終活
知っておきたい終活の失敗例:エンディングノート
更新日:2022.11.20 公開日:2021.07.21

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エンディングノートについて
今回は、エンディングノートにまつわるお葬式に関係した失敗例をご紹介します。
何事にもうまくいかないことはつきものですが、終活にも失敗してしまったという事例があります。
人生の幕引きについて考え行動し、身の回りのことや自分の気持ちを整理していく終活で、できる限り失敗を避けたいと誰しもが思うことでしょう。
エンディングノートに関する失敗
終活を始める時に取り組みやすいことの一つとして、エンディングノートの作成があります。
実は、このエンディングノートにも記入する内容や保管場所をめぐって思いがけない落とし穴があります。
エンディングノートに関する失敗例を見ていきましょう。
1.わがままいっぱいの内容で…のこされた人たちが困惑。
家族に迷惑をかけたくない、自分のことは最小限で構わないと謙遜の気持ちから筆をしたためる方が多いものですが、中にはすべて命令のように指示を書いてしまう方がおられます。
謙遜し過ぎたり、自身を過小評価したりして葬儀は直葬、お墓については散骨でよいなどということも耳にすることがありますが、ご家族からすれば自分たちの想いがくまれていない…と、さみしく映ることもあります。
葬儀の規模や納骨方法などについては、あまり自分本位にならず、ご家族の気持ちも考慮して、可能であれば一緒に相談の上で方向性を定めましょう。
相談が難しい場合には、けして断定せずに希望として言葉をそえておく程度に留めておきますと、受け取る側は選択がしやすくなります。
エンディングノートの書き方のポイントは、あくまで「希望として言葉をのこす」ことです。
2.保管場所を伝えていない
一生懸命に記入されたエンディングノートが見つかったのは、すべてが終わった後だった…。
このケースは、エンディングノートを書いた本人もそれを見つけたご家族も悔やまれることになります。
完成したらエンディングノートのことを伝えるのではなく、書き始める時に周囲にその存在を示しておくことが大切です。
万一、タイミングを逸したまま亡くなってしまいますと、せっかくの意思や希望が伝わらずに後の祭りとなってしまうかもしれません。
書き始めたら、できるだけ早めに周囲にエンディングノートの存在と保管場所を知らせておきましょう。
配偶者がいない場合にはお子様、お子様がいない場合には、親族や後見人などにその存在を伝えておくことが大切になります。
2つめのポイントは、「書き始める時に存在と保管場所を伝えておく」ことです。
今回は、エンディングノートにまつわるお葬式に関係した失敗例をご紹介しました。
終活の参考として少しでもお役に立てましたら幸いです。
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監修者

鎌田 真紀子(かまた まきこ)
国家資格 キャリアコンサルタント ・CSスペシャリスト(協会認定)
経歴
終活関連の業界経歴12年以上。20年以上の大手生命保険会社のコンタクトセンターのマネジメントにおいて、コンタクトセンターに寄せられるお客様の声に寄り添い、様々なサポートを行う。自身の喪主経験、お墓探しの体験をはじめ、終活のこと全般に知見を持ち、お客様のお困りごとの解決をサポートするなど、活躍の場を広げる。