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終活

終活を20代でするのは早い?メリット・すべきこと・注意点を説明

更新日:2022.11.17

遺品

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記事のポイントを先取り!

  • ・終活とは「人生の終わりについて考える活動」の略語
  • ・20代の終活は生き方のヒントを見つけるのに役立つ
  • ・断捨離のコツをつかんで身の回りを整理する

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  1. 終活20代について
  2. 終活とは
  3. 終活を20代からするのは早すぎる?
  4. 終活を20代から始めるメリット
  5. 20代の終活ですること
  6. 終活を20代からする際の注意点
  7. 断捨離をするコツ
  8. 終活20代のまとめ
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終活20代について

「終活」というと高齢の方向けの死後に備える活動というイメージがあり、今の自分には関係ないと思われる方も多いでしょう

じつは、20代から始めるのも決して早すぎるわけではないのです。

そこでこの記事では、20代で行う終活のメリットについて詳しく説明していきます。

この機会に、エンディングノートの作り方についても知っておきましょう。

20代の終活でやるべきことや注意点についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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終活とは

終活とは人生の終わりについて考える活動のことで、2010年の新語・流行語大賞にノミネートされたほど世間に広まっている言葉です。

終活にはさまざまな具体的活動があります。

一般的に知られているのは、エンディングノートをつけることです。

後述で詳しく説明しますが、エンディングノートには、残された家族の手続きの負担を減らしたり、感謝を伝えたりと、非常に重要な役割があります。

また、終活には単に人生の終わりを考えるだけではなく、未来をより良く生きていくための活動をするという側面もあるのです。

終活を20代からするのは早すぎる?

さすがに20代から終活をするのは早すぎるのではと思う方も多いはずです。

以下にまとめた2つの理由から、20代のうちに終活を始めるのは決して早すぎることはないということが分かります。

20代の4割は終活を意識している

20代のおよそ4割が終活に関心があるという調査結果があります。

2019年4月に楽天インサイト株式会社が登録モニター約220万人の中から、20代から60代の男女1,000人を対象に調査しました。

20代の若い世代が終活をしたい理由として「家族に迷惑をかけたくない」ということが最も多い理由となっています。

20代は将来設計のために終活する

まず押さえておきたいのが、20代での終活は死ぬ前の準備がメインではないということです。

もちろん死ぬ前の準備が終活の大前提ではあります。

人は若くして不治の病にかかったり、予期せず事故に巻き込まれたりする可能性があるのです。

終活のような事前準備をすることで、安心感を得られるでしょう。

しかし、20代のような若い世代から始める終活には未来の人生設計をするという大きな役割もあります。

前述でも触れたエンディングノートですが、作成を通して自身の過去を振り返り、さまざまな情報を記していきます。

この作業を行うことで、これまでの人生でやり残したことや理想とする未来が自然と見えてくるのです。

20代のような若いうちに自分の身の回りを整理することは、明るい未来を築いていくために必要なことだと言えるでしょう。

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終活を20代から始めるメリット

ここでは、終活を20代から始めるメリットについて説明していきます。

主なメリットには以下に示した4つの事柄があり、終活を始めるモチベーションとなるのではないでしょうか。

ライフプランを立てられる

終活は、人生設計(ライフプラン)を考えるきっかけを与えてくれます。

自分の老後のことや亡くなったときのことを考えていると、自然とどんな未来を理想としているのか分かってくるのです。

理想の老後を過ごすために必要な準備は何か、自由に動けるうちにやってみたいことは何かなどが頭に浮かんでくるかもしれません。

20代というと学校を卒業して会社で働き始め、数年が経過した頃だと思います。

日々仕事や趣味などで忙しい方がほとんどでしょう。

忙しい日々の中で、ゆっくり人生を考えることはあまりないはずです。

終活は、人生を改めて考えてみる良いタイミングを与えてくれます。

20代という早い段階で終活することで、生き方のヒントが見つかることもあるのです。

不用品を整理できる

終活には不用品の整理も含まれます。

不用品を整理して暮らしやすくすることを、近年では断捨離というようになりました。

大がかりな断捨離はハードルが高いので、日頃から少しずつ不要なものを捨てましょう。

本当に必要なものだけに囲まれている生活は、とても気持ちが良いものです。

このように終活は、快適な日常を送るきっかけにもなります。

もしもの時の不安を解消できる

前述でも触れましたが、人は若くして不治の病にかかったり、予期せず事故に巻き込まれたりする可能性があります。

自分の希望や重要事項を家族に伝えられる手段がエンディングノートです。

今のうちにエンディングノートをつけておくことで、残された家族の負担を軽くすることができます。

たとえば20代の場合、大きな財産が手元にあることはあまりないかもしれませんが、保険に入っている方は多いはずです。

エンディングノートに保険証書の保管場所などを記しておくことで、家族が見つけやすくなります。

残された家族に負担をかけないように準備を整えれば、もしものときの不安を解消できるでしょう。

両親の終活にも目を向けられる

20代の親御さんであれば、現在も現役で活躍されている方がほとんどでしょう。

若々しく活動していれば、終活しようとは思わないかもしれません。

親御さんの世代であれば終活の知識は20代の方よりもあると考えられます。

しかし、終活の初心者という点では同じような立場です。

自分が20代のうちに終活することで親御さんの終活のサポートもできるので、親孝行になります。

20代の終活ですること

ここでは、20代の終活ですべきことについてまとめました。

具体的に4つの例を挙げましたので、取り組む際の参考にしてください。

目標を決め、生き方を考える

今後の人生について考えること、これこそが20代の終活で大切なことです。

どんな人生を送りたいのか想像できたら、それに向けての目標を決めましょう。

必要なお金を計算する

ご高齢の方の終活では遺族に残すお金について考えるものです。

20代の終活では、遺族に残すことはまだ考える必要はないでしょう。

しかし、人生の目標を達成するためにかかる費用など、ある程度見当はつけておきます。

結婚や住宅・車の購入など、いくらぐらいかインターネットなどで情報収集しましょう。

若いうちから資産運用や貯蓄などの知識を深め、少しずつでもお金を貯めておけば、目標の実現のために大いに役立つはずです。

断捨離する

断捨離で、日頃から少しずつ不要なものを捨てましょう。

必要なものと不要なものを見極めていく中で、無駄な買い物をしなくなるという効果も生まれます。

デジタルデータの整理

20代であれば、スマホやパソコンが手放せないはずです。

たくさんの写真データやSNSの利用など生存中は何の問題もないのですが、亡くなったときのことを考えたことはありますか?

SNSですが、削除しない限り死後もずっと残ってしまいます。

怖いのがアカウントの乗っ取りです。

写真などが流出することで、誰かを傷つけてしまうかもしれません。

このような不安を払拭するために、アカウントIDとパスワードは家族に分かりやすい方法で残しておきましょう。

そうすれば残された家族がアカウントを削除することができます。

保存しているたくさんのデータも、日頃から整理しておきましょう。

通帳が発行されないネット口座の情報や、利用しているサブスクの情報も分かりやすく記しておくことで、家族の負担を大きくせずに済みます。

エンディングノートを作る

家族に自分の希望や重要事項を伝えられる手段がエンディングノートです。

デジタルデータの管理についても、このエンディングノートに一通り記しておくことで解決します。

その他にも、自分で判断ができなくなった時の医療の希望や、友人・知人の連絡先、持っている銀行口座の詳細、クレジットカード情報、加入している保険など、残された家族に処理をお願いしなければならない事柄は必ず記しましょう。

また、20代の方にとってのエンディングノートは、やりたいことリストのようなものを盛り込むことで、将来設計につながります。

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終活を20代からする際の注意点

ここでは、終活を20代から始める際の注意点についてご説明します。

具体的な注意点として以下の4つを取り上げました。

情報のセキュリティ

エンディングノートには、保有資産に関することや個人情報など、重要な事柄がたくさん書き込まれます。

エンディングノートは必ず大切に保管し、情報が流出しないよう気をつけなければなりません。

情報が流出してしまうと、パスワードや書類の再発行、アカウントを一度停止するなど面倒な作業を増やしてしまいます。

遺書

遺書とは、死後のために家族などに書き残す手紙のことです。

20代のような若い世代で健康であれば、遺書を書く必要はありません。

しかし、相続に関する記述をする際は、法律に沿った内容の書類にしなければなりません。

相続に関する記述が法律に沿った内容で書かれた書類を「遺言書」といいます。

「特定の相続人だけに相続してもらいたい」などのケースでは、20代でも法律に沿った遺言書を残さなければなりません。

物を捨てすぎない

物を捨てすぎないように注意することも大切です。

断捨離で持ち物を整理すると気持ちがスッキリするので、調子に乗って必要なものまで勢いで捨ててしまう方もいらっしゃいます。

その結果不便になり、再度買い直すという余計な費用がかかることもあります。

このような出費は避けたいものです。

親・兄弟に意思を伝える

自分の死後のことを親・兄弟に話すのは勇気のいることかもしれません。

しかし、自分の意思を親・兄弟に伝えておくことはとても大切なことです。

エンディングノートの存在を知らせておくのも良いでしょう。

何より、家族の負担を減らすことに繋がります。

断捨離をするコツ

ここでは、断捨離をするコツについて説明していきます。

必要か不要かを判断するのは意外と時間がかかり、頭を悩ませる作業です。

以下の3つを参考にして、時間を有効活用しましょう。

衣類・雑貨などから始める

衣類・雑貨・本などは、断捨離しやすいものといえます。

普段の生活では使わなくても思い出深いものはひとまず後回しにして、作業の手を止めないようにしましょう。

断捨離を挫折してしまう方に多いのが、一度にまとめて整理してしまおうとして、物の多さに圧倒され疲れ切ってしまうことです。

そしてついつい先延ばしにして、結局止めてしまいます。

断捨離のコツは、毎日少しずつ整理する習慣をつけることです。

「今日は夏服の引き出しだけをチェック」「今日は本棚の一段目」など、場所を限定して少しずつ取り組みましょう。

何より継続することが大切です。

数回しか着ていない衣類やブランド品、レアな雑貨、本などはリサイクルショップなどに買取を依頼すれば、おこずかい程度の収入になるかもしれません。

今使っているものは残す

今現在使っているものを無理に捨てる必要はもちろんありません。

捨てたあとに後悔して買い直すようであれば、本末転倒です。

いずれ使うかもしれないと溜め込んでいるものは、結局使わないことが多いので、処分の対処としてください。

保留することも大切

捨てるかどうか判断に迷うときは、一度「保留」して日を改めましょう。

「一週間考えてみよう」と期限を設けるのもひとつの手です。

あまり長い期間にしてしまうと、断捨離していることすら忘れてしまうことになるので、短めで考えましょう。

保留と判断したものは、別の場所に分けて置いておきます。

慎重に再検討した結果、捨てると決めたら実行しましょう。

そうすれば「やっぱり捨てなければよかった」と後悔することがありません。

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終活20代のまとめ

ここまで20代の終活のメリットなどを中心にお伝えしてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

・終活とは「人生の終わりについて考える活動」の略語

・20代の終活にはメリットが様々あり、実際に20代の4割が終活を意識している

・「断捨離」のコツは、毎日少しずつ身の回りを整理する習慣をつけること

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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