お墓
家族のみで納骨するには?納骨する流れや注意点も紹介
更新日:2024.01.24 公開日:2021.11.14

記事のポイントを先取り!
- 納骨は家族のみで行う場合もある
- 家族のみの納骨には注意点がある
人は亡くなったあとに火葬され、お墓に納骨されます。
葬儀の後には初七日、四十九日法要などに加え納骨を行うものです。
一般的に法要や納骨時には家族以外にも親族が参列するケースが多く見られます。
しかし、現代では家族だけで葬儀を行うケースなどもあり、人を呼ばず小さく納骨を済ませたい人もいるようです。
遺骨をお墓に納める納骨は、家族だけでも行うことは可能なのでしょうか。
そこで、本記事では家族のみの納骨について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

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納骨とは
納骨とは亡くなった人が火葬されたあとの遺骨を骨壷に入れることや、お墓に埋葬するという意味があります。
しかし、一般的にお墓に埋葬することの方が世間では広く使われています。
多くの家庭では、お墓に遺骨を納める際に納骨式という儀式を執り行います。
納骨式では故人の供養のために、家族や親族が集まりお供えをしたり、僧侶にお経をあげてもらうなどしたりします。
一般的な納骨式の流れは以下の通りです。
- 代表となる遺族の挨拶
- 遺骨をお墓に納める(納骨)
- 読経と焼香
- お墓へお供え
- 僧侶へお布施を渡す
- 会食
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納骨は家族のみでも大丈夫?
納骨は、家族のみで行っても問題ありません。
そもそも納骨に誰を呼ぶかなどの決まりはありません。
ただ、納骨式は四十九日などの法要と同時に執り行うケースが多いです。
その際、遺族は僧侶に納骨式の依頼をし、親族などの関係者に式の案内を出します。
そのため納骨の際には家族のみではなく、親族が参加することもあります。
現代ではライフスタイルや考え方が多様化し、さまざまなスタイルの埋葬方法が採用されています。
そのため、もともと誰を呼ぶか決まりのない納骨を家族のみで行うケースも増えています。
家族のみで僧侶のお経無しの納骨の場合もあれば、僧侶を呼んでお経をあげてもらう納骨もあります。
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家族のみで行う納骨の流れ

納骨にはさまざまな手順に沿った流れがあります。
家族のみで執り行う納骨は、大きく分けて納骨式を行う場合と行わない場合の2通りです。
それぞれの納骨式の流れについて解説します。
納骨式ありの納骨の流れ
納骨式ありの納骨の流れは以下の通りです。
- 僧侶の読経を依頼するため、納骨式を執り行う日をお寺と相談して決める
- 日時と場所を親族に連絡する
- 法要があれば先に行う
- お墓に遺骨を納骨する
- 僧侶にお経を読んでもらう
- 焼香、お供え物を捧げる
- 会食を行う
納骨式を執り行う際は、同時に四十九日などの法要を行うケースが多いです。
スケジュールと場所をお寺と相談して決めてから、参列するであろう親族や関係者に案内を出します。
また、遺骨をお墓に納めるために、石材屋にお墓の蓋の開け閉めを依頼します。
納骨式なしの納骨の流れ
- 菩提寺へ納骨式をせずに納骨する旨を連絡する
- 納骨当日は、まずお寺に挨拶する
- お墓の周囲を掃除する
- 遺骨をお墓に納める
- 線香を焚き、お供え物をする
僧侶の読経無しでも納骨は可能ですが、事前の断りなしで納骨を行うのは失礼にあたります。
納骨式を行わずに納骨のみをする際は、お墓を管理しているお寺に連絡をしましょう。
お墓の蓋の開け閉めは自身で蓋を開けて納骨することも可能です。
しかし、お墓の蓋の仕組みを知らなかったり、一人で行うと蓋を落として破損したり怪我をする恐れがあります。
そのため家族のみで納骨をする際は、納骨式なしでも石材屋に蓋の開け閉めを依頼した方が無難です。
家族のみの納骨式の服装
納骨式は葬儀や法要といった儀式の中に分類されるものですが、服装についての決まりはあるのでしょうか。
また、納骨式を家族だけで行う場合、一般的な納骨式と服装に違いはあるのかどうか気になるところです。
それぞれのケースごとに服装についてご紹介します。
一般的な納骨式の場合
一般的な納骨式では、四十九日法要の前か後かによって服装を選ぶ必要があります。これは、家族のみで納骨式を行う場合も同様です。
葬儀当日から四十九日法要までに納骨式を行う際は礼服を着用します。
四十九日以降の納骨式であれば平服や地味な色合いの服を選んで式に参加します。
平服といっても普段着ではないので、カジュアルなものは避けてください。
男性であれば黒系のスーツやネクタイ、女性であれば黒系のワンピースに黒のストッキングなどが適切です。
家族のみで行う場合
家族のみでの納骨式では、四十九日の前後にかかわらず平服でも問題ありません。
ただし、家族のみの納骨式は一般的ではありません。
また、参加者全員の服装の格式を合わせることも重要です。
そのため、服装について参加者全員で話し合って、当日の服を決めた方が無難です。
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家族のみで納骨する際の注意点
家族のみでの納骨は、まだまだ一般的とは言えません。
そのため注意すべき点がいくつかあります。
事前に注意点を確認し、必要な配慮を欠かさないようにしたいものです。
納骨前には周囲へ知らせておく
故人と関係のある親族や縁のある関係者への事前の報告をしないと、後で問題になる場合があります。
納骨に呼ぶ人に決まりはなくても、家族のみで納骨することを知らせないと気を悪くする親族もいるかもしれません。
一言伝えるだけで後々の問題を避けることができるため、必ず報告するべきでしょう。
僧侶にも配慮すること
家族のみで僧侶を呼ばずに納骨する際も、お寺にその旨を事前に知らせるべきです。
所有しているお墓が寺院墓地の場合は、僧侶へのお経を頼まずに勝手に納骨することは失礼にあたります。
しかし、事前に納骨式を行わないことを伝えて了承してもらえば失礼にあたりません。
納骨するお墓の種類

一口に納骨といってもさまざまな方法があります。
伝統的なお墓もあれば、近年増えている斬新なお墓での埋葬もあります。
お墓の種類を知ることは、ご自身のお墓を所有していない方はもちろんのこと、所有しているお墓でお悩みの方にも参考になります。
一般的なお墓から特徴的なお墓や埋葬方法まで、納骨の種類とそれぞれの内容について解説します。
霊園・墓地
霊園や墓地は多くの人にとって最も馴染みのあるお墓と言えます。
墓地の使用権を得た上で墓石の設置、開眼供養ののちに遺骨が納骨されます。
代々継承されるのも大きな特徴で、先祖代々の遺骨が納められていきます。
その一方で、ライフスタイルの変化や後継者不在などの理由で、お墓を継承できない人もいます。
そのような人のために永代供養墓というお墓があります。
永代供養墓は個人のお墓を持たず、遺骨をお寺に預けて供養や管理をしてもらえる仕組みです。
納骨堂
納骨堂は屋内に設置された小さなスペースに遺骨を納骨する施設です。
一般墓より費用が少なかったり、天候に左右されずお墓参りができるなどのメリットがあります。
納骨堂は納骨する施設としては一般の霊園や寺院と比べ、広い土地を必要としません。
そのため、比較的都心部に近いエリアや公共交通機関でアクセスしやすい場所にあることもメリットです。
合祀墓(ごうしぼ)
合祀墓とは、遺骨を個人や家族、骨壷などで識別せずにすべて1箇所で供養するお墓です。
そのため、合祀墓の納骨は他人と自分の骨が区別なく納骨されます。
人によっては嫌う人もいますが、さまざまな納骨の中でも最も費用を抑えられる方法の一つです。
樹木葬
樹木葬は遺骨を自然の中に還すことを主眼に置いた納骨方法です。
骨壷や墓石の中で墓地に納まるのではなく、草花や自然の明るい中で眠ることを望む人が選ぶ、比較的新しい納骨スタイルです。
樹木葬について詳しく知りたい方は、「樹木葬とは?樹木葬に関する費用や種類を解説」をご覧ください。
散骨
決まったお墓を持たずに遺骨を海や川、山などの自然の中に完全に還す納骨方法です。
主に遺骨を粉末にして散布するケースが多いようです。
散骨は法律的に注意すべき点があります。
法律上、遺骨を無許可で散布することは死体遺棄とみなされる可能性があるためです。
そのため、散骨を希望する際は事前に専門業者などと打ち合わせをしたうえで行いましょう。
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家族のみの納骨まとめ
ここまで納骨の情報や、家族のみの納骨についてなどを中心にお伝えしてきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 家族のみの納骨では、僧侶を呼ばないケースもあり平服でも問題なし
- 親族やお寺に家族のみで納骨することを事前に伝える
- 納骨するお墓には一般的なお墓以外に納骨堂や樹木葬、合祀墓がある
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

山口 隆司(やまぐち たかし)
一般社団法人 日本石材産業協会認定 二級 お墓ディレクター
経歴
業界経歴20年以上。大手葬儀社で葬儀の現場担当者に接し、お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、位牌や仏壇をはじめ、霊園・納骨堂の提案や、お墓に納骨されるご遺族を現場でサポートするなど活躍の場が広い。
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