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終活カウンセラー

終活アドバイザーは何をする仕事?給料やなるための方法も紹介

更新日:2022.06.11

記事のポイントを先取り!

  • 終活アドバイザーの仕事とはどういったものか
  • エンディングノートの書き方を教えられる
  • 終活アドバイザー×職業が有効になる
  • 終活に関する資格は多くある

高齢者やその家族が抱える今後の人生に対する不安・悩みを解決する終活アドバイザーという資格をご存知でしょうか。
死と向き合い、残りの人生を自分らしく生きるための活動として、近年「終活」が注目されています。

そこでこの記事では、終活アドバイザーについて詳しく説明していきます。

終活アドバイザーとは何をする仕事か、そして資格を取得するにはどうすればよいか知っておきましょう。
終活アドバイザーを活かせる業種や終活に関する他の資格についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 終活アドバイザーとは
  2. 終活アドバイザーの仕事内容
  3. 終活アドバイザーの給料
  4. 終活アドバイザーになるためには
  5. 終活アドバイザーが活かせる業種
  6. 他の終活の資格
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終活アドバイザーとは

終活とは、人生の終わりへ向けて、残りの人生を不安や後悔のないよう元気に明るく過ごすための活動です。

終活アドバイザーとは終活に関する介護や葬儀、社会保障制度などいろいろな分野を勉強している専門家で、終活における悩みごとや相談ごとに対しアドバイスやサポートする職業です。

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終活アドバイザーの仕事内容

終活アドバイザーの仕事内容は分野が広く、様々なジャンルの相談に対応していきます。

終活の相談

終活アドバイザーは、資格取得の際に金融・不動産・医療・介護などについて勉強するため豊富な知識を持ちます。
その人の人生にあわせ、短期間から長期間にかけて活動していくうちに出てきた悩みなどを解決できるようアドバイスしていきます。

終活ノートへのアドバイス

終活ノートとは自分についての情報や家族へのメッセージ、遺産相続についての希望などを書いたノートのことで、エンディングノートともいわれます。
またメッセージや希望だけでなく、病気やケガなどで意識がない場合の入院・治療費に関する口座や延命措置などについて元気なうちから記入することもできます。

このように終活ノートは自由に書くことができるため簡単に始められますが、1人では何を書いたらよいかわからず悩む方も多いようです。

終活アドバイザーは終活ノートの内容に助言でき、また終活のきっかけとしてセミナーなどで終活ノートをすすめたりします。

各種専門職への紹介

終活アドバイザーが相談者の話を聞いていく中で、専門家へ対応を依頼したほうがよいという場面が出てくることもあります。

たとえば金融のことならファイナンシャルプランナー、遺言書の作成なら行政書士というように、終活アドバイザーは相談者と専門家を繋ぐことができます。

ただし専門家へ相談するにも料金が発生するため、終活アドバイザーは相談から解決までどれくらいの費用がかかるか相談者へ説明し、納得してもらった上で紹介します。
なお、終活アドバイザーは相談時や書類作成時に相談者と同席することもできます。

各種手続きのサポート

高齢者1人では書類の記入や申請にあたるのが難しい場合もありますが、終活アドバイザーのサポートを受けながらであれば進めやすくなります。
また、終活アドバイザーが役所などの窓口に同行することで、1人では複雑な申請も一度で済ませられる場合もあります。

終活セミナーの開催

終活アドバイザーの資格を取得すると、地域包括センターやサービス付き高齢住宅などでセミナーを開催することができます。
セミナーでは参加者へ終活についての説明を行えるので、終活を始めるきっかけ作りにもなります。
また、エンディングノートの書き方をレクチャーしたり、個別での相談会も開催できます。

終活アドバイザーの給料

終活アドバイザーは民間の資格であるため、国家資格のように持っているだけで手当が出るというわけではありません。
また、終活アドバイザー単体の求人はなく、終活アドバイザーの資格を活かせる業種・士業と並行させて活動する人が多いようです。
そのため、葬祭業は350万〜550万円程度、介護業は250万〜450万円程度と、それぞれの業種・士業によって給料は異なります。

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終活アドバイザーになるためには

終活アドバイザーは通信講座を受講し、検定試験に合格すれば誰でも取得できます。
ここでは終活アドバイザーになるための流れを説明します。

必要な資格

終活アドバイザーはユーキャンの講座に申し込むと受講できます。
通信講座のためいつでもどこでも勉強できます。

講座での添削課題を3回提出し、4回目で検定試験を受け合格であれば受講は終了となります。
もし不合格だとしても8ヵ月の受講期間中であれば何度でも試験を受けられます。

合格後、終活アドバイザー協会へ入会し、資格の登録を行います。
入会費4,000円、年会費6,000円が必要となりますが、会員証を発行してもらえるため終活アドバイザーとして堂々と活動をスタートさせられます。

就職先

終活アドバイザー単体の求人はありませんが、資格を持っていると注目してくれる職業もあります。

たとえば葬祭業では、終活アドバイザーで得た知識を組み合わせることでお客さまの希望に沿った商品を紹介できるでしょう。
介護業のケアマネージャーであれば、終活について悩みを抱える利用者に対しアドバイスすることができます。

終活アドバイザーが活かせる業種

ここでは終活アドバイザーの資格を活かせる業種を紹介していきます。

葬儀業

死後、家族に迷惑をかけたくないという考えから、どのような葬儀がよいか生きているうちに相談したいという方も多いようです。

葬儀に関する豊富な知識と終活アドバイザーとしての知識を合わせることで、相談者にとって最適なプランを提供することができます。

保険業

保険業では、高齢者向けに葬儀費用を負担する保険や死亡保険など様々な商品を取り扱っています。
相談者から保険に関する相談を受けた場合に、保険業と終活アドバイザー両方の観点からアドバイスできます

介護業

高齢者と接することが多い業種が介護業です。
近年、介護施設の中でも身寄りのない高齢者が増え、余生に不安を持つ方も多いようです。
介護業であれば、利用者との会話の中から不安・悩みをキャッチでき、終活アドバイザーとして手助けできる可能性もあります。

金融業

金融業では金融の商品や保険を取り扱い、また相続の知識があるファイナンシャルプランナーの資格を保有している方もいます。
相談者の中には所有する貯金や投資信託、株などの資産をどう相続したらよいかわからない方も多いようです。
終活アドバイザーの資格があれば、その観点からも解決へ導くことができます。

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他の終活の資格

終活アドバイザーの他にも終活に関する資格があります。

終活カウンセラー

終活カウンセラーは終活カウンセラー協会が主催する資格です。
健康・介護・相続・葬儀など終活に関する様々な分野について学べ、2級・1級・終活カウンセラー協会認定講師の3段階に分かれています。

認定講師になると終活カウンセラー協会が運営するHPにカウンセラーとして自身のプロフィールが掲載されます。

終活アドバイザーと違うところは、相談者の相談内容に対してカウンセリングを行い、適切に回答していかなければならないという点です。
また、適切なカウセリングを行うために心理学コーチングの分野も学ぶ必要があります。

終活ガイド

終活ガイドは一般社団法人終活協議会による資格です。
初級(3級)から上級(1級)の3種類あり、3級は終活知識の習得、2級は終活知識の案内、1級は終活相談の解決というプロセスになります。

上記に加え「エンディングノート認定講師」という資格があり、取得するとエンディングノートの書き方について講習会などで講師として教えることも可能です。

終活ライフケアプランナー

終活ライフケアプランナーは日本能力開発推進協会(JADP)が運営している通信講座です。
終活アドバイザーと同様、医療・介護・相続・葬式・墓といった終活に関することを学べ、エンディングノート作成の補助ができるようになります。

相続終活専門士

相続終活専門士は相続終活専門協会による資格で、終活に関する相続の知識を持った専門家のことです。
相談者が抱える問題を診断し、解決に適した各専門家へ繋ぐ役割を持ちます。

終活アドバイザーまとめ

ここまで終活アドバイザーについて、仕事内容やなり方を中心にお伝えしていきました。
この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 終活アドバイザーとは終活に関する悩みや不安によりそうための資格
  • 終活アドバイザーの仕事内容は終活セミナーの開催や相談者のサポート
  • 終活アドバイザーは本業と組み合わせると活かせる
  • 終活アドバイザー以外にも終活に関する資格がある

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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