で5年、最長で50年契約ができます。
なお、平均的な契約期間は30年と言われています。
参拝はしやすいか
最新の納骨堂ではクーラーが効いていたり、全てのフロアがバリアフリーになっていたりと、いつでもすべての人が楽に参拝できるものもあります。
車いすや杖が必要になっても気軽に参拝できる納骨堂である方が、参拝がしやすくおすすめです。
また、故人と少しだけゆっくり再開を楽しむために、小さなプライベート空間で法要を行える納骨堂もあります。
将来のことを考えて、長期的に参拝のしやすい納骨堂を選びましょう。
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お墓から納骨堂への改葬手続き
結婚や移住を機にお墓が遠くなり、管理が大変などの理由からお墓から納骨堂へ移したいと考える方もいらっしゃると思います。
このようにお墓の引っ越しをすることを、改葬といいます。
そこで、お墓の改葬の手続き方法について説明します。
お墓から納骨堂へ改葬する時の流れ
手続方法は以下の流れです。
- 移転先を決める
- お墓のある自治体の役所から「改葬許可申請書」を貰う
- 移転先の納骨堂から「受入証明書」を貰う
- 現在の霊園に「改葬許可申請書」に署名烙印をもらい、「埋蔵証明書」を発行してもらう
- 役所に改葬許可申請書と埋葬証明書を提出し、改葬許可書を貰う
- 改葬許可書を移転先の納骨堂へ提出する
- 現在のお墓から遺骨を取り出し、移転先に遺骨を納める
遺骨を取り出すときの儀式
書類の手続きが終わると、遺骨を取り出す日時を決めて現在のお墓から遺骨を取り出す必要があります。
遺骨を取り出すときには閉眼供養の儀式を行う必要があります。
閉眼供養では仏様の魂を墓石から抜き、魂抜きとも言われます。
閉眼供養の際には僧侶にお布施を渡す必要があります。
納骨堂の種類
納骨堂にはその形式から様々な種類があります。
位牌型
納骨堂内に位牌を収め、それに向かってお参りをする形になります。
位牌と一緒に骨壺を置くタイプと、骨壺だけ他に保管する形式があります。
ロッカー型や仏壇型に比べて写真などの私物を置くスペースが少ないですが、比較的安価で契約できます。
ロッカー型
名前の通りロッカーのような形をした納骨堂なります。
骨壺をロッカーのような棚に収蔵しており、お参りした際にお骨を出してもらい参拝することが出来ます。
お供え物を置くスペースはあまりないですが、価格は安く済みます。
仏壇型
仏壇が横に並んだ形をしています。
仏壇なので、お花をお供えするスペースがあり個別に遺影を飾ることもできます。
他の形の納骨堂に比べると比較的値段が高いです。
自動搬送型
機会にIDカードをかざすことで、自動的に骨壺が参拝スペースに運ばれてきます。
お花や焼香が準備されてることから、手ぶらでお参りに行くことが出来ます。
個別のブースでゆっくり参拝することが可能です。
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納骨堂によっていつ管理費を支払うかは異なる
納骨堂によっていつから管理費が発生するのかは異なります。
管理費の支払い方には大きくわけて4つあります
- 納骨堂の契約手続きをしたときから
- 納骨をしたときから
- 事前に全て一括で払う
- 支払いが発生しない
ある時点から毎年支払うのと、事前に一括で支払う場合があります。
年間管理費は必要ないという納骨堂もあります。
注意したいのは、納骨堂を生前購入した場合です。
契約時点から年間管理費を支払わなくてはいけない納骨堂では、生前購入するとかえって負担となる可能性もあります。
生前購入をしたけどキャンセルをしたい場合、全額返金されるか一部返金かは納骨堂によっても異なります。
納骨堂の手続きまとめ
ここまで、納骨堂の手続きに関してご紹介しました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨堂の利用手続きは契約→費用の支払い→納骨
- 事前に使用期間を決め、年間管理費を一括で支払うと家族に負担がかからない
- 納骨堂を選ぶ時のポイントはアクセス・宗派・参拝のしやすさ
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。