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お墓

墓石の値段相場は?工事費込みの有無や墓石選びのポイントも紹介

更新日:2023.01.31

お墓 費用

記事のポイントを先取り!

  • 墓石の工事費は墓地や石材店によって変わる
  • 石種や大きさによって相場が異なる
  • 外国産の石材は国内産より安い

お墓を建てる際、墓石はどの程度の値段がかかるかご存知でしょうか。
値段相場や内訳を知っておくことも大切です。

そこでこの記事では、墓石の値段相場について解説します。

この機会に、工事費込みの料金や、墓石選びのポイントも知っておきましょう。
後半には五輪塔の値段相場についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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  1. 墓石の値段相場
  2. 墓石の値段が明記されていない理由
  3. 墓石の値段はどうやって決まる?
  4. 価格判断時の注意点
  5. 墓石選びのポイント
  6. お墓の購入に必要な費用
  7. 墓石型の種類
  8. 五輪塔の値段はいくらになる?
  9. お墓の購入はいつがおすすめ?
  10. よくある質問
  11. 墓石の値段の相場まとめ
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墓石の値段相場

お墓の値段相場は170万円ほどとされています。
上記のお墓の購入費は、主に墓石代・永代使用料・管理費を合わせたものです。

お墓の値段内訳の相場は下記の通りです。

墓石の値段相場は120万円〜130万円とされています。

永代使用料は、その墓石を設置する区画の使用権を購入するもので、その値段相場が60万円〜80万円になります。

管理費は1年ごとの支払いが多く、5000円~1万円が一般的です。


こちらの記事で墓石の費用について解説しているので、ぜひご覧ください。

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墓石の値段が明記されていない理由

墓石の値段が明記されていないのは、石材の種類などで大きく値段が変動する可能性があることに起因します。

事前に調べた値段と見積もりを出した際にギャップがあると、それを理由に不満を覚える方もいるでしょう。
不要なトラブルを避けるためにも、値段を明記するのが難しいのです。

例外として、デザインや大きさなどが指定されている、墓石カタログなどがあります。

墓石カタログなどでは、値段が変わる要因となる石種やデザインなどが指定されているため、金額を明記してもその通りの値段で提供されます。

墓石の値段を明確に把握したい場合は、見積書をだしてもらうようにしましょう。

墓石の値段は工事費込み?

墓石の値段を知りたい方の中には、工事費込みの金額表示なのか気になる方もいると思います。

お店によって、墓石の費用の中に工事費などのその他の費用を含んでいる場合と、含んでいない場合があります。

お墓を建てるには、墓石の費用の他に墓石設置のための工事費が必要です。
工事費は、墓地の地盤やクレーン車などの搬入ができるかどうかなど、実際の墓地を見てからでないと判断ができません。

ですので、工事費は事前に料金を明示することが難しくなっています。

また、墓石の値段が工事費込みであっても、石材店によって墓石のつくりが異なることや実際の墓地の状態を判断し、追加費用が発生する場合がありますので、注意が必要です。

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墓石の値段はどうやって決まる?

墓石の値段がどのような内訳で決まるかを知ることで、購入の際にも役立つかと思います。
墓石の値段を決める具体的な要因をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

石材の種類

墓石は、使用する石材の種類によって値段が大きく変動します。

使われる石種は100種類以上ともされており、同じ種類のものであっても産地が違うだけで性質や値段が変わります。

国産の石種には高価なものもあり、外国産のものでは安く流通しているものもあります。

国産と国外産でどちらが安いと一概に決めることはできませんが、中国産の白御影石などが安価で好まれている石種です。

石材ごとの特徴なども知っておくことは大切ですので、石材店に相談してみるのも良いでしょう。

石材のサイズ・使用量

当然ですが、同じ石材でも使用量が増えればその分値段も高くなります。

石材の使用量は、基本的には墓石の大きさを示しており、大きな墓石を依頼すれば使用量も増えるものと思って良いでしょう。

また、石種によっては加工が困難であったり入手が困難であったりすることから、使用量に比例して値段が高くなるとは限りません。

使用量が増えるにつれて割引してくれる場合もありますし、逆に使用量が増えるにつれて割増しになっていくケースもあります。

石材店によって考え方も異なりますので、石材店選びの段階から注意しておきましょう。

石材加工料

墓石は、用意した石材を加工することで作られます。
石材を加工する際の費用として、石材加工料がかかります。

加工が困難であったり加工の段階が増えたりすることで、当然値段も高くなります。
加工の内容によって値段が変わる可能性もありますので、注意しましょう。

石材店の指定の有無

民営の霊園や寺院墓地などでは利用可能な石材店が指定されている場合もあります
経営するために石材店などと提携して、客の斡旋などをしているのです。

指定された石材店を使用しなければならない場合、複数の店舗を比較することができないため、石材店選びによって費用を抑えることができません。

霊園によっては、提携している石材店が高い費用を請求してくる可能性もあります。

指定がある場合のほうが必ず高くなるわけではありませんが、墓地を決める際には石材店の指定の有無についても気をつける必要があるでしょう。

工事費

墓石は多くの場合、工場などで作られます。
実際に墓地にお墓を建てようとした場合は、完成した墓石を運搬・設置しなければなりません。

運搬と設置にかかる工事費も、墓石代とは少し異なりますが、石材店に支払う費用として必要です。

この設置費用は、墓地の立地・墓石の設置区画の周辺の状況によって変動します。
墓地の立地が石材店から遠かったり、通りにくい道があったりした場合に相応に値段も高くなります。

墓石の設置区画が広かったり、周囲に他の墓石があって設置しにくい場合などにも値段が高くなります。

具体的な基準などは石材店によっても異なりますので、場合によっては設置場所についても考える必要があるでしょう。

墓石の加工の有無

デザイン墓石のように墓石に加工が施されていると、カットや曲線を使用することが多くなります。
そのため、石材使用量が増えたり、通常の加工代金に追加の費用が発生したりするため高価になります。


また、「日本国内での加工」か「国外での加工」かによっても費用は大きく異なります。
一般的に国内での加工の場合、職人さんの人件費が国外よりも高いため費用も高くなります。

墓石の戒名などの彫刻にかかる値段

お墓に戒名などを彫刻する際、墓石の彫刻料がかかります。
文字の彫刻料はおおよそ3万円から5万円程度が相場になっています。

棹石に彫るのか墓石に彫るのかなど、彫刻する場所や内訳によっても、料金は変わります。
自分の場合はどうなるのか、石材店に見積りをとって確認しましょう。

また、墓石の正面に文字ではなく模様などを掘る場合は、10万円程度からが相場です。

墓誌の名入れ価格

長く伝えられているお墓だと、墓誌に名入れする場所が無くなってしまいます。

墓誌を新しく建立する場合、5万円〜20万円程度が相場になります。
その後故人の氏名や戒名を、墓誌へ名入れしていきます。

名入れは追加で彫刻するたびに、費用がかかります。
1人の彫刻につき、3万円〜5万円程度が相場になっています。

名入れの料金や墓誌の料金は、石材店によって変わるので、実際に名入れや墓誌を購入する際は、見積もりを出してもらって確認しましょう。

墓石のコーキングにかかる値段

コーキングは墓石転倒や浸水のリスクを下げるために必要な工事のことです。

墓石を保護するためのコーキングは、業者へ依頼することもできます。
お墓がある寺院や、霊園と提携している石材店では、1万5000円ほどで依頼できることがあります。

墓石の修理を行っている業者に依頼する場合は、墓石の修理も行ってもらえますが、3万円ほどからが相場と、石材店よりも値段が高くなることがあります。

墓石に御影石を使った場合の値段

御影石は国内産よりも外国産のもののほうが安くなっています。

特に中国産の白御影石は安くなっています。
国産の御影石には庵治石・大島石・天山石・真壁石がありますが、最低でも約40万円以上が相場です。

外国産の御影石には黒龍石・インパラブラック・クンナム・ベルファーストがありますが、約20万円以上から購入することができます。

墓石に万成石を使った場合の値段

人気のある墓石の一例として万成石の値段を紹介します。
万成石は国産の石材で、桃色御影と呼ばれることもあります。

万成石は日本の石材の中ではトップクラスの硬度があり、ピンクがかった色が特徴です。
耐久性が強いため、代々伝えていく墓には適している石です。

色が綺麗なため、著名人のお墓にもよく使用されている石です。

年月が経つと、赤みが増していくこともあります。
万成石の中で、とくに色の良いものは龍王石と呼ばれています。

他の石材は、石目によって価格が決められますが、万成石はその色の濃さで価格が決まります。

岡山市西部の、限定された場所でしか採掘できない石ですが、埋蔵量が約100万程あるとされ、採掘場が少なくても安定供給することができます。

洋型墓石は58万8000円から、通常の和型墓石は92万8000円からが相場です。

色がピンク色で桜のようなので、桜御影とよばれることもありますが、他の産地や外国産のピンク色の石を桜御影としている場合もあるため、産地をかならず確認しましょう。

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価格判断時の注意点

お墓の価格はさまざまな要因により決まります。
どのようにしてその価格になっているのかを確認して購入する必要があります。

石材店の指定

墓地や霊園によっては墓石の購入を指定の石材店で行わなければならない場合があります。
この場合、墓石の選択の幅が狭まるため割高になる可能性があります。

寺院の場合はどちらの可能性もあり、民間の墓地の場合は一般的に石材店が指定されています。
寺院や民間の墓地を考えている場合は、事前に指定の石材店があるかを確認しておきましょう。

公営の墓地の場合は、石材店の指定はありません。
ご自身で墓石を探す場合は可能な限り複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討するようにしましょう。

管理費

初期費用だけでなく、墓地や霊園の維持管理のために年間管理費を設けているところが多いです。

また、寺院墓地はお布施が必要となる場合があります。

どちらの場合も事前に確認しておき、納得した上で契約しましょう。

改葬

改葬とはお墓の引越しのことです。

改葬の場合、もとの墓所の墓じまいを行い、引越し先に建立する墓所が必要になります。

将来的に改葬の可能性があるかどうかや、改葬の可能性も考慮した上で場所はどこにするのか、改葬する場合には追加の費用がかかることを頭に入れておきましょう。

建て替え

墓石も時間が経てば劣化していきます。
劣化の状態によっては建て替えが必要になり、費用が掛かります。

どの程度の期間で建て替えが必要になるのかや費用がどの程度掛かるのかを確認しておくとよいでしょう。

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墓石選びのポイント

墓石を決める際、どのようなポイントに注意するべきかご紹介します。

石材の産地

石材は、産地によって様相が異なることも少なくありません。
国内では墓石の石材となる石種の産出量が減少傾向にあります。

そのため、値段が高騰気味になっており、場合によっては石材として選べないケースもあるでしょう。
外国産のものでも高品質な石材は十分ありますので、産地にこだわりすぎないことをおすすめします。

石材の硬度・耐久性

お墓は、長ければ30年以上管理されることも少なくありません。
そのため、耐久性も重要なポイントとなります。

石材には硬度と呼ばれる評価基準があり、これは「N/㎠」と表現されます。

一般的に墓石に使用される御影石であれば、600N/㎠以上あれば十分な硬度とされているので気にしてみると良いでしょう。

石材選びとは少し異なりますが、地震の多い日本では墓地の地盤も大切です。
墓地選びの際には、地震対策がしっかりされているかどうかも調べておきましょう。

石材の吸水率

お墓は屋外に設置されているので、雨風にさらされてしまいます。
そして、石であっても少なからず水を吸収します。

水を吸った石は耐久性も落ち、ヒビや苔などの原因となるのです。
石材選びでは吸水率にも注意しなければなりません。

石材における吸水率は、主に密度が関係しており、密度が高ければ高いほど吸水率も低い傾向にあります。

墓石に良く使われる御影石であれば、吸水率5%未満が推奨されています。
墓石の劣化を少しでも抑えるためには、吸水率もしっかり考えておきましょう。

石材の見た目

墓石と聞くと、黒色やグレーのものをイメージする方も多いでしょう。
昨今では赤みがかったものや青みがかったものなど、さまざまな色合いのものが増えています。

故人の好きだった色やイメージカラーなどがあればその色合いに近いものを選ぶのもおすすめです

キメ細かい石材は、見た目が綺麗なものとなります。

石材の材質も高密度なものであるケースがほとんどとめ、吸水率が低い傾向にあります。
色合いが特殊なものやキメ細かいものは高価な傾向があります。

気にするべきポイントではありますが、費用なども十分注意して選ぶようにしましょう。

こちらの記事で墓石の選び方について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓の購入に必要な費用

晴天の墓地

お墓を購入するためには、解説してきた墓石以外にもいくつかの費用が必要です。

永代使用料

お墓を設置するためには、墓地に専用の区画を用意しなければなりません。
そのため、区画を使用するための権利を得るための永代使用料を支払う必要があります。

永代使用料は、お墓を購入する際の費用としては、墓石の次に高額な部分となります。
墓地の立地や方針、区画の広さで費用が変動しますので、事前に把握しておくようにしましょう。

また、永代使用料によって得られる永代使用権について、土地を購入したものと勘違いする方も少なくありません。

永代使用権は、あくまで権利を得ているだけに過ぎず、土地の使用目的を終えた際には返還する必要があります。

購入した永代使用権を売買したり譲渡したりすることはできないので、十分注意してください。

管理料

管理料は、墓地の経営維持のために支払う費用です。
お墓の購入時にも支払いますが、購入後も定期的に支払わなければならない費用となります。

多くの場合は、1年に1度支払う必要がありますので、支払時期などは確認しておくようにしてください。

墓地によっては数年分をまとめて支払うこともできますし、永代供養にすることで契約期間分の管理料をまとめて支払うことも可能です。

購入時にお墓の管理期間を決めている方は、まとめて支払うことで支払い忘れをなくすことができますので、検討してみるのも良いでしょう。

納骨法要

納骨法要はお墓にご遺骨を納める際に行います。
僧侶に出席してもらい、お布施はおよそ3〜5万円が相場になります。

その他に、お車代として5,000千円〜1万円程度、僧侶が会食を辞退された場合は、御膳料として5,000千円〜1万円程度をお渡しするのが相場になります。

それぞれ地域によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

埋葬手数料

ご遺骨はお墓の下部のカロートと呼ばれる場所に納骨します。

そのため、納骨の際にはカロートを開ける必要がありますが、ご自身では難しい場合や墓石を傷つける可能性がある場合には、石材店に作業を依頼することもできます。

こちらの埋葬手数料は2〜3万円程度が相場です。ご自身で開け閉めできるタイプのもので納骨が可能であれば必要ありません。

開眼供養

新しいお墓に納骨する場合、お墓に魂を入れてもらう「開眼供養」法要を行います。

最近では、法要を何度も行うのではなく、納骨法要や四十九日などの法要と一緒に行うことも一般的になってきています。

他の法要と一緒に行う場合でも、僧侶へのお布施はそれぞれ別にお渡しし、各3〜5万円が相場となります。

その他、僧侶に遠方から来ていただいた場合のお車代や会食に参加されない場合の御膳料がそれぞれ5千〜1万円ずつが必要となります。

お布施

入檀には、入檀料をお寺へ支払う必要があります。
入檀とは檀家となることをいい、特定のお寺に所属し、供養や葬祭をそのお寺に専属で営んでもらうことになります。

入檀すると、そのお寺が菩提寺となります。
入檀料は地域・宗派によっても異なりますが、10〜30万円前後が相場です。

ただし、お寺では入檀料をお布施という扱いで受け取ります。
そのため、事前に確認しても明確な入檀料を回答してくれるところは少ないです。

また、入檀料以外にも毎年運営費などの支払いが必要になります。

戒名

仏教では亡くなった後に菩提寺に戒名料(お布施)を支払い、戒名(かいみょう)という名前をつけてもらいます。
戒名料の相場は、30万円〜100万円と寺院や戒名のランクによって大きく異なります。

お寺に戒名料を尋ねても「お気持ちで」と返されることもあり、どのぐらいの金額が良いかわかりにくいこともあります。

仏壇

葬儀後は仏様になったご先祖様の位牌を仏壇に安置します。

素材や大きさ、デザインなどによって、金額は大きく異なります。
よく購入されている価格帯は20万円〜30万円です。

仏壇はご先祖様を供養する大切な場所です。
また、購入されてから長い年月に渡って、ご先祖様をしのぶ貴重な空間になります。

そのため、仏壇は丈夫なもので、飽きの来ないデザインのものを選択されることをおすすめします。

お墓の建て替え

お墓はいくら適切に管理していても、経年劣化による汚れの付着や腐食する部分がでてきます。
クリーニング等での修復が困難になった場合は、建て替えを考える必要があります。

お墓の建て替えには、現在の墓石の撤去と新しい墓石の建立、閉眼法要が必要になります。

お墓の建て替えの費用は、200万円前後が目安です。
また、修繕で収まるようであれば、50万円前後が相場です。

建て替えや修繕、どちらの場合でも複数の石材店に現地調査をしてもらい、見積りを確認しましょう。

改葬・墓じまい

改葬などお墓の引越しを行うとなると、元の墓所の墓じまいや引越し移転先に建立する墓所の確保が必要になります。

元の墓石を解体して更地にし管理者に返還したり、名義変更をしたりなど改葬の行程の全ての費用を考慮すると200万円程度が相場となります。

改葬は先のことにはなりますが、必要な場合には大きな費用がかかることを覚えておきましょう。

その他費用

お墓は、墓石だけで完成するものではありません。
一般的なお墓の費用は墓石と永代使用料で形成されていますが、実際にはさまざまなオプションを追加することとなります。

特に多いものとしては以下のようなものがあります。

  • 外柵…お墓の区画を仕切る柵
  • 花立…仏花等を供えるための花立を模したもので、左右対に付けるのが基本
  • 香炉…香炉を模したもので、線香を立てて供養することが可能となる
  • 水鉢…お供えとしてお水を供えるためのくぼみ
  • 物置台…参拝者の手荷物などを置くための台
  • 塔婆立て…お墓の周辺に塔婆を立てる際に利用するもの
  • 墓誌…埋葬されている方の名前をすべて刻んだ石碑

上記の中でも、供養に必要となる花立・香炉・水鉢はほとんどのお墓に付属させます。
他、外柵や物置台なども付属させることが多いオプションです。

また、お墓の建立時は、多くのケースで納骨と開眼供養(かいげんくよう)を行います。

開眼供養は魂を入れる儀式のことをさし、お墓を建立した際には故人の魂をお墓に入れるために行うのです。

納骨するためには手続きと納骨費用開眼供養では読経してもらう僧侶へのお布施が必要となりますので、これらも忘れないようにしましょう。

こちらの記事で墓石の価格について解説しているので、ぜひご覧ください。

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墓石型の種類

墓石の形には、様々な種類があります。
ぜひ、故人の意志や遺族の意向を反映した墓石の形選びの参考にしてください。

和型墓石

和型墓石一般的に建てられている縦長のお墓です。

竿石に傘をかぶせている和型墓石を大名墓、墓石が重なっており、飾りのついた屋根が乗っている和型墓石を五輪塔型といいます。

大名墓も五輪塔型も有力者や武士など位の高い人が使っていましたが、今では誰でも使うことができるようになっています。
北陸・近畿・中国・四国では和型墓石が人気になっています。

墓地の面積が狭かったり、お寺との付き合いがあるなどで、和型のほうが都合がいいということもあります。

洋型墓石

洋型墓石横長で背の低いお墓です。
最近では和型ではなく洋型墓石を使用する人も増えました。

墓石をただ横にせず、名前を彫りこむ前面を斜めにしている洋型墓石を、オルガン型と呼びます。
オルガン型は正面を斜めにしているため、彫刻された文字が見やすくなっています。

竿石部分を縦長にした洋型墓石は、ウォール型と呼びます。
墓石を横にすると場所がないという時、場所を取らない形として利用されています。

墓石を立てず、芝生などに直接名前が刻まれたプレートを埋め込む形は、プレート型と呼びます。
墓石をそのまま立てず地面に埋めているため、使用する墓石の量が他の形より少なくなり、墓石の料金を安くすることができます。

東北や関東では洋型墓石が人気になっています。
ガーデン型など洋風の霊園が増えていることもあり、幅広くニーズのある墓石の形です。

デザイン墓石

各石材店が独自に形を開発したり、オリジナルのデザインを発注したりして作る墓石を、デザイン墓石と呼びます。
墓石の一部にガラスがはめられていたり、個性的な彫刻を施すのもデザイン墓石です。

墓石の形ではなく、墓石を組み合わせて色を変えるのもデザイン墓石になります。
故人をイメージした形や、趣味にまつわる形など、通常とは違うお墓は施主からのリクエストで作られたお墓です。

こうしたお墓は予算や可能なデザインなどを話し合って、どんなお墓にするかを決めていきます。

デザイン墓は中部地方で使用されることが多いです。

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五輪塔の値段はいくらになる?

墓石の形として昔から馴染みのある、五輪塔は個人で建てることも可能です。
五輪塔を建てる際の相場や購入方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

五輪塔とは

五輪塔は平安時代から扱われているお墓のひとつです
仏教では自然界の5大要素があり、それぞれから世界が成り立っているとされています。

五輪塔は、この5大要素をもとに、5つの形を積み立てることで仏教の教えを体現しているのです。
五輪塔は、下から四角形・円形・三角形・半円形・数珠形の順番で積み上げられます。

この形は5大要素と繋がっており、四角形は地、円形は水、三角形は火、半円形は風、数珠形は空となっています。
こうして仏教の教えに沿った形にすることで、供養する気持ちを形にすることができるのです。

五輪塔の値段相場

五輪塔も和型墓石の一種であり、基本的には一般的な和型墓石と比べても値段に違いはありません。

五輪塔の値段相場は20万円〜150万円とされているため、170万円程度が相場とされている一般的な和型墓石のほうが高額な傾向にあります。

建立期間などは変わらず、墓石部分以外の付属品等も同じ値段なので、お墓のデザインの一種として考えると良いでしょう。

また、五輪塔であっても石種などを変更できますので、自分なりの墓を建てたい方は石材店等に相談することをおすすめします。

五輪塔の購入方法

昨今では五輪塔を建てる方も少なくなりました。
普通にお墓を建てるのと同じように五輪塔も建てられます。

五輪塔を建てたい方は、石材店に相談してみると良いでしょう。

ネット上で確認することもできますし、五輪塔でもオプションなどの追加やちょっとしたデザインの変更は可能です。

ちょっとした違いでも、他と違うお墓を目指すこともできますので、五輪塔の購入を検討している方もそういった点を気にしながら選ぶことをおすすめします。

こちらの記事ではお墓と五輪塔について解説しているので、ぜひご覧ください。

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お墓の購入はいつがおすすめ?

お墓を購入するタイミングは特には決まりはありません。
多くの方は、身内が亡くなったことで新しいお墓を建てることとなるでしょう。

お墓を建てる際は、基本的に四十九日の法要に間に合わせることが推奨されています。

お墓の建立には時間がかかるため、間に合わないことも多々あることを覚えておきましょう。

お墓が必要になった段階ですぐに手配することをおすすめします。
昨今では生前にお墓を建てる方も少なくありません。

生前にお墓を建てることで、自分の好みのお墓を立てられますし、費用を自分で負担することができます。

遺族にかかる手間や費用といった不安を解消できるメリットがあります。

生前に建てるお墓を寿陵墓(じゅりょうぼ)と呼び、縁起がいいものとする考え方もあります。

寿陵墓を建てることについても検討してみると良いでしょう。

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よくある質問

お墓に関するよくある質問を紹介します。
お墓を建てるにあたってわからないことがあれば、下記を参考にしてください。

お墓は何人まで入れる?

お墓に入ることのできる人数は、法的な人数制限はありません。
実質カロートのスペースが埋まるまで入ることができます

骨壷に入れて納骨すると、大体6柱から8柱を納骨することができます。

カロートの大きいお墓や、骨壺ではなく骨袋のみで納骨する場合など、1スペースに多くの遺骨を入れられるお墓だと、約10柱以上納骨できることもあります。

最近ではカロートが二段に分かれているお墓も登場しました。
カロートが2段だと、通常のお墓よりも倍の遺骨を納骨できるようになります。

納骨スペースを広げるために、カロートを2段に拡張するお墓のリフォームをする家も出てきています。
しかし永代供養墓や納骨堂などでは、1スペースに入ることのできる人数が決まっているところもあります

永代供養墓などでは、一定年数個別に安置し、年数を過ぎると供養塔などに合祀する形態があります。
こうしたお墓では、1スペース3柱までなど、スペースの問題から入れる人数があらかじめ契約時から決まります。

人数制限のあるお墓は、一緒に入れる方の続柄まで指定されていることがあります。
人数制限のあるお墓を購入する際は、どんな人が何人入れるのかを確認しておきましょう。

お墓がない人はどうする?

お墓がない人は、永代供養をしてもらえるお墓を探します。
永代供養であれば、お墓の後継者がいなくても、管理会社やお寺にずっと管理してもらえます。

お墓がなかったり、必要ないと思う場合は、早めに永代供養のついている墓を探しましょう。

お墓を持たない人の割合は?

お墓を持っていない家の割合は、東京都で約40%、大阪市で約60%と多くなっています。
現在墓がない人のうち、お墓の購入を考えていない人は東京都で約36%、大阪市で約20%です。

最近ではお墓を持たず、今後も持とうと思っていない人が増加傾向にあります。
お墓を持たない人の割合は今後更に増えていくでしょう。

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墓石の値段の相場まとめ

キーボードの上に載っている「ま」「と」「め」と書かれた積み木

ここまで墓石の値段についての情報や、その内訳を中心に解説してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 墓石の値段相場は120万円〜130万円ほど
  • 石材の種類や使用量、加工費などが主な内訳
  • 墓石は吸水率や硬度などを参考に選ぶと良い
  • 五輪塔の値段相場は20万円〜150万円

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(はかまだ)

袴田 勝則(はかまだ かつのり)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴25年以上。当初、大学新卒での業界就職が珍しい中、葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから皇族関係、歴代首相などの要人、数千人規模の社葬までを経験。さらに、大手霊園墓地の管理事務所にも従事し、お墓に納骨を行うご遺族を現場でサポートするなど、ご遺族に寄り添う心とお墓に関する知識をあわせ持つ。

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