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永代供養は四十九日(49日)で何をする?永代供養の法要を解説
更新日:2024.02.03
初めて喪主を務めるとなると、四十九日(49日)で何をしたらいいか分からないかもしれません。
また、永代供養でも四十九日には何をすれば良いかと疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、
- 四十九日(49日)とは?
- 永代供養とは?
- 永代供養でも四十九日法要はできるのか?
以上の内容を解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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四十九日(49日)法要とは
四十九日(49日)とは、仏教用語のひとつです。
人は亡くなると、49日後に仏のもとへ向かうと言われています。
七日ごとに極楽浄土へ行けるかの裁判が行われます。
49日目に極楽浄土に行けるか、最後の判決の日となります。
故人の審判が下る四十九日である日に盛大な法要・供養を行うことで、冥福を祈ります。
また、四十九日は忌明けであり、喪に服していた遺族が日常生活に戻る日です。
永代供養でも四十九日法要はできる?
永代供養でも四十九日法要は行うのか、解説していきます。
そもそも永代供養とは
永代供養とは、遺族や子孫に代わって霊園や寺院などが管理・供養することです。
永代供養は、身寄りのない方や後継ぎがいない場合の供養として用いられてきました。
子どもや家族のお墓の継承を前提としない永代供養も、時を経て形を変化してきています。
近年は地方に住む親が都市部に住む子どもの負担を減らすために、自ら永代供養を選択するというケースもあります。
永代供養は、最初に必要な費用を払うので遺族の負担が少ないです。
多くの霊園などの墓地管理者では、年忌上げに当たる三十三回忌まで個別の供養を行います。
永代供養の場合でも、遺族が望めば臨機応変に対応してくれる霊園や寺院も多いです。
永代供養ではどんな法要ができる?
永代供養でも多くの霊園や寺院では、親族や家族の希望があれば法要を行うことはできます。
霊園や寺院の納骨堂の管理者によって、供養内容や頻度は多少変わります。
一般的には、下記が主なものです。
- 春と秋のお彼岸の供養
- 回忌供養(かいきくよう)
- 祥月供養(しょうつきくよう)
- 月命日
祥月命日は一周忌以降の故人が亡くなった月日のことです。
月命日とは個人がなくなった日を指します。
地域や宗教などによっては、上記のもの以外の供養があります。
心配な場合は、親族に確認しておくと安心でしょう。
また、遺骨を管理している霊園や寺院によって、遺族が希望する法要に対応してくれます。
法要を行う時には、どのタイミングで法要をお願いするのかを親族と相談することが重要です。
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永代供養の四十九日(49日)法要の流れ
永代供養の四十九日法要の流れは、一般的なお墓の法要と大まかな流れは変わりありません。
具体的に見ていきましょう。
親族を誘い、日程を合わせる
もっとも大切なのが、親族や家族に法要の日程を相談しておくことです。
親族にも予定があり、急に法要の連絡をすることで迷惑をかけることも考えられます。
法要を行う数か月前から連絡をして、親族の予定を確認しておきましょう。
故人のためにも、親族が集まりやすいように配慮するのが喪主の役割です。
喪主の都合を優先して日程を決めてしまう場合は、親族からの反感など起こりかねません。
多くの親族が快く集まれるよう、時間に余裕をもって日程を決めることが大切です。
寺院や霊園に法要のお願いをする
永代供養をしてくれている寺院や霊園に法要について確認してみましょう。
一般的には、永代供養で法要ができないということはありません。
ただし、寺院や霊園によって規則がある場合があります。
スムーズに法要を行うために、寺院や霊園の規則を知っておくことが大切です。
法要を寺院や霊園で受ける
永代供養を行っている霊園などは宗派を問う場合が多くあり、注意する必要があります。
菩提寺との付き合いがある家系の場合は、法事の際に読まれる読経の宗派が異なりトラブルの元になりかねません。
法事の際に、菩提寺の僧侶に来てもらうことや読経してもらうことに問題がないかを確認しましょう。
お墓参り
一般的なお墓のように墓石が個別にないのが、永代供養です。
納骨されている納骨堂や寺院にお参りすることで、お墓参りとなります。
永代供養の施設や納骨されているタイプによっては、焼香・お供え・献花ができないものもあります。
その場合には、親族にそのことを伝えておくことも大切です。
永代供養の法要で気をつけること
永代供養の法要の流れは分かったと思いますが、注意点は何でしょうか。
法要に招待する範囲
多くの人を招待すると、法要を行う会場の大きさの調整なども必要になります。
また、納骨堂の規模によっては人数が制限されている場合もあります。
永代供養の法要を行う場合には、近い親族のみを招待する範囲と決めておくのが無難です。
招待する人数が増えるほど費用も手続きも大変になります。
しきたりなど事細かな指摘を受けることも増えるため、身近な親族だけにすることでトラブルを避けられるかもしれません。
何回忌まで法要を行うか決める
地域や先祖代々しきたりや故人の考え方によって、何回忌までが適当かは変わります。
一般的に永代供養の法要は三回忌まで行うのが無難ですが、回数に決まりはありません。
永代供養にした経緯によっても、何回忌まで法要を行うか決めても良いでしょう。
昔は、年忌法要を一周忌・三回忌・七回忌と続け、三十三回忌や五十回忌を弔い上げる場合もありました。
これは、集落に親族が集まっていることもあり、法要することも容易であったからです。
現代では、親族もバラバラな地域に住みそれぞれがさまざまな事情をもっています。
そのため、比較的なじみのある三回忌を目安としています。
法要での服装
永代供養の法要には、身近な親族のみが集まるため服装に決まりはありません。
カジュアルになりすぎない私服であれば良いでしょう。
黒を基調にした服装であれば、問題ありません。
もし、迷っている場合は喪服を着ていくことも良いでしょう。
法要の金額
永代供養の法要を行う場合は、主にお布施と会場代が費用の内訳となります。
永代供養をお願いしている霊園や寺院に、各種法要のプランが用意されている場合もあります。
法要の内容によっても、金額が異なります。
永代供養の法要を行った場合のお布施の相場は、1回につき約3万~5万円です。
ただし、お布施は地域やお寺によって異なります。
不安な場合は、金額を具体的に確認しておくことが良いでしょう。
会場代は、法要を行う場所によって異なります。
会場となるのは、お寺・自宅・セレモニーホールが多いです。
お寺の場合約3000~2万円程度、セレモニーホールの場合は3万円程度が場所代の相場となります。
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永代供養の四十九日(49日)まとめ
ここまで、四十九日(49日)で何を行うのか、永代供養の情報を中心にお届けいたしました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 四十九日(49日)とは、盛大な法要・供養を行うことで、故人の冥福を祈ること
- 永代供養とは、遺族や子孫に代わって霊園や寺院などが管理・供養すること
- 永代供養でも四十九日(49日)法要は遺族が望めば可能
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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