墓石のコーティングで得られる効果とは？種類や費用などを解説

更新日：2022.02.14

墓石

記事のポイントを先取り！

• 墓石コーティングはお墓を汚れなどから守る効果がある
• 自分で墓石のコーティング剤を塗ることも可能
• 戒名彫りや新しくお墓を建てたときに行うとよい

墓石は長い年月の間、雨風や強い日差しの影響で劣化してしまうことがあります。
しかし、墓石にコーティングをすることによって輝きを取り戻すことが可能です。

そこでこの記事では、墓石のコーティングについて詳しく説明していきます。
この機会に、コーティングの種類や効果などを覚えておきましょう。
墓石コーティングをするタイミングについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 墓石のコーティングとは
2. 墓石コーティングの効果やメリット
3. 墓石コーティングの種類
4. 墓石コーティングの費用相場
5. 墓石コーティングをするタイミング
6. 墓石のコーティングのまとめ

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墓石のコーティングとは

墓石は長い時間、雨や雪などにさらされていると、水が浸みて墓石自体がもろくなります。
さらに、そこに強い風が吹きつけることで、やがて風化していきます。
また、強い紫外線を浴び続けると、墓石の色が薄く変色しダメージを受けてしまいます。

そこで注目されているのが、「墓石コーティング」です。
コーティングとは、物の表面に薄い膜を付着させて覆うことをさします。
墓石ではセラミックやシリコンがコーティング剤として使用されています。

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墓石コーティングの効果やメリット

墓石コーティングによってどのような効果が得られるのでしょうか。

紫外線や雨から墓石を守る

墓石にコーティング剤を塗布することによって、紫外線やほこり、雨や雪などの水分から、墓石を守ることができます。
そのため、長時間強い日差しをあび続けても、新品同様の輝きを保つことが可能です。
また、水をはじく撥水効果もあり、強風のときはクッション材となって墓石を持続的に守ってくれます。

汚れがつきにくくなるため掃除が楽

墓石コーティングのもう一つのメリットとして、汚れを付きにくくする効果があります。
墓石に汚れや水垢がついてしまった場合、掃除をしたり磨く作業は時間もかかり大変です。

しかし墓石コーティングを施すことで、土ぼこりや花粉は墓石を覆うコーティング剤に付着します。
そのため、乾いた布でひと拭きするだけで簡単に汚れを落とすことができるのです。

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墓石コーティングの種類

墓石には、さまざまな材質・形状があります。
そのため、墓石に適したコーティングもいくつかの種類があります。

光触媒コーティング

光触媒コーティングには、太陽光、すなわち紫外線を吸収し酸化する性質があります。
その酸化力には除菌効果があるため、細菌などの有害な物質を取り除くことができます。

また、水との相性もよいという特徴があります。
そのため、雨水と結合して汚れを分離させ、洗い流す効果があるのです。
太陽を浴びることによって効果を発揮し、継続的に墓石を守るという環境にやさしいコーティング法です。

ガラスコーティング

高純度のシリカガラスの膜で墓石をコーティングする方法です。
撥水性が高く雨水をはじいてくれるため、カビやコケが発生するのを防ぎます。

また、ガラス素材をコーティングしているので傷がつきにくいというメリットがあります。
そのため、墓石のお手入れもサッと拭くだけで簡単です。
車のコーティング剤としても、持続性のあるガラスコーティングが多く使われています。

シリコンコーティング

コーティングを目立たせたくない場合は、シリコンコーティングがおすすめです。
シリコンが墓石の内部に浸みこむことで保護膜を形成し、水をはじく性質を発揮します。

撥水効果は水以外にも作用し、汚れの防止にもなるため、きれいな墓石を保つことができます。
また、シリコンは光沢が出ない性質なので、墓石に光沢を出すことに抵抗がある方におすすめです。

セラミックコーティング

強い紫外線から守る対候性に優れており、石本来の美しい光沢を持続させます。
中でも無機質セラミックは、花粉・樹液などの落ちにくい汚れも簡単に取ることができます。

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墓石コーティングの費用相場

上記で紹介した光触媒・ガラス・シリコンコーティング剤は、いずれも1万円前後で販売されています。
しかし、購入の際に誤ったコーティング剤を選んでしまうと、墓石には不向きな可能性があります。
購入時は必ず裏に記載されている使用用途を確認し、墓石に使用できるものか確認しましょう。

また、墓石コーティングを業者に依頼する場合は、墓石の大きさ、汚れ方、どのコーティング剤を使用するかによって金額が大きく変わってきます。

コーティング前には、墓石のクリーニングを行うのが一般的です。
墓石の汚れがひどい場合は、その分料金が高くなります。
保護成分が長持ちするコーティング剤を使用する場合も、価格が上がります。

事前に業者に見積もりを依頼すると、おおよその金額を把握できるためおすすめです。

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墓石コーティングをするタイミング

墓石が一番ツヤがありきれいな状態であるのは、墓石を新しく建立した時です。
この状態を長く保つために行うのが、墓石コーティングです。
定期的にメンテナンスをすれば、半永久的にきれいなお墓を保つことができます。
ここからは、墓石コーティングをするタイミングについて説明していきます。

戒名彫りと同時に行う

墓石や墓誌（墓石のそばに設置している板の石）に戒名彫りをする際は、業者にきてもらいます。
そのタイミングで墓石クリーニングとあわせて、墓石コーティングを行う方が増えています。

クリーニング後の墓石は水垢が取れて輝きを放ちますが、雨風にさらされることですぐに汚れてしまいます。
クリーニングと同時にコーティングを施工してもらうことで、汚れもつきにくく、新品のような輝きを持続させることができるのです。

新しくお墓を建てたときに行う

前述しましたが、お墓が一番きれいな状態である「建立したばかり」のタイミングでコーティングをするのがおすすめです。
年月が経ってからですと、クリーニングをして汚れを落としてからの作業になります。
そうすると時間もお金もかかってしまうため、最初にコーティングしておいた方がよいでしょう。

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墓石のコーティングのまとめ

ここまで墓石のコーティングとその種類などを中心にお伝えしてきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

• 墓石コーティングでお墓の輝きを持続できる
• 光触媒は自然に優しいコーティング法
• 墓石コーティングのタイミングは新しくお墓を建てた時

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

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