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お墓

永代供養したら仏壇はどうする?仏壇の役割や処分方法について解説

更新日:2022.10.21

永代供養

日本人のライフスタイルが変化していく中で、供養の仕方やお墓なども変化しています。

永代供養は、時代に合った供養の仕方として耳にすることも多くなりました。

「永代供養をしたら仏壇はどうすればよい?」などの疑問や不安もあると思います。

そこで、この記事では

  • 仏壇の役割
  • 永代供養でも仏壇は必要か
  • 仏壇を処理する場合の方法
  • 仏壇を処理する際の注意点

以上の内容で解説していきます。

お焚き上げ、開眼供養と閉眼供養、位牌の永代供養についても触れているので、ぜひ最後までお読みください。

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  1. そもそも仏壇の役割とは?
  2. 永代供養でも仏壇は必要?
  3. 仏壇を処理する場合
  4. 仏壇を処理した場合位牌はどうする?
  5. そもそも位牌って何?
  6. 永代供養での仏壇まとめ
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そもそも仏壇の役割とは?

家庭にある仏壇は、寺院にある仏壇を小型にし、厨子を一体化させたものです。

つまり家の中のお寺のような存在と考えられています。

また先祖の霊を供養する大切な場であり、お寺に行けずとも自宅の中で毎日お参りができます。

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永代供養でも仏壇は必要?

お墓があっても、後継者がいない、管理費用が負担ということでお墓の改葬について考える方も増えてきています。

そのようなときに、お寺の住職などに供養、管理を行ってもらうことができるのが永代供養です。

しかし、全てを任せてもう供養はしない、なんてことはよくありません。

お墓を永代供養しても、自宅にある仏壇や位牌はなるべく残しておくようにしましょう

仏壇は自宅でご先祖様やご本尊にお祈りをする大切な場所だからです。

和室がない、マンションで置くスペースがないという場合は、仏壇を小さいものに買い替えることで負担なく残しておくことが出来ます。

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仏壇を処理する場合

スーツ

永代供養をお願いしても仏壇を残した方がよいですが、実際処分する方もいます。

もともと後継者がいなくて永代供養を選択した方は、仏壇を供養する方もいないため処分することになるでしょう。

また、これからの管理や費用面で子供に迷惑をかけたくないという理由から仏壇を処分する方もいらっしゃると思います。

以下では仏壇の処理方法、費用の内訳、注意点について紹介しています。

処理方法

仏壇を処理するときまず考えるのはその処理方法ですよね。

粗末に扱うのはどうか、と思われる方もいると思います。

そこでまずは、仏壇の処理方法を紹介いたします。

菩提寺に依頼する

菩提寺に依頼するのは最もポピュラーな方法です。

菩提寺とは、先祖代々の墓があり、また葬儀や法要をお願いするお寺です。

後に説明する閉眼供養など、仏壇処理以外の仏事に関しても相談できるので安心です。

お焚き上げという方法で仏壇を処理しますが、防災や環境への配慮により仏壇の引き取りやお焚き上げができず、断られてしまう地域もあるようです。

仏具店に依頼する

仏壇などを販売している店舗では、仏壇の引き取りも実施しています。

段取りが明確で、スムーズに処分してもらえます。

菩提寺が遠い場合や、ごみとして処分するのは気が引ける場合に相談してみましょう。

粗大ゴミとして処分する

自治体によって異なりますが、粗大ごみとしている場所が多いです。

費用を考えると他の場合に比べ格段に安く済みます。

しかし、仏壇をゴミに出すという行為をよく思わない親族や近所の方がいるかもしれません。

また自分自身が気が引ける場合、この方法は避けた方がよいです。

費用

菩提寺に依頼する場合、お布施という形になるため明確に決まっているわけではありませんが、1万~10万円ほどです。

仏具店に依頼する場合、仏壇の大きさで変動したりその後新しい仏壇を買うことで処分費用が安くなったりしますが、2万~8万円ほどです。

粗大ごみとして処分する場合、費用は500~2000円程度で他に比べ格段に安く済みます。

処分するときの注意点

お墓に眠っている故人の魂を鎮めて抜き取る法要を閉眼供養、逆に魂を入れる法要を開眼供養といいます。

仏壇が開眼供養されている場合は、閉眼供養する必要があります。

閉眼供養をしないで処分すると、仏壇に仏様の命が宿ったまま処分することになってしまいます。

閉眼供養で仏様の魂が離れ、仏壇を魂の宿らない箱にした後で処分します。

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仏壇を処理した場合位牌はどうする?

悩み

ここまで仏壇について触れてきましたが、では位牌はどうすればよいのでしょうか。

仏壇と一緒で、位牌を家に置いておけない、ごみとして処分するのは気が引けるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

仏壇を処理した場合の位牌の取り扱い方もご説明します。

お焚き上げをする

お焚き上げをするという方法があります。

仏壇と同様に閉眼供養し、魂の宿っていないものにしてから、お焚き上げしてもらいましょう。

また、地域によっては環境への配慮によりお焚き上げのできない寺院もあるので確認してから依頼しましょう。

費用は閉眼供養後に位牌をお焚き上げしてもらうと考えると、4万~6万円ほどです。

お寺に一時的に預ける

お寺に一時的に預けるという方法もあります。

月単位または年単位で預けるのですが、その際にはしっかりと理由を説明し、納得していただいてから預けましょう。

管理料の相場を決めるのは難しいですが、1年で1万円~3万円と考えておくとよいでしょう。

位牌を永代供養する

位牌の永代供養は、数十年は位牌堂などに安置し、契約期間を過ぎたらお焚き上げをするというものです。

契約期間はお寺によって異なるものの、三十三回忌や五十回忌を目処にしているところが多いようです。

また、お寺によっては位牌はすぐにお焚き上げを行い過去帳に戒名を書き連ね供養する方法をとっているところもあるようです。


永代供養は菩提寺や遺骨の永代供養先に相談してみるとよいですが、そのお寺が位牌の永代供養を行っていない場合もあります。

そんな時は、永代祠堂や位牌堂のあるお寺を探しましょう。

永代祠堂とは、位牌または戒名だけを預かり、永代供養する場所のことです。

費用は、1名(1柱)あたりだいたい10万~40万円が相場でしょう。

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そもそも位牌って何?

葬儀の際や仏壇に祀られているのを見る位牌(いはい)ですがどういったものなのでしょうか。
ここからは位牌にはどのような意味があるのかを解説していきます。

故人の霊をお祀りする札

位牌とは、故人の戒名(法名)や俗名、亡くなられた年月日などを記した木札のことです。
位牌には、葬儀の際に使用する白木の位牌(野位牌)と漆塗りの正式な位牌(本位牌)があります。

野位牌は仮の位牌で、葬儀から四十九日までの間だけ使用し、その後は本位牌を使用します。
つまり、四十九日の忌明けまでには、本位牌を準備しておく必要があります。

なお、戒名の文字を彫るのには2週間程度かかります。
そのため、本位牌の準備が忌明けに間に合うように早めに位牌を購入し、文字入れを依頼しましょう。

本位牌は仏壇に祀るためのものです。
仏壇が用意できない場合などには、お寺の位牌檀に位牌を安置してもらうことも可能です。

お寺に安置してもらう位牌を「寺位牌(寺院位牌)」と呼びます。
お寺に安置してもらう場合は事前に手順を確認しておきましょう。

位牌は欠かせない存在

位牌の歴史は古く、中国の儒教を起源として日本に伝わったといわれており、位牌は、故人やご先祖がこの世に帰ってきた時に宿るところとされています。

つまり、位牌なしには故人やご先祖が自宅に帰って来られません。

また、位牌は故人やご先祖の代わりとしての供養の対象として重要な役割を持っています。
位牌を故人やご先祖の代わりとして手を合わせることで、日々の生きる力や今生きていることへの感謝にも繋がります。

位牌は、故人やご先祖様を象徴する大切なものであり、故人やご先祖と向き合い、感謝の気持ちを忘れないための欠かせない存在でもあります。

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永代供養での仏壇まとめ

家族 自然

ここまで永代供養した際の仏壇についての情報や、仏壇の処理方法などを中心に書いてきました。

この記事のポイントをおさらいすると以下の通りです。

  • 仏壇は家の中のお寺のような存在である
  • お墓を永代供養にしても自宅にある仏壇は残しておくべき
  • 仏壇処理には菩提寺、仏具店に依頼する方法と、粗大ごみとして処分する方法がある。
  • 仏壇の処分をする前に閉眼供養が必要

これらの情報が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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監修者

評価員(たなか)

田中 大敬(たなか ひろたか)

厚生労働省認定 葬祭ディレクター技能審査制度 一級 葬祭ディレクター

経歴

業界経歴15年以上。葬儀の現場で数々のお葬式を担当し、身寄りのない方の弔いから著名人や大規模な葬儀までを経験。お葬式を終えた方々のお困りごとに数多く寄り添いサポートを行う。終活のこと全般に知見を持ち、特に士業や介護施設関係の領域に明るい。

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