遺品整理
生前整理のデメリットは?遺品整理との違いやメリット、注意点を解説!
更新日:2024.06.24 公開日:2022.04.26
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遺族の負担を軽減できることから近年人気の生前整理ですが、そのデメリットについてご存じでしょうか。
生前整理のデメリット、生前整理を進める際の注意点を知っておくことで、スムーズに生前整理を進められます。
そこでこの記事では、生前整理のデメリットについて解説します。
この機会に、生前整理のデメリットや注意点について覚えておきましょう。
後半では、生前整理のメリットやタイミングについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
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生前整理について疑問点・ご相談があれば、お気軽お問い合わせください。
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- 生前整理とは
- 生前整理をするデメリット
- 生前整理を依頼する際の注意点
- 生前整理をするメリット
- 生前整理の効率を良くするロードマップ
- 生前整理をするタイミングについて
- 生前整理をする際のアドバイス
- 生前整理のデメリットのまとめ
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生前整理とは
生前整理とは、生きているうちに自分の所有物を自分で整理することをいいます。
自分が亡くなった後に、残された家族が故人の所有物を処分するのは大変気を遣うものです。
思い出の詰まった遺品を処分することは、精神的にも肉体的にも大きな負担となるでしょう。
残された家族の負担を軽減するためにも、生前整理を進めようと思う方が多いようです。
遺品整理との違い
生前整理と遺品整理は、よく似た言葉のように感じます。
しかし、遺品整理とは亡くなった後に家族達が行うもので、生きているうちに自身が行う生前整理とは意味が大きく異なります。
生前整理の目的
生前整理の目的は、自分自身の生活を振り返り、必要なものだけを残して身の回りをシンプルにすることがメインで、その一環として不要品の処分などがあります。
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生前整理をするデメリット
生前整理にはデメリットなどないように思えますが、生前整理を進めていくと様々な壁に当たります。
生前整理のデメリットは大きく分けると、労力と時間が必要なこと、処分費用がかかること、の二つです。
デメリットをしっかりと認識したうえで生前整理を行うことが重要です。
労力と時間が必要
実際に生前整理をはじめると想像以上に荷物が多く、労力と時間が必要となるため、途中で投げ出してしまう方も多いようです。
家電や家具など、大型のものの処分には手続きなども必要となり手間もかかります。
足腰を痛めたりすることもあるので、注意しながら無理せず進めなければいけません。
処分費用がかかる
自分で処分する場合は、自治体のゴミ処理券やゴミ袋代などがかかりますが、処分費用は大きく抑えることができます。
一方、業者に依頼するとかなり費用がかかってしまいます。
処分費用を抑えたい場合は、回数を分けて粗大ごみで出すなどの工夫が必要になるでしょう。
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生前整理を依頼する際の注意点
労力や時間がかかる生前整理を業者に依頼するのは楽ではありますが、知っておきたい注意点もあります。
様々なトラブルの報告もあり、業者の中には悪徳業者も存在しているということを念頭においておく必要があります。
焦って業者に生前整理を依頼する前に、注意点をしっかり把握しておきましょう。
以下では、実際にあったトラブルを紹介します。
法外な請求をされる
業者から作業の途中で法外な追加料金を請求されたり、高額なキャンセル料を支払うことになってしまったりなどのトラブルもあるようです。
貴重品が盗まれる
生前整理の作業中に貴重品が盗まれてしまったなどのトラブルもあるようです。
貴重品の管理には細心の注意を払いましょう。
回収品を不法投棄される
不用品として回収してもらったものを不法投棄されるなどの悪質行為をする業者もあるので注意しましょう。
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生前整理をするメリット
いざ進めるとなると労力や時間がかかる生前整理ですが、自身や家族にとって多くのメリットもあります。
生前整理のさまざまなメリットについて説明していきます。
生活環境が改善する
誰でも年を重ねるにつれて、身の回りの物が増えていくものです。
生前整理で、必要なものだけを残し、不用品を処分することで、身の回りがシンプルになり暮らしやすくなります。
物が少なくなれば生活も快適になり、お掃除もしやすくなるというメリットもあります。
沢山のものに囲まれて生活していると、転倒などのリスクも高くなります。
生前整理は生活環境の改善にもつながるといえるでしょう。
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自分の意思で進めることができる
自身が亡くなった後の遺品整理の場合は、故人の意思に関係なく家族が判断して進めていきます。
一方、生前整理は自身の判断で手元に残すものを決めることができます。
自分が残したいと思うものを、自分の意思で決められるのは安心感がありますし、財産などの大切なものを明確にしておくこともできます。
また、高齢になってから生前整理を始めると、判断能力が衰えていることも考えられるため、本当に残したいものを残せない可能性があります。
そのような事態に備えて、早めに生前整理を済ませておくと安心です。
相続のトラブルを防げる
残された遺族が故人の遺品整理をするなかで、相続で揉めるのはよくあることです。
生前整理で、相続に関するものを見直したり整理したりしておくことで、残された遺族間での相続に関するトラブルを未然に防ぐことができます。
遺品整理の負担を減らすことができる
故人との思い出が詰まっている遺品や故人の愛用品などを、残された家族が処分するのは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
生前整理は残された家族の負担を軽減することにもつながるのです。
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生前整理の効率を良くするロードマップ
これまでの説明で、生前整理のデメリットやメリットを知ることができたと思います。
ここからは労力と時間がかかる生前整理を、より効率良く行うための流れを説明していきます。
①書類・貴重品・物の整理
まずは、重要な書類の整理からはじめましょう。
重要な書類には、葬儀の際や葬儀後の手続きに必要な書類などがあげられます。
その他、以下のような書類があります。
・債権
・通帳
・契約書関係
・土地の権利書
・保険関係の書類
・年金関係の書類
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②必要な物・不要な物・保留の3つに振り分ける
所有物が多く、家の中が物で溢れている場合は、必要な物・不要な物・保留の3つに振り分けます。
本当に必要だと思うものだけを残して、不要なものは処分していきましょう。
保留のものはしばらくそのままにしておくことで、その後必要なものかどうか判断しやすくなります。
③不用品の売却、もしくは処分
生前整理の片づけの中で、不用品の売却や処分を行っていきます。
例えば、残された高価な貴重品や家財が、遺族間での相続トラブルにつながることもあります。
そのような物については生前整理の段階で、売却または処分をしておくとトラブルを減らすことができます。
不用品で譲りたい相手もいない場合は、売却や処分も考えましょう。
参考:大阪での出張不用品回収・買取なら【コブツマニア】
④エンディングノートを作成
手元に残しておくものに関して、家族に伝えておきたいことはエンディングノートに記しましょう。
エンディングノートは、遺言書のような法的な効力はありませんが、カジュアルな形で家族に伝えておきたいことを記しておけるノートです。
財産の内容などを書いておくだけではなく、自身の葬儀に関することや、友人・知人の連絡先などを書いておくこともできます。
エンディングノートがあることで、残された家族の負担は少なく、故人の遺品整理を進めることもできます。
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生前整理をするタイミングについて
どのタイミングで生前整理をはじめるのがよいのでしょうか。
主なパターンを紹介します。
定年を迎えた
定年を迎えると自由な時間が増えます。
次の人生のステージを迎えるに当たって、終活に対する意識も強くなり、生前整理を始める良いタイミングといえます。
配偶者が死亡した
配偶者の死により、必然的に自身の終活や生前整理の必要性を強く感じるようになります。
また、配偶者の死で辛い思いをした子供達に、再び同じ思いをさせたくないと思う方も多いようです。
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生前整理をする際のアドバイス
生前整理をする際に注意しておきたいアドバイスを3つご紹介します。
財産目録に記録しながら行う
相続による遺産と支払わないといけない相続税を計算しやすくするための記録表を、財産目録といいます。
この財産目録を作成しておくことで、財産の金額を把握する事ができ、相続人に対して正しい金額を相続させることが可能になります。
借金などマイナスの遺産がある場合も記録し、明確な遺産額を書いておきましょう。
デジタルデータも忘れずに記録する
パソコンやスマートフォンなどのデジタルデータも忘れずに記録しておきましょう。
ネット銀行の口座や投資が解約されないままだと、大きな被害を受けることも考えられます。
本人にしかわからないものは、書き残しておきましょう。
周囲に生前整理が必要な理由を説明する
突然、生前整理を始めると家族や周りの人が驚くことが考えられます。
生前整理をすることで、自身にも家族にもさまざまなメリットがあることを事前に説明しておいたほうがよいでしょう。
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生前整理のデメリットのまとめ
ここまで生前整理のデメリットとメリットや、生前整理を進める際の進め方や注意点などを中心に解説してきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。
- 生前整理とは自身の所有物を自身の手で整理すること
- 生前整理には労力と時間がかかるというデメリットがある
- 生前整理のメリットは残された家族の負担を軽減できること
- 家族に伝えたいことはエンディングノートに記しておく
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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監修者
袴田 勝則(はかまだ かつのり)
厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター
経歴
業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。
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