お墓
女性専用墓とは?選ぶ人が増えている現代的な理由
更新日:2022.05.31 公開日:2022.06.19

記事のポイントを先取り!
- 女性専用墓は女性のみ入れるお墓
- 生涯独身でも女性専用墓なら安心
- 契約内容の期間後は合祀される
- 永代供養共同墓地は7万円〜8万円が相場
新しい埋葬方法として女性専用墓がありますが、注目される理由についてご存じでしょうか。
女性専用墓がどのような背景から話題になっているのか知っておくことが大切です。
そこでこの記事では、女性専用墓について詳しく解説します。
この機会に永代供養を覚えておきましょう。
後半には女性専用墓の価格相場についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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女性専用墓とは?
女性専用墓とは、その名の通り女性の方のみが埋葬されるお墓のことです。
通常のお墓は「OO家之墓」などのように、一族が遺骨を納める場所として代々引き継がれるものです。
しかし後述するさまざまな理由や事情によって、一般的なお墓ではなく女性専用墓を利用する方が増えています。
女性専用墓を選ぶ人が増えている理由
一族が建てた代々続く一般的なお墓ではなく、女性専用墓が好んで選ばれる理由には、主に下記の3つが挙げられます。
お墓の継承問題
先祖から受け継ぐお墓ですが、現代は昔のように生まれ育った土地で嫁いだり働いたりせずに、都心部へ移り住む方も多くいます。
また、子供を持たない家庭や未婚のまま生涯を終える方も増えているため、一般的なお墓の継承がしづらくなっています。
そのようなお墓の継承問題を解決する手段として、女性専用墓を利用する女性が増えているのです。
女性の自立化
昔と異なり、現代では女性が自ら働き、自立して生活することが一般的になっています。
かつては常識だった嫁に嫁いだ家庭のお墓に入る、という考えがなくなりつつあるようです。
夫と違う墓に入りたいと考える女性も増加傾向にあり、女性専用墓の需要が高まっています。
生き方や供養の多様化
現代では生き方やライフスタイルが画一的ではなく、多様性に富んださまざまな選択肢が尊重されています。
供養や埋葬方法も同様で、家庭ごとに識別された一般墓ではなく、血縁関係のない方同士で埋葬されるお墓の利用者も一定数いるようです。
血縁関係にこだわらず、たとえ知らないもの同士でも女性同士で埋葬される女性専用墓を望む方も少なくありません。
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女性専用墓の種類

一口に女性専用墓といっても、霊園やお寺によって種類が異なります。
そこでここでは、女性専用墓として代表的な3つの種類についてご紹介します。
永代供養付きの共同墓地
永代供養とは、従来のお墓の制度が不都合な方のための供養方法です。
お墓の管理と供養をお墓の後継者や遺族が行うのではなく、永代供養を受け持つお寺や霊園が行います。
また家族ごとではなく、永代供養希望者が共同で利用する墓地や埋葬場所を共有します。
女性専用墓は永代供養と相性が良く、多くの女性専用墓が永代供養の仕組みを取り入れています。
専用区画に立てる個別のお墓
お寺や霊園の中には、女性専用区画を設けているところもあるようです。
専用区画に自分の墓石を立てて、事前に取り交わした契約内容の年数は専用区画で供養されます。
契約年数終了後は、共有墓地に遺骨が埋葬されることが多いようです。
納骨堂
納骨堂とは、屋外にある一般的な墓石を有する墓地とは異なり、屋内の施設に小さなスペースで仕切られた埋葬先です。
一般的なお墓よりも所有や管理がしやすい点が多いため、女性専用墓として利用する方もいます。
女性専用墓のメリットとデメリット
女性専用墓がどのようなものか、どのような種類があるのかを知ることで、興味を持たれた方もいるかもしれません。
女性専用墓を検討する上ではメリットはもちろんのこと、デメリットについても確認しておきましょう。
女性専用墓のメリット
女性専用墓なら、現代に増えてきている家族や子供を持たない女性が、お墓の後継者で頭を悩ますことがなくなります。
また家族ではない、考え方や価値観の似ている女性同士が墓友として女性専用墓に一緒に入れることも、一般墓にないメリットといえます。
さらにお墓を共にするであろう配偶者や家族とはどうしても別のお墓に入りたい方にとって、女性専用墓の存在は救いとなるでしょう。
女性専用墓のデメリット
女性専用墓は新しい埋葬方法のため、家族や親族の理解や同意が得られず、揉め事の原因になる可能性があります。
また最終的には他者の遺骨と同じ場所に移されるため、それを嫌う方にとってはデメリットになるでしょう。
後から遺骨を取り出したいと遺族が思っても、合祀されると取り出せないことも理解してもらわなければなりません。
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女性専用墓のニーズと共に死後離婚も増加
女性専用墓に注目が集まる中、死後離婚という選択肢も一部で話題となり取り上げられていることをご存知でしょうか。
死後離婚とは、配偶者側との血縁関係を断ち切ることです。
例えば夫が亡くなり、その両親が健在であった場合、面倒をみたり世話をしたりすることを拒否したいという事情で増加しています。
また、死後離婚をすれば、夫のお墓に入る必要もありません。
もし配偶者の家族や親戚との関係を終わらせる場合は、姻族関係終了書という書類の作成と提出が必要です。
女性専用墓に入るための費用相場

女性専用墓の概要やメリット・デメリットを知ると、自身の家庭事情に合わせて「検討してみたい」と強く望む方もいるかもしれません。
それほど現代では、昔とは考え方や価値観、事情が大きく異なっているといえるでしょう。
ただしすでに建てられているお墓に入るのではなく、自身で女性専用墓を用意するとなると、さまざまなことを考慮する必要があります。
その中でも女性専用墓に入るためには、費用としていくら必要になるのかといった、金銭面の事情が気になるのではないでしょうか。
費用相場がある程度でも把握できれば、女性専用墓の準備に取り掛かれます。
そこで本記事の最後に、女性専用墓に入るための費用について、各種類別に相場をご紹介します。
永代供養付きの共同墓地の場合
女性専用墓の永代供養付き共同墓地は、7万円〜8万円程度の費用で提供されているところが多いようです。
納骨時に僧侶による読経供養がセットになっているプランや、シンボルツリー付きの樹木葬のところもあります。
樹木葬とは一般的な埋葬方法と異なり、墓地や墓石の中ではなく、土に還ることを目的とした埋葬スタイルです。
山の中や草花に囲まれた場所に還ることを望んだ方が選ぶ埋葬方法で、お墓ではなくシンボルツリーという樹木が手を合わせる対象になります。
女性専用区画にお墓を建てる場合
霊園や寺院墓地の一部分を女性専用区画として提供するお墓は、20万円〜50万円程度が相場となっています。
女性専用区画を設けている霊園や寺院は、女性専用墓への理解があるため、相談や打ち合わせなどがしやすいでしょう。
納骨堂の場合
女性専用墓として利用できる納骨堂は、利用価格相場を50万円〜80万円程度に設定しているところが多いようです。
設備やアクセス面、地域によって差が出やすいため、相場が高いと感じたら条件面を変えて調べてみると良いかもしれません。
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女性専用墓についてのまとめ

ここまで女性専用墓の概要や、メリット・デメリットについて解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 女性専用墓とは、女性が個人や女性同士で入るためのお墓や埋葬方法のこと
- 女性専用墓希望者は、お墓の継承問題、女性の自立化や生き方の多様化により増加
- 女性専用墓には、永代供養付き共同墓地、女性専用区画、納骨堂などの種類がある
- 女性専用墓であれば後継問題を解決できるが、家族の同意を得るのが難しい
- 永代供養付き共同墓地の女性専用墓の費用相場は、7万円〜8万円程度
これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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