お墓
納骨堂がいっぱいになったらどうすればいい?気になる対処法を解説
更新日:2024.01.24 公開日:2021.07.24
新しいお墓のスタイルとして人気のある納骨堂ですが、収蔵するご遺骨がいっぱいになったらどうするのか、気になりますよね。
今回は、納骨堂がいっぱいになったらどうすれば良いのかについて、詳しく解説していきます。
納骨堂がいっぱいになったらどのように対処するのかだけでなく、納骨堂には何人まで入れるのかについても、タイプ別にご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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納骨堂とは
納骨堂とは、多数のご遺骨を収蔵する建物のことをいいます。
納骨堂は、交通の便が良い場所に建っていることが多いです。
また、屋内施設であるため、従来のお墓と比べてお参りがしやすいのが特徴です。
納骨堂には様々な種類があり、自身の希望に沿った納骨堂を選ぶことができます。
こういった利便性から、お墓ではなく納骨堂を選ぶ方も増えてきました。
納骨堂には何人まで入れるのか
納骨堂には様々なタイプのものがあり、希望に沿った納骨堂を選ぶことができます。
納骨堂のタイプ別に、それぞれの特徴や何人まで入ることができるのかについてご紹介します。
自動搬送式
自動搬送式納骨堂とは、「マンション型納骨堂」や「カード式納骨堂」などとも呼ばれています。
建物の中に共用の墓碑が据えられた参拝スペースが設けられています。
自動搬送式納骨堂の特徴は、ご遺骨がコンピュータによって参拝スペースまで自動的に運ばれる点です。
ご遺骨は「厨子(ずし)」と呼ばれる箱に納められており、普段は収蔵庫に収蔵されています。
参拝者が受付機にICカードをかざすことにより、厨子が参拝スペースへと自動搬送される仕組みになっています。
多くの自動搬送式納骨堂では、1区画に8名程度のご遺骨を収蔵することが可能です。
ロッカー式
ロッカー式納骨堂とは、名前の通りロッカーのように区分けされた棚に骨壷を収蔵するスタイルの納骨堂です。
1区画ごとに扉が設置されているタイプを「ロッカー式」、扉が設置されていないタイプを「棚式」と呼びます。
1区画に収蔵できるご遺骨は、一般的に1~4名程度、最大で8名程度となります。
ロッカー式の納骨堂は、他のタイプの納骨堂に比べて、比較的費用が安いのが特徴です。
しかし1区画ごとのスペースがそれほど大きくないため、少人数での利用に適した納骨堂といえます。
仏壇式
仏壇式納骨堂とは、上段が仏壇スペース、下段がご遺骨を収蔵するためのスペースとなっている納骨堂です。
ご遺骨の収蔵スペースが広いため、お墓同様に、何世代に渡りご遺骨を収蔵することが可能です。
大型のタイプであれば、10名程度のご遺骨を収蔵することができます。
また上段の仏壇スペースには、遺影を飾ったりお供え物を飾ったり、自由に使用することができます。
そのため他のタイプの納骨堂に比べると費用が高い傾向にあります。
ご遺骨の収蔵スペースの広さや仏壇スペースの装飾によっても費用相場は異なります。
位牌式
位牌式とは、ひな壇状の棚にご位牌を置くスタイルの納骨堂です。
基本的に、ご遺骨は個別に収蔵されます。
納骨堂によっては、ご位牌とご遺骨を収めた骨壷を共に置くタイプと、ご位牌とは別の場所にご遺骨を収蔵するタイプがあります。
一般的に、ご位牌は同じ規格のもので統一されています。
基本的にはご遺骨やご位牌が並べて収蔵されているだけなので、他の納骨堂と比べると費用は安くなります。
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納骨堂がいっぱいになったら
納骨堂は、ご遺骨を骨壷に納めた状態で収蔵するのが一般的です。
そのため、収蔵スペースが骨壷でいっぱいになったら、新しく骨壷を収蔵するためのスペースをつくる必要があります。
ここでは、納骨堂のご遺骨がいっぱいになったらどのように対処するのかについて、ご紹介します。
粉骨する
粉骨とは、ご遺骨を粉々に砕き粉末状にすることをいいます。
納骨堂に収蔵されているご遺骨がいっぱいになったら、古いご遺骨を取り出して粉骨します。
粉砕したご遺骨を一つの骨壷にまとめることによって、かさを減らします。
ご遺骨を砕くことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、粉骨は宗教上特に問題はありません。
実際に、火葬場で骨上げを行う際にも骨壷に入れやすいようにご遺骨を砕きます。
また自身で粉骨を行うことも可能です。
しかし、衛生面などを考慮すると自身で粉骨を行うことはあまりおすすめしません。
できるだけ専門業者へ依頼することをおすすめします。
土に還す
納骨堂のご遺骨がいっぱいになったら、古いご遺骨を土に還す方法があります。
その際、骨壷からご遺骨を取り出した上で土にまく必要があります。
もしご遺骨が骨壷の中に納められたままでいると、長い年月を経ても土に還ることはないためです。
合祀する
多くの納骨堂では、一定の期間が経過すると、複数のご遺骨を一緒にして合祀墓へと移します。
合祀墓とは、不特定多数のご遺骨を一緒に埋葬するお墓のことをいいます。
ご遺骨を合祀墓へ移すタイミングは、33回忌や50回忌といった節目であることが多いです。
定期的にご遺骨を合祀墓へ移すことによって、納骨堂に収蔵しているご遺骨の数も一定に保つことができます。
納骨袋に移す
納骨堂に収蔵する骨壷がいっぱいになったら、ご遺骨を骨壷から袋に移し替えることもできます。
骨壷から袋に入れ替えることでかさを減らし、新しいご遺骨を収蔵することができます。
ご遺骨を木綿素材でできた納骨袋に入れ替えることにより、長い年月をかけてご遺骨を土に還すことができます。
この納骨袋は、石材店やインターネットでも購入することが可能です。
納骨堂の契約時に注意しておくポイント
近年人気のある納骨堂ですが、後にトラブルとならないためにも、契約をする前にきちんと確認しておきたいポイントがあります。
- 一定の期間が過ぎると、ご遺骨は合祀されること
- 預けることができるご遺骨の数
- 建物の維持管理に関する契約内容
納骨堂では一定の期間が過ぎるとご遺骨を骨壷から取り出して合祀墓へ埋葬します。
納骨堂の収蔵数には限りがあるため、あらかじめ預けることのできるご遺骨の数を確認する必要があります。
また納骨堂の建物の老朽化などに伴う修繕工事などを行った場合、利用者に費用の負担を求めるケースがあります。
その際トラブルに発展しないように、きちんと契約内容を把握しておくことが大切です。
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「納骨堂がいっぱいになったら」のまとめ
ここまで納骨堂がいっぱいになったらどうすれば良いのかについて、お伝えしてきました。
この記事にポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 納骨堂とは、多数のご遺骨を収蔵する建物のこと
- 納骨堂の収容人数は、自動搬送式で8名程度、ロッカー式で1~4名程度、仏壇式で10名程度
- 納骨堂がいっぱいになったら粉骨する、土に還す、合祀する、などの対処法がある
- 納骨堂の契約時には、預けることができるご遺骨の数を確認
今回ご紹介したこれらの情報が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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