樹木葬に使用される木や植物は？桜の木はなぜ人気？

更新日：2023.11.24

樹木葬

記事のポイントを先取り！

• 樹木葬に使用される木は霊園によって様々
• サクラ、ハナミズキ、ヤマツツジなど花の咲く木が人気
• 緑が美しい常緑種や広葉樹もおすすめ

最近では、墓石を作って埋葬するのではなく自然葬が増えてきました。
樹木葬も自然葬の一つで、徐々に希望される方も増えてきたようです。

本記事では、実際に樹木葬ではどのような木や植物が使用されているのか解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

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樹木葬とは？樹木葬に関する費用や種類を解説

1. 樹木葬とは
2. 樹木葬の埋葬方法
3. 樹木葬に使われる木の種類
4. 樹木葬の費用相場
5. 樹木葬のお墓参りとは？
6. 樹木葬の木についてのまとめ

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樹木葬とは

遺骨をシンボルツリーと言われる樹木の下に埋め、自然に還します。

1999年に岩手県の現在で言う知勝院が日本で初めて樹木葬を取り入れたのが始まりです。

樹木葬は少しずつ希望される方が増えてますが、下記のことが理由であげられます。

• 自然が好きだったので、自然に還る選択をする
• 経済的理由でお墓にお金をかけられない
• お墓を任せる子孫や継承者がいない

樹木葬は樹木の下だからといって、どこでも自由に散骨して言い訳ではありません。

日本では「墓地、埋葬等に関する法律」があります。

埋葬場所は認可されている場所でないと納骨・散骨ができないのでご注意ください。

樹木葬をご希望の方は必ず近くのお寺・霊園・専門の散骨業者に相談をしましょう。

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樹木葬の埋葬方法

樹木葬の埋葬方法は大きく３つあります。

それぞれに特徴がありますので読み進めてみてください。

合祀型

合祀型は、個別の骨壷に入れず他の方の遺骨と一緒に埋葬する方法です。

樹木葬の場合は、他の方の遺骨と共に1本の木の根元に埋葬をします。

毎年の管理費が不要で、費用面では安く済みます。

しかし、明確な区分けや墓石などがないので、一度埋葬をすると掘り出すことはできません。

遺骨の場所も不明確なのでお墓参りも難しいです。

継承者がいない場合やお墓の管理が困難である方に向いているでしょう。

共同型

共同型は、墓地の区画の中で他の方の遺骨と一緒に埋葬されます。

各区画は1本のシンボルツリーを囲むように作られます。

合祀型との大きな違いは区分けされている点です。

そのようなことから家族で一緒に埋葬をすることも可能です。

合祀型に比べると、お墓参りしやすく故人に向き合うことができます。

個別型

個別型は、一本の樹木を囲み、個人・家族の区画で埋葬する方法です。

埋葬の際に通常の骨壺ではなく、紛骨を小さな容器に入れて埋葬します。

合祀型・集合型と大きく違うのが樹木を選べる点です。

合祀型と集合型では既存の1つのシンボルツリーを囲みます。

それに対して個別型ではそれぞれ区画でシンボルツリーを持つことができます。

樹木を選ぶ自由度が高いのも個別型の特徴です。

墓石のように家族だけの場所をもち、お墓参りをしたい方にはおすすめです。

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樹木葬に使われる木の種類

樹木葬に使用される樹木は霊園によって異なります。
どのような木や植物が使用されているのか見ていきましょう。

桜の木が最も人気

桜の木は樹木葬の中でも人気の樹木です。

桜を用いた樹木葬は桜葬と呼ばれています。

桜は日本人にとって、小さい頃から慣れ親しんだ馴染み深い樹木です。

日本人は桜に対して終焉（しゅうえん：命の終わり）の思いを抱くといわれています。

春には綺麗なピンク色の花を咲かせ、夏には緑の葉になり、桜は四季を感じさせてくれる樹木です。

人気の樹木だけあって、桜の木を樹木葬として用意している霊園も全国に多数あります。

桜の木は寿命が長く、1本が大きく幹も成長していきます。

従って、1本に対して多数の方で周りを囲うように埋葬されることが多いようです。

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花が咲く木

花を咲かせる樹木で人気があるのは以下の通りです。

• ヤマツツジ
• ハナミズキ
• エゾアジサイ
• ウメモドキ
• サルスベリ
  

日本で最初に樹木葬を取り入れた知勝院もヤマツツジを選んだようです。

花を咲かせる木が選ばれる理由は、木がそこまで大きくならないからです。

人々になじみがあることも理由として挙げられます。

常緑樹

常緑樹は、花が咲かない代わりに常に綺麗な緑の葉を付け、生命力に溢れます。
樹木葬に使用される常緑樹は以下の通りです。

• ムシカリ
• ツバキ
• ユキヤナギ
• クスノキ

広葉樹

広葉樹の葉は美しく、人々に馴染みがあります。

• カラマツ
• モミジ
• ポプラ

その他の植物

樹木葬の中には、樹木を植えるのではなく、プレートなど墓標の周りに植物を植えるものもあります。
例えば、洋風のガーデニング型の樹木葬にはバラが好まれています。

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樹木葬の費用相場

樹木葬の全国の費用相場は、平均70万円程です。
墓石を新しく建てる場合、平均で約200万円かかりますので、樹木葬の費用は比較的安価といえます。

また樹木葬は埋葬の仕方により費用が大きく変わります。

合祀型	5万円〜20万円
共同埋葬型	20万円〜60万円
個別埋葬型	30万円〜80万円

費用の中に主に含まれる内容は以下の通りです。

• 永代使用料（永代使用する場合）
• 永代供養料（永代供養の場合）
• 納骨費用
• 霊園の維持管理費
• 墓標（プレートなど）の費用
  

樹木葬は場所にもよりますが、個別型が一番高いとされています。

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樹木葬のお墓参りとは？

樹木葬のお墓参りの仕方は、基本的な考え方は一般的なお墓参りと変わりません。

ただ、場所を管理している霊園やお寺にあらかじめルールを確認しておきましょう。

樹木葬の場合、山の中や植物などに囲まれた場所も多く注意が必要です。

線香やロウソクなどの火気が使用厳禁の場所も少なくありません。

また虫や野生動物の出る場所では、お供え物を持ち帰るのが義務付けられている場所もあります。

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樹木葬の木についてのまとめ

ここまで樹木葬において使える木の種類の情報や、樹木葬の埋葬方法などを中心にお伝えしてきました。

内容をまとめると以下のようになります。

• 樹木葬に使われる木の種類は、桜の木・花が咲く木・常緑樹
• 樹木葬の埋葬方法は、合祀型・集合型・個別型
• 樹木葬の費用は平均50万円程だが、埋葬方法により変わる

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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